車の安全装備の基本

クルマの安全装備の選び方とポイント!どんな機能なの?安全なクルマってどれ?
クルマの安全装備の選び方とポイント!

どんな機能なの?安全なクルマってどれ?

更新日:2022/07/29

自動ブレーキ、自動運転など目覚ましい変化を遂げているクルマの安全技術。「あったら便利そう」「予算に余裕があれば付けたい」と思っている人も多いのではないでしょうか。しかし「どれを選ぶべきか」「そもそもどんな機能なのか」など分からないことも多いものです。そこで今回は、安全装備について分かりやすくご案内すると共に、選び方のポイントなどもご紹介します。

  • 安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。

SAFE 1 安全装備ってどんな機能があるの?

CMなどでも色々と見かける安全装備。メーカーによって名前が違うこともあり、よく分からないという人も多いのではないでしょうか。

様々な安全装備がありますが、主なものは以下の通りです。お店に行く前、見積もりを貰った後に、どんな装備なのか改めて確認してみてください。

アクティブクルーズコントロール

画像:アクティブクルーズコントロール

前走車との車間距離を一定に保ちながら車速を自動でコントロールしてくれるアダプティブクルーズコントロール。昔のクルーズコントロールは車速を一定に保つことしかできませんでしたが、最近は前走車との車間距離も踏まえた上でコントロールしてくれます。

そのためドライバーはハンドル操作と、もしもの時のブレーキ操作に備えているだけでよく、高速道路などで運転するときの疲労が軽減されます。

ABS(アンチロックブレーキシステム)

画像:ABS(アンチロックブレーキシステム)

急ブレーキなどの際、路面とタイヤの摩擦が充分でないと、タイヤがロックされてしまい路面上をスリップしてしまいます。一度タイヤがロックされてしまうとハンドルでの操作ができなくなるほか、追突や横滑りの可能性もあり非常に危険です。

このようなことが起こらないよう、急ブレーキなどの際もタイヤがロックされるのを防ぎ、ハンドルの操作で衝突を回避できる可能性を高めるのがABSです。近年では広く標準装備化されています。

エアバッグ

画像:エアバッグ

最近は標準装備されているクルマが増えているエアバッグ。前面衝突時に膨らむことでハンドルなどに頭部などが直接衝突を防ぎ、衝撃を軽減させます。

また最近では、側面衝突時などに作動する「サイドエアバッグ」や「カーテンエアバッグ」も海外を中心に標準化が進んでいます。日本ではオプション装備であることが多いですが、安全性へ効果が高く、オプション料金も比較的安価であるため、積極的に選びたい安全装置です。

シートベルト

画像:シートベルト

クルマの安全装置の中で、唯一全車に装備されているのがシートベルトです。シートベルトの中にも、前方への飛び出しを抑えるもの、座る人の体格に合わせて肩の中央にベルトがかかるように調整できるもの、衝突時に胸部に加わる衝撃を緩和する機能を備えたものもあります。

自動運転

画像:自動運転

自動ブレーキやアクティブクルーズコントロールなど様々な技術を組み合わせて可能になっている技術です。技術的には何もしなくても目的地にたどり着けるレベルになっていますが、現在の法律では、ドライバーは常に運転状況を監視していなければいけないと定められています。

そのため、現在市販されているクルマでは運転席を離れることはできませんが、一定の状況下では自分で操作しなくても良いような機能が販売されています。またドライバーが席を出て操作できる「自動駐車システム」も海外では増えており、今後、さらにレベルが上がっていくことが予想されます。

自動ブレーキ

画像:自動ブレーキ

センサーやカメラで人や障害物を検知し、自動で停止する自動ブレーキ。衝突が避けられないと判断した時点で緊急停止をするだけでなく、前方の車両や人、障害物に近づきすぎると音声で警告をしてくれる機能もあります。

利用するレーダーやその精度によって、どのくらいの速度で走行している場合に対応してくれるのか、歩行者も検知できるか、など性能に差があります。それに応じて価格にも大きな幅があります。廉価なグレードでは標準装備になっていないことも多いですが、最近では軽自動車でも搭載できるモデルが増えてきています。

発売当初は「自動ブレーキなんて信頼できるの?」などという声もありましたが、最近では死傷事故の割合を大きく減らす効果が認められており、予算が許すなら付けたい装備の一つです。既にアメリカやヨーロッパでは自動ブレーキの標準装備化が進んおり、日本でも全車標準装備にするメーカーが出てきていることから、今後は安全装置の主流になっていくことが予想されます。

