新卒者への車購入ガイド|予算と選び方、おすすめ車種10選

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新卒、新社会人となり車の購入を検討する人に向けて車の予算と選び方、おすすめ車種について紹介します。無理のない範囲の予算で選べる車を厳選しましたので購入検討の参考にしてくれると嬉しいです。

新卒の車購入は予算に注意!

新卒者でも車の所有は可能です。ただし車は高い買い物であり、維持費もかかります。予算設定には気をつけましょう。

一般に、車の購入費の目安は「年収の半分程度」といわれます。またローンを組む場合、借入額の上限は「年収の30~40%程度」が多く、それ以上の金額は現金で払わなければいけません。

予算の具体的目安は90~120万円

令和3年の新卒者の平均月収は大卒で約23万円、高卒で約18万円。月収を約20万円とすると、年収240万円程度です。

車の予算を年収の半分で考えるなら120万円程度、ほぼ全額をローンで払いたいのであれば90万円程度を目安に考えましょう。
出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」

配属先や異動の有無を確認して購入を

配属先が都市部だったり、異動があったりすると、購入した車を早々に手放さなければいけないことも。車の購入前には通勤方法をはじめ、労働環境について就職先に確認することが重要です。

転勤などがある場合は、低価格の中古車を購入するか、定額で車を借りられるカーリースやサブスクの短期利用を検討しても良いでしょう。

車選びのポイント

新卒者が車を購入するときは、以下のようなポイントに気をつけてください。

運転しやすい車を選ぶ

新卒者は運転に慣れていない人も多いです。サイズを軽自動車やコンパクトカー程度にするなど、運転しやすい車を選びましょう。

また「事故を防ぐ」という観点で、安全装備の充実した車を選ぶのも一つ。安全装備は新しい車の方が充実しているため、新車や年式の新しい中古車を選ぶと安心です。

車両価格を抑える

冒頭で紹介した通り、新卒者の車の購入ではローンの返済や維持費を考慮し、車両価格を抑えることが非常に重要です。

新車の場合、120万円以下で購入できる車は一部の軽自動車のみ。中古車を視野に入れると選択肢が広がり、車両価格も抑えられます。「安い車は古くて壊れそう」と思う人も多いでしょうが、実は中古車で最も多い購入金額は50~100万円。多くの人が低価格の中古車を購入しています。

維持費の安い車を選ぶ

購入後は、以下のように多くの維持費を払わなければいけません。

  • 税金(自動車税や自動車重量税)
  • 車検代
  • 自賠責保険料
  • 任意保険料
  • ガソリン代
  • 駐車場代
  • (ローンの返済費用)

維持費はローンを除いても月に数万円かかると考えましょう。 また一般に、維持費は新車時価格や車の大きさに比例して高額になります。そのため軽自動車やコンパクトカーサイズの車を選ぶと、維持費を抑えやすいです。

新卒者におすすめの新車5選

今回は予算100万円~150万円を目安に、おすすめの車種をご紹介します。
※新車時価格は2022年12月28日の各メーカー公式ページから、中古車相場はガリバーの「自動車カタログ」より引用

軽自動車】スズキ「アルト

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  • 新車時価格:94.4万円~
  • 中古車相場:5万円~157.9万円

アルトは新車でも車両価格が100万円以下の数少ない車です。 2021年12月にモデルチェンジをしており、夜間の歩行者も検知できる自動ブレーキを全グレードで標準装備。マイルドハイブリッド搭載で燃費も良いです(FF、WLTCモードで27.7km/L)。乗り心地も良く、コストパフォーマンスに優れています。

【利用者口コミ】

ちっちゃくても速い。気軽に乗れる軽、走りも重視されているとおもう。(20代男性)

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軽自動車】スズキ「ラパン」

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  • 新車時価格:125.2万円~
  • 中古車相場:5万円~172万円

