安い軽自動車ランキングTOP15|中古で手に入れたいコスパ優良車も紹介

安い軽自動車ランキングTOP15|中古で手に入れたいコスパ優良車も紹介

軽自動車は性能向上で近年では新車価格が上がってきています。新車でとにかく安い軽自動車を求める場合はOEM車を検討してみるのがいいでしょう。ただ、ハイトやスーパーハイトの軽自動車を安く買いたい人もいるのではないでしょうか?

今回は安い軽自動車についてランキング形式で紹介します。おすすめの買い方についても紹介しているので参考にしてみてください。

安い軽自動車ランキングTOP15

新車時価格の安い軽自動車ランキングTOP15は、以下の通りです。

順位 メーカー 車種 タイプ 新車時価格 中古車相場
ダイハツ ミライース セダン 86万円~ 5万円~113万円
トヨタ ピクシスエポック セダン 86万円~ 5万円~102万円
スズキ アルト セダン 94万円~ 5万円~157万円
4 スバル プレオプラス セダン 97万円~ 6万円~130万円
5 マツダ キャロル セダン 99万円~ 5万円~133万円
6 ダイハツ ムーヴ ハイトワゴン 113万円~ 5万円~177万円
7 ダイハツ ミラトコット セダン 116万円~ 79万円~101万円
8 スバル ステラ ハイトワゴン 120万円~ 5万円~159万円
9 スズキ ワゴンR ハイトワゴン 121万円~ 5万円~169万円
10 スズキ ラパン セダン 125万円~ 5万円~172万円
11 スズキ ワゴンRスマイル ハイトワゴン 129万円~ 79万円~191万円
ホンダ N-WGN ハイトワゴン 129万円~ 10万円~189万円
13 スズキ スペーシア スーパーハイト 131万円~ 5万円~185万円
ダイハツ キャストスタイル セダン 131万円~ 25万円~129万円
トヨタ ピクシスジョイ セダン 131万円~ 74万円~109万円

※商用バン及び軽トラックを除く。新車時価格及び中古車価格は、2023年3月時点のガリバーの「車カタログ」の数値を引用。千円以下は切り捨て。モデルチェンジ等により価格が変更している場合もあります。

100万円以下で購入できる軽自動車は、現在ダイハツ「ミライース」とスズキ「アルト」及びこれらのOEM車(姉妹車)のみです。

【注意】購入には諸費用もかかる

クルマの購入時に必要な費用は、車両価格だけではありません。税金や車両登録の代行費用といった諸費用もかかります。

諸費用の目安は車両価格の1~2割程度。つまり車両価格が100万円の場合、諸費用10~20万円が加わり、最終的には110~120万円程度払うことになります。

安い軽自動車、ランキング上位の車種紹介

安い軽自動車についてランキング上位の軽自動車を画像とともにご紹介します。

軽自動車の特徴としてOEM車が多いことがあげられます。OEM車は基本的な構造が同じで、安い軽自動車が多いという特徴があります。OEM車について以下の記事も参考にしてみてください。

1,2,4位 ダイハツ「ミライース」とそのOEM車

ミライース

  • 魅力:低燃費、収納の多さ
  • OEM車:トヨタ「ピクシスエポック」、スバル「プレオプラス」

2023年3月末現在、新車時価格が90万円を切るのはミライースとそのOEM車ピクシスエポックのみ。燃費は25㎞/L(WLTCモード、2WD)で、維持費も安く済みます。助手席側のインパネ部分にトレイを設置するなど収納性にも優れ、まさにコスパ重視のクルマです。

現在はモデル末期で、間もなくモデルチェンジすると噂されています。新車購入で値引きが期待できる他、現行型が型落ちとなれば、中古車も値下がりするでしょう。

3,5位 スズキ「アルト」とそのOEM車

アルト

アルトは2021年12月にフルモデルチェンジ。スズキ自慢のマイルドハイブリッドを搭載しており、軽自動車でもトップの燃費性能(最高27.7㎞/L、WLTCモード)です。