車線逸脱防止支援システム

画像:車線逸脱防止支援システム

道路に書かれた車線を示す白線をカメラなどで判断し、それを踏み越えそうになると警告音やステアリングへの振動などでドライバーに知らせてくれるのが車線逸脱防止支援システム。

警告音や振動で知らせてくれるだけの「車線逸脱警報」と、「車線逸脱防止機構」として、クルマを車線内に戻す形でステアリングを働かせるものがあります。後者の場合は、英語でレーンキープアシストと呼ばれることもあり、また各社ごとに少しずつ名称が異なります。

スタビリティ・コントロール・システム

画像:スタビリティ・コントロール・システム

クルマの横滑りを防ぐ安全装置です。コーナーリング時などにクルマが横滑りするとセンサーが感知し、エンジンの出力・ブレーキ力を制御するので、車体が外側に振られてしまうのを防いでくれます。

チャイルドシート

画像:チャイルドシート

平成12年4月1日より、6歳未満の幼児を乗車させて自動車を運転する際にチャイルドシートの装着が法律により義務づけられました。

バックモニター/アラウンドビューモニター/サイドブラインドモニター

画像:バックモニター/アラウンドビューモニター/サイドブラインドモニター

CMで、特に駐車をサポートする機能として紹介されることが多い、モニターによるアシスト機能。クルマの後方にカメラを設置しカーナビの液晶に後方の視界を映すのは、最近では珍しくない機能になってきています。

その他にもクルマの周囲にカメラを配置し、周囲の状況を真上から見た形で表示する「アラウンドビューモニター」も、駐車が苦手な人には嬉しく、オプションでも付けることをオススメする装備です。

また見通しの悪い交差点で左右の視界を確保してくれる「サイドブラインドモニター」も普及してきており、駐車だけでなく、日常の運転に潜む死界をカバーしてくれる機能も開発されています。

ブレーキアシスト

画像:ブレーキアシスト

ブレーキを踏み込む力を補助して、ブレーキを踏むときに強い力が必要なときにブレーキ力を増す安全装置です。緊急のときに強くブレーキを踏み込めない人でも、ブレーキ力を得ることができます。

SAFE 2 付けるべき安全装備ってどれ?

一歩間違えれば、命に関わる事故を起こしてしまう可能性もあるクルマ。だからこそ、意味のある安全装備なら付けても構わないという人も多いでしょう。

しかし選べるものを全て付けてしまうと、予算オーバーになってしまうのもまた事実。だからこそ「本当に付ける価値がある安全装備」が知りたいものです。

実際に使ってみて「これは便利だ」「付けて良かった」と感じる人が多いのが、後方など死角も確認できるバックモニター。アラウンドビューモニターやブラインドモニターなどという名前で販売されていることもありますが、特に、ミニバンやSUVなどの大型車を運転する時には「とにかく安心」だそうです。

また高い効果が認められている自動ブレーキは、予算に余裕があったら付けたいものです。危険な状況に陥った人しか効果を実感することがないため懐疑的な意見も見かけますが、実際に事故が起こる可能性が大きく下がっています。特に子どもやお年寄りの飛び出しが多い住宅街を運転する機会がある人は検討してみましょう。

中古車を検討している場合、こういった新しい安全装備を搭載しているクルマの在庫はあまり多くありません。だからこそ、多くの選択肢の中から選べる大きなお店を選ぶようにしましょう。

また希望を満たしたクルマが入荷したら連絡を貰えるサービスを使うという手もあります。ガリバーでも入荷のご連絡などをしているので、まずはお気軽にお問合せください。

SAFE 3 安全なクルマが欲しいならどれを選ぶべき?

自動ブレーキや自動運転といった複雑な技術の場合、パッと見は同じような機能に見えても、実は技術のレベルに大きな差があることがあります。そのため、単純に機能の有無だけでは判断できないのです。

「じゃあどんなクルマを選んだら良いのだろうか」と迷う人もいるのではないでしょうか。そんな方のために、ガリバーでは「安全なクルマのランキング」をご用意しています。

様々なメーカーのクルマを取り扱い、しがらみがないガリバーだからできる、客観的で中立的な評価です。ボディタイプ別にご案内していますので、ぜひご利用ください。

そもそもどのボディタイプにすべきか分からない。安全性以外も色々考えてクルマを選びたい。そんな時は、お近くのガリバーのお店にお立ち寄りください。

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