2020年秋 軽自動車ランキング【新車ベスト5】

自動車ニュース / ガリバー

2020.10.30

2020年秋 軽自動車ランキング【新車ベスト5】

※本記事内に安全装備への言及がありますが、安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。

軽自動車系ベスト5を徹底比較 いまならコレを狙え! ボディタイプ別 新車オススメランキング 軽自動車 RANKING BEST 5 軽自動車

2020-2021年に自動車専門家がおすすめする新車の軽自動車をランキング形式で発表!
価格や燃費、走行性能などさまざまな角度でも比較しました。
日常使いで大活躍の軽自動車選びの参考にしてください。

目次

おすすめランキング ベスト5

  • RANKING BEST 1 軽自動車 ランキング ベスト1 日産 ルークス

    日産 ルークス

    ルークスは2020年3月に発売されたばかりのモデルだ。前代モデルは、デイズルークスと呼ばれていたが、このモデルからルークスという単独車名に変更されている。
    先代デイズルークスは、日産と三菱の合弁会社NMKVによる企画開発が行われた。実際は、日産が企画し三菱が開発と生産を主に担当。しかしこのルークスからは、日産が企画・開発、三菱が生産を担っている。日産としては初の軽自動車企画・開発ということになった。

    走行性能、質感など高いレベルに凝縮

    従来、軽自動車は生活の足としてセカンドカー的だった。しかし、近年ではファーストカーとしての軽自動車が増えた。そこで日産は、従来の軽自動車以上の価値として、高い質感と走行性能、先進技術を投入した。
    たとえば、車線を維持しながら全車速で追従走行するプロパイロットや、エアバッグが展開するような事故が起きた場合、自動で専門オペレーターに連絡、警察や救急車の手配を代行してくれるSOSコールが用意されている。
    また、インテリアの質感アップや優れた操縦安定性をルークスに与えている。

    日産 ルークスの口コミ・評価を見る
  • RANKING BEST 2 軽自動車 ランキング ベスト2 ホンダ N-BOX

    ホンダ N-BOX

    もはや、新車販売台数ランキング不動のナンバー1である2代目N-BOXは、2017年9月に発売が開始された。

    日本で一番売れているクルマ

    2代N-BOXはキープコンセプトモデルで初代N-BOXの長所を伸ばし、欠点を改善している。
    歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備「ホンダセンシング」やサイド&カーテンエアバッグを、一部グレードを除き標準装備するなどその完成度は高く、優れた安全性能を誇る。

    N-BOXのウリである室内スペースは、さらに広くなった。1,790㎜と高くなった全高を活かし、リヤシートダイブダウン時の荷室内の高さを25~55mmも拡大しているので、一般的な自転車も楽々積載可能だ。さらに、リヤゲートの開口高は75mmも低くなっていて、重い荷物の出し入れを容易にし、使い勝手面も改善している。
    そして、人気グレードであるカスタムはLEDを多用。流れるように光るシーケンシャルウインカーまで装備している。シーケンシャルウインカーは、一部の高級車に採用されている装備だ。とにかく目立つことが大事と考えるカスタム系ユーザーのニーズに応えている。

    ホンダ N-BOXの口コミ・評価を見る
  • RANKING BEST 3 軽自動車 ランキング ベスト3 ダイハツ タント

    ダイハツ タント

    2019年7月にフルモデルチェンジし、タントは4代目となった。3代目タントは、新車販売台数ナンバー1の座に君臨する人気モデルN-BOXと熾烈な販売台数争いを繰り広げた。しかしN-BOXに勝つことができなかった。
    4代目タントはN-BOXの後塵を拝し続けた屈辱を晴らすために、数多くの新技術と豪華装備を投入したモデルだ。