外観・内装ともに愛らしい雰囲気で収納も充実しているラパン。色合いもトレンドのくすみカラーを取り入れており、オシャレな一台を選びたい人におすすめです。アルトと同じく夜間の歩行者まで検知する自動ブレーキを搭載しており、燃費も26.6㎞/L(FF、WLTCモード)と良いです。中古車でも人気があります。

【利用者口コミ】

アルトラパンのショコラシリーズ(カラーはカシスピンク)に3年ほど乗っています。外装だけでなく内装の可愛いさが自慢です。友人を乗せるときなど、「(シートの色やハンドルのデザインなど)可愛い~!」と絶賛されます。燃費がいい点もお気に入りです。(後略)(20代女性)

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軽自動車】ホンダ「N-WGN

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  • 新車時価格:129.8万円~
  • 中古車相場:12.8万円~174.8万円

N-WGNの魅力は広い車内空間と高い安全性。特に安全装備の高さは軽自動車の中でもトップクラスです。

ホンダの軽自動車といえばスーパーハイトワゴンの「N-BOX」が人気ですが、小さな子どもや高齢者を載せないならN-WGNで充分。むしろN-WGNのようなハイト系は燃費が良く、価格も安いのでオススメです。

【利用者口コミ】

外装は長く乗っても飽きのこないデザインだと思って選びました。ほどよく落ち着いていて良いです。(中略)内装はモノトーンだけでなく暖かみのあるカラーも選べて、落ち着いたリラックスできるインテリアです。車内も軽なのにわりとゆったり乗れるほど広々としたある程度の余裕を感じられます。(20代女性)

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軽自動車】ダイハツ「タフト

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  • 新車時価格:135.3万円~
  • 中古車相場:99.8万円~200.4万円

カッコいいSUV系の車が欲しいならタフトがオススメ。アルトやラパンは型落ちしたモデルが安く売られていますが、タフトは2020年発売の車種で、まだ中古車相場が高いです。

軽自動車では他に例がないガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全グレードに標準装備。頭上の解放感は、タフトならではの魅力です。

【専門家レビュー】

新型タフトのインテリアデザインは、上質さや使いやすさを追求している。(中略)そんなインテリアに、爽快な開放感をプラスする装備がスカイフィールトップだ。運転席上部の屋根をガラスにした。なんと、全車に標準装備という設定。ハスラーとの差別化する意味で、重要な装備のひとつだ。

タフト購入ガイドでスカイフィールトップを確認!|中古車のガリバー

【コンパクトカー】スズキ「スイフト

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  • 新車時価格:138.8万円~
  • 中古車相場:5万円~218.6万円

軽自動車レベルの価格で販売されているコンパクトカーがスイフト。スポーティな外観と内装、そして見た目通り、走りへのこだわりが感じられる車です。2023年にモデルチェンジを控えているので、モデルチェンジ前なら値引き交渉を、またモデルチェンジ後なら型落ちモデルを中古で購入しても良いでしょう。

【利用者口コミ】

前に乗っていた車をそろそろ変えたくなり、2年前にスイフトを中古で購入いたしました。車体がコンパクトで、街中でも走りやすいです。小回りもかなり利きます。足回りが良く、コーナーも曲がりやすいです。(中略)とにかく見た目がスポーティで格好良いですね。車のデザインは大事だと思っているので、スイフトにして良かったです。(20代女性)

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新卒者におすすめの中古車5選

中古車も視野に入れれば、人気の高いSUVや車中泊に便利なミニバンも手に入ります。

軽自動車】スズキ「ハスラー

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  • 新車時価格:136.5万円~
  • 中古車相場:11.9万円~202.4万円

ハスラーは長年にわたって人気の車。その特徴的な外観は型落ちしたモデルでも遜色なく、カッコ可愛いデザインを楽しめます。「デザインは現行の2代目より初代が好き」という人も意外と多いです。

