自動車ローンの審査

自動車ローンの審査基準と通すための対策

自動車ローンの審査基準と通すための対策

更新日:2022/07/27

「自動車ローン(マイカーローン)の審査が心配」「審査が通らない」「落ちる理由が知りたい」など気になることは多いもの。そこで審査基準、審査に落ちる理由、ローンの種類による審査の厳しさの違い、審査が通るか調べる方法などをご紹介します。

ローンの審査で見られるポイント

ローンの審査は、主に以下のような観点で行われています。

  • ローンを安定的に返済できるだけの収入や仕事はあるか
  • 返済の妨げになるような、大きな借入はないか
  • 過去に自己破産などの支払いトラブルはないか

そのため「きちんと働いているか」「安定した職業・勤め先なのか」は重要な審査ポイントの一つです。就職・転職したばかり、非正規・自営業・学生、年収が極端に低いといった場合はローンに通りにくくなるでしょう。

ただし「収入があれば、その人がローンをきちんと返済する(返済できる)」とは限らないため、他社の借入や過去の支払トラブルなどもチェックされます。銀行やローン会社は現在の借り入れ状況や過去の支払トラブルの情報にアクセスすることができるので、こうした情報も使いながら総合的に審査をしています。

Q

審査に通る金額の目安は?

一般に、クレジットカードや他のローンの利用が無い状態の場合、年収の半分が自動車ローンが組める金額の目安だといわれています。また年間のローン返済額が年収の25~35%くらいに収まるというのも一つの目安です。
そのため年収400万円の人の場合、ローン総額は最大で200万円くらい、年間返済額は100~140万円までに収めないとローン審査に落ちる可能性が高いでしょう。

Q

他に借入があると自動車ローンは通らないの?

他の借り入れがあるからといって自動車ローンが組めないとは限りません。住宅ローンと自動車ローンの両方を使っているという人も珍しくありません。ただし他のローンの返済額が大きすぎると「自動車ローンの返済は難しいだろう」と判断される場合があります。
借入として見なされるものは住宅ローンやカードローンなどのローンの他、クレジットカードの利用額や利用可能額、スマートフォンの分割払い、奨学金などがあります。

ローンの審査基準の詳細

「より具体的に審査基準が知りたい」という方のために、審査の観点や特に見られるポイントをご紹介します。細かい審査項目は銀行やローン会社によっても異なりますが、主に以下が見られます。

審査の観点 情報の入手法 特に見られるポイント

①属性審査

本人が記入した申請書
(※勤務先に確認連絡が入ることも)
  • 年齢、家族構成
  • 職業、勤務先、勤続年数、年収
  • 年収と年間返済額のバランスである「返済比率」

②他社での借入残高や利用可能限度額

個人信用情報機関
  • 自社・他社を含めた総借入残高

③過去の事故歴や照会件数

個人信用情報機関
  • 過去の事故歴(≒返済トラブル履歴)
  • 過去のローンの申し込み回数(照会件数≒審査のために信用情報を照会した回数)

個人信用情報機関とは、「クレジットカードやローン契約や申し込みに関する情報を集めた機関」です。銀行やローン会社はこうした機関の情報も活用しながらローン審査を行っています。

審査に通りやすい自動車ローン

一口に自動車ローンといっても、種類によって審査の厳しさが異なるといわれています。

  • 金融機関の自動車ローン(銀行など)…金利が安い反面、審査が厳しく、書類手続きが面倒
  • 信販会社の自動車ローン(ディーラーなど)…金利が高めだが、審査はスピードが早く通りやすい
  • カードローンや消費者金融…金利が高いが、審査は少なく、審査スピードも非常に速い

そのため「まずは銀行で審査を受けて、落ちたらディーラーや販売店のローン」というのも一つの選択肢です。ただしローンの申し込みをしすぎると審査に通りにくくなるので申込件数には注意しましょう。

ローン審査に落ちる主な理由

ローンの審査に落ちる主な理由として以下のようなものがあげられます。

  • 安定した収入がない
  • 返済プランに無理がある
  • 「借入」と見なされるものが既にある
  • 過去に大きな返済トラブルがある

ただし収入が多少安定しなくても、無理のない返済プランであれば審査に通ることもあります。次の章でも紹介しているように対策もありますから、「収入が安定していないと無理なんだ」と諦める必要はありません。

