ETCの再セットアップ方法!必要なケースと料金

 ETCの再セットアップ方法!必要なケースと料金

ETCの再セットアップ方法! 必要なケースと料金・必要書類

更新日:2024/03/26

車を買い替える時に、必要になることがあるETCの再セットアップ。自分ではできない手続きなので、お店で依頼することになりますが、その時の流れや料金など再セットアップ方法を解説します。

ETCの再セットアップが必要なケース

ETCの再セットアップが必要なケース

ETCには車の情報が登録されており、その情報に基づいて高速料金が請求されています。そのため以下のような場合は、ETCの再セットアップが必要になります。

  • 今までの車で使っていたETC車載器を、新しい車に付け替えた場合
  • 車に付いていたETC車載器をそのまま使うが、購入や引っ越しで車のナンバーが変わった場合
  • 車に付いていたETC車載器をそのまま使うが、その車に牽引装置を付けた場合

上記のような時には、登録されている車両情報を変更する必要があるため、再セットアップしなくてはなりません。
ちなみにETCで使うETCカードについては以前のものをそのまま使うことができるので、新しく用意する必要はありません。

ETCの再セットアップの方法

車内のETC写真

ETC再セットアップは自分ではできません。そのためディーラー、ガリバーなどの中古車専門店、自動車用品店など「ETCセットアップ店」として登録されているお店で手続き をしてもらう必要があります。
手続きの流れはお店によって異なりますが、おおむね以下のように進みます。

  1. ETCセットアップ店に車検証など必要書類を持参
  2. セットアップ申込書といった書類をお店で記入
  3. セットアップの手続き料金(3,000~5,000円程度)を支払う
  4. 通常、30分ほど待てば手続き完了

なお、ETCセットアップ店に行くのは、車検証の名義人である必要はありません。委任状があれば他の方でも対応することは可能です。 また必要書類はケースによって異なります。

  • 委任状が必要ないケースもありますので、セットアップ店に事前にお問合せください。

再セットアップに必要な書類

ETC再セットアップをするときには、以下のような書類が必要です。数が多く見えますが、ほとんどは車に積んであったり、お店で記入したりする書類なので安心してください。

必ず必要なもの
  • 車検証
  • 車載器(電源ケーブル含む)
  • 本人確認ができる免許証
  • 車載器を取り付ける実車
場合によっては必要なもの
  • セットアップ申込書(※お店でもらえる場合が多い)
  • 委任状(※車検証に名前がある「利用者」以外が手続きをし、かつETCを搭載する車でお店に行けない場合)
あった方がスムーズなもの
  • 車載器登録番号と形式登録番号の控え

「セットアップ申込書」や「委任状」は、ETC総合情報ポータルサイトからダウンロードすることができます。

なお、ガリバーでもETCの再セットアップ手続きを承っています。「どの申込書を選べばいいのか分からない」「車載器登録番号が分からない」という方に、書類の記入や手続きのサポートを行っていますので、お気軽にご相談ください。

よくある質問

ETC再セットアップについてよくある質問とその答えを、Q&A形式でご紹介します。具体的な質問を見ながら、気になりやすいところ、間違いやすいところを確認してください。

Q オンラインセットアップとオフラインセットアップがあるの?

ETCの再セットアップ方法には、大きく分けて「オンラインセットアップ」と「オフラインセットアップ」があります。 再セットアップをしてくれるお店によって方法が異なりますが、最近では多くのお店がオンラインセットアップに対応しています。
オンラインセットアップは、ETCを管理している「ITS-TEA(一般財団法人ITSサービス高度化機構)」とインターネット上で情報をやり取りする方法で、即日セットアップが完了します。
それに対してオフラインセットアップはFAXや郵便で情報をやり取りするため、セットアップ完了まで1週間ほどかかります。

Q 再セットアップ料金を安くする方法は?

ETCを管理する「ITS-TEA(一般財団法人ITSサービス高度化機構)」では、ETCの普及を目指してキャンペーンを行っています。キャンペーン加盟店で再セットアップをすると、ETCの種類に合わせて550~715円の割引が受けられます。

  • 2022年10月現在

加盟店はETC総合情報ポータルサイトから調べることができるので、近くに加盟店がないかチェックしてみてください。

Q ETCの再セットアップをしないとどうなる?

ETCの再セットアップをしないと、以下のようなデメリットがあります。

  • 料金所を通行しようとしてもバーが開かない
  • 正しい利用料金が請求されず、割引が適用されなかったり、不正通行として罰せられたりする場合も
  • ETC利用料金照会サービスなど、ETC関連の各種サービスが受けられない

このように再セットアップを怠ると問題も起こるため、車を買い替えた際などは「ETCの再セットアップが必要ないか」を必ず確認し、速やかに手続きを済ませるようにしましょう。 たとえ有料道路の料金所のバーが開いても、正しい利用料金を払っておらず罰せられる可能性もあるので、確実に再セットアップをする必要があります。

逆にETC車載機が付いた車を売却する場合、その再セットアップは次のオーナーが実施するので、書き込まれている情報の消去はしなくても構いません。登録されている情報も、車に関するもののみで個人情報は含まれていません。請求はETCカードを通じて行われますので、そのカードを抜いておけば心配は不要です。