ＦＪクルーザー(トヨタ)の買取相場・査定価格(2ページ目)

トヨタ FJクルーザーは、2010年に登場した。
FJクルーザーの魅力は、やはりデザインにある。円や柔らかい線を使った可愛らしいデザインになっているため、クロスカントリー4WDにありがちな泥臭さと武骨さを完全に払拭している。
しかも、レトロ感がある。クロスカントリー4WDセグメントにおいて、異彩を放っていた。

全幅は1,905mmと非常にワイドなのだが、可愛らしく見える愛嬌あるデザインが特徴だ。
ボディサイドのドアは、なんと観音開きになっている。使い勝手面ではやや微妙だが、リヤシート（後部座席）へのアクセスはしやすい。

搭載されているエンジンは、V6 4Lのガソリンエンジンで、276ps＆380Nmを発揮できる。北米向けに開発されたこともあり、燃費はJC08モードで8.0km/Lとなっている。
日本仕様は5速ATのみで、駆動方式はパートタイム4WDだ。

モデル途中で、ルーフの色が異なる2トーンカラーも販売された。
オフロードでの走破性が高まる装備がプラスされた「オフロードパッケージ」も販売され、本格的なクロスカントリー4WDであることもアピールした。

FJクルーザーの中古車価格は、異常と言っていいほどの高値が維持されている。2017、2018年のファイナルエディションは、新車価格を上回っているほどだ。
中古車価格が高ければ、当然、査定価格も高額になる。FJクルーザーは、かなりの高値で売却が可能なモデルだ。

ただし、前期のモデルは非常に緩やかに価格が落ち始めている。車両の状態によって大きな差がでているのだ。
走行距離が7万㎞を超えた付近から、価格が急落する傾向にある。走行距離が伸びている車両は、なるべく早めに売却した方がよいだろう。

ビビッドなボディカラーがウリだったFJクルーザーだが、人気のボディカラーは黒だ。黒のボディカラーなら、プラス査定の期待大となる。
グレードは、オフロードパッケージだと高値が付くだろう。

FJクルーザーの中には、カスタマイズを施した車両が多くある。
ディーラー下取りは、自社の中古車店で販売する場合、ノーマル状態が基本だ。そのため、カスタマイズ分をプラス評価することはあまりない。
しかし、買取店では、過度なカスタマイズでなければプラス評価されることが多い。買取店を利用することをおススメする。
また、買取店同士を競合させれば、さらに高額で売却できる可能性もある。