【2025年】燃費が良い車ランキング!ボディタイプ別TOP5もご紹介

【2025年】燃費が良い車ランキング!ボディタイプ別TOP5もご紹介

国産車の燃費ランキングTOP10と、ボディタイプ別(軽自動車・コンパクトカー・セダン/ステーションワゴン・SUV・ミニバン)の燃費ランキングTOP5をご紹介しています。普通車ではトヨタ車が上位を独占していますが、他社でもおすすめ車種がありますので、参考にしてください。

燃費が良い車ランキング 総合TOP10

2025年2月現在の燃費が良い車トップ10は以下の通りです。 年間のガソリン代は走行距離やその時のガソリン価格によって異なりますが、今回は年間1万km走行、ガソリン価格を180円/Lとして試算しました。

順位 車種名 最高燃費
(WLTCモード)
ガソリン代
(1万km分)
ボディタイプ
1位 トヨタ「ヤリス」 36.0km/L 50,000円 コンパクト
2位 トヨタ「アクア」 34.6km/L 52,023円 コンパクト
3位 トヨタ「プリウス」 32.6km/L 55,214円 セダン
4位 トヨタ「ヤリスクロス」 30.8km/L 58,441円 SUV
5位 ホンダ「フィット」 30.2km/L 59,602円 コンパクト
トヨタ「カローラ」 30.2km/L 59,602円 セダン
7位 トヨタ「カローラスポーツ」 30.0km/L 60,000円 コンパクト
8位 トヨタ「カローラツーリング」 29.5km/L 61,016円 ステーションワゴン
9位 トヨタ「シエンタ」 28.8km/L 62,500円 ミニバン
10位 日産「ノート」 28.4km/L 63,380円 コンパクト

※ガソリン代は1リットル当たり180円で計算
※ランキングは2024年2月3日時点で新車で購入できる主要車種から作成。年式、グレード、装備などによって燃費条件やランキングは変わる可能性があります。

高いハイブリッド技術を持つトヨタの車が上位に多くランクインしています。またヤリス、アクア、プリウス、フィットなどコンパクトカーが上位を占めているのも特徴です。

1位 トヨタ「ヤリス」(36.0km/L)

燃費のいい車の例:ヤリスの車両画像

全長は3,940mm、全幅は1,695mmとコンパクトなボディでありながら、優れた機動性を備えたヤリス。スポーティーなのに世界トップクラスの低燃費で、コンパクトカーの中でも屈指の出来栄えの一台です。2020年に登場した比較的新しいモデルということもあり、安全装備もかなり高いレベル。

サイズ感も燃費性能も近い2位のアクアと比べるとキビキビと走るスポーティーさが売りなので、走り重視の人はこちらがオススメです。

【関連記事】トヨタ「ヤリス」を徹底評価「世界が驚愕する超低燃費を実現」

2位 トヨタ「アクア」(34.6km/L)

燃費のいい車の例:アクアの車両画像

1位のヤリスと同じようなサイズ感のアクアですが、車のキャラクターには大きな差があります。スポーティーなヤリスに対して、アクアは快適性や居住性を重視した一台。デザイン性や安全性も高く、完成度が高いのが特徴です。

燃費ランキングでは2位になってしまったものの、ヤリスとの燃費性能の差はごく僅か。そのため、燃費ではなく「走りと快適さのどちらを重視するのか」で選ぶことをオススメします。 

【関連記事】アクア vs. ヤリス(ハイブリッド)!Bセグメントコンパクトカー対決

アクアは中古車もおすすめ

アクアは2020年にフルモデルチェンジ。先代モデルも27.2〜29.8km/L(WLTCモード)と軽自動車以上の燃費性能です。流通量が多いため中古車相場も安く、コストパフォーマンスに優れている傾向があります。中古で車両価格を抑え、上級グレードに乗るのも良いでしょう。

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3位 トヨタ「プリウス」(32.6km/L)

燃費のいい車の例:プリウスの車両画像

2023年1月にフルモデルチェンジしたプリウス。デザインが大幅に変わっただけでなく、走行性能が大幅に向上しました。走りの力強さやハンドリングのキレ、カーブでの安定性はちょっとしたスポーツカーのようです。燃費性能も向上しており、運転好きで燃費も気にする方におすすめです。

プリウスは中古車もおすすめ

新型プリウス(60系)は車としての性能重視で、後方の視認性など運転のしやすさを考えると先代モデル(50系)の方が優れています。「運転に自信がない」「快適さを重視したい」という人は、中古で50系を購入すると良いでしょう。特に、50系の中でも前期モデル(~2018年)は中古車相場が下がっています。

プリウスの中古車情報をチェックする>

4位 トヨタ「ヤリスクロス」(30.8km/L)

燃費のいい車の例:ヤリスクロスの車両画像

「燃費が良いSUVが欲しい」という人にオススメなのがヤリスクロスです。一回り小さなトヨタのライズ(28.0km/L)よりも低燃費で、価格も100~200万円台で購入できる手軽さが人気です。四輪駆動モデルは悪路走破性も高く、SUVらしさもしっかりと備えています。