※2020年1月にフルモデルチェンジで現行モデルは2代目。

中古で購入するなら2016年のマイナーチェンジ以降のモデルがおすすめ。安全性能、走行性能、燃費性能と大きく改善されています。

【利用者口コミ】

ハスラ―は、小回りがきくため細道の運転がしやすいです。ハンドルの効き具合も良いため、スムーズに運転することができます。(中略)長時間のドライブをしていても疲れることはありませんでした。フロントガラスやサイドガラスも広いため、運転が苦手な人でも安心して運転することができます。(20代男性)

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【コンパクトカー】日産「ノート

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  • 新車時価格:222.1万円~
  • 中古車相場:5万円~320.7万円

ノートは現在全車種で日産独自のハイブリッド技術e-POWERを搭載し、新車価格は200万円を超えます。これに対して中古車であれば、型落ちした2代目の2018年式e-POWER搭載モデルが100万円前後で販売されています。走行性もライバルのトヨタ「アクア」やホンダ「フィット」よりパワフルです。

ノートは2020年12月に3代目ノートが発売されました。中古車で2代目ノートを購入する場合は2016年式以降から探すのがおすすめです。

【利用者口コミ】

低燃費で街中を走ることを意識して作られているだけあって、毎日のように買い物のために使っていて燃費の安さを実感しています。(中略)走り始めた直後のトルクの静粛性にも満足しており、揺れが激しい車が苦手な自分に合っていますし、エコスーパーチャージャーは悪路でもパワフルな走りを見せてくれます。(20代男性)

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【コンパクトカー】マツダ「デミオ

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  • 新車時価格:150.9万円~
  • 中古車相場:83万円~234.2万円

2019年以降に「MAZDA2」へと名称を変更しているデミオ。走行性にこだわって造られた車で、ドライブ好きにおすすめです。

特におすすめなのはディーゼルエンジンモデル。このサイズの車でディーゼルエンジンを採用している例は他になく、燃費や走行性に優れています。また2018年以降のモデルは安全性能も充実しています。

【専門家レビュー】

マツダ2の大きな特徴は、クラス唯一の1.5Lディーゼルエンジンを搭載していること。最大トルクは250Nmと大きく、とても力強い走りが可能。250Nmというトルクは、自然吸気2.5Lガソリンエンジン相当だ。そのため、マツダ2のディーゼル車は、高速道路などでも余裕ある走りができ、ロングツーリングも得意だ。

MAZDA2(デミオ)の画像や専門家デビューをもっと確認|中古車のガリバー

SUV】マツダ「CX-3

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  • 新車時価格:192.5万円~
  • 中古車相場:69.8万円~317.9万円

コンパクトSUVCX-3。マツダ車の魅力は上品な外観と安さ、ドライブ好きでも満足できる走り心地です。車高も1,550㎜に抑えてあり、都市部に多い立体式駐車場にも対応できます。ディーゼルエンジンやMT車があるのもマツダ車ならでは。価格は2015~2016年式で110万円程度です。

なお運転に自信がある人の場合、中古なら予算100万円で日産「エクストレイル」といったミドルサイズSUVも視野に入ります。

【利用者口コミ】

革新的なデザインに魅力を感じて購入を決めました。想像以上に加速が鋭く、本線に合流していくときも楽々です。トランクルームは思いのほか広々としており、たっぷりと積載できる点もいいですね。室内は豪華で安っぽい感じがなく、このクラスにしては相当にハイクオリティと言えそうです。(20代男性)

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ミニバン】トヨタ「シエンタ

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  • 新車時価格:195万円~
  • 中古車相場:5万円~388万円

ミニバンだと運転が不安だけど、大人数で出かけたい人や車中泊をしたい人なら、コンパクトミニバンシエンタもおすすめです。シエンタは2022年にモデルチェンジをしたばかりで、型落ちした2代目が多く出回っています。ミニバンではありますが、5ナンバーのコンパクトカーサイズで、2列シート5人乗りと3列シート7人乗りを選べます。

