- 7人乗りSUVがある車種一覧
- 7人乗りSUVの特徴と選び方
- 7人乗りSUVおすすめランキングベスト10
- 特徴別7人乗りSUVの選び方
- Q. ミニバンと7人乗りSUVならどちらの方がいい?
- Q. スライドドア付きのSUVはないの?
- 迷ったら気軽に相談を
7人乗りSUVがある車種一覧
国産車・輸入車で、新車で手に入る7人乗りSUVは以下の通りです。日本では長らくミニバンが人気であり、まだ7人乗り/3列シートSUVの種類が限られています。
【国産車】
- トヨタ「ランドクルーザー」「ランドクルーザープラド」
- レクサス「LX」
- 日産「エクストレイル」
- マツダ「CX-8」
- 三菱「アウトランダーPHEV」
【外国車】
- メルセデス・ベンツ「GLS」「GLE」「GLB」「EQB」
- BMW「X7」「X5」
- アウディ「Q7」
- ボルボ「XC90」
- プジョー「5008」
- ランドローバー「レンジローバー」「ディスカバリー」「ディスカバリースポーツ」「ディフェンダー」
- キャデラック「エスカレード」
- テスラ「モデルX」
7人乗りSUVの特徴と選び方
7人乗りSUVはミニバンと同じように3列シートを備えながら、スタイリッシュなデザインをしています。またオフロード性が高く、悪路走行やアウトドアに向いているのも特徴です。そのため「ミニバンのように大人数で乗りたいけど、デザイン性も妥協したくない」「悪路走行にもこだわりたい」という人に人気です。
デザイン性を重視する分、ミニバンに比べて居住性は低め。「普段から3列目を使うのか」「車中泊に使いたいか」といったことも考えながら、車種を絞り込みましょう。
7人乗りSUVのメリット・デメリット
大人数で乗れて便利そうな7人乗りSUVですが、メリットもデメリットもあります。事前にメリット・デメリットを踏まえて検討しましょう。
【メリット】
- 人も荷物も載せやすい
- 大きなボディの割にスポーティな走りを楽しめる
- 車高が高く、見た目がスタイリッシュ
- リセールバリューが高い
【デメリット】
- ミニバンよりも3列目が狭くなりがち
- ミニバンに比べて荷室スペースが狭い
- 高価格のモデルが多い
7人乗りSUVおすすめランキングベスト10
外車(輸入車)も含めると選択肢が多い7人乗りSUV。今回はおすすめランキングを10位までご紹介します。
順位 | 車種名 | 新車時価格 | 中古車相場 |
---|---|---|---|
1位 | マツダ「CX-8」 | 289.4万円~511万円 | 166.8万円~489.9万円 |
2位 | 三菱「アウトランダーPHEV」 | 462.1万円~548.6万円 | 99.7万円~648.6万円 |
3位 | 日産「エクストレイル」 | 319.9万円~504.7万円 | 9.8万円~549.9万円 |
4位 | トヨタ「ランドクルーザープラド」 | 315万円~554.3万円 | 52.8万円~736万円 |
5位 | トヨタ「ランドクルーザー」 | 510万円~800万円 | 214.8万円~900万円 |
6位 | レクサス「LX」 | 1250万円~1800万円 | 799万円~1900万円 |
7位 | プジョー「5008」 | 404万円~591万円 | 29.8万円~565万円 |
8位 | ランドローバー「ディスカバリースポーツ」 | 443万円~794.9万円 | 258万円~696.8万円 |
9位 | BMW「X5」 | 920万円~1612万円 | 42万円~1489万円 |
10位 | メルセデス・ベンツ「GLB」 | 512万円~704万円 | 467.5万円~858万円 |
(※本記事で紹介している新車価格・中古車相場はガリバーが独自に集計したもので、以下の自動車カタログで他の車種も含めて紹介しています。クルマの価格、サイズ、装備、相場は記事の加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。)
1位 マツダ 「CX-8」
CX-8は、国産SUVの中で唯一常時3列シートを利用する前提で造られているクルマです。
