車を売りたいけどまだ検討段階。そのため査定申し込みをするにも個人情報の入力をして電話がかかってきても億劫だ…。そんな人のために今回は査定・買取相場の調べ方や見方について解説します。スムーズな車の査定検討が出来るようになれば嬉しいです。
- だいたいの車査定額を知りたいなら中古車販売店サイト
- その他、だいたいの査定相場が分かるサイト
- 電話無し、個人情報無しで査定金額を知りたい…
- 車の査定・買取相場の調べ方は?絞り込みと見るべきポイントを解説
- 査定を受ける前に確認したいポイント
- まずは、買取相場を見よう
- 車査定の関連記事
だいたいの車査定額を知りたいなら中古車販売店サイト
「だいたいの査定金額が知りたい」という場合は中古車販売店の査定相場を見てみましょう。
例えば、買取続けて30年のガリバーの買取相場サイトだと過去6ヶ月の車種・グレード名での査定・買取取引データを公開しています。
全国に店舗を持ち、かつ買取続けて30年の実績があるのでだいたいの査定相場をみるにも参考になる十分なデータがあります。
その他、だいたいの査定相場が分かるサイト
査定相場を調べる方法としては中古車販売店の査定・買取相場を見る以外にも以下のようなサイトでも調べることが出来ます。
- メーカーの下取りシミュレーションサイト
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一括見積査定サイトやまとめサイト
メーカーの下取りシミュレーションも参考に
車の買い替えの際に、新車をディーラーから購入することが視野に入っている場合はメーカーの下取りシミュレーションも見てみましょう。トヨタや日産の公式サイトで下取りのシミュレーションが出来ます。ディーラーで今の車と同じメーカーの車に買い替えを想定している場合は、買取査定金額よりも高くなる可能性があるので是非試してみてください。ただ、違うメーカーへの買い替えをする場合では下取りよりも買取の方が査定が高くなる可能性があるので注意しましょう。
【補足】買取と下取りの違いとは?
車の買取とは売却のみを行うことを指します。下取りとは新車の購入をするお店に、車の乗り換えをするために車を売却することを指します。
お店とのやりとりのゴールは次のようなイメージ
・買取は車を売却することがゴール
・下取りは車を引き取ってもらって新車を購入することがゴール
買取の場合は売る業者を選べる選択肢が多い。下取りの場合は新車の購入までワンストップで出来る。という特徴があります。
一括査定サイトや比較まとめサイト
複数の業者のだいたいの査定総額が知りたいという場合は一括査定見積もりサイトやまとめサイトを見てみるのも検討に入ります。ただし、利用をする場合は以下の注意が必要です。
一括査定サイトや比較まとめサイトの注意点
- 実際の買取金額の掲載はされているのか?
- 申し込むと複数の会社とのやり取りが発生する
一括見積もりを申し込むと4,5社ほどのやり取りが発生する場合があります。複数の業者比較になると査定の相談依頼を受けたいために高い金額の査定見積もり金額を提示・表示する業者もいるかもしれません。
その場合、買取金額の際に見積もりよりも買取金額が大きく下がってしまう場合があります。流通台数が少ない車種・グレードの場合、金額幅が業者によって出る場合も考えられます。しかし、業者によって見積もり金額幅が大きい情報の掲載が多い場合は注意しましょう。
まずは自分の車が価格幅が大きい車種なのかを1社の中古車販売店の取引実績で見てみましょう。金額幅が大きくなる要素が複数ある場合は、一括サイトなどを参考にするようにするとスムーズです。
電話無し、個人情報無しで査定金額を知りたい…
正確な査定金額を知りたいけど「個人情報の入力をしなくてはいけないのか?」「電話がかかってくるのが煩わしい」と思う人もいますが、正確な査定金額を知るうえでは直接車を見ないといけません。そのため、連絡をするために個人情報の入力は必要になってきます。
また、電話でなくメールやSMS(ショートメールメッセージ)などでやり取りをすることも出来ますが、査定申し込み最初は日程の調整の他に車の情報といった事前に知っていた方がやり取りがスムーズな項目が複数あるため電話でのヒヤリングの方が早くやり取りが出来る場合が多いです。
正確な査定金額を知るのが難しい理由
ネットのみの情報だと、正確な査定金額を知ることが難しい理由は以下のようなことがあげれます。
- 査定金額は時間の経過とともに下がることが一般的
- 時期や地域といった市場状況によって査定金額が異なる
- 流通台数の少ない車種・グレード、年式の車は査定額の幅が出やすい
- 車の状態(キズや凹みなど)は人それぞれ
車の状態は人それぞれです。年式が古くてもメンテナンスをしっかりしている車もあれば、購入間もない車でもキズや凹みの多い車があったりします。そのため正確な査定金額を出すためには直接車を見ないと難しいです。