【利用者口コミ】

シエンタは、安定感抜群の走行性能が魅力です。ハンドルの効き具合と揺れが少ない安定性のため、高速道路や一般道路どちらの運転でも最適な車だと感じます。また、走行している時のエンジン音もうるさくなく、キレイな重低音になっているので気分良く運転することができます。車内空間も広々としており、運転席のポケットも広く小物を入れやすいです。(20代男性)

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新卒者の車購入Q&A

Q. 新卒者でもローンは組める?

A.新卒者でもローンを組めます。ただしローン会社によっては年齢制限を設けている場合があり、また審査を通過しなければお金を借りられません。 ローンの種類によっても審査の通りやすさが異なり、返済方法も様々です。事前にどんなローンがあるかをよく調べましょう。

<関連記事>ローンの審査通過の条件とポイントは?|中古車のガリバー

Q. 少しでも安く車を買う方法は?

A.とにかく安く購入したいのであれば、知人から車を譲り受けたり、年式の古い中古車を買ったりする方法があります。

また新車や状態の良い中古車を購入する場合でも、値下げ交渉のしやすい時期や、値下げするためのポイントがあります。詳しくは以下の記事で確認してみてください。

<関連記事>車を安く買うためのポイント|中古車のガリバー

Q. 定額制で車を借りるのはお得?

A.定額で車を借りられるサービスとしてカーリースやサブスクがあります。「月々2万円」「月々1万円台」と謳ったサービスで興味を持つ方もいらっしゃるでしょう。

これらは維持費の計算をしやすいのがメリットですが、月の支払いを抑えようとすると契約期間が9年以上と長期になりがちです。

「新車を長く乗り続けたい」人には一考のサービスですが、走行距離に限りがあり、小さな傷をつけた場合も修理に出さなければいけないことが多いのでプラン選びは注意が必要です。

Q. 新車と中古車ならどっちがおすすめ?

A.新車と中古車にはそれぞれのメリット、デメリットがあり、「どちらがいい」とは一概に言えません。

新車は高い安全装備を備えていることが多く、「誰も使っていない」という点で愛着も湧きやすいです。一方、中古車なら車両価格を抑えられ、車種の選択肢も広がります。「購入予算が限られている」「いろんな車に乗ってみたい」といった場合は中古車がおすすめです。

<関連記事>新車と中古車、どっちがお得?専門家が徹底解説|中古車のガリバー

Q. 状態の良い中古車を買うポイントは?

A.状態の良い車を買うためには、自分の目で外観や内装をしっかりチェックし、整備の状況も確認してください。年式と走行距離のバランスは「1年あたり1,000㎞程度」を目安にしましょう。

なお中古車の場合、車両登録は既に済ませているものの、個人が運航などに用いていない「登録済み未使用車」もあります。登録をしてあるので中古車扱いですが、走行距離が非常に短く、車の状態も良いです。

<関連記事>登録済み未使用車って?メリット、デメリットは?|中古車のガリバー

迷ったら販売店で相談を

どの車を買うか迷った場合は、販売店で相談してみましょう。ざっくりとした希望を伝えるだけでも、希望に合った車を紹介してくれる可能性が高いです。

新車で買うと決めている場合はディーラーでも構いませんが、中古車も検討している場合は中古車販売店で相談してみましょう。大手の販売店なら、メーカー横断で車種を比較しながら車選びを手伝ってくれます。

登録済み未使用車(新古車)と新車はどっちが得?違いを解説

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登録済み未使用車とは

登録済み未使用車(以下未使用車)とは、すでに車両登録をされているものの、実際には使用されていないクルマのことです。軽自動車の場合は「届出済み未使用車」といいます。

未使用車は車両状態がとても良く、走行距離も極めて短いです。しかしクルマは車両登録を済ませた時点で「販売済み」として扱われるため、未使用車も中古車として販売されます。

