
損しないために!
クルマを手放す時に注意すべき5つのポイント
更新日:2021/10/29
「クルマがある生活は何かと便利…でも、維持費がもったいない。そんな気持ちからクルマを手放すことを考え始めるのだから、きちんと判断し、手放す場合もお得に手放したいもの。クルマを手放すことの節約効果はもちろん、お得に買い取ってもらう方法、損しない保険手続きやローンがある場合の話をご紹介します。
クルマを手放して困らないか再確認
クルマを手放すと、クルマを売ったお金が入り、今後の維持費も必要なくなります。
しかし以下のような人は、自家用車がないと不便を感じることが多いでしょう。
- あらかじめクルマに乗る時間を決めておくのが難しい
- クルマに乗るために、大通りやコインパーキングまで歩くのは大変
- 荷物を、クルマの中に置いておきたい
- ペットと一緒にクルマに乗りたい
最近はカーシェアリングやタクシーといった選択肢もありますが、「すぐに使える」「いつでも使える」「他の人に気兼ねしなくていい」といったメリットは自家用車ならではです。
本当にクルマを手放して大丈夫か、再確認してみてください。
クルマを手放した場合に浮く年間維持費
生活する上で必ずしもクルマが必要でないなら、今まで支払っていた維持費はどれくらい浮くかを試算しました。
以下は、「ボディタイプごとの主要な年間維持費」を表にしたものです。
車名 |
スズキ ワゴンR 現行型 FX(MH34S)2WD |
マツダ デミオ 2014年4月 13スカイアクティブ(DEJFS)2WD |
日産 セレナ 2013年6月モデル ハイウェイスター(HFC26)2WD |
三菱 アウトランダー 2012年10月モデル 24G(GF8W)4WD |
---|---|---|---|---|
燃費 | 30.6km/L | 25.0km/L | 15.2km/L | 14.4km/L |
ボディタイプ | 軽 | コンパクトカー | ミニバン | SUV |
ガソリン代 | ¥44,118 | ¥54,000 | ¥88,816 | ¥93,750 |
自動車税・軽自動車税 | ¥5,400 | ¥34,500 | ¥39,500 | ¥45,000 |
重量税 | ¥3,800 | ¥3,700 | ¥16,400 | ¥22,500 |
任意保険 | ¥75,940 | ¥95,080 | ¥97,480 | ¥91,400 |
1年合計 | ¥128,358 | ¥187,280 | ¥242,196 | ¥252,650 |
月々 | ¥10,696 | ¥15,607 | ¥20,183 | ¥21,054 |
- 年間走行距離10,000km、レギュラーガソリン135円/L、ハイオク146円/Lとして計算しています
- 記載している燃料消費率は、新車時のカタログ燃費で、グレード・駆動方式・車両重量などにより異なります
- 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象・渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります
- 自動車保険は35歳以上、14等級、全車車両保険価格以外は同条件にて見積もり
- 上記はあくまで参考値となります。詳しくは車販売店でお見積もりの際にご確認ください
クルマを手放すと、軽自動車やコンパクトカーなら年間20万円程度、その他のボディタイプなら30万円以上の出費を抑えられます。
クルマを手放しても生活が不便にならないようであれば、年間の支出を抑えるためにも売却してもよいかもしれません。
売却で損をしないために買取相場をチェックする
クルマを手放そうと思ったら、まずは愛車の買取相場を確認しましょう。
相場価格がわかっていれば、売却するときに不当に低い値段で買い取られるのを防ぐことにつながります。そのため、相場価格を確認した上で、ディーラーと買取専門店、どちらに売却するか考えると良いでしょう。
ディーラーや買取専門店によっては、下取り価格や買取価格が相場より安いことがまれにあります。かといって一括査定を受けると、「大量の電話が掛かってきて、鬱陶しかった」という声もよく聞きます。
面倒な連絡を避けつつ、クルマの引き取り価格が適切か判断するためにも、まずは車種や年式ごとの買取相場を確認してみてください。
ガリバーのWEB無料査定をすれば、車種と年式、走行距離で、愛車の相場価格が分かります。
ベストな売却タイミングを知る
お得にクルマを売却したいなら、見逃すべきではないタイミングがあります。
以下のような節目では一度査定を受けて、手放すかどうかをその都度検討してみましょう。
- 自動車税が課税(毎年4/1)される前
- 車検の前のタイミング
- 走行距離が大台にのる前(7万Km以上)
- リセールバリューが大きく動きそうな時(モデルチェンジやライバル車の発売など)
- ライフステージが変わる時
注意したいのが、自動車税未納のクルマは所有権の名義変更ができないため、売却できない点です。
もし自動車税未納のクルマを売りたいなら、一度クルマがいくらで売れるのか査定に出してみると良いでしょう。査定額が税金以上の値段で売却できるなら、一旦納税してから売却しても税金分は戻ってきます。
また、車検取得直後に売却しても、車検済みであることが査定価格に反映されるケースはほぼないため、手放すのを検討しているのなら車検前に売りに出してしまうと良いでしょう。
クルマは一日でも早い方が高く売れます。もし手放すことを決めているなら、早めの査定をしておくのをおすすめします。
高く売れるお店を見極めて
クルマを売った時の値段は、お店によって異なります。
より高値で売るために、以下のようなお店を選ぶことをおすすめします。
- 「下取り」ではなく「買取」をしてくれるお店
- 買取相場を公開していて、買取価格の妥当性が確認できるお店
- 販路が多い、在庫を持ちすぎないなど、高く買い取れる仕組みがあるお店
ガリバーでは、お客様より買取したクルマの価格に加えて、車種や年式、素行距離を載せて公表しています。実際にどれだけの価格で買取しているのかを確認してみて下さい。
必要な手続きを忘れずに
クルマを売却する時に、見落としがちなのが「自動車保険の手続き」と「ローンがある場合の手続き」です。
きちんと手続きをしておかないと「クルマが売れなかった」「保険を切り替える前に新しいクルマに乗ってしまった」など困ってしまうことがあるので注意しましょう。
自動車保険の手続き
- 今のクルマを売り、新しいクルマを買うなら「契約車両の変更手続き」を
- クルマを手放すだけなら「自動車保険の中断手続き」がおすすめ
- 中断手続きをしておくと、次に保険に加入することがあった時に等級を引き継ぐことが可能
- 中断手続きには、クルマを譲渡したことを証明する書類(登録事項等証明書など)が必要
ローンがある場合の手続き
- 所有者が信販会社やメーカー、ディーラーになっている場合は、ローンを繰り上げ返済しないと売却できない
- ただし買取専門店のサービスを利用し、買取額をローン返済に充てることも可能
ローン残債がある場合の売却や乗り換えは、自分で手続きをするのはなかなか大変です。
ガリバーではローン残債がある場合の買取はもちろん、その手続きもお手伝いしておりますので、お気軽にご相談ください。