セダンは走行性の良さが魅力なボディタイプです。近年はSUVの人気に押されてはいますが、高速道路、長距離移動での安定した走行性能や乗り心地を求める人にはとてもおすすめです。今回は、セダンのおすすめをランキング形式でご紹介します。購入検討の参考にしていただけると嬉しいです。
- セダンとは
- セダンの選び方のポイント
- セダンおすすめランキングの選定基準
- セダンおすすめ人気ランキング(予算200~400万円台の国産セダントップ8)
- セダンおすすめ人気ランキング(予算400万円以上の高級セダントップ8)
- Q. セダンの魅力とは?
- Q. セダンの人気はなぜ低迷しているの?
- セダンを買うなら中古もおすすめ
セダンとは
セダンとは、エンジンルーム・人が乗るキャビン・荷室と空間が3つに分けられた3ボックスのクルマで、一般にドアは4枚あります。他のボディタイプに比べて車高は低めで、上質感があり、走行安定性にも優れています。
なお最近はキャビンと荷室が繋がったハッチバックスタイルのクルマでも、低重心のボディであればセダンと呼ぶ場合があります。
セダンと間違われやすいクーペやハッチバックとの違いについて気になる人は以下の記事を参考にしてください。
セダンの選び方のポイント
セダンでどのクルマが良いか迷う場合は、以下のポイントで車種を絞り込みましょう。
- サイズ
- 高級感・上質感
- 走行性能
- 燃費性能
- 運転支援機能
サイズ
セダンは大きく分けてS・M・Lと3種類の大きさがあります。一般に、ベンツ「Sクラス」やレクサス「LS」といった高価格なセダンほどサイズが大きいです。
大きいほど優雅な雰囲気を味わえますが、小回りは利きにくくなります。運転のしやすさ、駐車スペースなどを考慮してサイズ感を見極めましょう。
高級感・上質感
セダンの良さの一つは、落ち着きある雰囲気と快適な乗り心地です。ラグジュアリーな気分を味わいたいなら、キャビンの質感や乗り心地の柔らかさにこだわりましょう。一方、スポーティさを求めるなら硬めのシートを選んでも良いでしょう。
走行性能
走行安定性に優れたセダンをロングドライブのパートナーに選ぶ人は多いです。
同じセダンでも車種によってスポーティな走りをする「スポーツセダン」と、より安定感を重視した「ラグジュアリーセダン」などがあります。種類によって走りの印象は全く異なるので、ハンドリング性能やペダルを踏み込んだときの反応を確認しましょう。
燃費性能
長距離を走る人なら、ガソリン代がそれなりにかかります。そのため車両価格が多少高くてもハイブリッドモデルがおすすめです。最近は輸入車を中心に、PHEVや電気自動車も投入されています。
運転支援機能
長距離を走る人の場合、運転支援機能が充実したクルマを選ぶと運転中の負荷を軽減できます。最近は高速道路上でハンズオフ走行できるクルマもあるので、予算も踏まえて検討しましょう。
セダンおすすめランキングの選定基準
今回セダンのおすすめランキングを決めるうえで選定は以下のようにしました。
・国産セダンで新車価格が200万円~400万円の車種
・新車価格が400万円以上の高級セダンの車種
セダンは走行性の他にもラグジュアリー感を求める人が多いため、高級セダンや外車も人気のジャンルです。そのため、今回は予算別にてランキングを分けてご紹介します。中古車の場合についても言及しているので予算を抑えて考えたい人は是非参考にしてみてください。
セダンおすすめ人気ランキング(予算200~400万円台の国産セダントップ8)
ここでは、新車時価格が200~400万円台で手に入るおすすめ国産セダンをご紹介します。今回ランクインしたのは以下の8車種です。
順位 | 車種名 | 新車時価格 | 中古車相場 |
---|---|---|---|
1位 | トヨタ「プリウス」 | 242.9万円~404.4万円 | 9万円~402.9万円 |
2位 | トヨタ「カローラ」 | 193.6万円~303.3万円 | 14.9万円~305.8万円 |
3位 | 日産「スカイライン」 | 307.6万円~644.5万円 | 5.5万円~2000万円 |
4位 | ホンダ「アコード」 | 465万円 | 15万円~465万円 |
5位 | スバル「WRX S4」 | 400.4万円~482.9万円 | 83.9万円~579.2万円 |
