2020年秋 SUVランキング【中古車ベスト5】

自動車ニュース / ガリバー

2020.10.30

2020年秋 SUVランキング【中古車ベスト5】

※本記事内に安全装備への言及がありますが、安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。

SUVベスト5を徹底比較 いまならコレを狙え! ボディタイプ別 中古車オススメランキング SUV RANKING BEST 5 SUV

2020-2021年に自動車専門家がおすすめする中古車のSUVをランキング形式で発表!
価格や燃費、走行性能などさまざまな角度でも比較しました。
かっこよくて人気のSUV選びの参考にしてください。

目次

おすすめランキング ベスト5

  • RANKING BEST 1 SUV ランキング ベスト1 三菱 アウトランダーPHEV

    三菱 アウトランダーPHEV

    PHEVとは(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)の略。PHEVの特徴は大容量バッテリーを搭載していることだ。このバッテリーに自宅のコンセントなどに接続し充電する。外部電力を使い充電された電力を元に、通常はEV走行する。電力を使いきると、ガソリンを使いハイブリッド車として走行。ガソリンを使って走ることもでき、バッテリー切れの心配もないことから次世代車として注目されている。毎日の通勤や送迎、買い物など近距離移動する人であれば、ガソリンをほとんど使うことがなく、ガソリンより安い電力を使えるので経済的だ。自宅で充電できるので、ガソリンスタンドで給油する必要もなくなる。

    未だ技術的にはトップレベルにある次世代車

    そんな次世代車であるアウトランダーPHEVは2013年1月に登場した。前後にモーターを配置したツインモーターAWDという、当時としてはかなり先進的な技術を採用。最新モデルでは、満充電で65.0㎞(JC08モード)EV走行が可能だ。初期のモデルでも60.2㎞のEV走行ができる。
    2018年8月の改良では、エンジンの排気量を2.0Lから2.4Lに拡大。モーターやジェネレーターの出力も向上させた。PHEVシステムの主要構成部品のうち約9割を改良したことで、最新モデルのEV航続距離は65.0㎞、燃費は18.6㎞/Lとなった。
    三菱は燃費値を捏造するなど、ブランドイメージがあまりよくない。こうしたこともあり、アウトランダーPHEVの中古車価格は、人気SUVながら安価傾向。ブランドイメージはよくないが、アウトランダーPHEVのパフォーマンスは今もかなり高いレベルにある。コストパフォーマンスも高く、中古車としては非常に魅力的だ。

    アウトランダーPHEVの口コミ・評価を見る
  • RANKING BEST 2 SUV ランキング ベスト2 初代マツダ CX-5

    初代マツダ CX-5

    初代CX-5は、マツダの新世代商品群の第1弾モデルとして2012年2月に登場した。マツダの新デザインテーマである魂動デザインが採用され、躍動感あるスポーティなルックスが高く評価されヒットモデルとなった。

    ターゲットはパワフルで低燃費なクリーンディーゼル車!

    当時の日本国内では数少ない2.2Lクリーンディーゼルエンジンを搭載。このエンジンは420Nmという自然吸気4.2Lガソリンエンジン並みの大トルクを発揮する。さらにデビュー当時18.6㎞/L(JC08モード)という低燃費をアピール。低燃費でパワフルという新たな価値を提案した。CX-5には2.0Lと2.5Lのガソリンエンジンも用意されていたが、やはり低燃費でパワフルなディーゼル車がイチオシだ。
    すでに2代目CX-5が登場して3年以上が経過し、初代CX-5の中古車価格も順調に下落しており、お買い得感ある価格帯に入ってきている。

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  • RANKING BEST 3 SUV ランキング ベスト3 4代目スバル フォレスター