新古車との違い

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未使用車と新古車は、意味合いとしてはほぼ同じ言葉です。かつては新古車という表現が一般的でした。しかし「新古車」は「新車」と誤認されやすいとして、現在は自動車公正取引協議会によって使用が禁止されています。そのためガリバーでも「登録済み未使用車」という表現を使用しています。

ただし自動車公正取引協議会に加盟していないお店では、今でも「新古車」と表現していることも。未使用車を購入する際は、新古車の表記が使われていない、自動車公正取引協議会加盟店で選ぶようにしましょう。

登録済み未使用車が流通する理由

未使用車が流通する主な理由は、ディーラーの販売実績確保のためです。

そもそもクルマを製造する「自動車メーカー」と販売する「ディーラー」は別会社です。メーカーはクルマを多く販売してもらえるよう、ディーラーに販売目標に応じた報奨金を設定しています。ディーラーはこの報奨金の獲得に向けて販売努力をしますが、目標の達成が難しいと自社で車両を購入し、登録します。こうした車両が未使用車として販売されるのです。

この他にも、注文後にキャンセルされたクルマが未使用車として出回ることもあります。

登録済み未使用車のメリット・デメリット

未使用車には以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット ・車両状態が新車に近く、新車より安い
・法定費用が新車より安い
・納車期間が短い
・新車の保証を継承できる場合が多い
デメリット ・グレードやオプションを選べない
・新車対象の補助金や減税制度を使えない
・車検の残期間が新車より短い
・売却時に「ワンオーナー車」として売れない

未使用車の主なメリットは、購入時の車両価格や法定費用が安いこと。中古車扱いな上、自動車税や重量税、自賠責保険料などもディーラーが支払い済みなので、購入時の価格を抑えやすいです。

一方、未使用車の主なデメリットは新車のように自分でオプションなどを選べないことです。また電気自動車など多額の補助金を受けられるクルマの場合、未使用車の方がかえって割高になってしまうこともあるので注意が必要です。

新車との違い

新車と未使用車の主な違いは、以下の通りです。今回は比較の目安として、一般的な中古車も含めて表をまとめています。

  新車 登録済み
未使用車
一般的な
中古車
価格の安さ
×
車両状態
納車期間の短さ
入手のしやすさ
×
色や装備の選択肢
×
△~〇
車検の残期間

違い①価格の安さ

未使用車は中古車として扱われるため、新車より車両価格が安いです。新車と比べて1~2割程度安いことが多いでしょう。

違い②車両状態

車両状態は未使用車もかなり良いです。ただし販売店への移動の過程や、展示されている間にキズが付く可能性もあります。購入を検討するときは、必ず内外装に気になるキズや凹みがないかをチェックしましょう。

違い③納車期間の短さ

一般に、新車は納期が1~3ヶ月程度かかります。これに対して未使用車は既に製造され、登録されているクルマなので数週間~1ヶ月で納車されます。

違い④入手のしやすさ

新車は受注を停止しない限り手に入ります。これに対して未使用車は数が少ない上に、人気があるのですぐに売れやすいです。

ただし未使用車が多く出回るタイミングもあるので、購入を急がないのであれば時期を待ちましょう。詳しくは次の章でご紹介しています。

違い⑤色や装備の選択肢

新車ならグレードやボディカラー、オプションまで自由に選べます。これに対して未使用車では、先述の通りグレードなどを在庫であるものから選ぶことになります。

違い⑥車検の残期間

新車の場合、車検の残期間は丸3年あります。これに対して未使用車は、登録から売却までの経過期間だけ車検の残期間が短くなっています。

新車と登録済み未使用車はどっちが得?

