- この記事の目次 CONTENTS
- 記事トップ
- 選択肢が広がったSUV
- 7人乗りSUVのメリット・デメリット
- ミニバンとどっちが良い?
- 7人乗りSUVがあるモデル
- 人気オススメランキングベスト10
- 1位 マツダ 「CX-8」
- 2位 三菱「アウトランダーPHEV」
- 3位 日産「エクストイル」
- 4位 トヨタ「ランドクルーザープラド」
- 5位 レクサス「RX450hL」
- 6位 ホンダ「CR-V」
- 7位 トヨタ「ランドクルーザー」
- 8位 レクサス「LX」
- 9位 BMW「X5」
- 10位 BMW「X7」
- 7人乗りSUVの選び方Q&A
- 迷ったら気軽に相談を
選択肢が広がったSUV
日本でも次々と新しいモデルが販売され、すっかり市民権を得たSUV。以前は「大人数が乗れるクルマ」といえばミニバン一択でしたが、最近では3列シートを備えたSUVも増えてきています。
それにともない「リーズナブルな価格のモデル」「コンパクトさが売りのモデル」など、ニーズに合わせたクルマ選びができるようになってきています。
7人乗りSUVのメリット・デメリット
大人数が乗れて便利そう3列7人乗りSUVですが、メリットもデメリットもあります。7人乗りSUVが自分に合っているのか見極めるためにも、きちんと特徴を把握しておきましょう。
【メリット】
・7人まで乗れるので人も荷物も載せやすい
・大きなボディの割にスポーティーな走りが楽しめる
・車高が低く、スタイリッシュな見た目
【デメリット】
・3列目がどうしても狭くなりがち
・ミニバンに比べると、貨物スペースは狭い
・高価格のモデルが多い
ミニバンとどっちが良い?
同じ3列シートを備えるクルマとしてミニバンが挙げられます。ミニバンの場合、ボックス型のボディの分だけ車内空間が広く、人が乗るスペースも、また荷物を載せるスペースも広く確保しやすいです。またミニバンの場合には、フルフラットにして車中泊をしやすい形・工夫がされているモデルが多いです。
他方で、その四角く大きなボディがゆえに空気抵抗が大きいのがミニバンの欠点です。そのため走りが重たくなったり、燃費が悪かったりといった欠点もあります。
自分にとって重視するポイントに合わせて、ミニバンにするのかSUVにするのか決めることをおすすめします。
7人乗りSUVがあるモデル
日本では長らくミニバンが人気であったため、まだ3列7人乗りのSUVのモデルは以下のように数が限られています。
【国産車】
・トヨタ「ランドクルーザー」「ランドクルーザープラド」
・レクサス「RX450L」
・日産「エクストレイル」
・マツダ「CX-8」
・ホンダ「CR-V」
・三菱「アウトランダー」

【外国車】
・メルセデスベンツ「GLS」
・BMW「X5」
・アウディ「Q7」
・ボルボ「XC90」
・プジョー「5008」
・ランドローバー 「レンジローバー」「ディスカバリー」
・リンカーン「ナビゲーター」
・キャデラック「エスカレード」
・シボレー「キャプティバ」
・テスラ「モデルX」
上記は新車で購入可能なモデルであり、三菱「パジェロ」のように過去に販売されていたモデルも含めるともう少し数は増えます。またフォードの「エクスプローラー」のように海外では販売されているものの、日本国内では展開されていないモデルもあります。中古車や直接並行輸入車などまで視野に入れると選択肢が大きく広がります。
人気オススメランキングベスト10
輸入車も含めるとかなり選択肢が多い3列シートの7人乗りSUV。「人気があるから」といってその人の条件や使い方に合っているとは限りませんが、人気やオススメから候補を選んでいくのも一つの方法です。
そこで今回は人気オススメランキングのベスト10と、新車・中古車の相場をご紹介します。ベスト10にランクインしたのは以下のクルマです。
順位 | 車種名 | 新車価格(税込) | 中古車相場 |
---|---|---|---|
1位 | マツダ 「CX-8」 | 289.4万円〜511万円 | 193.9万円〜499.8万円 |
2位 | 三菱「アウトランダーPHEV」 | 462.1万円〜532.1万円 | 99.7万円〜555.2万円 |
3位 | 日産「エクストレイル」 | 219.8万円〜412.5万円 | 9.8万円〜379.8万円 |
4位 | トヨタ「ランドクルーザープラド」 | 315万円〜554.3万円 | 52.8万円〜660万円 |
5位 | レクサス「RX450hL」 | 781.5万円~796万円 | 75.1万円〜883万円 |
6位 | ホンダ「CR-V」 | 323万円〜418.9万円 | 13.3万円〜395.2万円 |
7位 | トヨタ「ランドクルーザー」 | 435万円〜723.6万円 | 248万円〜860万円 |
8位 | レクサス「LX」 | 1100万円〜1191.7万円 | 59.8万円〜1558万円 |
9位 | BMW「X5」 | 920万円〜1391.6万円 | 38万円〜1080万円 |
10位 | BMW「X7」 | 1079万円〜1860万円 | 939.8万円〜1655万円 |
ここからは、それぞれの車種の特徴をご紹介していきます。
(※本記事で紹介している新車価格・中古車相場はガリバーが独自に集計したもので、以下の自動車カタログで他の車種も含めて紹介しています。クルマの価格、サイズ、装備、相場は記事の加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。)
1位 マツダ 「CX-8」

