カローラアクシオ(トヨタ)の買取相場・査定価格(2ページ目)

2006年のデビュー当時、カローラの名を冠した様々なモデルが世界中で発売されていた。
初代カローラアクシオが、日本のためのセダンとして開発されたのには理由がある。ボディサイズが徐々に大きくなる傾向にある中、トヨタにとって重要なコンパクトセダン顧客をつなぎとめる意味があったのだ。全幅は、日本独自の5ナンバーサイズを維持している。

搭載されているエンジンは、1.5Lと1.8Lのガソリン車だ。売れ筋の1.5Lエンジンは、110ps＆140Nmを発揮する。
燃費は18.2㎞/L(10・15モード)だ。デビュー当時は、まだ5速MTの設定があった。

2代目となるカローラアクシオは、2012年に登場した。
肥大していたボディサイズに対する反省を含め「大人4人が、安心・安全、快適に長距離を移動できるミニマムサイズのクルマ」をテーマに、日本マーケットに合ったベストなセダンを目指した。
その結果、全長は50mmも短くなり扱いやすさが向上した。視界の良さや小回り性能にもこだわり、高齢化するカローラユーザーに対応した。

1.3Lと1.5Lエンジンの他に、1.5Lのハイブリッド車が設定された。モデル途中で燃費アップが図られ、最新モデルの燃費は34.4㎞/Lにまで向上している。
2015年のマイナーチェンジで自動ブレーキ関連の予防安全装備「トヨタセーフティセンスC」が用意された。その後、標準装備化されたが、歩行者検知ができない旧式のままとなっているのが残念だ。

【初代カローラアクシオ】
初代カローラアクシオは、モデル前期・後期共に価格をつけるのが難しいだろう。走行距離が少なく、上級グレード、ナビ付などの条件に当てはまれば、多少は値が付く可能性が出てくる。
ディーラー下取りでは、恐らくゼロ査定だ。車両の細かい差を評価してくれる、取店での査定をおすすめする。

【2代目カローラアクシオ】
2代目カローラアクシオは、マイナーチェンジ前のモデルが大きく価格を下げている。理由は、ガソリン車しかないためだ。マイナーチェンジ後のハイブリッド車に、人気が移っているのだ。
今後、ガソリン車の査定価格が高値を維持するとは考えにくい。前期・後期問わず、早めに売却した方が良いだろう。

マイナーチェンジ後のハイブリッド車は、高値を維持している。とくに、上級グレードのハイブリッドGや、特別仕様車ダブルバイビーの人気が高く、高額査定が期待できる。
プラス査定が期待できる装備は、ナビ、キーレス、トヨタセーフティセンスCだ。

カローラアクシオは、あまり人気のないセダンだ。セダン顧客が多いトヨタなら再販もしやすいが、他メーカーのディーラーはそうはいかない。そのため、低めの下取り価格を提示してくるだろう。
提示された価格が適正かを判断するためには、まずは買取店に査定を依頼しよう。査定価格を参考に、下取り価格が高いか低いか見極めることができる。