ハイラックスサーフ（トヨタ）の買取相場・査定価格

4代目ハイラックスサーフは2002年に登場した最後のモデルだ。日本国内でミドルサイズSUVのハイラックスサーフが販売されていたのは、2009年までとなる。

4代目のハイラックスサーフはボディの骨格には、ラダーフレームが採用されている。ランドクルーザープラドと共通ボディとしたことで、全幅は1875mmまで大きくなった。
デビュー当初は、最高出力270馬力の2.7L直4ガソリンエンジン、最高出力185馬力の3.4L V6ガソリンエンジン、最高出力170馬力を発生する3L直4ディーゼルターボの3種類だった。
2005年のマイナーチェンジで、ディーゼルエンジンは廃止され、3.4Lエンジンは最高出力240馬力を発生させる4L V6ガソリンエンジに変更された。

3代目ハイラックスサーフは1995年に登場した。
それまでのピックアップトラックベースのボディを辞め、専用設計のシャーシを使用することでオンロードでの乗り心地が向上した。
5ナンバーサイズのナローボディと、3ナンバーサイズのワイドボディが用意された。ワイドボディにはオーバーフェンダーが装着されていた。

駆動方式はパートタイム式のマルチモード4WDだ。1998年にはFR車のスポーツランナーが追加された。
搭載されているエンジンは2.7L直4ガソリン、3.4L V6ガソリン、3L直4ディーゼルターボの3種類だ。

現在のSUVにはない無骨なデザイン、そして、本格オフローダーとしての高い悪路走破性は今でも高い人気を誇っている。そのため、現行型だけでなく、旧型の中古車相場も安定している。
1989年に登場した2代目ハイラックスサーフでさえ、価格が付く場合がある。ただし、価格が付くのは修復歴のない程度の良いモデルに限られる。

【3代目ハイラックスサーフ】
3代目ハイラックスサーフの買取価格には、かなり幅が出ている。
走行距離10万㎞オーバーは当たり前のモデルではあるが、20万㎞を超えると査定価格はガクッと落ちる傾向となっている。
そのため、修復歴無しで走行距離が少ないと、高値を提示してもらえるだろう。
また、ホイールや軽度のリフトアップといったカスタマイズが高値につながるケースもある。

【4代目ハイラックスサーフ】
4代目は、「これが2009年に販売が終了したモデルなのか？」と疑ってしまうほど高値が出る。
とくに、走行距離が10万㎞以下で事故歴無し、内外装に大きなダメージがなければ、かなりの高値査定が期待できるだろう。
2.7Lガソリン車の人気が高いため、プラス査定が期待できる。

ボディカラーは、オプションのホワイトパールクリスタルシャイン、ブラックがプラス査定の対象だ。シルバーメタリックも人気色となっている。
サンルーフ付きであることや修復歴がないこと、下廻りなどにサビがないことが条件に挙げられる。

ハイラックスサーフの年式は、かなり古い。そのため、ディーラー下取りでは高値が期待できない。
こういった特殊なクルマほど、中古車相場をすぐに反映できる買取店での査定をおすすめする。
クロスカントリー4WD専門店も、高い買取価格が期待できる。しかし、相手はスペシャリスト。足元を見られると不利になるケースもあるので注意が必要だ。