人気車種は新車の納期に注意

コロナ禍で発生した半導体不足は徐々に解消され、現在は新車の納期も短縮されつつあります。しかし、依然として納期が長い車種もゼロではありません。

たとえばヤリスクロスは、最新納期が公式サイトに明記されていません。また、カローラクロス・ハイブリッド車の工場出荷時期目処は5〜6ヶ月です(2024年11月25日時点)。 

納車を急ぐ場合は、中古車も含めて検討しましょう。車両登録のみ済ませ、実際の走行に使われていない登録済み未使用車もおすすめです。

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5位 ホンダ「フィット」(30.2km/L)

燃費のいい車の例:フィットの車両画像

フィットは乗り心地や快適さにこだわったモデルです。アクアとサイズ感が近いながら、室内の広さはフィットが上回ります。車両価格やガソリン代を重視したアクアか、愛らしい見た目と居住性重視のフィットかで比べると良いでしょう。

同5位 トヨタ「カローラ」(30.2km/L)

燃費のいい車の例:カローラの車両画像

トヨタ車の中でも長い歴史を持つカローラ。世界での販売台数も非常に多いです。カローラは新車でも約200万円から購入でき、ハイブリッド車は約240万円から手に入ります。セダンの中ではプリウスとともにコストパフォーマンスに優れた一台です。

7位以降はミニバンや日産車もランクイン

燃費のいい車の例:ノートの車両画像

  • 7位 トヨタ「カローラスポーツ」(30.0km/L)
  • 8位 トヨタ「カローラツーリング」(29.5km/L)
  • 9位 トヨタ「シエンタ」(28.8km/L)
  • 10位 日産「ノート」(28.4km/L)

今回のランキングでは、トヨタ車がその大半を独占しています。8位にはミニバンのシエンタがランクイン。コンパクトカーサイズで運転しやすく、且つ3列7人乗りも選べる一台です。
 10位には日産のノート(上記画像)がランクイン。電気自動車のような静粛性の高さと滑らかな加速力が魅力で、車内も広いです。ノートは既に高年式の中古モデルが比較的安く売られています。

ノートの中古車情報をチェックする>

燃費の良い軽自動車 TOP5

燃費のいい軽自動車の一覧図

順位 メーカー/車種名 最高燃費
(WLTCモード)
1位 スズキ「アルト」 27.7km/L
2位 スズキ「ラパン」 26.2km/L
3位 スズキ「ワゴンR」 25.2km/L
4位 スズキ「スペーシア」 25.1km/L
スズキ「ワゴンRスマイル」
5位 スズキ「ハスラー」 25.0km/L
ダイハツ「ミライース」

「サイズが小さい分だけ燃費が良い」と思われがちな軽自動車ですが、コンパクトカーのハイブリッド車より燃費は劣ります。安さをウリにした軽自動車には、本格的なハイブリッドシステムが搭載されていないためです。
軽自動車の中ではスズキが積極的にマイルドハイブリッドを採用しており、ランキング上位を独占しています。車両価格も踏まえた詳しいランキングは以下をご覧ください。

【関連記事】燃費のいい軽自動車ランキングTOP10

燃費の良いコンパクトカー TOP5

順位 メーカー/車種名 最高燃費
(WLTCモード)
1位 トヨタ「ヤリス」 36.0km/L
2位 トヨタ「アクア」 34.6km/L
3位 ホンダ「フィット」 30.2km/L
4位 トヨタ「カローラスポーツ」 30.0km/L
5位 日産「ノート」 28.4km/L

コンパクトカーでは、既にご紹介したトヨタのヤリスとアクアの燃費が抜きんでています。
しかしTOP5に入っている車種はどれも充分な燃費性能を誇るので、お店で試乗し、乗り心地や居住性も踏まえて検討することをお勧めします。以下の記事も参考に、候補を絞りましょう。

【関連記事】最新おすすめ人気コンパクトカーランキング!

燃費の良いセダン/ステーションワゴン TOP5

燃費のいいセダン/ステーションワゴンの一覧図

順位 メーカー/車種名 最高燃費
(WLTCモード)
1位 トヨタ「プリウス」 32.1km/L
2位 トヨタ「カローラ」 30.2km/L
3位 トヨタ「カローラツーリング」 29.5km/L
4位 トヨタ「カローラアクシオ」 27.8km/L
トヨタ「カローラフィールダー」
5位 ホンダ「アコード」 23.8km/L

セダン/ステーションワゴンでも、トヨタが上位を殆ど独占しています。
そもそも現在はセダンを販売していないメーカーもあり、扱っていても種類が非常に少ないです。また、ステーションワゴンについてはスバルがインプレッサなど数車種を販売していますが、燃費より走行性重視で、燃費性能はあまり優れていません。