    4代目スバル フォレスター

    SJ系4代目フォレスターは2012年11月に登場。いかにもSUVらしい筋肉質なデザインが採用された。

    今もなお輝きを放つ俊足2.0Lターボに注目

    このフォレスターに搭載されたエンジンは、FB20型自然吸気2.0L水平対向4気筒エンジンと、FA20型2.0L水平対向4気筒ターボエンジンの2つだ。
    注目したいのは、2.0Lターボエンジン車。5代目フォレスターには、ターボエンジン車が姿を消していることから、フォレスター最後のターボモデルとなる。このターボエンジンの出力は280ps&350Nmという大パワーをアウトプット。高速道路などでは、とにかく速い! 燃費は今ひとつだが、これだけ速いSUVは、今後このクラスには出てこないと思えるほどだ。
    4代目SJ系フォレスターを狙うなら、まずこのターボエンジンを搭載したXTグレードを中心に考えてみるとよい。スバルらしさが満載されたグレードでもある。
    また、4代目フォレスターには、歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備「アイサイト」も装備。この時代のSUVのなかではトップクラスの安全性能を誇る。ほとんどのフォレスターにはアイサイトが装備されているが、稀に装備されていない車両もあるので購入時には必ずチャックしておくことが重要だ。

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  • RANKING BEST 4 SUV ランキング ベスト4 トヨタ C-HR

    トヨタ C-HR

    C-HRは、2016年12月に登場した新型車だ。プリウスと同じトヨタ最新のGA-Cプラットフォームを採用した。

    デザイン、走りにこだわった人気モデル

    C-HRは走行性能にもこだわったモデルで、SUVでありながらドイツのニュルブルクリンク24時間レースに参戦したほどだ。同様にデザインにもこだわっており、トヨタ車の中でもかなり個性的なスタイルになっている。
    C-HRは、基本的に都会派SUVとしての価値を提案しているモデル。人気の1.8Lハイブリッドには4WDの設定はない。また、ガソリン車は1.2Lターボが用意され、このモデルには4WDが設定されている。
    このC-HRはデビュー直後から大ヒット。2017年の登録車販売台数ランキングでは、アクアに次ぐ4位に入るほどだ。もちろんSUVでは圧倒的な差でナンバー1になっている。
    人気が高く、現行モデルであるC-HRだが、中古車価格は徐々に価格を下げ、前期モデルはお買い得感が出始めている。

    C-HRの口コミ・評価を見る
  • RANKING BEST 5 SUV ランキング ベスト5 マツダ CX-3

    マツダ CX-3

    CX-3は2015年2月に登場したBセグメントのコンパクトカー。ベースとなっているのは、コンパクトカーのマツダ2(デミオ)で、全長はマツダ2よりやや大きく4,275mmとなっており、意外と大きく見える。このクラスは激戦で、ホンダ ヴェゼルの他、新たに日産キックス、トヨタ ヤリスクロスなども投入されている。

    クラス唯一のディーゼルエンジンを搭載したコンパクトSUV

    CX-3は都市型のSUVとして開発された。都市での使い勝手を重視し、全高は1,550mmとなった。この全高は、他のSUVより低い設定となっており、都市部に多い立体駐車場の全高制限である1,550mm以下をクリアするためだ。こうした立体駐車場を使う顧客でも人気のSUVを購入できるようにしている。
    また、CX-3の特徴は、このクラス唯一ディーゼルエンジンを搭載していることだ。デビューからしばらくの間は1.5Lだったが、2018年5月の改良で1.8Lディーゼルに変更されている。デビュー時こそディーゼルのみの設定だったが、2017年7月の改良で2.0L直4ガソリンエンジンを追加。2020年5月の改良では、1.5Lガソリンエンジンが追加され、選択肢を増やしている。

    CX-3の口コミ・評価を見る

おすすめランキング5台を比較

価格比較

三菱
アウトランダー
PHEV

アウトランダーPHEV
前期モデルのコスパ高し!

アウトランダーPHEVは、2018年8月に排気量アップやPHEVのシステムを大幅に進化させている。そのため、2018年8月以降のモデルは少々高価で、あまり中古車としてのおいしさはない。2017年2月の改良モデルも同様だ。
狙い目は2015年7月にマイナーチェンジし現行モデルと同様のデザインとなったモデル。2016年式で220~270万円台が相場となっており、かなりお買い得感が出てきている。
デザインが変更される前の前期モデルになると150~180万円台が相場。新車価格の40%近くまで価格を下げており、コストパフォーマンスは非常に高い。グレードは、装備の良い上級グレードであるGナビパッケージ、Gプラミアムパッケージを選ぶと満足度が高くなる。

