軽自動車ベスト5を徹底比較 いまならコレを狙え! ボディタイプ別 中古車オススメランキング 軽自動車 RANKING BEST 5 軽自動車

2020-2021年に自動車専門家がおすすめする中古車の軽自動車をランキング形式で発表!
価格や燃費、走行性能などさまざまな角度でも比較しました。
日常使いで活躍する軽自動車選びの参考にしてください。

目次

おすすめランキング ベスト5

  • RANKING BEST 1 軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト1 3代目ダイハツ タント

    3代目ダイハツ タント

    3代目タントは、2013年に登場。常にホンダN-BOXと新車販売台数ランキングでナンバー1を競い続けている人気モデルだ。

    ミラクルオープンドアの使い勝手は抜群!

    3代目タント最大の特徴は、ミラクルオープンドア。ミラクルオープンドアは、Bピラーを無くしている。そのため、助手席ドアを開き、同時にスライドドアを開くと、大開口スペースが出現する。低床フロアと相まって、非常に乗り降りがしやすく、後席に大きな荷物を積むときなどに非常に便利だ。とくに、小さな子供や高齢者には便利だ。
    また、後期モデルには歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備パッケージである「スマートアシストⅢ」が用意されている。
    すでに旧型になっているとはいえ、スマートアシストⅢが装備されたモデルは、優れた予防安全性能を誇る。
    ミラクルオープンドアの利便性や、スマートアシストⅢ装備モデルは、使い勝手や安全性能など、総合性能が高く誰にでもおすすめできるモデルになっている。

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  • RANKING BEST 2 軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト2 初代スズキ スペーシア

    初代スズキ スペーシア

    初代スペーシアは2013年3月にデビュー。
    前期と後期のモデルでは、パワーユニットが異なり、前期のスペーシアはエネチャージと呼ばれるエネルギー回生機能を備え低燃費化。2015年5月のマイナーチェンジ以降の後期モデルでは、エネチャージからS-エネチャージへ変更された。S-エネチャージは、いわゆるマイルドハイブリッドシステムだ。このマイルドハイブリッドシステムを搭載したことにより、燃費は当時クラストップとなる32.0㎞/Lを達成している。

    マイルドハイブリッド搭載で低燃費性能と快適性に優れる

    マイルドハイブリッド車は、アイドリングストップからの再始動時に、キュルキュル、ブルンとした大きな音と振動がほとんどないため、静粛性が高く快適だ。
    マイナーチェンジでは、安全装備も進化し歩行者検知式自動ブレーキであるデュアルカメラブレーキサポートも用意された。
    このように、初代スペーシアのマイナーチェンジ前と後では、性能が大きく異なる。そのため初代スペーシアを選ぶ場合、マイナーチェンジ後のモデルを中心に選ぶとよい。

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  • RANKING BEST 3 軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト3 初代スズキ ハスラー

    初代スズキ ハスラー

    初代ハスラーは、2014年1月に発売が開始された。2013年の東京モーターショーで参考出品された直後から話題となり、発売直後から大ヒット。長期間に渡り大量のバックオーダーを抱えた。

    愛着がわく個性派

    その人気の理由は、当時SUVテイストをプラスした軽クロスオーバー車がハスラーだけだったからだ。また、非常にユニークで遊び心があり、愛着のわくデザインも支持された。
    そんな初代ハスラーだったが、2代目が登場したことで、お買い得感が出てきている。
    初代ハスラーのパワーユニットは、モデル途中で大きく変わった。改良前は、エネチャージと呼ばれるエネルギー回生機能で低燃費化。2015年の改良では、S-エネチャージと呼ばれるマイルドハイブリッドに変更されている。2015年末の改良では、歩行者検知式自動ブレーキであるデュアルカメラブレーキサポートが用意され、予防安全性能が大幅に向上している。2015年に何度か大きな改良を受けたため、ハスラーのおすすめ2016年式以降がよい。

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  • RANKING BEST 4 軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト4 6代目スズキ ワゴンR

    6代目スズキ ワゴンR

    軽自動車の人気カテゴリーは、背の高いスーパーハイト系。あまりに人気が高く、一世を風靡したハイト系の人気は急速に下がっている。6代目ワゴンRは、2017年2月に登場した現行モデルだが、ハイト系モデルということもあり、中古車価格も下降気味だ。

