ＴＴクーペ（アウディ）の買取相場・査定価格

ボディサイズは全長4180mm、全幅1830mm、全高1380mmで、先代に比べて全長、全幅は10mm小さくなる一方で、ホイールベースは40mm延長され前後のオーバーハングが短くなり、運動性能はさらに向上している。先代TT同様にアルミニウムを多用したボディを採用し、ボディフレーム上部とアウターパネルはすべてアルミニウム製となった。搭載されるエンジンは2リッター直列4気筒ターボのみだが、駆動方式がFF（前輪駆動）のTTクーペは最高出力180ps（132kW）を発生し、燃費は16.6m/l。そして駆動方式が4WD（4輪駆動）のTTクーペは最高出力230ps（169kW）を発生し、燃費は14.7km/l。ハイパワーモデルのTTSクーペは最高出力が286ps（210kW）、そして燃費性能は14.9km/lとなっている。そしてTTクーペのFFモデルには最高出力180ps（132kW）、燃費性能16.6km/lを実現した1.8リッター直列4気筒ターボが2リッターエンジンから変更されたばかり。組み合わされるミッションは2リッターエンジンが6速Sトロニック、1.8リッターエンジンは7速Sトロニックとなっている。
乗車定員は2＋2の4人乗りとなっている。クラス初のフルデジタル多機能メーターのアウディバーチャルコックピットをはじめ、マトリックスヘッドライトも装着車を設定。上級モデルのTTSはダンパーの減衰力をアクティブに制御するアウディマグネティックライドを標準装備している。
先代となる2代目のアウディTTは2006年10月に登場。初代のDNAは受け継いでいるが、強烈な個性は陰を潜めている。ASF（アウディ・スペースフレームテクノロジー）を採用し、ボディの7割がアルミニウム製となった。その結果、ボディ剛性は格段に向上。さらに電動格納式のリアスポイイラーやアンダーボディのフラット化になどで高速安定性も向上し、空力特性もCd値0.30を記録した。
搭載されるエンジンはFF（前輪駆動）車は2リッター直列4気筒ターボ。そしてクワトロと呼ばれる4WD車は3.2リッターＶ型6気筒だった。2009年に3.2リッターエンジンが廃止され、クワトロに2リッターエンジンが搭載される一方で、FF車には1.8リッター直列４気筒ターボエンジンが搭載されるようになった。スポーツモデルとしたTTS、TTRSもラインナップしている。アウディTTの原点となる初代モデルは1998年に登場。アウディA3のシャシーをベースにアルミニウムを使用し、高剛性と軽量化を実現。インテリアにもアルミニウムを使用するこだわりを見せた。搭載するエンジンは1.8リッター直列4気筒ターボと3.2リッターＶ型6気筒の2種類で、デビュー当時は左ハンドルのMT車しか用意がなかった。

アウディTTのように際立つ個性をもつ車種は非常に人気が高い。現行アウディTTも中古車の流通台数は増加しているにも関わらず、相場は横這いをキープしている。アウディ独自の4WDシステムであるクワトロが人気ではあるが、取り回ししやすいサイズ、そして優れたデザイン性によって女性からの支持も見逃せない。こうしたニーズの多様性を価格に反映できるのは買取の特徴だ。スポーツカーのAT車だから安いというのは当てはまらなくなっている。


アウディ TTクーペ
2015年度下期ガリバー査定実績台数ランキング　167位／1700車種
2016年度上期ガリバー査定実績台数ランキング　161位／1700車種