マツダ
CX-5

CX-5
急速にお買い得感が出てきた前期モデル

初代CX-5の中古車相場は、ディーゼル人気もありしばらくの間高値を維持してきた。しかし2代目CX-5が発売されて一定期間過ぎたこともあり、初代CX-5の中古車価格はようやく下落傾向となって中古車らしいお買い得感が出てきている。
とくに2015年のマイナーチェンジ前モデルは、価格を下げてきていて狙い目だ。初代CX-5のイチオシとなるディーゼル車は2014年式で110~140万円台がボリュームゾーン。この価格で420Nmもの大トルクを誇るディーゼル車が手に入るようになった。ただし、この価格帯だとエントリーグレードのXDが中心。レザーシートなどが装備されている最上級グレードのXD Lパッケージになると、やや高価になり160万円台くらいからが相場といったところだ。それでも、新車価格の50%以下になっているのでお買い得感はある。
ガソリン車の価格はディーゼル車よりわずかに安い程度なので、ますますディーゼル車を狙った方がよい。

スバル
フォレスター

フォレスター
根強い人気で高値維持

4代目フォレスターの中古車流通量は、やや少なめ。それに加えてSUV人気とスバル車ファンが加わり、4代目フォレスターの中古車価格は高値を維持している。さらに2015年の大幅改良後モデルの中古車価格は一段と高めになっている。これだけ中古車価格が高いと、お買い得感だけで買うモデルではなく、どうしてもフォレスターが好きというファン向きのモデルだ。
その上で、少しでも価格優先というのであれば2014年式以前のモデルから選びたい。2013年式と低年式の入り口に入ったモデルでも、中古車相場は110~180万円程度と高め。おすすめのターボモデルのXTになると120~190万円台とやや高めになる。ただ、程度の良い車両となると160万円台以上くらいの予算が必要だろう。
また、4代目フォレスターの中古車は全般的にディーラー車が多い。そのため、多くは高めの価格設定となっている。少しでも安く手に入れたいというのであれば、一般的な中古車店から探すとよいだろう。

トヨタ
C-HR

C-HR
新車で売れすぎた?前期モデルに徐々にお買い得感あり

C-HRはデビュー直後から爆発的な販売台数を記録したモデル。その高い人気から中古車相場もかなり高めで推移していた。ところが2019年10月のマイナーチェンジ以降、マイナーチェンジ前のモデルが順調に価格を下げている。とくに3年落ちとなる2017年式の中古車流通量が非常に多い。そのため供給が上回っている印象で、徐々に価格を下げているようだ。
2017年式C-HRの中古車相場は170~220万円がボリュームゾーン。まだやや高めだが、ようやく中古車らしいお買い得感が出てきている。ただ、170万円台だと人気のハイブリッド車はやや過走行だったり程度があまりよくなかったりするものが多く、多くは1.2Lターボのガソリン車が中心となっている。
ハイブリッドで程度のよい車両となると、ディーラー車だと190万円くらいから、一般の中古車店なら180万円台くらいからとなっており、新車価格の60%程度にまで落ちてきている。
2017年式の中古車流通量が極端に多いことも理由のひとつ。ただ他のSUVと比べると安価な印象で、お買い得感が出てきている。

マツダ
CX-3

CX-3
ようやく中古車価格が下がってきた前期モデル

クラス唯一のディーゼルエンジンを搭載した人気の高いコンパクトSUVといこともあり、CX-3の中古車価格は高値を維持し続けている。
しかし2018年の改良でディーゼルエンジンが1.5Lから1.8L変更されるなどの大改良が行われたため、この大改良以前のモデルは徐々に価格を下げている。価格が下落しているとはいえ、未だ高値であることに変わらない。
中古車相場は2015年式で120~170万円がボリュームゾーンだ。ようやく買いやすい価格帯に入ってきている。CX-3の最上級グレードでレザーシートなどを装備するXD Lパッケージは140万円台くらいから選べるようになる。全般的に4WD車は少なく、全体の25%程度くらい。価格もFF(前輪駆動)に対して10~20万円くらい高価になる。
2017年に投入された2.0Lガソリン車の中古車価格は、流通量が少ないこともありまだ高値。新車より少し安い程度なので、あまりお買い得感はない。