2017年にデビューしたマツダのフラッグシップSUVであるCX-8、大きなボディサイズではありますが、8人乗りも可能なランドクルーザーや大型ミニバンほどのサイズはありません。
しかしそれを差し引いても、新車で約300万円からとお買い得感のある価格設定、ゆったりとリラックスできる乗り心地、そしてガソリンよりも安価なクリーンディーゼルなので維持費が抑えられるという点が魅力の一台です。またマツダならではの優れたデザイン性も嬉しいポイントでしょう。
2位 三菱「アウトランダーPHEV」

2021年12月にモデルチェンジし新型車となった三菱のアウトランダーPHEV。これまではPHEVは5人乗りのみでしたが、このモデルチェンジを機に7人乗りが用意されました。
新型のアウトランダーPHEVは、全グレードが2モーター式でモーター出力が非常に大きくなっています。EVとしても83km(4WD、WLTCモード)を走ることができるので維持費も抑えられますし、PHEVでありながらハリアーのハイブリッド並みの値段と性能を考えると非常にリーズナブル。スポーツカーに負けない走行性能も魅力です。
3位 日産「エクストイル」

モデル末期になり、2022年夏にも新型が発売されると言われている日産のエクストレイル。7人乗りSUVとしては比較的コンパクトサイズですが、その分だけ運転しやすく価格もリーズナブル。そのため新車はもちろん中古車でも根強い人気を誇るモデルです。
アウトドアやウィンタースポーツを想定したラゲッジスペース、多彩なシートアレンジなどレジャーにも使いやすい一台。雪道にも強く、使い勝手が良い一台です。
4位 トヨタ「ランドクルーザープラド」

2009年に現行モデル発売と、決して目新しさはないものの、根強い人気で新車も中古車も着実に売り上げを残しているのがランドクルーザープラド。人気が安定しているため、手放す時の買取価格も高いのが特徴です。
現行モデルが発売されてから長いため、エンジンの出力や安全装備が追加された特別仕様車も販売されています。安全性能を重視するなら、積極的に特別仕様車を選ぶことをオススメします。
5位 レクサス「RX450hL」

レクサスのSUVの中でLXに次いで大きい、中型SUVのRX。基本的には5人乗りなのですが、RX450hLというグレード限定で3列シートを備え7人で乗ることができます。レクサスならではのデザインや質感、ハイブリッド性能を期待するのであれば、外せない一台でしょう。
レクサスRXは2022年末か2023年初頭にはモデルチェンジすると言われています。安全装備やハイブリッド性能の向上を期待するのであれば新型を待つのも一つの選択肢でしょう。
6位 ホンダ「CR-V」

2018年にモデルチェンジしたホンダのCR-Vも7人乗りが選べます。エクストレイルやアウトランダーと同じサイズ感で、運転しやすく使い勝手が良いのが魅力でしょう。
ただし、CR-V自体にはハイブリッドモデルも用意されているにも関わらず、7人乗りはガソリン車のみなので注意が必要です。
7位 トヨタ「ランドクルーザー」

大型SUVの代表格ともいうべきランドクルーザー。ボディサイズが大きく車内が広いことに加えて、悪路走破性も非常に高いのが特徴です。そのため中東を筆頭にした、過酷な環境でも高く支持されています。
やや高価ではありますが、それに負けない走行性能を備えた一台です。
8位 レクサス「LX」