ライバルのミライースよりモデルが新しいだけあって、外観にもオシャレさがあります。また収納面でも様々な工夫が施されており、例えばドリンクホルダーには紙パックの飲み物を置くことができます。

6,8位 ダイハツ「ムーヴ」とそのOEM車

ムーヴ

  • 魅力:安価なハイトワゴン、90度開くドア、優れたステアリング性能
  • OEM車:スバル「ステラ

居住性の高さや積載性で人気のハイトワゴン。その中で最も安価なのがムーヴです。ムーヴはドアが90度開くため、荷物の積み下ろしや人の乗り降りがしやすいです。またステアリングの反応も良いので、実はドライブが好きな人にも適しています。

2023年末にモデルチェンジの噂があるため、現在は新車値引きが期待できます。中古車も多く出回っているので、安くハイトワゴンを購入したい人にもオススメです。

7位 ダイハツ「ミラトコット

ミラトコット

  • 魅力:愛着の湧くデザイン、優れた安全装備

どこか哀愁を帯びたデザインのミラトコット。近年流行しているレトロ感や落ち着きのある色合いを取り入れており、価格とデザイン性の両方をこだわりたい人にオススメです。また廉価グレードから予防安全装備「スマートアシストⅢ」を標準装備している点も魅力です。

ミラトコットもモデル末期で、2023年の年末にモデルチェンジすると予想されています。

9位 スズキ「ワゴンR

ワゴンR

  • 魅力:優れた燃費性能、ムーヴより広い車内

ムーヴより少し車両価格の高いワゴンR。しかしハイトワゴンの中でも優れた燃費性能(最高25.2㎞/L、WLTCモード)を有しています。ムーヴの最高燃費が20.7㎞/Lなので、維持費はワゴンRの方が安く済みます。

またワゴンRは、ハイトワゴンの中でも車内空間が広いです。維持費の安さや車内空間の広さといった点を踏まえると、コスパの良いクルマといえます。

10位 スズキ「ラパン」

ラパン

  • 魅力:愛らしいデザイン、優れた燃費性能

デザイン性の高さで人気のあるラパンは、外観だけでなく内装のデザインにもしっかりこだわったクルマです。車内空間は明るい色合いでまとめられています。また他の車種と比べて収納機能がとても豊富なのも魅力です。

燃費性能も優れており、最高燃費は26.2㎞/L(WLTCモード、2WD)。 中古車での流通量も多く、100万円以下で購入できるモデルも多くあります。

11位以下にも名車が揃っている

N-WGN

惜しくもトップ10に入らなかった11位以下のクルマの新車時価格は約130万円。この中には、スライドドア搭載車で最も安価なスズキ「ワゴンRスマイル」、優れた安全性と質感の高さを誇るホンダの「N-WGN」、今や大人気のスーパーハイトワゴンで最も安いスズキ「スペーシアが含まれます。

中古で検討したいコスパ優良の軽自動車5選

ここでは、新車時価格の安さではTOP15にランクインしないものの、コストパフォーマンスに優れたオススメ軽自動車をご紹介します。

日産「デイズ

デイズ

  • 新車時価格:133万円~
  • 中古車相場:5万円~198万円
  • 魅力:充実した装備、軽でトップレベルの操縦安定性

デイズはハイトワゴンの中で予防安全装備や質感の高い走りを魅力としたクルマです。SOSコールなど高級車に搭載されるような装備を採用している他、軽自動車の中ではトップレベルの操縦安定性を誇ります。

現行型は2019年に発売されており、先代モデルも含めて中古車はかなり多く出回っています。先代モデルなら100万以下、50万円前後の車両も売られています。

ダイハツ「タント

タント

  • 新車時価格:135万円~
  • 中古車スバ:5万円~222万円
  • 魅力:唯一無二の大開口ドア、高い実用性

スーパーハイトワゴンタントは、全車に「ミラクルオープンドア」を装備。助手席と後部座席の間の柱(ピラー)がなく、両方のドアを開ければ大空間が広がります。子どもが傘をさしたままクルマを乗り降りしたり、ベビーカーを畳まずに載せたりするのに便利です。

