

ナンバー種類と車両の関係とは?
更新日:2021/12/10
クルマなど、エンジンがついていて公道を走る乗り物には、ナンバープレートが交付されます。
クルマのナンバーには種類があり、割り当てられるナンバーの種類と車両には関係があります。
ナンバーの種類と車両の関係をご説明します。
白・黄・緑・黒・・・ナンバープレートの色のヒミツ
ナンバープレートの色は4種類あります。一般的に自家用で使用されている車は普通車の場合は白地に緑文字、軽自動車は黄色地に黒文字となります。タクシーなどで事業用の普通車は緑地に白文字、軽自動車は黒地に黄色文字という色分けがされています。
普通自動車 | 軽自動車 | ||
---|---|---|---|
自家用 | 事業用 | 自家用 | 事業用 |
![]() 白地に緑文字 |
![]() 緑地に白文字 |
![]() 黄色地に黒文字 |
![]() 黒地に黄色文字 |
自動車の種類で異なるナンバープレートの分類番号
地域名の右となりに書かれている番号は「分類番号」と呼ばれます。これは、ナンバープレートを用途別に色分けしたものがさらに細分化されたもの、と思ってください。この分類番号もナンバープレートの色同様、選ぶことはできません。
分類番号にアルファベットが追加?!
希望番号の普及に伴いナンバープレートの番号が枯渇しつつあることから、分類番号にアルファベットが追加されることになりました。2017年4月から、ナンバーが枯渇した地域から順に導入されるようです。
分類番号 | ナンバープレート | 説明 |
---|---|---|
1.10〜19及び100〜199 |
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貨物の輸送に使われる普通自動車 (大型トラックなど) |
2.20~29及び200~299 |
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乗車定員11人以上の人の輸送に 使われる普通自動車(バス) |
3.30〜39及び300〜399 |
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普通乗用自動車 |
4.6.40~49、60〜69.400~499 及び600~699 |
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貨物の輸送に使われる小型自動車 |
5.7.50〜59.70〜79.500〜599 及び700〜799 |
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人の輸送に使われる小型自動車 |
8.80〜89及び800〜899 |
![]() |
特殊な使い方をする小型自動車 普通自動車 |
9.90及び900〜999 |
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大型の特殊自動車 (建設機械を除く) |
0.00〜09及び000〜099 |
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大型の特殊自動車 のうち建設機械 |
1.10及び100~199 |
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貨物の輸送に使われる普通自動車 (大型トラックなど) |
希望ナンバー |
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ナンバーに希望する番号を つけることが出来る |
分類番号なし |
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エンジン排気量50cc超えの 二輪自動車 |
好きな番号を選べる希望ナンバー制度
1999年より全国で導入されたが、ナンバープレートで好きな数字を選べる希望ナンバー制度。導入当初普通車のみが対象でしたが、現在自家用軽自動車も対象となっています。
選べる4桁アラビア数字部分のみで、地名、分類番号、ひらがなを選ぶことができません。また人気が集中しやすい一部ナンバー抽選制で、毎週行われる抽選に当選しないと選択できない仕組みになっています。
- 主な抽選対象ナンバー・・・「1」「7」「8」「88」「333」「555」「777」「888」「1111」「2020」「3333」「5555」「7777」「8888」など
申込み手続き、新車や中古車 販売店で代行してくれることがあるほか、自分でも申し込むことができます。希望ナンバー予約センター窓口や電話、FAXで申し込みに加えて、「希望ナンバー申込サービス」サイトから申し込むこともできます。
自分で申し込んだ場合、必要な費用ナンバープレート発行費用のみで、ペイント式と字光式どちらを選んでも5000円前後からです。(※詳細な費用地域によって異なります)。希望ナンバーの場合、一枚ずつ制作されるため、通常よりも発行費用が掛かり、また発行まで期間が4日から1週間程度必要になります。
ご当地ナンバー制度
正式名称を「新たな地域名表示ナンバープレート」といい、自動車検査登録事務所ごとに決められていた今までの地名に加え、独自の地名も定められるようにしたのがご当地ナンバー制度です。ただしどのような地名でも定められる訳ではなく、地域特性や経済圏など一定のまとまりがある地域で、全国的に認知された地名などに限って許可されています。
2006年より導入されており、山梨と静岡の二県をまたぐ「富士山」というご当地ナンバーも交付されています。
2016年4月現在、イラスト入りのご当地ナンバーについても議論されており、近く解禁されるといわれています。そのため、ご当地の観光名所や人気キャラクターをあしらったナンバーを選べるようになる日も遠くはないでしょう。
W杯、五輪を記念した図柄ナンバーも登場
2019年に開催されるラグビーワールドカップを記念した特別仕様のナンバープレートが発表されました。新たに新車・中古車を購入した場合だけでなく、今のナンバーを交換することも可能です。交付は2017年4月3日からで、発行費用とは別途寄付金1000円が必要となります。
申し込みはこちらから。
さらに、2020年の東京五輪・パラリンピック仕様も交付される予定です。