    価格、燃費など総合力の高い1台

    クルマとしての完成度は高く、6代目ワゴンRにはマイルドハイブリッドを搭載したモデルが中心で、歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備パッケージ「スズキセーフティサポート」も用意されている。燃費や安全性能面では、現行車ということもありかなり高いレベルにある。
    また、頭上スペースこそスーパーハイト系に負けるものの、それ以外はスーパーハイト系と同等レベルを確保。総合力の高さも魅力だ。

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  • RANKING BEST 5 軽自動車ハイト系ワゴン ランキング ベスト5 ダイハツ ミラトコット

    ダイハツ ミラトコット

    営業車的イメージが強いロールーフ系の中で、ミラトコットは愛着のわくユニークなデザインを採用したモデル。2018年6月に登場したばかりの新型車ということもあり、安全装備などは高いレベルにある。また、ロールーフ系なので車重が軽く燃費も良い。

    ロールーフ系ならではの優れたコスパ

    元々、ロールーフ系は生活の足としての価値を重視しているため、車両価格も安価な設定。さらに、中古軽自動車人気は、スーパーハイト系中心になっていることもあり、新型車ながらお買い得感ある価格になっている。それほど、広いスペースは必要ないという人にとって、優れたコストパフォーマンスをもつモデルといえる。

    ミラトコットの口コミ・評価を見る

おすすめランキング5台を比較

価格比較

ダイハツ
タント

タント
新型登場で中古車流通量が増大、中古車価格は下落傾向

最新の4代目タントが2019年7月にデビューした。4代目タントが登場したことで、下取りに入った3代目タントが、中古車市場に多く流通するようになり始めた。今後さらに3代目タントの中古車が増える可能性が高いので、中古車価格は徐々に下がっていくと予想できる。
おすすめは、歩行者検知式自動ブレーキが含まれるスマートアシストⅢが用意された2017年式以降。2017年式だとまだ高価なのだが、中古車相場は80~150万円程度といったところ。かなり幅が広いところが難点でもある。これは、カスタム系がやや高価な価格帯を維持していることが影響している。人気のカスタムは110万円以上から。基準車は80~100万円台でも十分に程度のよい車両を見つけることができる。ただ、最上級グレードのGになると、価格帯は少しアップする傾向だ

スズキ
スペーシア

スペーシア
マイナーチェンジ後のモデルがおすすめ!

初代スペーシアを選ぶ場合、予算にもよるができる限り2015年5月のマイナーチェンジ後のモデルを選ぶとよい。マイルドハイブリッド前後でクルマの性能が異なるからだ。
マイナーチェンジでは、マイルドハイブリッドシステムや歩行者検知式自動ブレーキなどが採用され、スペーシアの性能は大きく進化した。この差はかなり大きい。
2016年式の中古車相場は70~120万円程度とやや幅が広い。人気のカスタム系は90万円台くらいから選べるようになっている。
燃費や安全性能を気にしないというのであれば2013年式がお買い得だ。中古車相場は40~80万円程度。年式が古くなっているので、50万円台以下だと過走行気味のモデルが中心だ。程度のよいものとなると、60万円台以上の予算が必要になるだろう。

スズキ
ハスラー

ハスラー
改良後の2016年式以降が狙い目!

初代ハスラーは2015年に何度か改良された。マイルドハイブリッド機能が装備され、歩行者検知式自動ブレーキであるデュアルカメラブレーキサポートなども設定された。この進化幅はとても大きいので、予算にもよるが2016年式以降が狙い目となる。
初代ハスラーは、超人気モデルということもあり、中古車相場も70~130万円程度と高値を維持している。70万円台以下だと走行距離が多く、エントリーグレードが多い。90万円台以上の予算があれば、程度のよい車両が選べるようになる。
初期の2014年式は、燃費・安全性能面で劣るものの高値を維持。中古車相場は、60~110万円といったところだ。2016年式と比べても大差がないので、できる限り2016年式を選ぶとよい。