燃費比較

三菱
アウトランダー
PHEV

アウトランダーPHEV
送迎・通勤・買い物など短距離走行が多いなら超経済的

アウトランダーPHEV初期モデルのEV航続距離は60.2㎞(JC08モード)。通勤や送迎、買い物などの短距離で使うには十分な走行距離だ。
こうした短距離走行の繰り返しで、アウトランダーPHEVはその特徴を十分に発揮することができる。毎日短距離走行を繰り返すのであれば、基本的にガソリンを使うことがない。電気代はガソリン代の数分の1ともいわれており、非常に経済的。また、家で充電できるのでガソリンスタンドに行く手間も省ける。
ロングドライブ時の燃費は18.6km/Lと、このクラスのSUVとしてはなかなかの低燃費性能だ。移動先の駐車場で普通充電などができる環境があれば、さらに経済的になる。最近では、大型スーパーなどで普通充電無料サービスを行うところも徐々に増えてきている。

マツダ
CX-5

CX-5
パワフルなのに燃料費はハイブリッド車並み!

初代CX-5の2.2Lクリーンディーゼル車の燃費は、初期モデル(FF)で18.6㎞/L(JC08モード)。先代モデルとはいえ、この燃費値は現在でも十分に優れた数値といえる。
燃費値だけで見れば、ハイブリッド車に劣るディーゼルエンジンだが、燃料費で考えるとハイブリッド車と同等レベルになる。それは、ディーゼル車に使う燃料の軽油がレギュラーガソリンよりも20円/Lも安いからだ。これだけ価格差があると燃料費は同等レベルになり、むしろパワフルなディーゼルの方が魅力的に見えてくる。
また、2.0Lガソリン車の燃費は16.0㎞/L(FF)、2.5Lガソリン車は15.2㎞/L(FF)。同世代ガソリン車の燃費としては、平均的な数値だ。

スバル
フォレスター

フォレスター
ターボモデルは燃費を捨て、走りを重視

4代目フォレスターのターボモデルであるXTの燃費は13.2㎞/L(JC08モード)と褒められた数値ではない。そのうえ使用燃料はハイオクガソリンなのでレギュラーガソリンより高く、経済性の面ではさすがに選びにくい。
しかし、その燃費の悪さなどをすべて払拭してしまうほど魅力的なのが280psを誇る大出力だ。5代目フォレスターにターボモデルは無く、今のところフォレスター最後のターボモデル。とにかく速いSUVなのだ。
また、最終モデルの自然吸気2.0Lエンジンで16.0㎞/Lとなっている。このクラスでは平均的な数値だが、フォレスターは全車AWD車なので、まずまずの燃費値といえるだろう。

トヨタ
C-HR

C-HR
ライバルを圧倒する燃費値のハイブリッド車

C-HRデビュー時の燃費値は30.2㎞/L(JC08モード)と、もはやライバル車を大きく上回る異次元の燃費値となった。非常に環境・経済的に優れたパワーユニットといえる。
C-HRのガソリン車は1.2Lターボエンジンで燃費値は15.4㎞/Lだ。1.2Lのダウンサイジングターボのわりには、燃費値は少々物足りないものとなっている。

マツダ
CX-3

CX-3
それほど大きな差はない1.5Lと1.8Lディーゼル

CX-3初期1.5Lディーゼルエンジンの燃費は23.0㎞/L(FF、JC08モード)と良好。ライバル車であるホンダ ヴェゼルハイブリッドの燃費と、それほど大差ないレベルになっている。ディーゼルエンジンが燃料に使う軽油は、ハイブリッド車が使うレギュラーガソリンより20円/L前後安い。燃料費視点では、ハイブリッド車と同等レベルになり経済的だ。
モデル途中で追加された1.8Lディーゼルの燃費は19.0㎞/L(WLTCモード)。計測モードが異なるが、排気量は増えているものの優れた燃費値だ。
そして、新たに追加された2.0Lガソリンは15.2㎞/L。1.5Lガソリン車は17.0㎞/Lとまずまずといった燃費値になっている。

