

クルマの形もいろいろ
クルマはタイプで分けることができます。「クルマのタイプ」とは、ミニバンやワゴン、セダンといった車種のことです。それぞれのクルマは、使用目的に合わせて作られています。
例えば、ミニバンは大勢の人を乗せるため、ワゴンは荷物をたくさん積むため、といったようにです。クルマのタイプごとにどんな違いがあるのか、特徴を詳しく見てみましょう。
画像でわかる「車のタイプ」人気の5車種!
軽自動車
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ダイハツ タント
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ホンダ N-BOX
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スズキ ハスラー
軽自動車とは、普通自動車と比べて維持費が安くなるクルマです。自動車税、任意保険、高速道路の通行料金などが安く設定されています。エンジンの排気量が小さいため、低燃費でガソリン代があまりかからないというメリットもあります。
軽自動車は販売台数がもっとも多く、近年ではコンパクトカーに負けないクオリティのクルマも登場しています。
SUV/クロカン
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ホンダ ヴェゼル
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日産 エクストレイル
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トヨタ ハリアー
SUVとは、スポーツ・ユーティリティ・ビークルの頭文字を取った言葉です。
街中や高速道路といった舗装路(オンロード)だけでなく、悪路(オフロード)や雪道での走行性能を重視しているため、駆動方式は4WDが主流です。
近年では、乗用車のような乗り心地のSUVも増えています。また、高級セダン顔負けの、装備が豪華なクルマも販売されています。
ミニバン/ワゴン/1BOX(ワンボックス)
ミニバン
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日産 セレナ
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トヨタ ヴォクシー
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トヨタ アルファード
ミニバンはたくさんの人を乗せられるように、シートが3列あります。2列目と3列目のシートは収納することができ、大きな荷物を運ぶことも可能です。
限られたボディサイズの中で、どのように室内を広くするか、各メーカーが工夫を凝らしています。
ワゴン
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トヨタ カローラフィールダー
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ホンダ ストリーム
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マツダ アテンザワゴン
ワゴンとは、セダンに大きなトランクをプラスしたクルマのことです。快適な走りと、多くの荷物が積めることを両立させたタイプとなっています。
1つの車種を、セダンとワゴンの両方で販売しているメーカーがほとんどです。しかし、中にはワゴンとしての使い勝手を追求した、ワゴン専用モデルも販売されています。
セダン
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トヨタ クラウン
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BMW 3シリーズ
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トヨタ マークX
セダンは、走りの良さや乗ったときの快適性など、クルマとしてのバランスが整っています。
コンパクトカーのように価格が手ごろ、高級感がある、スポーツタイプといったように、クルマによって特徴が違います。
ある意味、選択肢が多いタイプといえるでしょう。
コンパクト/ハッチバック
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日産 ノート
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トヨタ アクア
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マツダ デミオ
コンパクトカーは、その名の通りコンパクトなボディサイズが特徴のクルマです。
狭い道での運転のしやすさ、燃費の良い走り、比較的手頃な価格といった要素がそろっている、もっとも人気のあるタイプのひとつです。
近年では高級感があるもの、走りの良さを追求したもの、広い室内空間を持つものなど、個性的なモデルが増えています。
画像でわかる「車のタイプ」今注目の5車種!
