プリウス(トヨタ)の買取相場・査定価格(3ページ目)

【2代目20型プリウス】
2代目プリウスの年式は、かなり古くなってきている。前期モデルになると、価格が付かない年式もある。時間が経過するほど価格が付かなくなるため、なるべく早めに売却をおすすめする。
また、年式が古いが人気モデルなので、外板や内装の状態がよく、走行距離が少ないなどの条件があてはまれば、一定の査定額が付く可能性もあるので、諦めず買取店で査定をしたい。

【3代目30型プリウス】
3代目の前期モデルも、基本的に2代目と同様だ。
前期モデルで、中間グレード以下だったり、過走行気味、傷が多いといった車両はかなり不利だ。売却を考えているのであればなるべく早めに査定をしておいた方が良い。
マイナーチェンジ時に新投入されたスポーツグレード「G’s」は、人気も高く高査定が期待できる。
3代目プリウスの多くは「S」系のグレードが中心だ。最上級グレードの「G」系、とくに最上級グレードのGツーリングセレクションは、中古車流通量が少なく装備も充実していることから高査定額を期待できる。

【4代目50型プリウス】
2018年末にマイナーチェンジしたことで、4代目プリウス前期モデルの価格は下落傾向となっている。しかし、現行モデルであることや、超人気車であることを考えると、売却タイミングを間違わなければ高値で売却が可能だ。車業界の繁忙期である1～2月に売却することをおすすめする。
また、4代目プリウスは、すでにモデル末期に入っている。フルモデルチェンジし、5代目プリウスが登場すれば、大幅に査定額が下がる。そのため、5代目プリウスのフルモデルチェンジ情報をチェック。フルモデルチェンジの少し前には売却しておくとよい。

2代目プリウスは低年式モデルのため、内外装の程度がよく、走行距離の少ない車両は、かなり少ない。さらに、上級グレードであるGツーリングセレクション系であれば、買取店によっては想像以上の買取額になる可能性がある。

3代目と4代目プリウスのプラス査定要素は、共通点が多い。基本的に「S」系のグレードの中古車流通量が非常に多い。中古車流通量が多ければ、査定価格が下降傾向になる。そのため、3代目なら最上級グレードにあたるGツーリングセレクション、4代目だとAプレミアムツーリングセレクションなどは、中古車流通量が少なく高値が期待できる。
さらに、3代目プリウスは、年式が古くなってきているので、内外装がキレイで走行距離が少ない車両が、より高値傾向だ。
3代目、4代目プリウス共に、ボディカラーは、ブラックやホワイト系が人気。逆に赤、青系はやや低めになるだろう。

3代目プリウスの装備は、純正ナビ、トヨタセーフティセンス（自動ブレーキを含む予防安全装備）、インテリジェントクリアランスソナー、ETC、バックモニターがプラス査定の対象だ。
4代目プリウスでは、同様に純正ナビがプラス査定。4代目は、グレードにより装備差があるので、上級グレードほど査定額が高くなる傾向だ。

3代目、4代目のプリウスは、中古車店にとっては「仕入れればすぐに売れる優秀なクルマ」だ。そのため、買取専門店では想像以上の高値で買い取ってくれる可能性がある。
トヨタ系ディーラーなら強気の下取り価格を提示してくるだろうが、他メーカーディーラーの下取りはあまり期待できない。
注意したいのは、2代目と3代目プリウスの低年式車だ。ディーラーは年式で評価する傾向が強い。買取店もほぼ同様だが、程度の良い車両に関しては、中古車相場を査定価格に反映してくれる。高値に期待がもてる買取店で査定してもらい、その金額を基準にディーラーと競合させても良いだろう。