6位 | トヨタ「カムリ」 | 329.4万円~468.2万円 | 24万円~479.8万円 |
7位 | マツダ「MAZDA6セダン」 | 284万円~466.3万円 | 189.9万円~397.9万円 |
8位 | マツダ「MAZDA3セダン」 | 222.1万円~397.3万円 | 147.4万円~329万円 |
※各車種の情報はガリバーの「自動車カタログ」より引用しています。価格、サイズ、装備、相場は記事の加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。
1位 トヨタ「プリウス」
※上記モデルは4代目プリウス
2023年1月10日にフルモデルチェンジしたプリウス。 新しく登場した5代目は、「人々に愛されるクルマ」となることを重視したモデルです。最高燃費は4代目よりわずかに劣る28.6㎞/L(WLTCモード)、低重心でスタイリッシュなデザインに仕上げました。また4代目よりもハンドリングのキレが良く、スポーツカーを思わせるような走りをします。
今後は型落ちした4代目が中古で安くなる可能性もあります。4代目プリウス(2015年~)も充分に良いクルマなので、気になる方は中古車もチェックしてください。
プリウスを中古車で買うなら2018年式以降がおすすめ
中古車で4代目プリウスの購入を検討する場合は2018年12月以降のマイナーチェンジモデルがおすすめです。4代目プリウスは2015年~2022年発売と期間が長いため、台数も多く迷いやすいです。2018年12月のマイナーチェンジ以降では安全装置である「トヨタ セーフティ センス」が全車標準装備されています。
2位 トヨタ「カローラ」
セダンの中では低価格な部類に入るカローラですが、その性能は優秀。ハイブリッドモデルの最高燃費は30.2㎞/L(WLTCモード)です。2022年10月に一部改良を行い、パワートレインも刷新されました。アクセルを踏めば軽やかに加速し、安定した走りをします。予防安全装備も向上しており、交差点右折時に対向車線から直進してくる車両、また右左折時の歩行者を検知します。
20代で予算が限られている人や、「初めてのセダン」として購入する場合におすすめです。
<関連記事>中古で手に入るホンダ「インサイト」とトヨタ「カローラ」徹底比較
3位 日産「スカイライン」
一世を風靡した人気セダンのスカイライン。しかし2022年夏にハイブリッドモデルの生産を終了し、残っているのはガソリン車のみ。しかし国産車トップレベルの先進運転支援機能を有するクルマで、ハンズオフ走行できる「プロパイロット2.0」を搭載しています。加速力も優れているので、長距離運転をする人におすすめです。
中古ハイブリッドなら車両価格と維持費の双方を抑えられます。
<関連記事>お買い得!高度な運転支援機能を持つおすすめ中古車5選
4位 ホンダ「アコード」
レクサスを除く国産セダンの中では比較的車両価格が高いアコード。価格の分だけ内外装の質感や走行性能に優れた一台となっています。外観は滑らかなボディラインが美しく、内装も上質。シートは骨盤を支えてくれるような安定性があります。また低重心で路面に吸い付くような走行安定性も魅力です。
予防安全装備としてホンダセンシングを標準装備している点も、安心できます。
5位 スバル「WRX S4」
上質なスポーツセダンが欲しいなら、WRX S4がおすすめ。現行モデルは2021年11月末に発売されており、比較的新しいです。
走りへのこだわりが強いスバルが開発したセダンなだけあり、加速力やハンドリング性能に優れています。今回のランキングでは比較的車両価格の高い車種ですが、安定感もあり、コストパフォーマンスの良いクルマです。
<関連記事>アグレッシブなセダン!スバル「WRX S4」新旧モデル比較
6位 トヨタ「カムリ」
カムリは予防安全装備が充実しており、ハイブリッドモデルの最高燃費も27.1㎞/L(WLTCモード)と優秀です。内装は黒を基調としたスポーティな雰囲気に仕上がっており、加速力にも優れています。また1タッチでドライブモードを変更できる点も便利です。「スポーティでカッコいいセダンが欲しい」という人にお勧めします。