また見落としがちなのが「借入」と見なされるものが既にあるというケースです。ローンの他にクレジットカード、奨学金、スマートフォン本体の分割払いなども借入として見なされる場合があります。審査が厳しい会社だと、クレジットカードの利用可能枠が全て借入だと見なされるケースもあるようです。

ローン審査を通すための5つの対策

ローンの審査に通りやすくするために、申込前にできることがあります。以下に5つの対策をご紹介していますので、可能なものから取り入れてみてください。

ローンの借入額や返済回数を見直す

ローンの借入額や月々返済額が多すぎると、ローンに通りにくくなります。
頭金を用意するなど借入額を減らせれば理想的ですが、それが難しい場合は中古車など車の購入代金そのものを抑えるのも一つの方法です。
また月々の返済額を抑えるには、借入額を減らすだけでなく、借入期間を延ばし返済回数を増やすという選択肢もあります。月々の返済額が減れば「これくらいなら払えるだろう」と判断され審査に通りやすくなります。

保証人をつける

基本的に、自動車ローンに保証人は不要です。しかし学生や新社会人のような人の場合「保証人をつければローンの申し込みができる」というケースも珍しくありません。
保証人が必要な場合は銀行やローン会社から話があることが多いですが、こちらから聞いてみても良いでしょう。

「借入」をできるだけ返済しておく

借入があるとローンの審査に通りにくくなります。そのため返済できるものがあるなら、早めに返してしまいましょう。
見落としがちなのが、スマートフォンの分割払いや奨学金です。またクレジットカードの利用可能枠が借入と見なされる場合もあるので、使っていないクレジットカードはこの機に解約してしまうのも良いでしょう。

返済事故歴がある場合は5年待つ

信用情報の中でも重視されやすいのが事故歴です。これは「61日を超える長期延滞や債務整理、自己破産など、過去の返済トラブル」を指します。

事故歴は5年間記録されるので、ローンを申し込む時には過去のトラブルから5年以上空けると良いでしょう。なお本人が隠していても、銀行やローン会社は個人信用情報機関から事故歴の有無を確認できますので、嘘をつくのはやめましょう。

6ヶ月以内のローン申込は2~3件まで

ローンに申し込むと、銀行やローン会社は、その人の情報を個人信用情報機関に照会します。この照会件数が多いと「ローンに沢山申し込んでいるからお金に困っているに違いない」と判断され、ローン審査に通りにくくなるのです。
照会履歴は6ヵ月間保存されますので、その間のローン申込は数件以内に抑えると良いでしょう。

心配な時は仮審査の活用を

審査が心配だからこそ「ローン審査に通るかどうか知りたい」という人も多いもの。そういう場合は仮審査を利用すると良いでしょう。

ガリバーでも仮審査をご用意しており、以下のようなメリットがあります。

  • 審査に通りそうか、いくらくらい借りられそうか、あらかじめ分かる
  • 審査するため、3~7営業日程度で結果が分かる

仮審査は自己申告が基本です。申告した内容が個人信用情報機関の登録内容と大きく乖離がある場合には、本審査で落ちるケースもゼロではありません。 正確な結果を得るためにも、正しく申告するようにしましょう。

ガリバーでは仮審査はもちろん、ローンの組み方の相談なども承っていますのでお気軽にご相談ください。「ローンの返済開始を6か月遅らせられるローン」など様々なプランがあるからこそ、それぞれの方にピッタリなローンをご案内します。

記事に関する監修者コメント

自動車ローンは要するに借金ですのでそれなりの返済能力(信用力)が求められます。ローン審査に通らないということは、客観的に返済能力が足りないということであり、結局は、身の丈にあった借金ではないということです。過剰な借入れは生活に支障が生じる可能性もありますので、無理なローンを組むことは控えた方が懸命でしょう。

この記事を執筆・監修した人

梅澤 康二
現在の役職・肩書

弁護士法人プラム綜合法律事務所 代表

保有資格

弁護士

略歴

アンダーソン・毛利・友常法律事務所入所後、2014年8月にプラム法律事務所を設立。一般民事・交通事件に係る法律相談、刑事事件に係る法律相談に対応している。道路交通法改正に関する著作なども行っている。