



キャンプ向きの車の選び方とは?性能やボディタイプなどのポイント、おすすめ10車種をご紹介
目次

- 現在の役職・肩書
(株)コリズム CORISM代表取締役/編集長
「日本カー・オブ・ザ・イヤー」実行委員
- 略歴
自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。クルマを評価するうえでのポイントは、安全装備と環境性能。そのうえで、運転が楽しいクルマを高評価している。
キャンプ向きの車選びのポイント4つ

キャンプに使う車を選ぶ際は、車内の広さや走行性能を意識するとともに、「自分の理想のキャンプスタイル」に合ったボディタイプを選びましょう。
選び方のポイントについて、以下で詳しく解説します。
1)室内空間が広く、積載量が多い
乗員の快適性という点で室内空間は広い方が良いですが、求められる広さはキャンプの方法によっても変わります。たとえば、車中泊をする場合は寝転べる広さとフルフラットになるシートを備えた車が望ましいです。
また、キャンプ道具はかさばるものが多いので、積載性も重要です。特に、大型の荷物や長尺物がある場合は、実際に荷物を積むことができるか試すことをお勧めします。また、小物の収納に関しては、荷室にアンダーボックスがあると便利です。
2) 基本的な走行性能が高く、低燃費である
キャンプ場所までの移動距離が長い場合は、長距離移動でも疲れにくい車を選びましょう。
また、キャンプ自体にある程度の費用を使う上では、燃料代も抑えたいところです。ハイブリッド車や、レギュラーガソリンより安価な軽油を使うディーゼル車の選択をお勧めします。
3)路面状況が悪くても走行できる
一般的なキャンプ場はある程度路面が整備されており、本格的な悪路走破性までは必要ありません。しかし、道中の路面が荒れていることもあるので、車の最低地上高は180~200mm以上あると安心です。
また、大量の荷物を積んで走ったり、雨上がりでは道が滑りやすかったりするので、できればパワフルで走行安定性の高い4WD車を選ぶと良いでしょう。
4)用途や人数に合ったボディタイプである
基本的には車内の広さや積載性、走行性の優れた車を選ぶことが重要ですが、「一人でデイキャンプに行く」といった場合に大型のSUVを選ぶ必要はありません。
以下に、各ボディタイプの特徴やキャンプでの使い勝手、相性の良い人などをまとめたので、理想のキャンプスタイルやその他の用途、乗車人数を考慮して選びましょう。
なお、車選びではデザインにもこだわると良いでしょう。キャンプの風景にフィットするような車であれば、キャンプをより楽しむことができます。
キャンプ向きの車おすすめ10選
ここでは、前章でご紹介した要素をもつおすすめの10車種をご紹介。SUV以外にミニバン、ステーションワゴン、ピックアップトラック、軽自動車から選んでいます。
前章のすべての要素を満たすような車はありませんが、具体的な利用シーンをイメージして優先順位を考え、自分に合う1台を選んでください。
※新車時価格は2025年10月13日時点のガリバー「車カタログ」より引用。中古車相場は2025年10月調べ。
1)トヨタ ライズ(A200系)/ダイハツ ロッキー|SUV

- おすすめグレード:Zハイブリッド(FF)
- 中古車相場(2022年式):約210~260万円
※ともにライズの場合
ライズはロッキーのOEM車で、この2車種は2019年11月に登場しました。
全長3,995mmの小さなボディながら、広い室内と荷室を実現。特に、荷室の広さはクラストップレベル(デッキボード下段時で369L)で、ハイブリッド2WD車にはデッキボード下収納もあります。
1.0Lターボ車は4WD、1.2Lと1.2LハイブリッドはFF(前輪駆動)のみの展開で、おすすめは最高燃費28.0km/L(WLTCモード)を誇る1.2Lハイブリッドです。ただし、雪道や悪路を走る人には4WD車をお勧めします。最低地上高は185mmです。
ライズのZ系やロッキーのPremium G系グレードには、全車速追従機能付AC(アダプティブクルーズコントロール)やLKC(レーンキープコントロール)が標準装備されています。
2)トヨタ ヤリスクロス(10系)|SUV