走行性能比較

三菱
アウトランダー
PHEV

アウトランダーPHEV
レスポンスに優れた電動車ならではの走りが楽しめる

アウトランダーPHEVは、エンジン負荷の低い高速道路などでエンジン直結モードとなるが、それ以外ほとんどEVでの走行になる。バッテリーの充電が十分にある場合は、エンジンが始動していないので、とても静粛性が高いのが特徴だ。
バッテリーの電力が足りなくなると、エンジンが始動する。このハイブリッド状態でもエンジンの存在感はあまりなく、静粛性は高いレベルを維持している。
そして、アウトランダーPHEVは基本的にモーターで走行するため、非常に力強くアクセル操作にレスポンスがよい。EV特有のアクセルをグッと踏み込むと、ドンという感じで勢いよく、しかもスムースに加速していく。このフィーリングはモータードライブ車ならではのものだ。
さらにアウトランダーPHEVは、前後にモーターを設置したツインモーター4WDを採用。三菱の優れた4WD制御技術であるS-AWC(SUPER ALL WHEEL CONTROL)が組み合わされていて、走行安定性を向上し走破性をアップした。クルマを意のままにコントロールできる運転して楽しい4WDシステムに仕上がっている。

マツダ
CX-5

CX-5
余裕の大トルクを発揮するディーゼルエンジン

初代CX-5のディーゼル車の魅力は、なんといっても420Nmを誇る大トルクだ。この最大トルクは、自然吸気のガソリンエンジンに換算すると約4.2L相当になる。これだけのトルクがあれば、非常に力強い走りが可能だ。
アクセルをグッと踏み込むと、CX-5のディーゼル車はドライバーをシートバックに押し付けるような強烈な加速をみせる。ちょっとしたスポーツカー並みだ。これだけのトルクがあると、高速道路などでのクルージングは非常に余裕があり楽に運転ができる。ロングツーリングには、ピッタリのパワーユニットといえる。
また、気になるディーゼルエンジン特有のガラガラといった音は上手く抑え込まれていて、走行中はほとんど気にならないが、車外音は結構ガラガラとした音が大きめだ。
初期モデルの2.0Lは155ps&196Nm。必要十分といった出力で、高速道路はやや非力に感じる。そのため、エンジンの踏み込み量もやや増え、結果的に実燃費は悪化傾向になることもある。2.5Lは188ps&250Nmという出力で、バランスの取れたエンジンといえる。

スバル
フォレスター

フォレスター
歴代フォレスター最後となる2.0Lターボを搭載

歴代フォレスターは、水平対向2.0Lターボエンジンを搭載したモデルを用意。とにかく速いSUVをアピールしていた。4代目フォレスターXTにも280psもの大パワーを発生する2.0Lターボエンジンを搭載しており、このモデルの走りは圧巻の一言だ。
単に速いだけでなく、AWDなので路面状況を問わず安定性が高く速い。とくに雨の高速クルージングなどは安心して走行できる。5代目フォレスターにはターボモデルの設定がないので、今や貴重な存在だ。
また、4代目フォレスターは悪路での走破性を高めるため、最低地上高220mmを確保。都市型SUVが多い中、本格的なオフロード走行も可能とするためだ。同時に、悪路での走破性をより向上させるAWD制御X-MODEを装備。豪雪地域やウインタースポーツを楽しむ人には、必要な機能といえる。
これらの装備により、4代目フォレスターは滅多なことではスタックしないし、仮にクルマが滑るようなシーンでも、コントロールしやすいのも特徴だ。雪深い道でのロングドライブでもAWD制御の安定感が高いため、必要以上に緊張することなく運転ができる。そのため、疲労軽減にもつながる。

トヨタ
C-HR

C-HR
切れ味鋭いハンドリング

C-HRは、最新で低重心化されたGA-Cプラットフォームが採用されている。このプラットフォームをC-HR用に最適化。ハンドリング性能はシャープで、背の高いSUVとは思えないくらいキレがあり、ヒラヒラと舞うようにカーブを抜けていく。
1.8Lハイブリッドのシステム出力は122psと、力強いとは言えないが十分な出力と言える。静粛性も高い。
1.2Lターボの出力は116ps&185Nm。自然吸気1.8L級ガソリンエンジン相当の最大トルクになる。このエンジンも通常時は、ハイブリッド同様必要十分といった出力だが、フィーリングが物足りない。小排気量ターボということもあり、アクセルオフからオンといった瞬間、ターボラグを明確に感じ、アクセル操作に対するレスポンスの鈍さも感じられる。
プラットフォームを始め、サスペンション、ボディなどの出来がよいので、もう少しパワーがあるとよいと感じてしまう。

