車検と買い替えを見極めるポイントと費用を抑える方法
更新日:2024/12/20
「車検を受けて乗り続けるのと車検前に買い替えるの、どっちが得なの?」などクルマの買い替えを考える人が多いのが車検のタイミング。判断ポイントと費用を抑える方法をご紹介します。
【結論】車検と買い替え、結局どちらがお得なの?
非常に高値で買い取ってもらえる一部のスーパーカーや人気車種を除けば、クルマを買い替えるよりも車検を受けながら乗り潰す方が費用は安く済みます。
ただしクルマが古くなっていくにつれて、税金や修理代などの維持費が徐々に高くなっていくので、「コスパが悪い」と感じる機会は増えるでしょう。また車検を受けた後に故障して買い替えることになったりすると「だったら車検前に買い替えた方が得だった」と思う場面もあるかもしれません。
そこで、今後の税金や修理代なども踏まえて「車検を受けるべきなのか、買い替えるべきなのか」を考えるポイントをご紹介します。
車検と買い替えを見極めるための5つのポイント
車検と買い替えで迷ったら、以下の5つのポイントを考えてみてください。これから出費が増えそうなのか、車を買い替えるのに適したタイミングなのかを判断する一つの材料になります。
ポイント① 年式
最初に注目すべきは車の年式です。年式によって修理費の金額幅や課される税額が変わってきます。
一般に新車購入から3~5年間はメーカーの保証がついていますし、故障や不具合が起こる確率も低いです。そのため3年目の車検は、以下のポイント②~⑤で問題がなければ買い替えは考えなくても良いでしょう。
しかし5年目でクルマを買い替えずに車検を通す場合、修理のための出費が少しずつ増えてくること想定しておきましょう。特に7年目の車検以降は、修理費の負担も重たくなってきます。
9年目の車検は「買い取ってもらうか、このまま乗り潰すか」の選択をする時です。9年目の車検を過ぎたクルマは、中古車としての買取価格もかなり低くなります。そのため「少しでも値段が付くうちに買い取ってもらって新しい車に乗りたい」という人は、買い替えの最後のタイミングになるでしょう。
また13年目の車検では、乗り続けるのか廃車にするのかを検討する時期です。12年を経過した車は、自動車税や自動車重量税が高くなります。また修理やメンテナンス費用も増える傾向があるので、このタイミングで廃車にする人も多いです。
ポイント② 走行距離
大きな不具合なく車に乗ることができるのは、軽自動車は8万km、普通自動車は10万kmが一つの目安だと言われています。この目安を超えても車はまだまだ乗れますが、車検費用だけでなく修理費の負担が増えるでしょう。
また走行距離が8万kmや10万kmの大台を超えると、中古車としての買取価格も低くなります。そのため走行距離の目安を超えそうな場合、買い替えを検討してみる機会でしょう。
ポイント③ 故障や不具合の有無
故障や不具合が増えてきたら、車検ではなく買い替えを考える良いタイミングでしょう。特に「走る・止まる・曲がる」といった車の根幹にかかわるところに違和感がある場合は、高額な修理が必要になる場合もあり、また放っておくと事故のリスクも高いです。
車検後に修理のために多額の出費があると「だったら車を買い替えれば良かった」と後悔しがちなので、不具合を感じることが増えたら買い替えを検討してみましょう。
ポイント④ 手放した時の価格
「今の車を手放したらいくらになるのか」も重要なポイントです。モデルチェンジやライバルとなる新車が発売されると、今の車の買取価格は下がることが多いです。「どうせなら高く買い取ってもらえるうちに車を買い替えたい」と思う人は、モデルチェンジやマイナーチェンジ、また新車の販売情報をチェックしておきましょう。
モデルチェンジには一定の周期があるので、車に詳しい人に聞いてみるのも一つの手です。もちろんガリバーでもご相談を承っています。
ポイント⑤ ライフスタイルの変化
ライフスタイルが変わった場合、また近いうちに変わる予定がある場合は、車検ではなく車の買い替えを考えてみても良いでしょう。車に乗る人数が減ったのに8人乗りの大きなミニバンのままでは、燃料代も高く、また車検の費用も高いため、小さい車に買い替えた方が経済的になるでしょう。また通勤距離が長くなったなら、より低燃費なハイブリッドカーに買い替えることで月々のガソリン代が安くなる可能性も高いです。
費用を抑えるにはどうしたら良い?
車検を受けるにしても、車を買い替えるにしても、まとまった出費となり家計には大きな負担となります。少しでも費用を抑えるためには、以下のような工夫をすると良いでしょう。
買い替えるなら時期を選んでお得に
車の買い替えをするなら、値引き交渉がしやすい時期を狙うと良いでしょう。決算期である2~3月が値引きを引き出しやすくなりますが、ただお店に行くだけでは大きな値引きは期待できません。交渉のための準備が非常に重要です。
以下のページでは欲しい車やオプションの明確化、ライバル見積もりとの比較、下取りで損をしないための買取相場の確認など、値引き交渉のためのテクニックを紹介していますので、ぜひ参考にしていてください。
車検を通すなら業者を選んで費用を安く
車検費用を抑えるには、まずは車検を頼む業者を見直すと良いでしょう。ディーラーはサービスが手厚く安心感がある一方で、車検費用は高い傾向があります。ガソリンスタンドやカー用品店などに頼むと車検費用が安くなる場合があるので、まずは近くのガソリンスタンドやカー用品店などをチェックしてみましょう。
また業者に頼まずに、自分で車検を行うユーザー車検という選択肢もあります。自分で車を点検し所定の検査項目をクリアする必要があるため知識がある人でないと難しいですが、費用は安くて済みます。
差がつく!
車検までに納車が間に合わない時は要注意!
「車検前に車を買い替えるつもりだが、納車が間に合わないかも」という場合には注意が必要です。車検が切れた車は、公道を走ることができません。
そのため車検切れのリスクがある場合は、代車を用意してくれるお店に今の車を買い取ってもらうと安心でしょう。ガリバーでは中古車査定・買取はもちろんのこと、代車サービスもありますのでお気軽にご相談ください。