



ナンバープレート変更ってどうやるの?必要書類と各種ナンバーを解説
目次
この記事を監修した人

- 現在の役職・肩書
行政書士 山田涼太事務所 代表
ナンバープレート変更の基礎知識
ナンバープレートの変更は自分で行うこともできますが、ディーラーや販売店、行政書士にも依頼ができます。費用や用意するものが異なるので、手続き全体を把握して自分のやりやすい方法を選びましょう。
ナンバープレート変更に必要な書類と持ち物
ナンバープレート変更の流れ(自分で行う場合)

1.まずは必要書類を準備
多くの書類はインターネット上でダウンロードできますが、車庫証明書の発行に1週間ほどかかるので注意してください。
2.車で陸運局に向かう
ナンバープレートの取り付けまで完了して手続き完了なので、変更したい車で陸運局へ向かいましょう。管轄の陸運局は国土交通省のホームページで調べることができます。
自動車検査登録総合ポータルサイト:https://www.jidoushatouroku-portal.mlit.go.jp/jidousha/kensatoroku/list/index.html
3.旧ナンバープレートを返却
ナンバープレートはドライバーを使って、自分で取り外すことができます。右側のビスを緩めた後、左側の封印をこじ開けます。最後に、真ん中のビスをドライバーで緩めると外せます。
プレートを外す時のドライバーについて


陸運局にも貸し出し用のドライバーが置いてあることが多いです。
しかし慣れないドライバーがすべってボディに傷…なんてことにならによう、使い慣れたドライバーがあれば用意して行くのがおすすめです。
また、封印の破壊専用に細めの工具(マイナスドライバー等)があると作業がスムーズです。
陸運局にも貸し出し用のドライバーが置いてあることが多いです。
しかし慣れないドライバーがすべってボディに傷…なんてことにならによう、使い慣れたドライバーがあれば用意して行くのがおすすめです。
また、封印の破壊専用に細めの工具(マイナスドライバー等)があると作業がスムーズです。
4.新しい車検証取得
書類一式を陸運局運輸局にの窓口に提出すると発行してくれます。通常は、それほど発行に時間はかかりません。住所や氏名に間違いがないかをしっかり確認しましょう。
車検証の記載チェックは入念に


車検証の記載チェックは重要です!
「必要書類に載っている情報だから間違えている訳がない」と思われがちですが、機械読み取りのミスなのか、意外と起こります。(特に漢字)
その後の税申告窓口で実質的なダブルチェックが行われますが、ご自身でもしっかりチェックしましょう。
車検証の記載チェックは重要です!
「必要書類に載っている情報だから間違えている訳がない」と思われがちですが、機械読み取りのミスなのか、意外と起こります。(特に漢字)
その後の税申告窓口で実質的なダブルチェックが行われますが、ご自身でもしっかりチェックしましょう。
5.自動車税申告
都道府県税の窓口で、必要事項を記載した自動車税申告書と、4で受け取った書類一式を提出します。
あたらしい住所やナンバーの他、変更前の古い情報も必要になるので、書換え前の車検証記録事項や自動車税申告書の控えなどを持参するとスムーズです。
6.ナンバープレート購入
ナンバー交付窓口で、ナンバープレート代約1,500円(通常ナンバーの場合)を支払って受け取ります。ナンバープレートのほかに、取り付け用ボルトと封印を取り付ける台(封緘)を受け取ります。
7.ナンバープレート取り付け
ビスで取り付けた後、普通車は封印が必要です。封印はナンバープレートを交付した者が行うため、自分で行うことはできません。
これらの変更手続きは自分で行うこともできますが、ディーラーや販売店、行政書士に任せてしまうのもおすすめです。ちなみに、陸運局は曜日によって検査・登録に来る人で混み合うため、書類の提出まで待たされることがあります。ディーラーの定休日が多い月、火、水曜あたりは比較的空いています。また、月末や決算期には非常に混み合いますので、自分で行うのであれば、時期や曜日もチェックしておきましょう。
ナンバープレートの変更にかかる費用
希望ナンバーや字光式ナンバーで費用は異なりますが、内訳は以下の通りです。
ディーラーや代理店、行政書士に依頼すると手数料が加わって、約2万円~約5万円になります。
外車や字光式ナンバーのビスの長さに注意