スズキ
ワゴンR

ワゴンR
2019年式の高年式車も購入しやすい価格帯に

6代目ワゴンRはデビューからすでに3年が経過したこともり、中古車流通量も増えてきている。ワゴンRが属するハイト系は、スーパーハイト系に人気を奪われ、徐々に存在感を失いつつある。このような背景もあり、中古車相場も下落傾向。現行車ながら、お買い得感が出てきている。
6代目ワゴンRの中古車は、なぜか2019年式という高年式車がとても多い。2019年式の中古車相場はやや広く60~130万円となっている。60~80万円台の車両は、FAと呼ばれるエントリーグレードで、マイルドハイブリッド機能や自動ブレーキ非装着モデルも多く、できる限り避けた方がよい。
90万円台に入るとハイブリッド車のエントリーグレードであるFXが選べるようになる。装備が充実した上級グレードFZは110万円台に入り少々高価になる。両車共にお買い得感があり、新車価格に対して30万円程度安価になっている。予算に余裕があるのなら、装備のよいハイブリッドFZを選択するとよいだろう。
ワゴンRスティングレーは少々流通量が少なく、元々の車両価格が高いこともあり、中古車相場は130万円台からといったところだ。

ダイハツ
ミラトコット

ミラトコット
高年式のみだが、100万円を切る車両も多い

ダイハツ ミラトコットは、2018年6月に発売されたばかりのモデル。高年式しかないのだが、ロールーフ系の人気があまりないため、中古車価格は比較的安価になっている。すでに、100万円を切っている車両もある。
2018年式の中古車相場は70~110万円程度。高年式車ということもあり70万円台でも程度のよい車両が多い。ただし、この価格帯だとエントリーグレードのL SAⅢと中間グレードのX SAⅢが中心。上級グレードのG SAⅢは90万円台から選びやすくなる。G SAⅢになると、純正ナビなどオプションが充実した仕様も多い。

燃費比較

ダイハツ
タント

タント
ベーシックなエンジンだが十分な燃費値

3代目ダイハツ タントの燃費は、自然吸気エンジンが28.0㎞/L(JC08モード)、ターボが26.0㎞/Lとなっている。燃費性能は、この時代のモデルと考えるとクラス平均レベルといったところ。
3代目タントのように、スーパーハイト系のモデルは背が高いため車重が重い。660㏄の排気量では、少々アンダーパワー気味になることも多い。とくに自然吸気エンジンは、力が必要になりアクセルを深く踏みがちになるため、実燃費はやや厳しい数値になる傾向だ。

スズキ
スペーシア

スペーシア
マイルドハイブリッド車は今もトップレベルの実力派

初代スペーシアは2015年5月のマイナーチェンジでマイルドハイブリッドが搭載された。
このマイルドハイブリッドシステムにより、初代スペーシアの燃費は飛躍的に向上。さらに、スズキ独自の軽量化技術も加わり、ライバル車に対して100㎏前後も軽量だ。こうしたテクノロジーにより、燃費は32.0㎞/L(JC08モード)という優れた低燃費性能を誇る。この燃費値は現在でもトップレベルの実力だ。
マイナーチェンジ前モデルの燃費は29.0㎞/Lだ。マイルドハイブリッドは搭載されていないものの、当時のライバルであるタントやN-BOXを優れた燃費値といえる。

スズキ
ハスラー

ハスラー
クラストップレベルの低燃費

初代ハスラーは基本骨格部分やエンジンなどをワゴンRと共通のものを使用している。ワゴンRは、燃費クラスナンバー1にもこだわったモデルなので、初代ハスラーの燃費も当然クラストップレベルの燃費値になっている。
モデル途中で大幅な改良が施され、マイルドハイブリッドシステムを搭載されたモデルの燃費は32.0㎞/L(JC08モード)を達成。ターボ車は27.8㎞/Lとなっている。
改良前のモデルは29.2㎞/Lで、ターボ車は29.2㎞/Lだ。マイルドハイブリッドシステムこそ搭載されていないが優秀な燃費値といえる。

スズキ
ワゴンR

ワゴンR
燃費ナンバー1にこだわり続けるモデル

6代目ワゴンRは、先代ワゴンR同様に燃費ナンバー1にこだわり続けている。先代から進化したマイルドハイブリッドシステムを搭載。さらに軽量高剛性化も進み、6代目ワゴンRの燃費は31.0㎞/L(JC08モード)、ターボエンジンを搭載したスティングレーは28.4㎞/Lとなった。どち らもクラストップレベルの実力だ。
6代目ワゴンRのハイブリッドシステムは、最長で10秒間モーターによるクリープ走行が可能。このクリープを上手く使いながら走れば、実燃費も向上しそうだ。

ダイハツ
ミラトコット

ミラトコット
軽量ロールーフ系なので燃費は良好!