    DNGAにより大幅進化

    屈辱を晴らすために大変革を試みた。
    まず、プラットフォーム(車台)はダイハツのDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)により刷新され、軽量高剛性ボディとなった。
    エンジンも新開発し、日本初となる複数回点火(マルチスパーク)の採用などにより燃費を向上。さらにCVTも新開発されている。こちらも世界初となるスプリットギヤを用いた新開発のCVT「D-CVT」が採用されている。
    また、重要な予防安全装備である歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備「スマートアシスト」も大幅に進化。全車速追従式クルーズコントロールを用意し、カメラで車線を認識し車線内を走行するようにアシストするレーンキープコントロールも用意した。
    そして、タントのウリであるBピラーレスの大開口ミラクルオープンドアのメリットをより活かすため、世界初となる運転席を540mmものロングスライドを可能とした。使い勝手面にも抜かりはない。

    ダイハツ タントの口コミ・評価を見る
  • RANKING BEST 4 軽自動車 ランキング ベスト4 スズキ スペーシア

    スズキ スペーシア

    2代目となるスペーシアは2017年12月に登場した。初代スペーシアの販売低迷理由は主にデザインとされていたこともあり、デザインを一新。基準車はスーツケースをモチーフに、ワクワク感があり愛着がわくデザインとなっている。
    同様に、初代カスタムのデザインはあまり目立つデザインではなかったことから、人気の迫力ギラギラ系へと変貌を遂げた。

    総合力で勝負するマイルドハイブリッド車

    そして、燃費にもこだわった。スズキの軽量化技術により、スペーシアの車重の軽さはクラストップレベル。さらに、全車マイルドハイブリッドを搭載している。
    安価であることも重要視し、デザイン、燃費、価格と全方位で総合力の高いモデルに仕上がっている。

    スズキ スペーシアの口コミ・評価を見る
  • RANKING BEST 5 軽自動車 ランキング ベスト5 スズキ ハスラー

    スズキ ハスラー

    初代ハスラーは2013年の東京モーターショーで参考出品され非常に話題となった。その後、2014年1月に発売を開始。発売開始後から一気に人気モデルとなり、長期間大量のバックオーダーを抱えるほどだった。
    そんな超人気モデルだった2代目ハスラーは2020年1月に発売された。初代ハスラーのキープコンセプトながら、クルマとしての完成度は非常に高いモデルとなっている。
    2代目ハスラーは「もっと遊べる!もっとワクワク!!もっとアクティブな軽クロスオーバー」をコンセプトに開発されている。

    大幅完成度を高めた個性派クロスオーバー車

    パワーユニットは新開発のエンジンに全車マイルドハイブリッドを搭載し、優れた低燃費性能を実現。
    安全装備面でも、夜間の歩行者も検知する自動ブレーキを含む予防安全装備パッケージ「デュアルカメラブレーキサポート」標準装備。全方位で隙のない仕上がりだ。

    スズキ ハスラーの口コミ・評価を見る

おすすめランキング5台を比較

価格比較

日産
ルークス

日産 ルークス
装備充実、全車マイルドハイブリッドで高めの価格

ルークスの価格は、エントリーグレードのX(FF)が1,415,700円、最上級グレードのハイウェイスターGターボ プロパイロットエディションが1,932,700円となっている。人気モデルであることから、強気の価格が付いているホンダN-BOXと同等レベルの価格帯となっている。
ルークスは、全車マイルドハイブリッド車であることを考えると、若干の装備差はあるとはいえN-BOXと比べて若干安価な印象だ。
人気グレードで装備が充実しているハイウェイスターX プロパイロットエディションの価格は1,843,600円。1.5Lクラスのコンパクトカーで、上級グレードが買える価格帯になっている。

