車の買取査定額が上がるオプション品

車の買取査定額が上がるオプション品
車の買取査定額への影響は?

査定額が上がるオプション品とその他装備

更新日:2023/10/03

人気のある純正オプション品が付いた車は買取査定額が上がります。そこで今回は査定額が上がりやすいオプション品や、ドライブレコーダーなどよくある装備の査定額への影響を解説します。

買取査定額がアップしやすいのは純正オプション

オプションには以下の3種類があり、その種類によって査定額の上がりやすさが変わります。

  • メーカーオプション(純正オプション)
  • ディーラーオプション(純正オプション)
  • 社外オプション
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査定額が上がりやすいのは「純正オプション」と呼ばれるメーカーオプションとディーラーオプションです。

メーカーオプション

メーカーオプションは、車の製造段階で取り付けられるオプションです。
新車の注文時に選択し、工場で取り付けられます。メーカーの正規オプション(純正オプション)であるため車のデザインに合いやすいという特徴があります。
また納車後の取り付けができないことから希少性も高いので査定額が最も上がりやすいです。

メーカーオプションの例:サンルーフ、ヘッドライト、本革シート

ディーラーオプション

ディーラーオプションは、車の製造後にディーラーで取り付けてもらうオプションです。
納車後もディーラーで取り付けることができるため、メーカーオプションほどの希少価値はありません。しかし純正オプションの一種なのでデザインに一貫性があり、他の機能との連動性も高いのでメーカーオプションに次いで査定額が上がりやすいです。

ディーラーオプションの例:フロアマット、シートカバー、アルミホイール

社外オプション

メーカーで取り付けず、カー用品店や整備工場で取り付ける装備を社外オプションといいます。 社外オプションは純正オプションと比べて安く、自分の好みに合ったデザインを選べます。しかしデザインによって好みが分かれやすく、また後から取り付けができることから希少性も低いため査定額アップには繋がりにくいです。

しかし、社外オプションだからといって「絶対査定額が上がらない」とも限りません。査定への影響はオプションの機能などによっても大きく異なります。取り外す際にキズや装着跡が残ればマイナス査定に繋がることもあるので、売却を検討している場合はまず社外オプションもつけたまま査定を受けることをお勧めします。査定結果を聞いてから、社外オプションを取り外すかどうかを判断すると良いでしょう。

なお「現在は社外オプションを付けているが、以前購入した純正オプションも持っている」という場合も、一度社外オプションのままで査定を受けてみることをお勧めします。その際に「純正オプションの〇〇を持っているけど、付け替えると査定額は上がる?」と業者に確認してみてください。

買取査定額がアップしやすい純正オプション品

買取査定額がアップする装備は、一般的に以下のように「人気があり」「後から取り付けることが難しい純正オプション品」です。

買取査定額がアップしやすい純正オプション品
先進安全技術 自動ブレーキ、誤発進抑制、車線逸脱警報など。近年、特に人気のオプション
アラウンドビューモニター※1 運転サポートシステムの一つで、駐車の時に便利なので人気
サンルーフ 換気がしやすい、ドライブ時に解放感があるのがメリット。特にセダンでは査定額アップに繋がりやすい
レザーシート 人気のオプションだが、査定額への影響は使用状態による。シートヒーターや電動リクライニングもあると良い
電動スライドドア 荷物を持ったままドアの開閉ができるので、ファミリー層に好まれ、ミニバンでは特に人気
カーナビ 純正品の場合、デザインに統一性があり機能の連動性も高いため人気。新しい高機能ナビであることが望ましい
  • 多方向から投影できるモニターのことで、各社名称が違います(日産=アラウンドビューモニター、トヨタ=パノラミックビューモニターなど)

ただし、上記のようなオプションも、どのお店でも査定額アップに繋がるとは限らないので注意が必要です。
中古車査定の知識が乏しいお店の場合、車種や年式だけで査定されてしまうことがあります。装備が査定結果に反映されているか疑問に思ったら、査定士に確認するようにしましょう。
ガリバーでは装備を一つひとつ丁寧に査定し、買取価格にプラスしています。相場を熟知しているからこそ可能な対応です。

買取査定額に影響しない装備

買取査定額が上がりにくい装備としては、自分で付けたアルミホイールやマフラー、エアロパーツなどが挙げられます。
パーツの有名ブランドであってもその価値が分かる人は限られており、また詳しい人ほど「自分でカスタマイズしたい」と思う傾向にあるため、査定額に繋がりにくいのです。

また、多くの人が誤解しがちなのがタイヤです。タイヤが新品であっても査定額はそれほどアップしませんし、タイヤがパンクしていても大きなマイナス査定にはなりません。そのため「査定前に新しいタイヤに履き替える」ことはお勧めしません。
車のバッテリー切れやオイル切れも同様です。これらは自分で交換する費用の方が高くなりがちなので、そのまま査定を受けるようにしましょう。

よくある質問

Q ドライブレコーダーがあると査定額は上がるの?

一般的にドライブレコーダーの有無による査定額の差はほとんどありません。ただし、性能の高い製品であれば多少査定額がアップする可能性もあるので査定時に確認してみましょう。

Q 純正でないナビの場合、査定額は上がらないの?

以前は市販のナビでも査定額が上がる傾向にありました。しかし最近はナビの値段が下がってきているため、情報が古いナビは査定額が上がりにくいです。最新機種の場合は、査定時にその旨を伝えてアピールしてみてください。

Q オーディオは査定額にどれぐらい影響するの?

車に標準装備されているような、一般的なオーディオであれば「付いていて当たり前」と思われます。そのため査定額が上がる可能性は低いでしょう。
ただし、BOSE、Harman Kardon、Mark Levinson、Bang&Olfusenといった高級オーディオであれば査定額が上がる可能性もあります。積極的にアピールしましょう。

Q 純正のフロアマットでないと評価は下がるの?

純正でないフロアマットは、純正品よりも査定額が下がる可能性が高いです。社外品は個人の趣味嗜好が反映されやすく、購入希望者の多くは「正規の車」を求めているからです。
純正でないフロアマットを使う場合は純正品を保管しておき、査定時に戻すことをお勧めします。ただし純正品であっても査定時には保存・使用状態がチェックされるので必ずしもプラス査定になるとは限りません。

Q スペアキーなどの付属品は評価されるの?

スペアキーや管理手帳といった付属品は査定額はアップに繋がります。査定を受ける時には、こうした付属品を忘れずに持って行くようにしましょう。

Q 次に車を買う時に付けておくと良いオプションは?

これから車を買い換えるのであれば、先進安全装備を充実させておくことをお勧めします。近年は先進安全装備が急速に進化・普及しているため、数年後には「付いていて当たり前、付いていないとマイナス」という状態になることも予想されます。後から付けることができない機能なので、ぜひ検討してください。

Q オプションがプラス査定になるお店とそうでないお店の違いは?

装備まで査定してプラスできるのは、装備の有無によって中古車の価値がどれぐらい変わるか理解しているお店です。ガリバーは中古車買取台数No.1(※)。多くの車を査定しているからこそ、装備の価値を適切に査定し、買取価格にプラスします。

  • 2020年1月(株)日本能率協会総合研究所調べ(国内の大手自動車買取事業者を対象とした「中古自動車買取台数No.1調査」より)