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7位 マツダ「MAZDA6セダン」
アテンザから名称変更したMAZDA6セダン。現在モデル末期で、2023年中にフルモデルチェンジするとの噂もあります。荷室の積載量がライバルと比べて大きく、シートもしっかりとした乗り心地の良さ。デザイン性も質感も高く仕上がっています。走りはスポーティというよりラグジュアリー感を重視した印象で、比較的穏やかな走りです。
8位 マツダ「MAZDA3セダン」
MAZDA3セダンは200万円台前半から入手でき、デザイン性も高いクルマなので20代などの若者にオススメです。マツダ車は「価格以上に質感が高い」と言われますが、MAZDA3セダンの内外装も上品な雰囲気に仕上がっています。ディーゼルエンジンモデルを選べば燃費も良いです。
セダンおすすめ人気ランキング(予算400万円以上の高級セダントップ8)
ここでは、いわゆる高級車ブランドや新車時価格の高いセダンのトップ8をご紹介します。新車時価格は高くても、中古で選べば低価格で手に入るものもあります。
順位 | 車種名 | 新車時価格 | 中古車相場 |
---|---|---|---|
1位 | トヨタ「MIRAI」 | 710万円~860万円 | 127.8万円~698万円 |
2位 | BMW「i4」 | 750万円~1593万円 | 668万円~996.9万円 |
3位 | BMW「3シリーズ」 | 452万円~1067万円 | 9.8万円~869.9万円 |
4位 | メルセデス・ベンツ「Cクラス」 | 596万円~761万円 | 19.8万円~1176.2万円 |
5位 | レクサス「IS」 | 420万円~900万円 | 19.8万円~1380万円 |
6位 | メルセデス・ベンツ「Eクラス」 | 675万円~1256万円 | 23万円~1198万円 |
7位 | レクサス「ES」 | 580万円~728万円 | 399.9万円~693万円 |
8位 | メルセデス・ベンツ「Sクラス」 | 1293万円~2189.5万円 | 29万円~2480万円 |
※各車種の情報はガリバーの「自動車カタログ」より引用しています。価格、サイズ、装備、相場は記事の加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。
1位 トヨタ「MIRAI」
水素を使って発電する燃料電池車のMIRAI。環境性能に優れていることはもちろん、実は予防安全装備や運転支援機能も充実したクルマです。高性能な自動ブレーキを搭載し、車線変更時に後側方から接近する車両を検知するブラインドスポットモニターを装備。さらに高速道路上でハンズオフ走行をしてくれる「アドバンストドライブ」も搭載できます。
車両価格が高いものの、中古車相場は既にかなり値下がりしており、中古で購入するのもおすすめです。
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2位 BMW「i4」
i4は4シリーズのグランクーペをベースにした電気自動車。厳密に言えば4ドアクーペですが、そのボディはセダンとクーペを融合させた印象です。電気自動車なので環境性能に優れ、航続距離も欧州仕様車で604㎞(WLTCモード)とかなりの距離を走れます。
走行性能にこだわるBMWらしく、後輪駆動方式を採用しているところも魅力です。床下にリチウムイオンバッテリーを搭載しているので車体がより低重心になっており、走行はとても安定しています。
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3位 BMW「3シリーズ」
3シリーズは程よいサイズ感、頑張れば手が届く価格設定といった理由から日本でも人気の高いクルマです。BMW車らしく、ハンドリング性能の高さは一流。運転好きな人はもちろん、実は「これから運転を覚えたい」という人にもオススメです。ガソリンモデルの他、ディーゼルエンジンモデル、さらに現在はPHEVも選べるので、中古車も含めて予算に合う一台を選びましょう。
3シリーズを中古車で買うならF30系がおすすめ
3シリーズは2019年のフルモデルチェンジでG20系となりました。先代モデルはF30系です。F30系は2018年式で新車価格よりも4割強ほど安い中古車も出ており買い得感があります。