ホンダ
N-BOX

ホンダ N-BOX
不動の新車販売台数ナンバー1モデルならではの強気な価格設定

N-BOXは不動の新車販売台数ナンバー1モデルということもあり、かなり強気で高価な設定になっている。
エントリーグレードであるGホンダセンシング(FF)の価格は1,411,300円、最上級グレードのカスタムG・EXターボホンダセンシング(FF)は1,996,500円となっている。
エントリーグレードのGホンダセンシングは、ホンダセンシングは装備されているものの、サイド&カーテンエアバッグやパワースライドドアが装備不可。
さすがに装備が貧弱なので、G・Lグレード(FF、1,543,300円)をベースとしてオプションのサイド&カーテンエアバッグと右側パワースライドドアをオプション選択すれば、シンプルだが必要十分仕様になる。充実した装備を望むなら、EXグレード(FF、1,642,300円)以上がよい。予算に余裕があるのなら、約プラス10万円でターボモデルが手に入る。
より高い満足度を求めるのであれば、人気のカスタムがおすすめだ。カスタムG・EXホンダセンシング(FF、1,801,800円)であれば満足度は高くなる。予算に余裕があり、高速道路などを使い遠出することも多いのであれば、カスタムG・EXターボホンダセンシング(FF、1,996,500円)という選択もありだ。このグレードはリセールバリューも高い。

ダイハツ
タント

ダイハツ タント
目指したのは良品廉価

ダイハツは良品廉価という考え方のもと、タントにはあえてコストがかかるマイルドハイブリッドシステム装備していない。タントのエントリーグレードであるL(スマートアシスト非装着車)の価格は1,243,000円(FF)と安価。しかし今時、自動ブレーキを含む予防安全装備パッケージ「スマートアシスト」が装備されていないグレードは買ってはいけない。
最上級グレードのXターボ(FF)は1,589,500円となっている。タントの基準車は、装備が充実したXセレクションをベースに選ぶとよい。Xセレクション(FF)の価格は1,490,500円だ。
人気のカスタムはエントリーグレードのL(FF)が1,578,500円、最上級グレードのカスタムRSセレクション(FF)が1,853,500円となっている。装備差は多少あるものの、N-BOXやルークスと比べるとやや安価な設定になっている。

スズキ
スペーシア

スズキ スペーシア
マイルドハイブリッドシステム搭載車ながら低価格と低燃費にこだわった

スペーシアのエントリーグレードであるG(FF)の価格は1,298,000円と、なかなかリーズナブルな価格だ。しかし、この価格のグレードには歩行者検知式自動ブレーキなどの予防安全装備パッケージ「スズキセーフティサポート」が装備されていない。今時、こうした仕様であることが問題。
スズキセーフティサポート付きのG(FF)グレードの価格は1,380,500円となっている。左右のパワースライドドアやチルトステアリング、運転席シートリフターなどが装備されていない。さすがにこれでは物足りないので、おすすめはX(FF)グレードになり、価格は1,524,600円となる。
若干装備が異なるが、価格はタントと同等レベルでN-BOXやルークスよりはリーズナブル。ただ、タントにはマイルドハイブリッド機能が無いので、スペーシアのコストパフォーマンスが光る。
カスタム系もコストパフォーマンスが高い。カスタムのエントリーグレードであるハイブリッドG Sは1,648,900円。最上級グレードのハイブリッドXSターボは1,835,900円となっている。このモデルも基準車同様、コストパフォーマンスに優れる。

スズキ
ハスラー

スズキ ハスラー
ターボ車がお買い得?

ハスラーのハイブリッドGスズキセーフティサポート非装着車(FF)の価格は1,280,400円と、なかなかリーズナブル。しかし今時、自動ブレーキも付いていないクルマが売られていること自体疑問がある。自動ブレーキを外して安く見せているグレードは買ってはいけない。
実質的なエントリーグレードは、ハイブリッドG(FF)で1,365,100円。これでも十分リーズナブルな価格といえる。装備はシンプルだが、必要最低限の装備は標準装備しているので予算重視ならハイブリッドGでも十分だ。
充実した装備となると、ハイブリッドX(FF)で価格は1,518,000円となる。最上級グレードとなるハイブリッドXターボ(FF)の価格は1,612,600円。
自然吸気車との価格差は約10万円だが、ターボエンジンになるだけでなく、車線逸脱抑制機能や全車速追従式アダプティブクルーズコントロール、パドルシフトがプラス装備されるので、むしろお買い得だ。

