車に傷や凹みがある場合の買取額への影響とは? 査定に出す前に修理した方が高く売れる?
更新日:2024/08/23
車に目立つ傷や凹みがある場合、査定にはどう影響するのでしょうか。買取査定額への影響を解説するとともに、査定前の修理や査定後の傷・凹みなどの疑問にお答えします。
傷の大きさと凹みの有無による買取査定額への影響
傷による買取査定額への影響は、傷の大きさと深さ、凹みの有無によって決まります。
爪が引っ掛からないような細かな傷
この図のような「爪が引っ掛からないような細かな傷」であれば、車を日常利用している以上は仕方がないものです。買取額にはほとんど影響しません。
爪が引っ掛かる程度の深さの傷
この画像のように「爪が引っ掛かる程度の深さ」はあるものの「凹み」というほどではない傷の場合は、再塗装が必要になるため査定額が下がります。
塗装箇所や塗装方法により異なりますが、10センチぐらいまでの傷なら1万円程度、それを超えるような大きな傷なら数万円程度の減額が一つの目安です。
凹みを伴う傷
画像のように「凹み」を伴う傷の場合には、板金修理が必要になるので買取査定額が大きく下がります。
小さなものであれば数万円程度の減額で済む場合がありますが、車内に大きく広がる凹みの場合には十万円単位で査定額が下がる場合もあります。
傷だらけの場合は?
車体が傷だらけの場合、傷の大きさや数、再塗装に必要な面積に応じて査定額が下がっていきます。また爪が引っ掛からないような細かい傷であっても、「車全体が傷だらけ」など「古い」「汚い」といった印象を与える場合には、査定額が下がる可能性があります。
傷や凹み以上に買取査定額への影響があるもの
傷や凹みに加えて、以下のような損傷も買取査定額に大きな影響があります。
大きな錆、腐食、亀裂といった損傷がある場合、パーツ交換が必要になるため買取査定額は大きく下がります。車の裏や内部が傷んでいることもあり、安全性や走行性能に関わる場合はこれも査定額が下がる要因になります。
修理や交換の跡については、「どこを修理・交換したのか」によっても査定額への影響が変わります。タイヤやナビなどのアクセサリーの交換であれば、交換したこと自体による減額はほとんどないでしょう。ただし交換跡が目立っていて車の見た目を損ねている場合には、傷に近い扱いとなり査定額が下がる可能性があります。
査定に出す前に修理した方が高く売れる?
傷や凹みは「ないに越したことはない」のですが、だからといって事前に修理することはお勧めしません。ほとんどの場合、査定額アップ分よりも修理費の方が高くなり、かえって損をしてしまうからです。
自分で修理するのもお勧めしません。査定業者は修理状態も細かに見極めるため、素人による修理跡はかえって査定額ダウンにつながる可能性があります。
ただし、以下のように無償で修理できる場合は例外です。
- もらい事故による損傷で、自己負担がない場合
- メーカーの保証内で修理できる場合
また市販の研磨剤などできれいになる程度の小さな傷であれば、自分で手入れすると良いでしょう。「大切に扱われていた」という印象も査定額アップに繋がりやすいので、事前に掃除機をかけたり脱臭剤でにおいを消したりしておくとより良いです。
もし買取査定後に傷や凹みをつけてしまったら?
買取査定後の傷や凹みについては、既に売却契約を結んでいるかどうかによって対応が変わります。
「ただ査定をしてもらっただけ」「どこに買い取ってもらうか決まっていない」という場合は、再度査定を受けると良いでしょう。過去の事故や修理について聞かれたら、正直に答えるようにしてください。
「売却契約を結んだ後に傷や凹みを付けてしまった」という場合には、引き渡しの際に申告をしましょう。買取店は査定のプロであり、新たな傷や凹みはすぐに気づかれてしまいます。「契約時の状態と違う」となれば後から返金請求をされるなど手間が増えるだけですので、正直に伝えることをお勧めします。
傷や凹みがある車を高く売るなら「ガリバーの買取査定」
以上のように、車の傷や凹みに対する査定額はその大きさや深さによって違います。小さな傷であれば減額されないことが多い一方、大きな傷や凹み、錆などでは大きく減額されることもあります。まずは査定を受けてみましょう。
ガリバーは買取続けて30年。各車種の買取相場を把握しているだけでなく、業者向けオークションもあり販路も多いため、傷や凹みのある車や事故車なども積極的に買い取ります。ぜひ一度ガリバーの無料査定を受けてみてください。