マツダ
CX-3

CX-3
コンパクトSUVながら高速クルージングが得意

CX-3の1.5Lディーゼルは105ps&270Nmとういう出力をもつ。大幅改良後の1.8Lディーゼルは116ps&270Nmだ。両車共に270Nmという最大トルクは、自然吸気2.7L相当になるので、力強い走りが魅力だ。
速さという点では、わずかに1.8Lディーゼルが勝るが、アクセルオフからオン時のレスポンスは1.8Lが圧勝だ。1.8Lにした理由は、出力ではなく環境性能の向上が主目的だが、フィーリングもよくなっている。
最大トルクが270Nmもあるので、高速道路ではかなり余裕ある走りが可能。BセグメントSUV中トップレベルといえるもので疲労も少ない。コンパクトなボディながら、ロングツーリングは得意だ。

乗り心地比較

三菱
アウトランダー
PHEV

アウトランダーPHEV
乗り心地重視の乗り心地、後期モデルはさらに上質に

アウトランダーPHEVはラグジュアリー系SUVだ。そのため、走行性能というより、乗り心地や静粛性を重視している。
タイヤのゴツゴツ感や路面の凹凸もしなやかにいなす。ただ、カーブではクルマが大きめに傾く傾向にあるため、タイトなカーブが続く山道はあまり得意分野ではない。
ところが、アウトランダーPHEVは大きく重いリチウムイオン電池を床下に設置している。これによりクルマの重心はかなり低く、カーブでクルマは大きく傾くものの、安定感非常に高い。
こうした特性を活かすため、ボディ剛性をアップしビルシュタイン製ダンパーを装着したスポーティグレード「Sエディション」もある。しかしこのモデルは、中古車流通量がかなり少なく人気も高いため、中古車価格は高めだ。

マツダ
CX-5

CX-5
年式が新しいほど快適な乗り味に変化

マツダは走りにこだわるメーカーのひとつ。初代マツダCX-5も走りにこだわった。
そのためサスペンションは引き締められ、キビキビとスポーティな走りを披露する。しかしその反面、デビュー直後のモデルはリヤサスからの突き上げ感があり、乗り心地という面ではよいとは言えない状態だった。ところが1年後の改良では、リヤサスペンションの突き上げ感にも改良が加わり、若干マイルドになった。
マツダは毎年のように真面目に改良を繰り返した。その結果、年式が新しいほどクルマの完成度はアップしていく。乗り心地や走行性能も含め、クルマの完成を重視するのであれば、なるべく新しい年式を選ぶとよい。

スバル
フォレスター

フォレスター
後期モデルは別物ともいえる高い完成度を誇る

2015年に大幅な改良を受けた4代目フォレスター。この改良の前後でクルマの完成度が大きく異なる。
ボディ剛性のアップやサスペンション関連を大幅に変更。ステアリングのギヤ比も若干クイックな設定となった。改良前のモデルも乗り心地は快適だったが、改良によりしなやかさがプラスされより上質な乗り心地へと変化している。もちろん静粛性も向上しており、1クラス上のSUVといった走行性能になっている。
ただし、改良後のモデルは中古車価格がさらに高めになっている点が悩みどころだ。

トヨタ
C-HR

C-HR
コシがある上質な乗り心地

C-HR前期モデルのダンパーは、高性能なザックス製が採用されている。高性能なダンパーを生かす高剛性ボディの組み合わせで上質な乗り心地を披露。フワフワ感を抑え、しなやかに路面の凹凸を吸収する。
ハイブリッド車は高い静粛性もあり、1クラス以上、上のモデルに乗っている印象だ。

マツダ
CX-3

CX-3
リヤサスの突き上げ感は年式が新しいほど穏やかになる

CX-3の改良は、リヤサスペンションの突き上げ感を減らすことに費やされている。初期のモデルはリヤサスペンションの突き上げが目立ち、常にゴトゴトした乗り味になっていた。とくに後席に乗るとその傾向が明確に分かり、乗り心地面では褒められるレベルにはなかった。これは、都会派コンパクトSUVとしてキビキビとした走りを求めた結果だった。
しかし、改良の度にリヤサスペンションの突き上げ感は軽減されていく。すでに、モデル後期に入ってきているが、新しい年式ほど乗り心地は上質になっている。乗り心地を重視するのであれば、なるべく年式を新しいものにした方がよい。