燃費比較

日産
ルークス

日産 ルークス
マイルドハイブリッドながら、車重が重く平均的な燃費に

ルークスの燃費は、自然吸気エンジンが20.8㎞/L(WLTCモード、FF)、ターボ車が18.8㎞/L(WLTCモード、FF)となっている。マイルドハイブリッドが装備されていないN-BOXにも負けている状態だ。その理由のひとつは車重だ。ルークスは、やや重いこともあり燃費に影響している。

ホンダ
N-BOX

ホンダ N-BOX
良好な燃費値、燃費差が少ないターボがおすすめ

N-BOXの燃費は、自然吸気エンジンが21.8㎞/L(FF、WLTCモード)でターボエンジンが20.2~20.4㎞/Lとなっている。マイルドハイブリッドなど電動化技術は投入されていないが、良好な燃費値といえる。
N-BOXの車重は900㎏台と重いので自然吸気エンジンでは、高速道路などでは非力に感じることが多い。ターボと自然吸気エンジンの燃費差が少ないので、予算に余裕があれば力強いターボ車がおすすめだ。

ダイハツ
タント

ダイハツ タント
多くの新技術が投入されているものの、ナンバー1には届かず

タントの燃費は、自然吸気エンジンが21.2㎞/L(FF、WLTCモード)、ターボエンジンが20.0㎞/L(FF、WLTCモード)となっている。燃費性能はこのクラスの平均値といったところだ。
新開発のエンジンやCVTが投入された割には、思ったほどアップしておらず、N-BOXにも負けている状態だ。さらなる進化に期待したい。

スズキ
スペーシア

スズキ スペーシア
マイルドハイブリッド機能付きだが、少々物足りない燃費値

スペーシアの燃費は、自然吸気車が21.2~22.2㎞/L(FF、WLTCモード)、ターボ車が20.2㎞/L(FF、WLTCモード)となっている。
スペーシアは、全車マイルドハイブリッド機能を装備しているうえに、最軽量だ。しかし、燃費はマイルドハイブリッド機能が無いN-BOXに若干負けている。さらに、N-BOXの方がエンジン出力もやや上回る。スズキのさらなる燃費アップに期待したいところだ。

スズキ
ハスラー

スズキ ハスラー
ライバル車を圧倒する燃費

ハスラーは、全車マイルドハイブリッドを装備。さらに、新開発のR06D型エンジンを搭載して低燃費化している。燃費は自然吸気車が25.0㎞/L(FF、WLTCモード)、ターボ車が22.6㎞/Lとなっている。ハスラーは、スーパーハイト系より全高が低いハイト系に属するため、スーパーハイト系より当然燃費がよい。
直接のライバル車となるダイハツ タフトの燃費が、自然吸気車で20.5㎞/L(FF、WLTCモード)、ターボ車が20.2㎞/Lとなっている。この差は大きく、マイルドハイブリッド機能のメリットが活かされている。

走行性能比較

日産
ルークス

日産 ルークス
クラストップといえる操縦安定性

ルークスの操縦安定性は、クラストップといえる実力をもつ。ルークスは、スーパーハイト系と呼ばれるセグメントに属する。スーパーハイト系のボディサイズの特徴は、幅が狭く背が非常に高いこと。そのため重心高が高く、横転のリスクが高い。スーパーハイト系モデルはこのようなリスクとの戦いで、クルマの傾きを抑えるためにサスペンションを硬めにするなど、さまざまな対策を施している。
その中でルークスはライバル車に比べて最も安定していた。カーブでの傾きも少なく、傾くスピードも緩やかなので不安を感じない。同様に横風にも強かった。
ルークスの自然吸気エンジンの出力は52ps&60Nmと平均的。ターボ車は64ps&100Nmだ。
自然吸気エンジンは、高速道路や急な登り坂などでやや非力に感じるが、ターボ車は余裕タップリ。優れた操縦安定性もあり、高速道路でのロングツーリングも苦にならない。

