維持費から見つける車選び

メーカーも車名も。クルマのコト、わからなくても探せる。
維持費から見つける。

クルマは購入に費用が掛かるのみならず、乗り続けるために以下のような維持費が必要になります。

  • ガソリン代
  • 自動車税や重量税などの税金
  • 自賠責保険や任意保険の保険料
  • その他、駐車場代や修理・メンテナンス費用等

これらの費用はクルマの大きさ、排気量、重量、車両価格などによって決まるため、ボディタイプごとに似たような数字になることが多いです。そこで、ボディタイプごとにどれくらいの費用が掛かるのか、3年間(36か月間)乗り続けた場合の費用を試算してみました。

よくある質問

維持費が安いクルマが欲しい場合、どんなクルマを選ぶと良いの?

維持費の一つである税金が安く済むのは、何といっても軽自動車です。一般的に、燃料代や保険料も小さいクルマの方が安く抑えられるので、軽自動車やコンパクトカーの方が維持費は安く済みます。
ハイブリッドカーは燃料代が安くなる一方で、新車の車両本体価格は高く設定されています。トータルでは必ずしも安くならないことがあるので、注意しましょう。

ハイブリッドだとどれくらい維持費が安くなるの?

ハイブリッド車を選ぶと、維持費の一種であるガソリン代が安くなります。いくら安くなるかは車の燃費性能により異なりますが、同じモデルのガソリン車と比較して1割~4割ほどガソリン代が安くなります。
また、ハイブリッド車や電気自動車といった環境性能が高い車は、エコカー減税やグリーン化特例が適応される場合があります。これによって、自動車税(軽自動車税)や自動車重量税が安くなります。
以下のページでは、ハイブリッド車とガソリン車で車両代と維持費を比較しています。参考にしてください。

維持費が安い「クリーンディーゼル車」って何?

クリーンディーゼル車は、ガソリンの代わりに軽油を燃料として走ります。軽油の方がレギュラーガソリンより低価格なので燃料費が抑えられます。
日本ではエコカーと言えばハイブリッドというイメージが強いですが、ヨーロッパではむしろクリーンディーゼル車が主流。国産メーカーではマツダがクリーンディーゼル車に力を入れています。
ただし、ハイブリッド車と同じように、車両本体価格はガソリン車より高く設定されています。

円維持費の差は年間6,000円~

2年間の燃料費、春に支払う自動車税、自動車保険(車両保険付き)をボディタイプごとに算出してみたところ、軽自動車とミニバンやSUVは1.5~2倍の維持費がかかりそうです。差額にすると6千円から1万円!

この価格差を他の出来事でみてみると、

  • スマートフォンの月額
  • 塾の月謝なら2教科分
  • テーマパークのパスポート代
  • お父さんの飲み会2回分
  • ゴルフ1ラウンド代弱
  • ママのランチ会3回分
  • ネイルサロン代

などと同額に。見過ごせない金額ですね。

  • 年間走行距離10,000km、レギュラー¥135、プレミアム146とする。
  • 自動車保険 35歳以上 14等級 全車車両保険価格以外は同条件にて。

円初期コストとしては…

自動車税

  • エコカー減税対象車は減免あり

毎年4月1日時点での所有者に排気量によって課税されます。
排気量ごとの一覧表はこちら

環境性能割

  • 環境性能に応じて税率を決定

普通車:取得価額の0~3%  軽自動車:取得価額の0~2%

  • 取得価額が50万円以下の場合は非課税

重量税

  • エコカー減税対象車は減免あり、初度登録から13年、18年を経過した車両は割増となります。

普通車:重量500kgごとに18,900円課税されます。
軽自動車:車検時に支払う税金ですので、車検が残っている中古車を購入した際は、支払う必要がありません。 金額一覧表はこちら

自賠責保険

強制保険の自動車損害賠償責任保険です。普通車と軽自動車によって金額が異なります。

cost 知っておこう! 購入時・購入後に掛かる費用

税金、保険、ガソリン代に駐車場代…何かと必要になるのがクルマです。
楽しく賢いカーライフのために、維持費のこともしっかり考えておきましょう。

購入時(車両本体は除く)
税金関連 ・自動車税・自動車取得税
・自動車重量税
保険関連 ・自賠責保険(強制加入)
・自動車保険(任意加入)
その他 ・諸費用・登録料・リサイクル費用
・燃料費・駐車場代
購入後(維持費)
通常かかる費用 ・燃料費・駐車場代・部品代(修理代)
保険関連 税金関連 ・自動車税
保険関連 ・自動車保険(任意加入)
車検時かかる費用 税金関連 ・自動車重量税
保険関連 ・自賠責保険(強制加入)
その他 ・登録料・整備検査料
・部品代

cost 売るときのことも考えよう。

クルマを”買う”時に、“売る”時のことを考える。
“リセールバリュー”に注目すると、クルマの選び方が変わってきます。

クルマは生活に密着し、自分や家族の大切なパートナーでもある乗り物。
それだけに、ライフステージや環境が変わると、今まで乗っていたクルマの使い勝手が合わなくなり、売却することもめずらしくはありません。
売る時には、少しでも高く売れたほうがお得ですが、クルマにはトレンドがあるため、値下がりしにくいクルマ、値崩れしやすいクルマがあるのです。