- おすすめグレード:ハイブリッドZ(E-Four)
- 中古車相場(2020年式):約190~270万円
ヤリスクロスはコンパクトカーのヤリスをベースとしたSUVで、2020年8月に登場しました。
おすすめはハイブリッド車で、室内や荷室の広さ、乗り心地、静粛性、悪路走破性など全方位で高い実力を誇ります。特に燃費性能は頭一つ抜けていて、ハイブリッドZ(E-Four)の燃費はクラストップレベルの26.0km/L(WLTCモード)です。
荷室容量は390Lで、こちらもクラストップレベル。しかも、Z系グレードはリヤシートが4:2:4の分割可倒式で使い勝手に優れています。100V/1500Wのアクセサリーコンセント付きの車両であれば、1500Wまでの家電製品を使うことができます。
ヤリスクロスの最低地上高は170mmあるので、悪路走破性も充分。ハイブリッドの4WDモデルは、後輪をモーターで動かすシステムです。
3)トヨタ RAV4 PHEV(50系)|SUV

- おすすめグレード:Z
- 中古車相場(2021年式):約330~420万円
RAV4 PHEV(50系)は、2020年6月に登場。RAV4ハイブリッドをベースに、PHEV化したモデルです。
一充電航続距離は95km(WLTCモード)で、通勤や送迎、買い物などには充分。ハイブリッドモードの燃費も22.2km/L(WLTCモード)で、燃料コストを節約できます。
また、RAV4 PHEVは最低地上高200mmで電動4WD機能をもち、高い悪路走破性を有しています。さらに、システム最高出力は306psと 非常にパワフルで、高速道路などでのクルージングも安心です。100V/1500Wのアクセサリーコンセントもあるので、電源車としても使うことができます。
2025年度中のフルモデルチェンジが噂されており、現行モデル(50系)の中古車価格は今後下がる可能性があるため、これからが買い時です。
4)三菱 アウトランダーPHEV(GN系)

- おすすめグレード:P(7人乗り)
- 中古車相場(2022年式):約370~440万円
アウトランダーPHEVの2代目(GN系)は、2021年12月に登場。
前期型(〜2024年10月)の一充電航続距離は87km(WLTCモード)で、短距離走行ならほとんどガソリンを使いません。また、100V/1500Wのアクセサリー電源を装備。1500Wまでの家電製品を使えますし、電源車としての価値もあります。
最低地上高は200mmで、三菱独自の4WD制御S-AWC(Super All Wheel Control)によって優れた悪路走破性を実現。路面状況に合わせて7つのドライブモードを選択でき、走る楽しさも備えています。タフネスさを感じるデザインや7人乗りの設定がある点も魅力です。
2024年10月の大幅改良で、現在は前期型の中古車価格が下落傾向になっています。レザーシートや上級オーディオを装備した7人乗りのPグレードがおすすめです。
5)マツダ CX-60(KH系)|SUV

- おすすめグレード:XDハイブリッド プレミアムモダン
- 中古車相場(2023年式):約370~420万円
「ラージ」と呼ばれる後輪駆動用プラットフォームやトルコンレス8速ATなど、多くの新技術が投入されたCX-60。
パワートレインが豊富ですが、おすすめは3.3Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッドを搭載するXDハイブリッド系です。このグレードは全車4WDで燃費性能にも優れ、20.9〜21.4km/L(WLTCモード)を誇ります。そして、最大トルクは驚愕の550Nm。どんなシーンでも、余裕ある走りが可能です。高度な運転支援機能も含め、疲れ知らずで燃料費も安価。また、モダン系グレードは白のレーザーシートを装備するなどラグジュアリーな内装に仕上がっています。
実は、CX-60はリセールバリューがやや低め。総合力が高いにも関わらず中古車価格はリーズナブルなので、中古車に関しては「神コスパ」といえます。
6)三菱 デリカD:5|ミニバン

- おすすめグレード:P(8人乗り)
- 中古車相場(2020年式):約340~410万円
デリカD:5は優れた悪路走破性能を誇る唯一のミニバンで、最低地上高は185mmを確保しています。
さらに、4WD車は三菱独自の4WD制御AWC(All Wheel Control)を採用しています。
ドライブモードは2WD、4WDオート、4WDロックの3種類。4WDロックは、4WDオートと比べて後輪の駆動力を高めに配分。悪路走行や雪道、登坂路などの滑りやすい路面状況で強力な直進性、優れた走破性を発揮します。
さらに、デリカD:5はミニバンなので多人数乗車が可能です。フルフラットにできる8人乗りモデルは車中泊も快適。しかも、3列目シートを格納すれば広大な荷室スペースとなるため、大量の荷物を積むことができます。ただし、100V/1500Wのアクセサリー電源はありません。
7)スバル レガシィアウトバック(BT系)|ステーションワゴン