また、人気のヴィンテージ車でない限り、基本的に経年によって車の価値は下がってくることが一般です。そして、車の購入需要が高まるシーズン(新年度の開始やボーナス時期など)前は査定金額も高くなる傾向があります。そのため、査定を検討したら早めに売却手続きをしてシーズン前に間に合わせることがおすすめです。
車の売却を検討したら早めに業者を選び、手続きを終わらせるためにも査定相場の調べ方を知りましょう。
車の査定・買取相場の調べ方は?絞り込みと見るべきポイントを解説
査定相場の絞り込みによる調べ方と、表で見るべきポイントを解説します。
まず、査定相場の絞り方のフローは以下の2つです。
- 売る車のメーカーを選択する
- 該当する車種名を選択する
売りたい車車種の検索画面が出たら次に見るポイントは2つあります。
- 全国の買取取引データ
- 年式ごとの過去6か月の買取相場
まずは検索の流れについて見ていきましょう。
トヨタのヤリスクロスを例にして査定相場の見方を解説します。
※画面の情報は2022年2月4日次点のものです。
中古車相場 検索の流れ
多くのデータの見比べるためスマートフォン用の画面でなく、1ページ当たりの実績表示数が多く見えるパソコン用画面を例に見ていきます。
見たい車の査定相場の探し方は以下の通りです。
- 手順1:探したいメーカーのボタンを選択する
- 手順2:「その他の車種の買取相場はこちら」を選択する
- 手順3:該当する車種名を選択する
まず、中古車買取相場ページの「ざっくりな買取相場を知る」項目で知りたいメーカー(ブランド名)を選択してください。知りたいメーカーが表示されていないという場合は画面左の「国産車」もしくは「輸入車」の各文字下にある「全てを表示」を選択すると他のメーカーも表示されます。
ブランド名で「トヨタ」を選択すると、上の画像のような画面が表示されます。人気ベスト10内に知りたい車種名が無い場合は「その他の車種の買取相場はこちら」を選択してください。そうすると五十音順での車種名の選択が出来る場所に移動します。
五十音順のパージ箇所の確認ができたら、知りたい車種名を探して選択をしましょう。今回は例としてヤ行の「ヤリスクロス」を選択します。
そうすると、査定相場を知りたい車種のページが分かります。
買取相場の見るポイントと絞り込みの仕方
知りたい車種の買取ページに来たら各項目を昇降順で並び変えて見てみましょう。査定額が高い順や低い順といった並び替えも出来ます。
査定額に影響を与える要素の項目は以下です。
- 年式
- 走行距離
- 査定時期
- 都道府県
年式や数字が新しいほど、走行距離は数字が低いほど査定額は高くなる傾向があります。また、査定時期が新しいほど今回の査定額に近しい金額感の把握ができます。
売りたい車の年式が分かる方はページ下部の方にある年式を選択すると、年式での買取相場を知ることが出来ます。また、下部には都道府県別での買取相場も見ることが出来ます。
査定を受ける前に確認したいポイント
車はなるべく高く売りたいですよね。車を査定する前に知っておいた方が良いポイントは以下の通り
- 小さな傷の修理や清掃を行っておく
- 走行距離が5万km、10万kmといった大台に乗る前に査定にかける
- 年式が落ちる前に査定にかける。3年、5年、7年、10年が年式落ちのタイミング
大きな凹みやキズの場合は修理にかかった費用によっては車買取額アップよりも修理費の方が高くなる場合があります。そのため、業者に修理を依頼する場合は修理をしない場合とどちらが良いか判断するようにしましょう。
また、査定額が変わる大きな目安として走行距離と年式があります。一般的な傾向として走行距離なら5万km、10万km。年式だと3年、5年式といった数字がポイントなので売却を検討している車が該当しそうな場合は早めに査定の申し込みをした方がよいでしょう。
まずは、買取相場を見よう
だいたいの査定相場一覧でも絞り込みなどを利用することで査定をするかの判断材料になります。
なるべく高く売るためにも見積もりを複数社で取ることは大切ですが、一度に多くの業者に見積もりを依頼するとやり取りが煩雑になりがちです。まずは、査定相場を見てみて納得いける相場感なのかを確認しましょう。そのうえで、正確な査定額を知るために査定の申し込みをすることがおすすめです。
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- Supervised by norico編集長 村田創
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中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!