4位 メルセデス・ベンツ「Cクラス」
かつては「乗り心地を重視するならベンツ、走行性を重視するならBMW」といわれていました。しかし現行モデルのCクラスは3シリーズに負けない走行性能の高さを誇ります。特におすすめなのはディーゼルエンジンモデル「220d」。低燃費、且つかなりのハイパワーでグイグイ加速します。予防安全装備も世界トップクラスで、自動で車線変更を行う機能や、ドライバーが意識を失った場合に、車線を維持しながら緩やかに減速・停止する機能を備えています。
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Cクラスを中古車で買うなら先代モデルもおすすめ
Cクラスを中古車で購入する場合、予算重視なら先代モデルもおすすめです。2014年に登場した4代目から2021年のフルモデルチェンジで5代目となったCクラス。4代目は安全装備も充実しているため、「5代目でデジタル化したインテリアにあまり惹かれない」という人におすすめです。
5位 レクサス「IS」
レクサスのセダンラインナップで最も小型なIS。モデル末期ですが、2020年にフルモデルチェンジに匹敵するマイナーチェンジを行っており、予防安全装備も充実しています。スポーツセダンとして走行性能やハンドリング性能の高さにこだわっており、軽量でしなやかなに加速する一台です。
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6位 メルセデス・ベンツ「Eクラス」
安定感抜群で乗り心地の良いEクラス。刺激や主張のあるクルマを求める人には物足りないかもしれませんが、長く心地よく乗れるクルマを求める人にはぴったりです。現在はガソリンモデル、ディーゼルエンジンモデル、PHEVとパワーユニットの選択肢も豊富です。
7位 レクサス「ES」
レクサスらしい上質さを備えたES。乗り心地が柔らかく、静粛性も極めて高いです。また予防安全装備も充実していますが、ISに比べるとオプション設定のものが多いという欠点があります。ドアミラーを小型カメラにするなど、先進性も備えた一台です。
8位 メルセデス・ベンツ「Sクラス」
ベンツのフラッグシップセダンであるSクラス。その実力はまさに一流で、内外装の質感、予防安全装備の充実度、走行性能の高さと隙がありません。予防安全装備では停車してドアを開けるときまで後側方の歩行者などを検知してくれます。乗り心地も極めて良いですが、車両価格の高さからこの順位です。
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Q. セダンの魅力とは?
A.セダンには高級感ある外観、走行時の安定性、快適な乗り心地、静粛性の高さといった魅力があります。また「ザ・ファミリーカーで行くのはちょっと…」と思うようなオシャレなお店でも、気兼ねなく駐車しやすいのもメリットです。
Q. セダンの人気はなぜ低迷しているの?
A.一世代前では主流だったセダン。近年SUVやミニバンに人気が劣っている理由としては、「車高が低く乗り降りがしにくい」「荷室の積載量が多くない」といった利便性のデメリットが考えられます。また「セダン=年配の人が乗るクルマ」というイメージを持っている人もいるようです。
セダンを買うなら中古もおすすめ
A.セダンは新車時価格の高いクルマが多いです。しかし中古車になると、他のボディタイプより割安な傾向があります。なぜなら近年はSUVやミニバン、軽自動車の方が人気で、相対的に人気の劣るセダンは中古車相場も下がりやすいからです。特に輸入車では、新車時価格の割に安いクルマが多くあります。
ガリバーでも数多くのセダンを取り扱っています。ベンツやBMWといった輸入車も多いので、気になる車種がないか、ぜひ在庫をチェックしてみてください。
プリウスのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和5年1月(2023年1月)〜現在
- 新車時価格
- 275.0万円〜460.0万円
プリウスの在庫が現在484件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。