ダイハツは良質廉価を重視している。そのため、ミラトコットもマイルドハイブリッドなどの高価な燃費アップシステムは採用されていない。しかしミラトコットは、ロールーフ系なので車重が軽い。軽自動車は車重が燃費に大きな影響を与えるため、ミラトコットの燃費は29.8㎞/L(JC08モード)と良好だ。ターボ車の設定はない。

走行性能比較

ダイハツ
タント

タント
車重が重く、自然吸気エンジンはやや非力感

3代目タントのウリは、ミラクルオープンドアの利便性。これを実現するために、ボディはかなり補強され車重が重く、940㎏前後になっている。
この車重に対して3代目タントの自然吸気エンジンは52ps&60Nmと平均的なスペック。この出力では、アンダーパワーで急な登坂路や高速道路の合流などで加速が必要なときにやや非力に感じる。結果的についついアクセルを深く踏み込むケースが多くなり、実燃費は悪化傾向になる。このような傾向は、3代目タントだけでなくスーパーハイト系全般に言えることだ。市街地のみというのであればそれほど不満は無いが、高速道路を頻繁に使ったり、遠出をしたりすることが多いというのであれば、64ps&92Nmと力強いターボ車がよい。

スズキ
スペーシア

スペーシア
軽量化技術によりスーパーハイト系で最もパワフル

スーパーハイト系は背が高いため総じて車重が重く、660㏄の自然吸気エンジンではややアンダーパワーな印象を受ける。しかし、初代スペーシアは独自の軽量化技術で、この世代のライバル車より車重が100㎏前後も軽い。そのため平均的な52ps&63Nmという出力でも力不足感はない。アクセルを深く踏む回数も減るので、実燃費も期待できる。力強さという視点では、この世代のスーパーハイト系の中でトップレベルだ。
また64ps&95Nmとパワフルなターボ車は、高速道路などで余裕あるクルージングが可能で、ファーストカーとしての資質も十分だ。

スズキ
ハスラー

ハスラー
ロングドライブなら、ターボ車がおすすめ

初代ハスラーの後期モデルであるマイルドハイブリッドシステム搭載車の出力は、52ps&63Nmと平均的だが、これに小さなモーターが加わる。エンジン出力は平均的なスペックだ。小さなモーターだが、エンジンをアシストしてくれるので、注意深くアクセルを踏むと、ややレスポンスがよくわずかに力強さを感じる。しかし、その差はマイルドハイブリッドシステム非搭載車と比べても微小だ。
初代ハスラーは、アウトドア志向で遠出するタイプのモデルであることを考えるとターボ車がおすすめ。出力は64ps&95Nmと十分なもので、高速道路でのロングツーリングも得意だ。

スズキ
ワゴンR

ワゴンR
不満ない動力性能

6代目ワゴンRのエンジン出力は49ps&58Nmとなっている。やや燃費志向のエンジンで、出力はライバル車に対して低めだ。ただ、マイルドハイブリッド車には2.6ps&40Nmという小さなモーターがあるため、なかなか軽快に走る。アクセルをオフからオンにしたときなど、このモーターがエンジンをアシストするので、レスポンスも良好だ。車重が軽いこともあり、意外なほどキビキビと走る。マイルドハイブリッド非装備モデルでも、とくに不満なく走る。
ターボエンジンを搭載したスティングレーの出力は64ps&98Nmとパワフル。モーターアシストもあり、こちらは余裕たっぷりといった走りになる。

ダイハツ
ミラトコット

ミラトコット
平均的なエンジン出力でもしっかり走行

ミラトコットにターボ車の設定はなく、52ps&60Nmと平均的な出力をもつ自然吸気エンジンのみ。平均的な出力のエンジンだが、ミラトコットは意外なほどキビキビと走れる。それは、ロールーフ系で車重が720㎏前後と軽いことが影響している。とくにパワー不足を感じることはない。

