Ｎ－ＢＯＸ(ホンダ)の買取相場・査定価格(6ページ目)

【初代N-BOX】
初代N-BOXは、2011年末に登場した新型軽自動車だ。N-BOXが属するスーパーハイト系は、非常に高い人気を誇るカテゴリー。さらに、軽自動車も人気が高いため、このクラスはなかなか価格が下がらない傾向にある。
N-BOXは新車販売台数ランキングで、何度もナンバー1を取ったことのある人気モデル。当然、高いリセールバリューを誇る。
本来なら、N-BOXの前期モデルは、価格が付かないレベルになっていてもおかしくない。しかし、前期モデルでもよほど状態が悪い車両でなければ、高値が期待できる。
2013年に行われたマイナーチェンジ後のモデルは、さらに高値傾向。とくに、カスタム系は、より高査定が期待できる。

【2代目N-BOX】
2代目N-BOXは2017年に登場。全グレードに歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備「ホンダセンシング」を標準装備した。
まだ、高年式モデルが中心なのだが、N-BOXは高値維持。1年落ち車両は、やや価格を落としている。その後、価格落ちのスピードは鈍化しており、2年落ちと1年落ちの価格にそれほど価格差がついていない状況だ。1年以内の売却はあまりメリットが無いが、その後はいつ売却しても高値売却を期待できるモデルといえそうだ。
ただ、N-BOXは、新車販売台数ランキングでナンバー1を取り続けるほどの人気モデル。数年後、中古車市場でN-BOXの流通量が飽和状態になると、価格が下がることになることもある。

初代N-BOXの前期モデルは、今後、査定価格が徐々に下がっていく傾向にある。年式が古くなってくると、カスタム系がより有利だ。基準車は、早期売却をおすすめする。
装備面では、年式が古くなればなるほど、カスタム系で内外装のダメージや走行距離が少ない車両だとプラス査定を期待できる。
初代、2代目N-BOX共通のプラス査定になる装備は、左右のパワースライドドア、ナビ、バックカメラだ。
基準車は、それほど大きな差にならないが、カスタムはブラック系がプラス査定になる。

年間新車販売台数ナンバー1の座を何度も獲得したモデルだけに、流通量はとても多い。一般的に流通量が多いと買取価格は下落傾向になるが、N-BOXは中古車でも人気が高いため高値傾向だ。
ただし、いつまでも高値維持できるか判断するのは難しい。手放すことが決まれば、早急に売却したい。

初代N-BOXは、年式が古くなってきているが人気モデルということもあり、上級グレードや状態のよい車両は中古車でも販売しやすい。こうした車両は、ディーラー下取りより中古車市場を熟知した買取店の方が高額査定になる可能性が高い。低年式だからと諦めず、積極的に買取店で査定することをおすすめしたい。