ステーションワゴン
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スバル レヴォーグ
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スバル レガシィツーリングワゴン
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ホンダ シャトル
ステーションワゴンとは、前にボンネット、後ろに乗車スペースがあり、ひとつづきになっている荷室を備えたクルマのことです。
クルマの高さや長さはセダンと同じくらいですが、後部座席をたためば大きな荷物を載せることができます。
走行性能、積載スペースの広さ、運転のしやすさ、燃費のバランスがよく、実用性が高いクルマです。
クーペ/オープン
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ダイハツ コペン
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マツダ ロードスター
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ホンダ S660
クーペとは、2ドアのスポーツカーのことです。オープンカーは、その名の通り屋根が開閉できるクルマで、まるでバイクのような開放感が味わえます。
他のタイプとは異なり、実用性というよりは、走る楽しさや所有する喜びを目的として作られています。
燃費が悪いというイメージがありましたが、排気量の小さなライトウエイトスポーツは車重も軽く、燃費も良くなってきています。
バン/トラック/その他
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スズキ エブリイ
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日産 クリッパーリオ
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トヨタ ハイエースバン
バンとは、主に荷物を運ぶことを目的に活用されているクルマです。大型貨物車の箱型荷台はパネルバン、軽積載のものをライトバンと呼びます。
また、貨物の運送に用いられる、荷台があるクルマをトラックと呼びます。
ハイブリッド
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トヨタ プリウス
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ホンダ フィットハイブリッド
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レクサス IS
ハイブリッドカーとは、電気とガソリンといったように、2つ以上の動力源を持つクルマのことです。走行状況に応じて動力源を変え、走行することができます。
電気自動車
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日産 リーフ
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三菱 アイミーヴ
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BMW i3
電気自動車とは、動力に電動機(モーター)を使用して走るクルマのことです。
近年では、中古車市場にもたくさん出回るようになってきました。
長所は、騒音が極めて少なく、電気走行での燃料代がガソリン車に比べて安いこと。
ただし、電池の寿命や充電スタンドのインフラの整備が必要とされています。
ライフスタイルに合ったクルマ選び
自動車メーカーのホームページや中古車情報サイトを見ていると、いろいろなクルマのタイプ(車種)があり、どれを買ったらいいか迷ってしまいますよね。
「見た目が気に入った」という理由で購入してしまうと、あとになって「使い勝手が悪かった…」と後悔することもあります。
そこで、クルマの使用目的にあわせて車種を選んでみましょう。この章では、「3つのケース別クルマ選び例」をご紹介しています。
中古車とはいえ、クルマの購入は高い買い物です。後悔のないクルマ選びをしましょう。
ケース1 買い物といった短距離の利用がメインの方
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コンパクトカー
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軽自動車
「毎日使うから維持費はできるだけ抑えたい」という人には、軽自動車やコンパクトカーがオススメです。
特に、毎日の送り迎えや通勤といった、近距離での利用がメインで、小回りの効きやすさが重要という人に合っています。
カラーバリエーションが豊富なので、運転が楽しくなるようなボディカラーを選んでみてください。
最近の軽自動車は室内空間が広いだけでなく、機能も充実しています。歩行者検知式の自動ブレーキが標準装備されているモデルも多くあります。
ケース2 休日のドライブがメインの方
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クーペ&オープン
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ミニバン&ワゴン
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SUV
休日にドライブを楽しみたい方は、好みで選んでしまって良いでしょう。
普段の移動にはバスや電車を利用し、クルマに乗るのは休日のドライブだけなら、ガソリン代をあまり気にしなくて済むためです。
家族構成にもよりますが、独身者や子供が独立した夫婦なら、クーペ&オープンがオススメです。予算に余裕があるなら、高級セダンで快適なドライブを楽しむというのも良いでしょう。
30代~40代のファミリーなら、大勢乗れて荷物も載せられる、ミニバンやワゴンがオススメです。アウトドア派ならSUVも良いでしょう。
ケース3 買い物もドライブも楽しみたい方
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スポーツセダン
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コンパクトカー
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SUV
買い物で使える実用性の高さと、運転する楽しさを両立したいなら、スポーツタイプのセダン、スポーティな雰囲気や高級感のあるコンパクトカーがオススメです。
ある程度、趣味性があるクルマを選ぶと良いでしょう。
釣りやキャンプといったアウトドアが趣味なら、実用性と走る楽しさに加えて、悪路での走破性を兼ね備えたSUVの選択がオススメです。
排気量が小さいコンパクトなクラスを選べば、運転もしやすく燃費も良いため、維持費を抑えることが可能です。