車両価格や法定費用では未使用車が得

一般に、車両価格や法定費用が安いのは未使用車です。そのため金銭的なお買い得感は未使用車に軍配が上がります。

ただし店舗ごとの諸費用などでも総支払額は変わってくるので、購入前には見積書をよく確認してください。

新車は値引きやオプションサービスが期待できることも

車両価格では未使用車の方がお買い得ですが、値引きは新車の方が期待できます。無料や低価格でオプションを付けてくれることもあるので、欲しい装備があるなら新車と未使用車の両方で検討しましょう。

価格優先なら「未使用車」、装備優先なら「新車」も検討

未使用車は自分で色や装備を選べない代わりに、購入価格が安いです。そのため「装備は気にせず、状態の良いクルマを安く買いたい」という人にとってお得な選択肢でしょう。

一方「装備にもこだわりたい」という人の場合、条件に合う未使用車を探すのは楽ではありません。探す労力まで考えると、新車の方が得かもしれません。

未使用車の入手場所・買いどきは?

グレードや装備にこだわりがなければお買い得感のある未使用車。ここからは、どこで・いつ頃未使用車が手に入りやすいかを解説します。

ディーラーや中古車販売店で入手可能

未使用車はディーラーの中古車販売店や一般の中古車販売店、さらに未使用車の専門店で売られています。一般に、在庫の量は中古車販売店が多いといわれています。

買いどきは決算後とボーナス商戦時

未使用車は、決算後の4月・10月とボーナス商戦時の7月・12月が主な買いどきです。

クルマ業界の決算期は3月と9月。ディーラーが売上目標の達成に向けて一番力を入れるときです。目標達成が難しい場合、ディーラーは自分たちでクルマを購入します。そのため決算期の翌月である4月・10月は未使用車が出回りやすいです。

また中古車販売店では、ボーナス商戦のときに「目玉商品」として未使用車が入荷されやすいです。このタイミングでは価格も下がりやすく、お買い得感が強いでしょう。

モデルチェンジ後も狙い目

モデルチェンジをした後は、在庫として残っていた型落ちモデルが未使用車として多く出回ります。また車種によっては、販売実績を作るために新型車の未使用車も出回ります。

2023年1月現在は、以下のような未使用車が多く出回っています。

  • ダイハツ「ムーヴキャンバス」(2022年7月モデルチェンジ)
  • トヨタ「シエンタ」(2022年8月モデルチェンジ)
  • 日産「セレナ」(2022年11月モデルチェンジ)

ガリバーでも未使用車を多く扱っていますので、どんな車種があるのかをチェックしてみてください。

norico編集部オススメ記事

noricoでは、クルマの購入に関する基礎知識や選び方のポイントを分かりやすく解説しています。「状態のいいクルマを安く買いたい」という人は、以下の記事も参考にしてください。

特別仕様車とは?メリット・デメリット、お買い得感と査定額への影響

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特別仕様車とは

トヨタ「ヴォクシー煌Ⅲ」

特別仕様車とは、既存のモデルに装備やボディカラーで付加価値をつけたクルマのことです。 廉価グレードや売れ筋グレードをベースに、上級グレードやオプションでしか設定できない装備(機能・パーツ・アクセサリー)が付けられたり、限定装備・色が設定されたりします。

有名な特別仕様車では、ヴォクシーの「煌(きらめき)」シリーズなどがあります。

特別仕様車の特徴

特別仕様車は、ベースとなる車両に比べて割安で装備を付けるなど、お買い得感のあるクルマが多いです。また販売期間や販売台数を限定しているケースもあります。

特別仕様車の例①トヨタ「C-HR

トヨタ「C-HR G“Mode-Nero Safety Plus Ⅲ”」

2022年8月に発売されたトヨタC-HRの特別仕様車「G“Mode-Nero Safety Plus Ⅲ”」。ベース車両と同価格で、専用装備や追加の安全装備が採用されています。

  • ベース車両はハイブリッドモデルG
  • 車両価格はベース車両と同価格
  • 専用のタイヤやヘッドランプ、シート表皮などを採用
  • ベース車両でオプション設定のパノラミックビューモニター、パーキングサポートブレーキを標準装備