3列目への乗り込みでは、2列目シートが電動で動く仕組みになっています。これは3列目に子どもを乗せるユーザーから事故を心配する声があったためで、シートの動きもゆっくりです。大人2人がゆっくり座れる広さではないものの、足元のスペースは他の7人乗りSUVより広く確保できています。
マツダならではの美しいデザインとラグジュアリー感、300万円以下から購入できるというコストパフォーマンスも魅力。クリーンディーゼルモデルもあり、燃費が気になる人にもおすすめです。
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2位 三菱「アウトランダーPHEV」
環境性能やデザイン性、走行性を踏まえて2位にランクインしたのがアウトランダーPHEV。PHEVでありながらハリアーのハイブリッド並みの価格で、補助金や税制優遇の対象です。EVとしては83km(4WD、WLTCモード)走行でき、日常生活ではほとんどガソリンを使う必要がありません。また走行性の高さも魅力で、慣れた人なら雪道でドリフト走行ができるほどオフロード性に優れています。ワンタッチで雪道走行モードへの切り替えも可能です。
アウトランダーPHEVの3列目はあくまで補助的存在で、身長160cmの人で頭上に余裕がありません。そのため「普段は5人で乗る」「3列目は子どもが使う」という人におすすめです。
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3位 日産「エクストレイル」
エクストレイルもオフロード性に優れた実力派のミドルサイズSUVです。アウトランダーPHEVと同様にワンタッチで走行モードを切り替えることができ、路面状況に応じて前後輪のトルク配分を最適に制御してくれます。
現行型の4代目は全モデルに日産のハイブリッド技術e-POWERを搭載。燃費は7人乗りモデルで18.3km(4WD、WLTCモード)です。また7人乗りモデルには高速走行時の自動追従機能プロパイロットも標準装備されています。
走行性などの実力は充分ですが、3列目はアウトランダーPHEVよりわずかに広い程度。また7人乗りモデルが1種類に限られることから、順位としては3位です。
<関連記事>走行性・乗り心地が進化!日産「エクストレイル」新旧モデル比較
エクストレイルは2022年のフルモデルチェンジで性能が大きく進化した。その分、車両価格も90万円ほどアップしている。価格や納期を視野に入れると先代モデルを低年式で購入することを視野に入れてみるのも良いでしょう。
4位 トヨタ「ランドクルーザープラド」
2009年に現行モデルを発売したランドクルーザープラド。古いモデルながらも世界的に人気があり、新車ではなかなか手に入りません。リセールバリューも高く、特に7人乗りは高値で買い取られやすいです。
ランドクルーザーと比べるとサイズは一回り小さめですが、ラージサイズSUVなだけあって3列目に余裕があります。身長170㎝程度の人でも、長距離でなければ座れるでしょう。ただし一般的な乗用車より座面は低めです。
現行モデル発売からの期間が長いため、エンジン出力や安全装備を追加した特別仕様車も販売されています。2023年夏にフルモデルチェンジするので、安全性が気になる場合は新型車か現行モデルで高年式の特別仕様車を選ぶと良いでしょう。
5位 トヨタ「ランドクルーザー」
ランドクルーザーは2021年にフルモデルチェンジをしており、弟分のプラドより新しさがあります。
本格オフローダーとして一般的な乗用車とは構造から異なり、他のSUVと比べて圧倒的にオフロード性能が高いです。一方、2021年のモデルチェンジでは市街地走行の快適さも重視。乗り心地が大きく改善されました。
ランドクルーザーも世界的に人気が高く、手に入りにくい車種です。新車は長らく注文を停止している状態なので、中古で条件の良い車両を探してみても良いでしょう。
6位以下には輸入車・高級車がランクイン
6位以下は、トップ5に比べて車両価格や維持費のかかりやすい高級車、輸入車が中心です。
6位 レクサス「LX」
圧倒的な高級感と広さを誇るLX。質は非常に優れていますが、車両価格が高いためこの順位です。
