日産リーフ日産は、電気自動車のリーフを2017年にフルモデルチェンジすると発表した。そして、新型リーフの画像の一部を公開した。

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運転支援システム「プロパイロット」を搭載する新型リーフ


今回、公開された新型日産リーフの画像は、メーターのアップとライトのアップ。かなり一部分をアップにした画像なので、全体像を知ることは難しい。ただ、メーター内には、セレナとエクストレイルと同じプロパイロットの表示がされていることが分かる。日産もプロパイロットが装着されていることを公表した。

プロパイロットは、現在、日産一押しの技術。ただ、すでに登場している装備で、機能的にもとくに目を見張るような機能があるわけではない。プロパイロットが装備されます、というアピールだけでは、新型リーフの凄さが伝わってこない。

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知りたいのは航続距離! 新型リーフの航続距離は400㎞と予想


電気自動車のデメリットは、航続距離の短さや充電インフラの少なさ、充電時間の長さだ。こうしたネガティブな部分があることから、電気自動車はマーケットに受け入れらにくい状況が続いてきた。

そこで、日産は2010年12月に現行リーフをデビューさせて以来、航続距離の伸ばし、電気自動車の魅力をアップさせてきた。デビュー当初は、24kWhというバッテリー容量で航続距離は200㎞だった。しかし、現在は228㎞まで向上。さらに、30kWhへとバッテリー容量がアップされたグレードも追加。30kWh車は、280㎞にまで航続距離を伸ばしてきた。こうした航続距離へのデメリットは、徐々に解消されてきている。

しかし、航続距離が280㎞まで伸びたとはいえ、ガソリン車と比べるとまだまだ不安も残る。まずは、航続距離を長くすることが重要だ。航続距離を長くするには、大容量のバッテリーを搭載することが最も簡単な手法だ。しかし、重量が重くなり航続距離は伸びても電費は悪くなり、効率が悪くなる。その上、価格もアップする。バッテリーの容量と電費、そして価格をいかにバランスよく設定するかが重要だ。

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航続距離は400㎞?

そこで、新型リーフの航続距離を予想してみた。現在、30kWh で280㎞まで航続距離が伸びている。技術の進歩もあるので、フルモデルチェンジしたならば、300㎞超は確実なところだろう。となると、30kWhで300㎞となると、10kWhで100kmという航続距離になる。

従来のモデルの航続距離が280㎞であることを考えると、フルモデルチェンジして300㎞ではインパクトがない。そうなると、400㎞の走行がひとつの目標になると予想した。そうなると、新型リーフに搭載されるバッテリーは40kWhで、航続距離は400㎞になる。

そして、気になる新型リーフの発表日。すでに報道されているように2017年9月の発表のようだ。日本での発売はやや遅れ、10月もしくは11月になるかもしれない。

新型日産リーフ公式動画


https://youtu.be/AvKwIzihg_8

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執筆者プロフィール
クルマ評論家 CORISM代表
大岡 智彦 氏

CORISM(http://www.corism.com/)編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員。


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