乗り心地比較

ダイハツ
タント

タント
やや硬めの乗り心地にして操縦安定性を確保

3代目タントを始め、多くのスーパーハイト系は幅が極端に狭く、背が極端に高い。誰もが想像できる通り、非常にバランスが悪いボディサイズになっている。幅が狭くて背が高いと、重心高は非常に高くなり、カーブや側面衝突などでは、常に横転の危険性があるのだ。
そのため、サスペンションを硬めのセッティングにして横転リスクを少しでも回避しようとしている。硬めのサスペンションセッティングなので、路面の凹凸をしっかりと拾いゴツゴツとした乗り味になる。
さらに、燃費を稼ぐため空気圧の高いエコタイヤを履くので、よりゴツゴツ感が出てしまう。これは、スーパーハイト系全体にいえる傾向。同世代のライバル車と比べれば平均的だが、最新モデルと比べるとやや厳しい乗り心地になる。

スズキ
スペーシア

スペーシア
ゴツゴツ感を伝えるやや硬めの乗り味だが、静粛性は優秀

3代目タントと同様に、初代スペーシアもスーパーハイト系の悪癖は隠し切れない。
横転させないようにサスペンションセッティングはやや硬め。そして、空気圧の高いエコタイヤの組み合わせなので、路面の凹凸をしっかりと車体に伝える。同世代のライバル車と同様に、ゴツゴツとした乗り心地になっている。
最新モデルでは、より乗り心地が良くなっているが、その差はわずか。乗り心地を重視するのであればハイト系を選ぶとよい。
しかし、初代スペーシアのマイナーチェンジ後に搭載されたマイルドハイブリッド車は非常に高い静粛性だ。アイドリングストップからの再始動をISG(モーター機能付発電機)が行うため、エンジン再始動時のキュルキュル、ブルンという大きなセルモーターの音とエンジンの振動が非常に少ないのだ。街中では何度も繰り返されることなので、マイルドハイブリッド車に慣れると、普通のガソリン車がとてもうるさく感じるほどだ。

スズキ
ハスラー

ハスラー
最低地上高をアップした分やや安定感に欠ける

初代ハスラーのベースはワゴンRだが、クロスオーバー車なので、オフロード性能を上げるために最低地上高を高くしてある。最低地上高を高くしたことで重心高はアップするが、走行安定性は悪化するので、ハスラー専用に硬めのサスペンションセッティングが施されている。こうしたことで、乗り心地はやや硬めで操縦安定性を重視。ただ、速度が上がると乗り心地は少しマイルドになる。
マイルドハイブリッド車はアイドリングストップからの再始動時にキュルキュル、ブルンという音と振動がないので、静粛性に優れる。

スズキ
ワゴンR

ワゴンR
良好な乗り心地

6代目ワゴンRの乗り心地はなかなか快適だ。新型のプラットフォーム効果もあり、サスペンションがよく動いている。軽自動車ということもあり、最上級グレードのハイブリッドFZを除き、街乗りでの快適性を重視した印象だ。高速道路など速度が上がるとシーンだと少々操縦安定性面では物足りなく感じる。これは、リヤのスタビライザーが無いことが大きな要因だろう。
スティングレーは、街中と高速道路などでの操縦安定性と乗り心地を両立している。やや引き締められたサスペンションやリヤのスタビライザーも標準装備されていることもあり、バランスの取れた乗り味になっている。そしてマイルドハイブリッド車は、アイドリングストップからの再始動をISG(モーター機能付発電機)が行うため、キュルキュル、ブルンという大きな音と振動がなく、静粛性が高く快適。
予算に余裕があるのであれば、最上級グレードのハイブリッドFZかスティングレーがおすすめだ。

ダイハツ
ミラトコット

ミラトコット
価格の安さが乗り味に比例?

ミラトコットのようなロールーフ系は生活の足としての価値も求められるため、廉価であることも重要視される。価格を下げるために、乗り心地や操縦安定性は随分犠牲にされる。
サスペンションは、フリクションが大きいのか、路面の凹凸をしっかりとボディに伝え、軽く振動する。サスペンションが硬い、柔らかい以前のレベルだ。さらに、車体の傾きを抑えるスタビライザーも装備されていないので、カーブでクルマは大きく傾き、安定感に欠ける。価格の安さを重視し過ぎて、乗り心地や操縦安定性はかなり犠牲にされている。