居住性は抜群に高く、2列目もリクライニング機能ヒートシーター、テレビ視聴を楽しむことができます。3列目もランドクルーザーやプラドと同じように広いです。ただし座面が低いので、注意しましょう。
7位 プジョー「5008」
5008はマツダのCX-8と同様、全モデル7人乗りです。CX-8と比べると3列目へのアクセスが悪く、シートもわずかに狭い印象。車両価格を考えても、CX-8の方がコストパフォーマンスに優れています。ただしCX-8に比べてサイズがコンパクトなので、「常時6人以上座るけど、サイズは標準的なミドルサイズがいい」という人におすすめです。
8位 ランドローバー「ディスカバリースポーツ」
ディスカバリースポーツは、高級SUVブランドであるランドローバーの中で比較的車両価格の安い車種です。標準的なミドルサイズSUVなので、3列目はあまり広くありません。しかし3列目にもエアコンやドリンクホルダーが設置されており、シートも上質です。子どもや小柄な人であれば快適に過ごせるでしょう。
9位 BMW「X5」
「7人乗りでも走行性を重視したい」という人におすすめなのがBMWのX5。通常のSUVより車高を低くすることで流れるようなスタイルを実現するとともに、空気抵抗も減らしています。3列目は広くありませんが、居住性より走行性を重視する人におすすめです。
10位 メルセデス・ベンツ「GLB」
GLBは使い勝手の良いサイズ感が魅力です。サイズとしてはエクストレイルやCX-5と同じくらいで、3列目は補助的または子ども用として使う程度に考えると良いでしょう。重厚感のある走りをし、1〜2列目の乗り心地は上々です。2023年にはビッグマイナーチェンジを控えています。
<関連記事>ベンツのコンパクトSUVを徹底比較!正統派「GLA」VS7人乗り「GLB」
特徴別7人乗りSUVの選び方
上記の紹介を見てどのクルマが良いか迷った場合は、以下の特徴別おすすめ車種も参考にしてください。
目的 | おすすめ車種 |
---|---|
オフロード性に優れる | ・本格オフローダーの「ランドクルーザー」「ランドクルーザープラド」 ・四輪駆動方式で最低地上高が高い「アウトランダーPHEV」「エクストレイル」 |
運転しやすい | ・ミドルサイズSUVの「アウトランダーPHEV」「エクストレイル」 |
全員が広々乗れる | ・全幅が1.9m以上ある「ランドクルーザー」「ランドクルーザープラド」「LX」 ・6-7人乗りが前提「CX-8」 |
コスパが良い | ・6-7人乗りの新車価格が約300万円「CX-8」 ・低燃費技術搭載で維持費が安い「アウトランダーPHEV」「エクストレイル」 |
Q. ミニバンと7人乗りSUVならどちらの方がいい?
ミニバンはSUVよりも居住性が高く、荷室の積載量も多いです。また子どもの乗り降りのしやすさ、車中泊などに適したシートアレンジの豊富さも魅力でしょう。一方SUVはデザイン性に優れ、またミニバンより燃費が良い傾向があります。
「大人数での居住性を重視するならミニバン」「デザイン性や走行性を重視するならSUV」と考えると良いでしょう。
以下は7人乗りミニバンのおすすめランキングなので併せて参考にしてみてください。
Q. スライドドア付きのSUVはないの?
現在販売されているSUVでは、ミニバンのようなスライド付きモデルがありません。ただし三菱の「デリカD:5」やスズキ「スペーシアギア」など、SUV風のミニバンやワゴンは存在します。
特におすすめなのは三菱「デリカD:5」です。ミニバンながらも最低地上高が高く、オフロード性能にも優れています。顔つきもSUVらしい逞しさがあり、SUVとミニバンの長所を合わせた唯一無二の存在です。
<関連記事>唯一無二の魅力を知ろう!三菱「デリカD:5」新旧モデル比較
迷ったら気軽に相談を
「自分に合った一台を」と思っても、選びきれない場合もあるでしょう。また価格と広さなどのバランスが気になる場合もあります。
ガリバーではメーカー横断で各車種の機能性などを比較し、お客様のご希望に合うクルマをご紹介しています。クルマ選びに迷った場合は、電話やウェブ、また「査定のついで」にお気軽にご相談ください。
CX-8のカタログ情報
- 現行モデル
- 平成29年12月(2017年12月)〜現在
- 新車時価格
- 289.4万円〜511.0万円