- おすすめグレード:リミテッドEX
- 中古車相場(2022年式):約330~390万円
レガシィアウトバックは、ステーションワゴンベースのクロスオーバーSUVです。
ステーションワゴンベースながら、最低地上高は213mmと高く、スバル独自の4WD制御「X-MODE」と組み合わさって優れた悪路走破性能を有します。
2023年9月の改良では、予防安全装備パッケージ「アイサイト」が大幅進化。従来のステレオカメラから3眼カメラとなり、より高度な予防安全性能となりました。運転支援機能も優れ、より安全・快適に長距離移動できます。また、522Lという荷室容量の大きさも魅力です。ただし、搭載エンジンは1.8Lターボのみ、燃費は13.0km/L(WLTCモード)と少々物足りないです。
新車は2025年3月末に販売を終了しており、現在は中古で手に入ります。おすすめグレードは装備充実のリミテッドEXです。
8)トヨタ ハイラックス(120系)|ピックアップトラック

- おすすめグレード:Z GR SPORT
- 中古車相場(2022年式):約430~490万円
現行のハイラックスは、2017年に登場。ダブルキャブに荷台とタフネスさを強調したデザインで、キャンプでも映えます。
また、圧倒的なタフネスさとパートタイム4WDによる悪路走破性能は、並みのSUVでは敵わないレベルです。
ただし、乗り心地やオンロードでの操縦安定性、装備、使い勝手などは一般的なSUVと比べて物足りないです。しかも、全長は5,335mmとかなり長く、最小回転半径も6.4mで小回りは不得意。狭い道が多い日本では、かなり扱いにくいです。燃費性能も11.7km/L(WLTCモード)で良いとはいえず、ハードルの高いモデルといえます。
おすすめグレードは、2021年10月に投入された「Z GR SPORT」。専用のエクステリアに加え、装備も充実しています。
9)スズキ ハスラー(MR02系)|軽自動車

- おすすめグレード:ハイブリッドXターボ(4WD)
- 中古車相場(2020年式):約140~170万円
現行の2代目ハスラーは、2020年1月に登場。
大きな丸型ヘッドライトに角丸四角形のボディを組み合わせ、アウトドアシーンでは珍しい癒し系デザインといえます。また、スズキの軽量化技術とマイルドハイブリッドにより燃費性能が優れており、ターボ車の4WDモデルでも20.8km/L(WLTCモード)と良好です。
使い勝手も万全で、防汚タイプラゲッジフロアや撥水タイプのシート生地、多彩な小物収容スペースを備えています。さらに、シートはフルフラットになるので車中泊も可能です。悪路走破性に関しても、最低地上高が180mmと高く、4WDモデルには滑りやすい道でのスリップを防止するグリップコントロールなどが装備されています。
おすすめモデルは、パワーに余裕があり、高速道路などでも走りやすいハイブリッドXターボ(4WD)です。
10)三菱 デリカミニ(B3系)|軽自動車

- おすすめグレード:Tプレミアム(4WD)
- 中古車相場(2024年式):約200~250万円
今回お勧めするのは、初代(B3系)デリカミニです。2023年5月に登場し、半円形のキリリとしたヘッドライトやタフネスさを感じさせるデザインに仕上がっています。
シート生地は汚れがつきにくく、通気性の良い撥水タイプを採用。荷室も簡単に汚れを拭き取れる素材のラゲッジボードと後席シートバックを採用しているので、濡れたものや泥の付いたアウトドア用品を積載できます。
最低地上高は160mm(4WD)で、軽スーパーハイト系ではトップレベルです。また、4WD車にはヒルディセントコントロールやグリップコントロールが装備され、悪路走破性も優れています。
2025年10月に2代目が登場し、初代モデルの中古車相場は今後下落傾向になると予想されます。おすすめグレードは、ターボエンジンを搭載したTプレミアムの4WDです。
車の購入ならガリバーにお任せください!
キャンプに使う場合、車は中も外も汚れやすいです。また、木が多く生えた場所などを走ると、ボディに擦り傷がついてしまうこともあります。
車をアウトドアに利用するなら、新車より中古車の方が気軽に使いやすいです。また、中古車であれば新車より購入予算を抑えられ、納期も2週間〜1ヶ月程度と短く済みます。
ガリバーは、メーカー横断で幅広いボディタイプの中古車を販売しています。お客様の予算や希望条件に合わせてキャンプ向きの車をご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。