内外装・デザイン比較

三菱
アウトランダー
PHEV

アウトランダーPHEV
マイナーチェンジ前後で異なる顔つき

アウトランダーPHEVのデザインは、2015年のマイナーチェンジを機に大きく変化している。マイナーチェンジ前は、最近の流行りの迫力重視系ではなく、丸みのある少し優しい顔が特徴だ。迫力系が苦手という人に合う。かなりユニークなデザインで、さらに古さを感じさせない。
マイナーチェンジ後のデザインには、大きく開いた台形のロアグリルデザインをもつ三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」が採用された。今時のSUVらしく押し出し感のある迫力重視系フェイスになっている。これが採用されてから、アウトランダーPHEVの販売は好調になったという。
インテリアは、マイナー前後で大きな変更はないものの、マイナー後は質感が大幅に上昇している。

マツダ
CX-5

CX-5
新鮮さは無いが、存在感があるデザイン

マツダのデザインテーマ「魂動デザイン」を初採用した初代CX-5。躍動感のあるデザインが特徴で、今でもユニークさを失っていない。しかし2代目CX-5が登場し、進化版「魂動デザイン」を採用したモデルがどんどんと増えてきたこともあり、新鮮味は失われている。ただ初代CX-5のデザインは秀逸で、未だ存在感があるのはさすがだ。
インパネはシンプルで扱いやすいデザインになっている。ただし、小さなモニターなどは最新モデルと比べるとやや古さを感じさせる。2014年の改良モデルは、センターコンソールのデザインが変更され、質感もやや向上している。

スバル
フォレスター

フォレスター
派手さはないが飽きのこないデザイン

スバルのデザインは総じて派手さを感じさせない、地味なデザインが多い。これには意味があり、デザインにも機能を持たせているからだ。
4代目フォレスターはガッチリとして筋肉質な、SUVらしいタフネスさを感じさせるデザインとなっている。Aピラーを先代モデルに対して、下端部を200mm前方に移動。空力性能を意識したデザインとした。空力性能は高速走行時の燃費に大きな影響を与えるからだ。実燃費を重視したデザインともいえる。
また4代目フォレスターは、派手さはないものの飽きのこないデザイン。新型が登場した現在でも、色褪せたような雰囲気がないのもよい。
インパネデザインはボリューム感のある重厚さがあり、力強いSUV感を表現。派手さが無い分、クセのないデザインといえる。

トヨタ
C-HR

C-HR
とにかく目立つデザイン

C-HRは「センシュアル スピード‐クロス」をキーワードにしてデザインされている。ダイヤモンドをモチーフに強く絞り込んだボディと大きく張り出したホイールフレアなど、独創的なスタイルを追求。その結果、今まで見たことのない独創的なデザインとなった。やや、好き嫌いが明確になるデザインだったが、そのユニーク性が評価され大ヒットした。ただ、デビューから約4年が経過し、見慣れてきたせいもあり、今や特別な印象は薄くなっている。
インテリアは、滑らかな曲線が組み合わされスタイリッシュなデザインで、未だに古さを感じさせない。デザインに特化したこともあり、ルームミラーからの後方視界はあまり良いとは言えない。

マツダ
CX-3

CX-3
クラスを超えた質感の高さ

CX-3にはマツダのデザインテーマ「魂動(こどう) デザイン」が採用された。小さなボディながら、いかにもキビキビ走りそうな躍動感に満ちたスタイリングが魅力的だ。また、都市型SUVということもあり全高を1,550mmに抑え、クーペ風の滑らかなルーフラインをもち、他のSUVとはひと味違うスタイリッシュさも美しい。
インテリアは、シンプルで滑らかな曲線でまとめられている。SUVらしいタフネスさを表現するために、必要以上にデコラティブなデザインは避けている。
また、マツダはインテリアカラーにこだわりがあり、独自のカラーを採用した特別仕様車も設定。好みに合えば、こうした特別仕様車を選択するのもよい。
そしてインテリアは、上級グレードになればなるほど質感が増していく。最上級グレードのLパッケージになると、レザーシートとなりBセグメントのSUVとは思えないほど高い質感を誇る。まさに小さな高級SUVだ。

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クルマ評論家 CORISM代表

大岡 智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員