特別仕様車の例②三菱「デリカD:5

デリカ「D:5 ジャスパー」

2022年11月に発売された三菱デリカD:5の特別仕様車「ジャスパー」。ベース車両より価格が上がるものの、アウトドアに欠かせない撥水シートなどを装備しています。

  • ベース車両はG-Power Package
  • 車両価格はベース車両より8万5,800円高い
  • フロントグリルをはじめ外観に特別仕様を多く盛り込む
  • 専用の撥水機能付きシートを搭載

なお三菱は過去にもジャスパーを販売しています。2020年に発売されたモデルの専門家レビューを、以下の記事でご覧いただけます。

Q. なぜ特別仕様車を販売するの?

A.多くの場合、特別仕様車は販売促進の起爆剤として導入されます。新型車の発売から数年経つと、クルマの売上は悪化しやすいです。そこでお買い得感や特別感のある特別仕様車を販売し、販売台数の回復を狙います。

ただし売れ行き好調なクルマでも、さらなる販売促進や顧客満足度向上のために特別仕様車が設定されることもあります。また「販売10周年記念」といったメモリアルモデルとして販売される特別仕様車もあります。

特別仕様車のメリット・デメリット

メリット

  • ベース車両より装備が充実していることが多い
  • ベース車両に同様のオプションを装備するより安い
  • 限定台数やカラーといった特別感がある

特別仕様車の主なメリットは、ベース車両と比べて装備などが割安で充実していることです。また内外装にこだわっていることも多く、特別感を味わえます。特に「限定モノが好き」という人におすすめです。

デメリット

  • 不要な装備がセットになっていることも
  • カラーが限定される場合がある
  • 値引きはあまり期待できない

デメリットとして最初に挙げられるのは、不要な装備が付いてくる場合もあることです。特に車両価格がベース車両より高く、その人にとって不要な装備が入っていると損な気分になるかもしれません。

また元々がお買い得感や特別感のあるクルマなので、新車購入時にあまり値引きを期待できないこともデメリットです。

特別仕様車のよくある疑問

疑問①本当にお買い得?

特別仕様車は、基本的にはお買い得なことが多いです。C-HRのようにベース車両と価格を変えずに装備が充実している場合は、特にお得感が強いでしょう。

ただし購入者にとって本当にお買い得かどうかは、以下の点で決まります。

  • 欲しいオプションを全て備えたときにベース車両より安いか
  • デザインや色に価格以上の魅力を感じるか

例えばベース車両に追加したい装備が1つだけなのに、他の装備が付くために車両価格が上がっていてはあまりお買い得と言えません。また特別仕様車は内外装に専用パーツやアクセサリー、限定色を採用することが多いです。こうした独自のデザインに魅力を感じるかどうかも、お買い得感に関わってきます。

疑問②売却時の査定額は上がる?

残念ながら、特別仕様車だからといって査定額が上がる訳ではありません。

装備が充実している場合は多少の査定額アップを期待できるものの、それ以上に重要なのは車両の状態。また流通量が多い場合や不人気車の場合も、相場価格は下がってしまいます。

ただし販売台数が限定されていたり、他のグレードにない手の込んだ機能が搭載されたりしている車種は希少価値があり、査定額がアップする可能性も高いです。特にスポーツカーなどは、査定額が上がりやすい傾向があります。

特別仕様車を選ぶ前にグレードの確認を

特別仕様車はお買い得感のあるクルマが多いですが、その前に「自分がどのグレードを選ぶべきなのか」をよく検討しましょう。最低限の機能だけで良かったのに「何となく得に思えて特別仕様車にした」といった場合、購入後に後悔することもあります。

以下の記事では後悔しないためのグレードの選び方をご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

norico編集部オススメ記事

noricoでは、クルマ選びや購入方法に関する解説記事を掲載しています。使い勝手や支払方法で後悔することのないよう、以下の記事もぜひお読みください。