ＣＲ－Ｖ（ホンダ）の買取相場・査定価格（4ページ目）

【3代目CR-V】
3代目CR-Vは2006年に登場した。
ボディサイズは一気に拡大され、全幅は1,820mmとなった。当時の日本車としてはかなりワイドな全幅で、完全に北米マーケット仕様ということがわかる。
ボディサイズが大きくなったこともあり、3代目CR-Vは高級SUVへとシフトした。それまでの「カジュアルなSUV」といった印象から、大きく脱却を図ったのだ。
面は張りの強いデザインになり、迫力が増した。搭載されたエンジンは2.4Lのみで、FF（前輪駆動）と4WDがラインナップされていた。

【4代目CR-V】
4代目CR-Vは、2011年にデビューした。
3代目CR-Vの重厚なデザインとは異なり、スッキリしたシャープでスポーティなデザインとなった。
日本マーケットには、2タイプのエンジンが用意された。2.4L+4WDの組み合わせと、2L+FFの組み合わせだ。2L+FF車の価格が安く設定されていたため、ホンダは販売台数増を目論んでいるとされた。
しかし、4代目CR-Vのデル後期はハイブリッド全盛の時代だった。4代目CR-Vは、注目されないまま姿を消していった。

4代目CR-Vの苦い経験から、5代目CR-Vは国内ですぐに販売されなかった。北米では2016年にデビューしていたが、日本での販売開始は約2年遅れの2018年となった。
設定されたパワーユニットは2つだ。1.5Lターボまたは、2.0Lの「SPORT HYBRID i-MMD」がラインナップされた。ハイブリッド車には、初めて「4WD」が新設定された。
ハイブリッド車の燃費性能は、25.8㎞/L（FF）のクラストップレベルだ。1.5Lターボの燃費は、15.8㎞/L（FF）となっている。
ボディサイズもアップし、4代目CR-Vよりひとクラス上のカテゴリーとなった。
安全装備として、ホンダセンシングを全車に標準装備している。比例して、価格も大幅にアップした。

CR-Vの新車販売台数は少なかったため、中古車としての流通量は非常に少ない。
流通量の少なさが功を奏してか、中古車価格はやや高めの水準を維持している。高いリセールバリューを誇るモデルだ。

【3代目CR-V】
3代目CR-Vでも、まだ価格が付くラインを維持している。
ただし、3代目CR-Vの前期モデルは、価格が付くか付かないかギリギリといったところだ。販売開始された2006年から数年間に当たる年式の車は、早めに売却することをおススメする。

【4代目CR-V】
4代目CR-Vは、高価買取が期待できる。非常に流通量が少ないモデルなので、年式問わず価格は横ばい状態だ。
2.4LのGグレード、レザーパッケージなら、より高価買取が期待できるだろう。また、純正ナビやレザーシート、サンルーフ装着車も高値傾向となっている。

しかし、4代目CR-Vの査定価格はこの先安くなっていくだろう。なぜなら、5代目CR-Vが登場したからだ。
通常の相場感なら、5代目CR-Vの流通量が増えるにつれて、4代目の価格は下落することが予想できる。そのため、4代目CR-Vも、可能であれば価格が高いうちに売却することをおススメする。

【5代目CR-V】
5代目CR-Vは、出たばかりの新型車だ。中古車価格は、新車価格よりわずかに安い程度となっている。
当然、高価買取が期待できる。高値となっているのは、ハイブリッド車だ。ガソリン車含め、EXマスターピースもプラス査定の対象となっている。