ホンダ
N-BOX

ホンダ N-BOX
バランスの取れた走行性能

N-BOXは先代モデルに対して約80㎏もの軽量化が施された。その結果、先代モデルではやや非力に感じた自然吸気エンジンでも、あまり非力さは感じなくなった。ただし、スーパーハイト系はボディが重いため、64ps&104Nmを誇るパワフルなターボ車との相性の方がよい。
カーブなどでは安定性が増したが、柔らかめのサスペンションということもあり、クルマはやや大きめに傾く。これは乗り心地を重視した結果だ。また、高速道路などでの直進安定性も向上しているが、ビシッと安定とまではいかず、路面のうねりに合わせた多少フラフラする傾向もある。低・中速域はなかなかのものだが、高速域になると乗り心地を重視にした結果、やや安定感に欠ける部分も見受けられた。ただ、全体的に高いレベルにまとまっている。

ダイハツ
タント

ダイハツ タント
やや硬めだがフラットライドな走りは好印象

タントには、新開発されたプラットフォーム(車台)を採用している。このプラットフォームは10年先を見据えた性能だと、ダイハツがアピールするほどだ。これに合わせ、サスペンションやエンジン、CVTなども一新されている。
自然吸気エンジンの出力は52ps&60Nmと平均的。タントだけでなく、ほとんどのスーパーハイト系は車重が重く、自然吸気エンジンではやや非力感がある。多少無理してでも64ps&100Nmを発揮するターボエンジンを選択した方が満足度は高い。
タントはやや硬めのサスペンションセッティングとなっていて、クルマの傾きも穏やかに発生する。ボディ剛性も上がったことで、ボディ上部の揺れも少なくタイヤがしっかりと路面をとらえている。優れた操縦安定性を誇るモデルだ。

スズキ
スペーシア

スズキ スペーシア
クラス最軽量を生かした軽快な走行性能

スペーシアは、スズキ独自の軽量化技術により車重が軽い。ホンダN-BOX G・EXの車重が930㎏なのに対して、スペーシアXの車重は870㎏だ。N-BOXに対して60㎏もスペーシアは軽い。
車重の重さは加速力に影響する。スペーシアの自然吸気エンジン出力は52ps&60Nmと平均的。N-BOXやタントは、車重が重いため自然吸気エンジンでは非力と感じるシーンがあったが、スペーシアは同じ自然吸気エンジンでもそれほど力不足を感じさせない。
また、スペーシアのマイルドハイブリッドはクリープ時に最大で10秒ほどモーターのみで走行できる。こうした機能を上手く使えば、実燃費も向上する。

スズキ
ハスラー

スズキ ハスラー
自然吸気車はもう少しパワーが欲しい

ハスラーはハイト系に属し、900㎏台という重い車重のスーパーハイト系よりも100㎏程度軽い。スーパーハイト系最軽量のスペーシアと比べても50㎏ほど軽量だ。この軽さが効いて、自然吸気車のやや控えめな49ps&58Nmという出力でも過不足なく走る。ただ、高速道路などでは64ps&98Nmとパワフルなターボ車の方が、余裕のある走りをする。このモデルもおすすめはターボ車だ。
ハンドリング性能は機敏な設定ではなく、やや穏やかな傾向。ゆったりと流すような走り方に向く。

乗り心地比較

日産
ルークス

日産 ルークス
クラストップレベルの乗り心地

ルークスの乗り心地はクラストップレベルだ。しっかり感があり、大きな路面の凹凸もしっかりと吸収する。妙な振動や突き上げ感はなかった。軽自動車の枠を超えた乗り心地といえる。
基本的な静粛性も高い。ただ、高速道路ではエンジンの回転が高めになり、やや賑やかな印象になる。余裕あるターボ車は、ギヤ比などを変更しエンジンの回転を下げれば、かなり快適な空間になるはずだ。