中古市場での流通数もかなり多く、予算100万円以下でも購入できます。

スズキ「ハスラー

ハスラー

  • 新車時価格:136万円~
  • 中古車相場:19万円~202万円
  • 魅力:高いデザイン性、悪路走行への対応力

カッコ可愛いデザインと、軽自動車ながら悪路走行にも対応する走行性が魅力のハスラー。実は乗り心地にも優れた万能型のクルマです。

初代から爆発的なヒットとなっただけあって、中古車市場での流通量は非常に多いです。初代でも実力は十分。特にオススメなのは、燃費性能や予防安全性能が飛躍的に向上した2016年式以降です。

スズキ「ジムニー

ジムニー

  • 新車時価格:155万円~
  • 中古車相場:5.9万円~242万円
  • 魅力:極めて高いオフロード性能、カッコ良い見た目

新車時価格では150万円以上と軽自動車の中でも高めのジムニー。しかしジムニーのオフロード性能は普通車のクロスオーバーSUVを上回るレベルで、その実力を考えればコスパ抜群のクルマです。

世界的にも人気が高く、新車の納期はかなり長いです。中古車であれば、納期は数週間から1ヶ月程度。車両価格も8~10年落ちであれば、100万円前後で購入できます。

三菱「eKクロススペース」

eKクロススペース

  • 新車時価格:165万円~
  • 中古車相場:89.5万円~229.8万円
  • 魅力:隠れた実力派、生産終了による値下がり

eKクロススペースは、日産ルークスと共同開発されたスーパーハイトワゴンです。SUVテイストのデリカミニの発売に伴い、2023年1月に生産終了が発表されました。

人気度はN-BOXタントに劣りますが、その実力は十分。日産のルークスやデイズとともに、軽自動車トップクラスの操縦安定性を誇ります。 中古車相場では値下がりしており、登録済み未使用車も出回っています。

軽自動車を安く買うためのポイント

軽自動車を安く買うためには、流行などに囚われず「自分に合うクルマ」を選ぶことが重要です。ここでは用途なども踏まえて、安い軽自動車を選ぶポイントをご紹介します。

ポイント①セダンタイプの軽自動車を選ぶ

軽自動車の中でも車両価格が安いのは、セダンタイプです。以下のような場合は、セダンタイプを選ぶと良いでしょう。

  • 基本的に乗るのは自分だけ
  • 通勤用
  • 近距離でしか使わない

ポイント②スーパーハイトにこだわり過ぎない

現在、軽自動車の中でも特に人気なのがスーパーハイトワゴン。しかしスーパーハイトワゴンは、軽自動車の中で車両価格が高いです。

身長180㎝以上の人が乗る場合や、小さな子どもや高齢者のいる家族ではスーパーハイトワゴンが良いケースも多いです。しかしその他の場合は「スーパーハイトありき」と考えず、ハイトワゴンも含めて検討してみましょう。

<関連記事>専門家が解説!「スーパーハイト系が合う人、合わない人」

ポイント③高額車両は中古も検討

予算がなくてもスーパーハイトワゴンに乗りたい場合や、ジムニーのように新車時価格が高いクルマを購入したい場合は、中古での購入を検討しましょう。中古車なら車両価格を抑えることができます。

安全性が心配な場合も、年式の新しいモデルなら予防安全装備が充実しいます。ガリバーではメーカー横断で安全性能を評価したランキングも公開していますので、参考にしてください。

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noricoでは、クルマにかけるべき予算の目安やグレードの選び方など「賢くクルマを買うための情報」をお届けしています。以下の記事もぜひ参考にしてください。

Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!