ナンバープレート購入時に貰えるビスには長さがあります。
特に注意が必要なのは外車と字光式ナンバーの場合です。
外車では短いビスが使われることも多く、逆に字光式ではキットの厚みなどもあることから長いビスが必要になったりします。
国産車の大半は、ナンバーセンターのスタッフさんも何も聞かずに一般的なサイズを出してくれるため、気にしなくても問題ありません。
旧ナンバーを外す際に、ビスがどのくらいの長さなのかチェックしておくことをおススメします。
ナンバープレート購入時に貰えるビスには長さがあります。
特に注意が必要なのは外車と字光式ナンバーの場合です。
外車では短いビスが使われることも多く、逆に字光式ではキットの厚みなどもあることから長いビスが必要になったりします。
国産車の大半は、ナンバーセンターのスタッフさんも何も聞かずに一般的なサイズを出してくれるため、気にしなくても問題ありません。
旧ナンバーを外す際に、ビスがどのくらいの長さなのかチェックしておくことをおススメします。
自動車保険の変更手続きも忘れずに
ナンバープレートを変更したときは、必ず保険会社に連絡してください。保険は契約対象の車を明確にしたのちに、契約を結びます。手続きをしていないと新ナンバーの車が契約対象の車とみなされず、万が一の際に補償が受けられなくなります。
保険会社によって手続き方法はさまざまですが、ネット上で手続きするのが最も手軽です。やり方がわからない方は保険会社に電話をするか、最寄りの営業店を訪問して手続きを依頼しましょう。
希望ナンバーや図柄ナンバーに変更する場合
4桁の番号を任意で指定できる希望ナンバーや、ナンバープレートをデザイン入りにできる図柄ナンバーへ変更するには時間がかかります。
希望ナンバーを申請すると、申込・払い込み完了から起算して4営業日から1週間程度、図柄ナンバーは受注生産のため入金確認から10日程度かかるのが一般的です。 どちらも、即日交付ができないので、自分が陸運局に行く日に間に合うように申請しましょう。
交付可能日と手続きの流れを意識しよう


希望・図柄ナンバーの交付可能日には有効期限が存在します。交付可能日から1か月となっていることに注意しましょう。
そのため車庫証明や印鑑証明等の書類収集に目途が立ってからナンバーの代金払込、という流れにすると有効期限切れが防ぎやすくなります。
希望・図柄ナンバーの交付可能日には有効期限が存在します。交付可能日から1か月となっていることに注意しましょう。
そのため車庫証明や印鑑証明等の書類収集に目途が立ってからナンバーの代金払込、という流れにすると有効期限切れが防ぎやすくなります。
希望ナンバーの変更方法は?
希望ナンバーの場合、人気の高い番号は抽選制となります。毎週日曜日で申込を締め切り、月曜日に抽選を実施します。当選するとその番号が利用できます。抽選対象となっていない番号は、すべて一般希望番号です。一般希望番号は、その番号が全て使われない限り取得することができます。
どちらもインターネットで申請することが可能です。
希望番号申込サービス:https://www.kibou-number.jp/html/GCAA0101.html
4桁の番号以外のナンバープレートの意味や、地域名の隣の番号の意味など、ナンバープレートに関するより詳しい内容は、以下の記事にわかりやすくまとめています。
図柄ナンバーの色の意味や変更方法は?
ナンバープレートは用途別に色や番号が決められていますが、例外として図柄プレートが作られました。
図柄ナンバーはインターネットで申し込んだ後、完了メールに記載されている方法で手数料を支払います。手数料の支払いが完了すれば手続き完了となり、もう一通メールが届きます。そのメールに記載されている交付可能期限内に運輸局の窓口へ行くと、受け取ることができます。
デザインプレートはこれまで様々なデザインのものが交付されました。一例をご紹介します。

※こちらの図柄ナンバーは、岩手県交通政策室より使用許可をいただいています。
地方版の図柄ナンバーです。第1弾は2018年10月1日より交付が開始され、定期的にデザインが加わっていっています。

また、東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、大会機運の盛り上げに貢献するために作られたナンバーもあります。2017年10月10日から配布され、現在は申込終了しています。
東京オリンピック・パラリンピックともに、1000円以上の寄付をした場合にはカラーの図柄ナンバー。寄付がない場合は、エンブレムのみが付けられた白いナンバープレートでした。
オリパラナンバーが人気だったワケ


オリパラナンバーは、軽自動車ユーザーにも非常に人気がありました。
通常、黄色地のナンバーですがの図柄ナンバーにすると白地となったことが主な理由だったようです。
その後、ここまで全体にわたって白地の図柄は出てきていませんが、黄色部分が縁取りだけになっている図柄は選ぶことが可能です。
オリパラナンバーは、軽自動車ユーザーにも非常に人気がありました。
通常、黄色地のナンバーですがの図柄ナンバーにすると白地となったことが主な理由だったようです。
その後、ここまで全体にわたって白地の図柄は出てきていませんが、黄色部分が縁取りだけになっている図柄は選ぶことが可能です。
ナンバープレートの変更には手続きや準備が必須
ナンバープレートは、車の所有者を把握、公共施設における安全な交通整備をするために大切なツールです。引越しなどでナンバープレートを変更するときは、書類を用意したり、保険会社へ連絡したりと、必要な行程が多いので、その流れを知っておきましょう。
希望ナンバーや図柄プレートは、注文を受けてから制作を始めるため、受け取るまでに時間を要します。以上の内容をきちんと知ったうえで、ナンバープレートの変更をすることをおすすめします。