アルファード(トヨタ)の買取相場・査定価格(11ページ目)

【初代10系アルファード】
初代アルファードは、最も早めの売却をおすすめしたいモデルだ。
2002年に登場したモデルなので、かなり低年式化が進んでいる。人気モデルなので、まだ価格が付く車両もあるだろう。しかし、前期モデルでエントリーグレード、内外装のダメージが大きいなどのマイナス条件が重なると、さすがに価格が付かないケースも多い。
年式が古いので、売却はとにかく急ぎたい。

【2代目20系アルファード】
2代目アルファードは、2008年に登場したモデルだが、相変わらず高値を維持。ただし、年式が古いものは徐々に値落ちが進んでいる。
とくに、2011年のマイナーチェンジ前のモデルは値落ちが進んできているので、なるべく早く売却した方がよい。マイナーチェンジ後のモデルは、いまだ高値を維持。非常に人気が高いモデルなので、急に価格が落ちるとういうことはほとんどないだろう。
ただ、高級ミニバンは、中古車市場において状態の良い車両が人気だ。そのため、エントリーグレードや内外装のダメージが大きいもの、走行距離が多い車両は、敬遠されやすいので査定価格がやや低くなりやすい。こうした車両は早期売却の対象だ。
ハイブリッド車は、人気があるのでより高額査定につながりやすい。

【3代目30系アルファード】
2015年に登場した3代目アルファードは、超人気モデルだ。中古車相場は、非常に緩やかな値落ちにとどまっている。
ただし、2018年にマイナーチェンジを行ったため、マイナーチェンジ前のモデルは価格がやや下がっている。それでも、他のモデルと比べると高値を維持している。いつ売っても高値での売却を期待できる。ハイブリッド車は人気が高く、さらに高額査定につながる。

初代アルファードは、年式がかなり古いので、プラス査定となる条件は分かりやすい。
まず、修復歴がなく、上級グレードで内外装のダメージが少ないこと。加えて、両側スライドドアやリヤモニター、サンルーフ、高級オーディオなどの装備がしっかりと機能していることだ。このような車両の数は少ないため、プラス査定につながりやすい。

2代目、3代目アルファードは、高級ミニバンとしての価値がより明確に求められる。そのため、とにかくエアロパーツなどを装備した上級グレードが人気だ。
2代目では、エアロパーツが装着されたS系のグレードが人気。3代目では、同様にSA系が人気でプラス査定となる可能性が高い。また、3代目では、超上級仕様となるエグゼクティブラウンジと呼ばれるグレードがあり、中古車流通量も少なくプラス査定になる。

装備類では、両側スライドドアと純正ナビは必須。サンルーフや本革シート、リヤモニターもプラス査定の対象だ。ボディカラーは、ホワイトパールかブラックだとプラス査定。ボディカラーだけで、十万円単位で査定金額が上下することもある。
低年式車のなかには、カスタマイズされている車両が多い。大幅なカスタマイズをしている車両は、基本的にマイナス査定となりやすい。

歴代アルファードは、人気が高く、中古車販売店でも売れ行きの良いクルマだ。
ディーラー下取りでは、年式中心の査定価格となるため、年式の古い初代や2代目前期モデルは、高値がつきにくい。一方で、2代目後期や3代目アルファードは、ディーラー下取りでも高値がでやすい。

しかし、買取店は中古車市場における状況を日々見ているので、年式の低い車両でも高値で売れるケースを知っている。そのため、まずは買取店で査定をして、下取り価格と比べるとよい。
カスタマイズした車両の場合、純正パーツなどがあれば、プラス査定になるケースもあるので、必ず持参して査定を受けるといいだろう。