内外装・デザイン比較

ダイハツ
タント

タント
シンプルで愛嬌ある基準車のデザインも好感度大

3代目タントには、基準車とカスタムと呼ばれる2つのデザインが用意されている。
基準車は女性ユーザーをメインターゲットにしているため、シンプルで愛嬌のあるフェイスデザインだ。なかなかスッキリしたデザインで好感度は高いし、今も古く見えない。
人気のあるカスタムは、基準車から一転して、とにかく顔を大きく見せ押し出し感を出した上で、LED系をプラスしたギラギラ・オラオラ系デザイン。このデザインが人気で、ライバル車に大きな影響を与えた。
インパネデザインは両車共に共通でセンターコンソールに操作系を集中している。流行りのタッチパネル系を使わずにダイヤル式を採用したのは正解。ブラインドタッチもしやすく、操作も確実。安全運転に貢献している。

スズキ
スペーシア

スペーシア
やや地味目なカスタムだがデザイン性は高い

初代スペーシアの基準車は、やや小さい顔にクリーンでスッキリとした外観デザインをもつ。多くの人に好感を持ってもらえる無難なデザインだ。ただ、愛着がわくといった印象も少なく、もう少し個性があってもいい。
そして、カスタムのデザインは、新車販売が低迷した原因ともなった。ライバル車の押し出し感、ギラギラ感を前面に出したデザインとは異なり、スポーティな印象はあるものの、意外とスッキリとまとめられている。デザイン的には良いバランスだが、このクラスで人気のデザインは押し出し感とギラギラ感だ。カスタムにはそれがなかったため、販売が低迷した。
スズキも、モデル末期になり押し出し感とギラギラ感を前面に出したカスタムZを投入。このモデルは、評価が高く良く売れた。ただ、人気もあり高年式が中心となるため、中古車価格は高い。
インテリアは、重厚感があり落ち着いた印象のデザインとなっている。基準車はブラウンとベージュ系の2色を分割して使いシックな雰囲気にまとめている。ベージュ系カラーは、室内を明るくしてくれるメリットがある。

スズキ
ハスラー

ハスラー
なぜだかほっこりする癒し系デザイン

初代ハスラーのデザインはなかなか秀逸だ。四角いボディは武骨なシルエットになりがちだが、初代ハスラーは角を丸くした四角いシルエットの中に、柔らかい円を組み合わせ、小さいクルマらしい可愛らしさを表現。クロスオーバー車に必須なフェンダーガードやアンダーガードも、丸みを帯びていて優しい雰囲気にまとめている。なぜだか、初代ハスラーを見ていると、笑顔になりそうなほっこりとした気持ちになる。
インテリアは、太く力強いセンターコンソールなど、クロスオーバー車らしいタフネスさを表現。インパネやドアパネルなどは、ボディカラーと同じ色で塗装されたパネルが装着され、カジュアルにまとめられている。今でも古臭く見えないのは優れたデザインの恩恵だ。

スズキ
ワゴンR

ワゴンR
3つの顔で勝負

6代目ワゴンRの特徴は、スティングレーも含め、トータル3つの顔をもつデザインが採用されたことだ。このような仕様は非常に珍しい。
まず、基準車と言えるのは、FXとFA系のデザイン。四角いヘッドライトに細くワイドなグリルが特徴だ。基準車ながらちょっとキリっとした顔が特徴だ。
そして上級グレードのFZ系は、一気にちょいワル感のデザインとなった。上下で2分割された個性的なヘッドライト類により、精悍さをアピールしている。
他車のカスタム系に当たるスティングレーは、細く縦長のヘッドライトを特徴とし、中央に大きく押し出し感のあるグリルを配し迫力あるフェイスとしている。ただ、ライバル車のようなギラギラ感はない。
インテリアは、定規で線を引いたような真っ直ぐな直線でデザインされている。カチッとした印象が強いが、なぜか落ち着かない雰囲気もある。センターメーター方式が採用されている。

ダイハツ
ミラトコット

ミラトコット
シンプルでユニセックスなデザイン

ミラトコットのデザインは働く女性をメインターゲットにデザインされている。まるで平板のようなスッキリとしたドアパネルや、カチッとしたボディサイドのキャラクターラインが特徴的だ。全体的にシンプルなデザインで構成されていることもあり、女性をメインターゲットにしているものの、男性でも十分に乗れるユニセックスなデザインになっている。
インパネは、外観とは異なり丸みのあるデザインとなった。シンプルさは共通で、スッキリとした雰囲気にまとまっている。ただあまりにシンプルで少し寂しく見える。外観デザインのように少し個性的な部分が必要だったかもしれない。

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