7位のランドクルーザーをベースに、レクサスブランドに合わせたデザインや装備を施したのがレクサスLX。そのためサイズ感や車内の広さはほぼ同じと考えて良いでしょう。
ただし価格としては、ランドクルーザーが新車で約450万円からなのに対し、レクサスLXは約1100万円からとかなり差があります。デザインと価格を踏まえて選ぶと良いでしょう。
9位 BMW「X5」

「大型SUVとはいえスポーティーな走りを妥協したくない」という人にオススメしたいのが、走りを重視したクルマ作りを続けているBMWのX5。通常のSUVよりも車高を低くすることで流れるようなスタイルを実現するとともに、空気抵抗も減らしています。
新車価格で約900万円からと高価ですが、2019年にモデルチェンジをしたことで先代モデルの中古車価格はやや下がっています。
10位 BMW「X7」

同じBMWでも、X5より更に一回り大きく、SUVモデルのフラッグシップともいえるのがX7。この「7」という数字は、セダンの7シリーズ相当であることを意味しています。
全長5,165mm、全幅2,000mmとサイズに余裕があるので、7人で乗っても充分に余裕があります。それでいてBMWらしいパワフルで軽快な走りを楽しむことができる一台です。
7人乗りSUVの選び方Q&A
一口に3列7人乗りSUVといっても、ボディのサイズ、得意な環境、価格、燃費などスペックは様々。「誰にとっても良いクルマ」は存在しないので、自分が重視するポイントや使い方に合った一台を選ぶのが重要です。
そこで、よくある選び方の軸や質問をご紹介します。
全員が広々と乗れるサイズの目安は?
7人乗りや8人乗りのSUVの場合、特に3列目が窮屈になりがち。全員が快適に過ごせる空間が欲しいのであれば、全幅が約1.9メートル以上あるようなクルマを選ぶと良いでしょう。
具体的な車種では、「ランドクルーザー」「レクサスLX」「X7」などがオススメです。
アウトドアなどオフロードにも強いのは?
最近のSUVには街乗りを中心に考えられたモデルも多く、必ずしも悪路に強いとは限りません。
その中でオフロード志向が強いのは、何といっても「ランドクルーザー」でしょう。もう少しリーズナブルな価格帯では、日産「エクストレイル」にはウィンタースポーツを想定したエクストリーマーXというグレードも用意されています。
燃費が良い7人乗りSUVは?
ボディサイズが大きくなるとクルマが重たくなるため、どうしても燃費性能が低くなってしまいます。そのため燃費が良い7人乗りを探しているのなら、「ボディサイズ小さめ」か「ハイブリッド車」のどちらかを選ぶと良いでしょう。
ボディサイズが小さめなのは「エクストレイル」や「CR-V」が挙げられます。ただしボディサイズが小さくなると3列目が狭くなるので注意が必要です。
またハイブリッドであれば、家庭でも充電できるハイブリッド「アウトランダーPHEV」がオススメです。ブランド感も気になるなら「レクサスRX」も良いでしょう。
運転しやすい7人乗りSUVは?
7人乗りということは3列シート搭載になるので、どうしてもボディサイズが大きくなってしまいます。そのため「大きなクルマの運転は慣れない」という人は「エクストレイル」や「CR-V」など比較的コンパクトなクルマがオススメです。
また大きなクルマは、ぶつけたり擦ったりするリスクが高い一方で、視点が高く見晴らしが良いという意味では運転しやすいです。
コスパが良い7人乗りSUVは?
コスパでクルマを選ぶ時には、クルマの出来、購入時の車両代金に加えて、ずっと続く維持費も考える必要があります。
それを踏まえてオススメなのは、マツダの「CX-8」でしょう。新車が約300万円から購入でき、クリーンディーゼルで走るのでガソリン車よりも維持費も抑えられます。またややスリムなボディが運転しやすく、意外にも走りも静かなので出来栄えも上々です。
迷ったら気軽に相談を
「自分に合った一台を」と言われても選びきれないという場合もあるでしょう。また「価格を重視しながら広さも」などバランスが気になる場合もあります。
そういう方は、電話やウェブで、また査定のついでにでも、ぜひお気軽にご相談ください。さまざまなクルマを取り扱ってきたガリバーだからこそ、メーカー横断でお客様にピッタリな一台をご案内します。