ホンダ
N-BOX

ホンダ N-BOX
優れた乗り心地と静粛性で、より快適になった

初代N-BOXは、背が高いことによる横転リスクを回避するため、硬いサスペンションでクルマの傾きを抑えていた。硬いサスペンションを使っているため、乗り心地は良いとは言えない。しかし2代目N-BOXは、プラットフォームの刷新や約80kgの軽量化、サスペンションの改良などにより、快適な乗り心地となっている。
ただ、基準車は乗り心地重視のためか、速度域が高いとクルマの揺れを吸収しきれない面がある。それに対してカスタムターボは、別格ともいえる操縦安定性と乗り心地を両立。静粛性も他のグレードより上だ。

ダイハツ
タント

ダイハツ タント
やや硬質感がある乗り心地だが不快ではない

タントのようなスーパーハイト系は、背が非常に高く幅がとても狭い。このようなディメンションだと重心高はかなり高くなり、急ハンドルなどで横転しやすく、横風に弱く、カーブも苦手、空気抵抗も大きくなって燃費も悪化する。このようなスーパーハイト系のネガティブな要素を補うために、サスペンションの設定を硬めにして、多くのモデルが安定感を高めている。
タントも同様にやや硬質な乗り心地になっている。硬質といっても、新開発のプラットフォームや高剛性ボディ、新開発のサスペンションなどのメリットにより、路面の凹凸はしっかりと吸収。妙な振動なども抑えられていて、上質感のある乗り心地になっている。

スズキ
スペーシア

スズキ スペーシア
タイヤもサスペンションも硬めな乗り心地

スペーシアが属するスーパーハイト系モデルは、全高が高く全幅が狭いという非常にバランスの悪い寸法になっている。そのため、とにかく重心高が高く、急ハンドルなどでは横転の危険性が高まる。そこで、サスペンションを硬めにして、クルマの傾きを抑え横転リスクを軽減しているのだ。
さらに、燃費性能を上げるため転がり抵抗の低いエコタイヤを選択する。転がり抵抗の低いタイヤは総じて空気圧も高め。空気圧が高いと、タイヤが細かい路面の凹凸を吸収にくくなり乗り心地が悪化傾向になるのだ。
こうしたサスペンションとタイヤを履くスペーシアの乗り心地は当然、硬めのものとなっている。全体的にややゴツゴツとした路面の凹凸を感じる乗り心地だ。ただ、15インチタイヤを履いたカスタムの乗り心地は、14インチタイヤ装着車より快適に感じた。

スズキ
ハスラー

スズキ ハスラー
快適な乗り心地で静粛性も高いターボ車

ハスラーのようなクロスオーバー車は、悪路走破性を向上するために最低地上高を高く設定する。ハスラーは、180mmという十分な高さを確保している。最低地上高を上げると重心高が高くなり、操縦安定性を確保するため、やや硬めのサスペンションセッティングになるケースが多いが、ハスラーの乗り心地は意外とややソフトな印象。乗り心地重視タイプで快適だ。ただ、低速域では路面の凹凸を拾いやすくゴツゴツ感が若干ある。
おすすめはターボ車。乗り心地も自然吸気車よりも若干よく、静粛性は非常に高くなっている。

内外装・デザイン比較

日産
ルークス

日産 ルークス
ファーストカーとして十分な高い質感

ルークスのデザインは、基準車と他社のカスタムに相当するハイウェイスター、そして基準車をベースにより上質な内装としたオーテックと3タイプの選択肢がある。
基準車はツリ目ヘッドライトにスッキリとしたVモーショングリルを装備し、スポーティなルックスになっている。
ハイウェイスターは大型でフレームの太いVモーショングリルを装備。大きな顔に押し出し感や迫力、ギラギラ感を詰め込み売れる顔としている。
インテリアデザインは、ワイド感のあるデザインで室内の広さを強調する。全体的にシンプルでシックなデザインになっており、ファーストカーとして十分なレベルにするために、軽自動車のレベルを超えた質感となっている。