【関連記事】セダンおすすめ人気ランキング!高級車からお手頃モデルまで

燃費の良いSUV TOP5

燃費のいいSUVの一覧図

順位 メーカー/車種名 最高燃費
(WLTCモード)
1位 トヨタ「ヤリスクロス」 30.8km/L
2位 トヨタ「ライズ」(OEM) 28.0km/L
ダイハツ「ロッキー」
レクサス「LBX」
3位 トヨタ「カローラクロス」 26.4km/L
4位 レクサス「UX」 26.3km/L
5位 ホンダ「ヴェゼル」 26.0km/L

SUVでは、燃費が25km/Lあれば「かなり良い」と言えます。そんな中でずば抜けた燃費性能を誇るのが、ヤリスクロスです。ハイブリッド車でも230万円ほどから手に入り、コスパに優れています。

【関連記事】燃費のいいSUVランキングTOP10

燃費の良いミニバン TOP5

燃費のいいミニバンの一覧図

順位 メーカー/車種名 最高燃費
(WLTCモード)
1位 トヨタ「シエンタ」 28.8km/L
2位 ホンダ「フリード」 25.6km/L
3位 トヨタ「ノア」 23.4km/L
4位 スズキ「ランディ」(OEM) 23.2km/L
5位 トヨタ「ヴォクシー」 23.0km/L

ミニバンの燃費ランキングでも、トヨタ車が多くランクインしています。ただしノア/ヴォクシーなどのMサイズ(ミドルクラス)ミニバンになると車重が重く、他のボディタイプほどの燃費の良さは望めません。
スズキのランディは、ノアのOEM車です。ランキングの詳細や車両価格、サイズなどの情報は以下の記事で確認してください。

【関連記事】燃費のいいミニバンランキング

車の燃費に関するQ&A

ここでは、車の燃費に関してよくある質問にお答えしています。

Q. 燃費の良い車を買うメリットは?

低燃費な車を選ぶと、以下のようなメリットがあります。

  • ガソリン代を抑えることができる
  • エコカー減税などの優遇措置が受けられることも
  • 環境にも優しい

総合ランキング1位のヤリスと10位のノートを比較しても、1万キロ走行するのに必要なガソリン代には1万円以上の開きがあります。燃費が悪い車を選べば、年間で数万円以上の差が出るケースも珍しくありません。

Q. 低燃費な車にはどんな税制優遇がある?

低燃費など環境性能の優れた車では、その性能に応じて以下のような税制優遇を受けられます。

  • 環境性能割(取得時の税制優遇)
  • グリーン化特例(自動車税の優遇)
  • エコカー減税(自動車重量税の優遇)

税制優遇を受けられるのは、主に取得時や初回継続車検時など購入後数年です。また、グリーン化特例とエコカー減税は時限立法で、2026年には制度が終了する予定です。

ただし、自動車重量税に関しては、環境性能に優れた「エコカー」とそれ以外の車両で課税額が異なります。燃費の良い車は、課税額が少ないです。

【関連記事】車にかかる税金のすべて

Q. 低燃費な車のデメリットは?

燃費の良い車は、維持費を抑えやすい一方、以下のようなデメリットがあります。

  • ガソリン車より車両価格が高い
  • 修理費が高くなることがある

ハイブリッド車の場合、車両価格はガソリン車と比べて数十万円高いのが一般的です。また、ガソリン車に比べて構造が複雑であり、故障時に高く修理代がかかることもあります。

Q. ハイブリッド車と純ガソリン車はどっちが得?

ハイブリッド車と純ガソリン車では、当然ながら燃費性能に大きな開きがあります。しかし同じ車種で車両価格を比べると、ハイブリッド車は純ガソリン車より数十万円ほど高いです。そのため走行距離が短いと、燃費代でハイブリッド車の価格差を埋められません。
どれだけ走ればハイブリッド車が得になるかは、車種やその時のガソリン価格により異なります。大まかな目安としては、購入後8~10万キロ以上乗る予定であればハイブリッド車を購入すると良いでしょう。

Q. 低燃費を維持するポイントは?

燃費の良さを維持したいのであれば、以下の点を押さえましょう。

  • 「急」のつく運転をしない
  • 不要な荷物は降ろす
  • 小まめにメンテナンスする

急発進・急ブレーキなど「急」のつく運転はエンジンに負担をかけます。また、車重が重くなれば、当然車体を動かすのに必要なエネルギーも多くなります。
さらに、車はタイヤの空気圧やエンジン内部の状態によっても燃費が変わるため、推奨されている期間や走行距離に合わせて部品交換などを行いましょう。

車両価格を抑えるのも節約術

燃費の良い車を買えば、購入後の維持費を抑えられます。しかし車のコストで最も大きな割合を占めるのは、購入時の車両価格です。
中古車であれば、同じ車種でも予算を更に抑えることができます。新しさにこだわりたい場合も、登録済み未使用車であれば諸費用込みの購入額を抑えられます。ぜひ一度中古で気になる車種の在庫を調べてみてください。

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ライター紹介

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221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。