ＲＡＶ４(トヨタ)の買取相場・査定価格(3ページ目)

3代目トヨタRAV4は2005年に登場し、2016年まで長期間に渡って販売された。
3代目RAV4は北米をメインターゲットにしているため、ボディサイズが肥大化した。全長は4,335mmとコンパクトだが、全幅は1,815mmに達したのだ。
今では、輸入車を中心によくあるサイズではあるものの、2006年当時の日本マーケットでは、非常に違和感があるボディサイズだった。

搭載されたエンジンは、2.4L直4エンジン1つ。燃費は13.4㎞/L（10・15モード）だ。
ボディサイズや排気量が大きく、日本マーケットの要望とはかけ離れていたこともあり、3代目RAV4の販売は不振に終わった。こうした経験が影響して、4代目RAV4の日本導入は見送られた。

しかし、日本マーケットでもSUVブームが起き、国内の顧客も全幅が大きなSUVに慣れてきている。
さらに、トヨタ最大の武器であるハイブリッド車がラインナップされたこともあり、5代目RAV4を日本に投入することを決めた。

5代目RAV4には、なんと3つの4WDシステムが設定された。従来の4WDシステムに加え、後輪の左右トルク配分を自由自在にコントロールできる世界初の「ダイナミックトルクベクタリングAWD」が用意されたのだ。
また、2.5Lのハイブリッド車には、新開発された4WD機能であるE-Fourが設定された。

搭載されたパワーユニットは、25.2km/Lという低燃費性能を誇る2.5Lハイブリッドだ。
そして、171ps＆207Nmの出力、燃費はWLTCモードで15.8㎞/L(FF)と、大出力と低燃費を両立した2Lダイナミックフォースガソリンエンジンも用意されている。

【3代目RAV4】
3代目RAV4は2005年に登場したモデルなので、前期モデルは低年式となる。低年式であれば買取価格は低くなるのが普通だが、3代目RAV4は特殊だ。
トヨタ車としては異例なほど少ない流通量であり、SUVブームであることも加わって、前期モデルでもギリギリ価格が付く可能性があるのだ。これほどの低年式で価格が付くのは珍しい。

そのため、価格が付くうちに売ってしまいたい車種だ。モデル中期から後期は年式に応じて価格を下げているが、総じて高値傾向となっている。
しかし、5代目RAV4が投入されたため、今後、価格が下がることが予想される。早めに売却した方がよいだろう。
走行距離が少い、ナビ付、4WDがプラス査定の対象となる。

【5代目RAV4】
5代目RAV4は、登場したばかりの新型車だ。トヨタ車なので値崩れしにくく、しばらく高値が続くだろう。
より高値査定が期待できそうなのは、ハイブリッド車だ。ガソリン車では、アクティブな専用デザインが採用された「アドベンチャー」も期待できそうだ。