ホンダ
N-BOX

ホンダ N-BOX
シンプルながら重厚な基準車。ツボを押さえた目立つカスタム

2代目N-BOXのデザインは、初代N-BOXのキープコンセプトだ。初代N-BOXに似たデザインとなっているものの、よく見ると全く異なる。大きな違いは、ボディパネルの面の張りだ。とてもシンプルなのだが、微妙に力強い張りがあり力強さを感じる。
デザイン性という面では、明らかに2代目N-BOXが勝る。基準車のフェイスデザインは丸形のヘッドライトが個性的で、笑っているような顔が印象的で愛着がわく。
インテリアデザインもややスッキリ整理されたが、初代N-BOX同様、ややゴチャゴチャした感じは残っている。質感も高い。
カスタム系のデザインは迫力重視のギラギラ系。高級車にしか使われていなかったシーケンシャルウインカーを装備し、LEDライトは9灯式。夜間でもひと目でN-BOXカスタムと分かる仕様だ。ターゲットユーザーのツボを上手く抑えた装備とデザインと言える。

ダイハツ
タント

ダイハツ タント
ギラギラ感が消失? マイルドになったカスタム

タントの基準車は、主に女性をターゲットにしたモデルになることから、優しいデザインとなっている。よくいえば万人受けするデザインだが、個性に欠け記憶に残らないデザインともいえる。もう少し愛着がわくようなデザインテイストが欲しい。
そして、人気のカスタムからは先代カスタムのギラギラ感が消え、随分とマイルドになった。大型グリルやワイド感あるバンパーなどは迫力があるが、やや丸形になったヘッドライトがマイルド感の原因だろう。
カスタム系の今のトレンドは、大きな顔でギラギラ感ある迫力フェイスだが、とにかく目立つことを重要視するカスタム系ユーザーのハートをこのデザインで捉えることができるのか少々微妙だ。

スズキ
スペーシア

スズキ スペーシア
初代の反省を生かしたデザイン

スペーシアは、全体のスクエアなシルエットと大きな顔の組み合わせになっている。
基準車は、角を丸くした柔らかな四角いヘッドライトを装備。にこやかでスッキリとしたフロントフェイスは愛着がわく。
カスタムのフェイスは、先代スペーシアの後期に投入され販売が好調だったカスタムZとよく似ている。ヒットモデルをベースに化粧直ししたような印象だ。大きな顔と睨みの効いた迫力、ギラギラ感とカスタム系必須要素が満載だ。
インテリアは、エクステリアにも採用されているスーツケースをモチーフにしたデザインが採用されている。助手席部分は上下2段になっていて、テーブルのようにも使えるなど使い勝手はよい。ただしこのスーツケースをモチーフにしたデザインは、人によって子供のおもちゃ的にも見えるかもしれない。

スズキ
ハスラー

スズキ ハスラー
力感がまし存在感あるスタイル

初代ハスラー同様、角の丸いスクエアなシルエットに、丸いヘッドライトの組み合わせは2代目ハスラーも継承している。ただ、2代目ハスラーはフロントのフードを持ち上げ、顔を大きくしている。さらに、フェンダーガードなどもより大きくなっていることから、2代目ハスラーは初代ハスラーに比べ、存在感やタフネスさを増している。
インパネデザインはタフな世界観を演出するため、3連インパネカラーガーニッシュが採用されている。カジュアルな印象で遊び心も感じるが、どうも子供っぽい印象が拭えない。

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クルマ評論家 CORISM代表

大岡 智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員