50代で軽自動車を購入する場合、10年所有すれば60代になることを想定しましょう。クルマ選びでは、デザイン性に加えて安全性と乗り降りのしやすさを意識するのが重要です。ここでは、50代女性におすすめの人気の軽自動車をランキング形式でご紹介しています。
50代女性におすすめの人気軽自動車TOP10
ここでは、50代女性におすすめの人気の軽自動車TOP10をまとめました。ランクイン車種は以下の通りです。
順位 | 車種名 | 新車時価格 | 最高燃費 |
---|---|---|---|
1位 | スズキ「スペーシア」 | 153万円~ | 25.1km/L |
2位 | 日産「デイズ」 | 143万円~ | 23.3km/L |
3位 | ホンダ「N-BOX」 | 164万円~ | 21.6km/L |
4位 | 日産「サクラ」 | 253万円~ | - |
5位 | 日産「ルークス」 | 163万円~ | 20.9km/L |
6位 | スズキ「ハスラー」 | 151万円~ | 25.0km/L |
7位 | ホンダ「N-WGN」 | 134万円~ | 23.2km/L |
8位 | ダイハツ「タント」 | 135万円~ | 20.1km/L |
9位 | ダイハツ「ムーヴキャンバス」 | 146万円~ | 22.9km/L |
10位 | ダイハツ「ワゴンRスマイル」 | 135万円~ | 25.1km/L |
※価格や燃費に関する情報はガリバー「車カタログ」より引用。価格は千円未満四捨五入。燃費はWLTCモードでの表記。
50代で軽自動車を購入するなら、安全性や乗り降りのしやすさの観点からハイトワゴン(デイズ、N-WGNなど)やスーパーハイトワゴン(スペーシア、N-BOXなど)がおすすめです。詳しい理由は、次章で説明します。
50代の軽自動車選びのポイント
50代の方が軽自動車を選ぶ際は、以下の3つのポイントを重視しましょう。
- ポイント①安全性の高さ
- ポイント②乗り降りのしやすさ
- ポイント③デザインや色の選択肢
ポイント①安全性の高さ
50代は、40代に比べると事故件数が多くなりがち。これは、視力や分析力、判断力などの低下が一つの原因と考えられます。
たとえば50歳で新車を買っても、10年乗れば60歳を迎えます。長期的な視点に立ち、安全性能にこだわりましょう。特に衝突被害軽減ブレーキの対象、後退時の衝突防止支援、駐車支援に注目すると良いでしょう。
ポイント②乗り降りのしやすさ
50代以降になると、クルマの乗り降りで足腰への負担が気になる人も出てきます。また、高齢の親を乗せて走る人もいるでしょう。
だからこそ、クルマ選びでは乗り降りのしやすいハイトワゴンやスーパーハイトワゴンをお勧めします。全高の低い車は乗り降りしにくく、安全性能も最低限の車両が多いです。
ポイント③デザインや色の選択肢
愛着をもって使いたいからこそ、クルマ選びではデザインにもこだわると良いでしょう。また、クルマの印象は色でも大きく変わります。自分の好みの色があるか、カラーバリエーションも見てみましょう。
50代女性におすすめの人気軽自動車TOP10詳細
ここでは、ランキングTOP10に選ばれた車種について詳しく紹介します。
1位 スズキ「スペーシア」
- 新車時価格:153万円~
- 中古車相場:5万円~202万円
- 最高燃費:25.1km/L
スペーシアは2023年秋にフルモデルチェンジ。収納性や積載性の高さはそのままに、燃費や快適性をスーパーハイトワゴンの中でもトップクラスに向上させました。
さらに魅力的なのが、安全性の高さ。衝突被害軽減ブレーキの対象は車両・歩行者・自転車・自動二輪車と軽自動車トップレベル。後退時も含めた低速時のブレーキサポートも標準装備しています。上位グレードやオプションの選択で、さらに多くの装備も搭載できます。
2位 日産「デイズ」
- 新車時価格:143万円~
- 中古車相場:5万円~219万円
- 最高燃費:23.3km/L
デイズは2023年秋のマイナーチェンジで安全性能が大幅向上。軽自動車で初めて車線変更時や後退時の事故予防を支援する「後側方車両検知警報」「後退時車両検知警報」を装備しました。
高速道路を利用した長距離移動をせず、市街地走行での安全性を重視したい人に特におすすめです。スライドドアは備えていませんが、広さも充分で車両価格も比較的抑えられています。落ち着きあるデザインで、カラーバリエーションも最大12色と豊富です。
3位 ホンダ「N-BOX」
- 新車時価格:164万円~
- 中古車相場:5万円~219万円
- 最高燃費:21.6km/L
N-BOXは2023年秋にフルモデルチェンジ。デザインはプレーンで愛らしい印象になりました。また、他の多くの車種と異なり、グレードに関係なく全車でほぼ同等の安全装備を備えている点が魅力です。
ただしN-BOXは先代の完成度も非常に高く、衝突被害軽減ブレーキの対象も先代と変わりません(車両・歩行者・自転車)。予算重視なら敢えてフルモデルチェンジ前の車両を中古で購入すると良いでしょう。
4位 日産「サクラ」
- 新車時価格:253万円~
- 中古車相場:123万円~298万円
- 一充電航続距離:180km
電気自動車のサクラ。一般的な軽自動車に比べると車両価格が高いものの、国のCEV補助金を申請すれば55万円の補助が受けられます。自治体によっては独自の補助金制度があり、さらに補助を受けられる可能性もあります。
電気自動車ならではの滑らかな走り、美しいデザイン性、日常生活ならほぼ困ることのない一充電走行距離と、魅力が多いです。また、タッチ操作だけで駐車サポートしてくれる「プロパイロットパーキング」などの先進機能も搭載しています。
5位 日産「ルークス」
- 新車時価格:163万円~
- 中古車相場:5万円~258万円
- 最高燃費:20.9km/L
スーパーハイトワゴンの中では、随一の走行安定性を誇るルークス。上位グレードでは、高速道路上でペダル操作などを支援する「プロパイロット」機能や緊急時に警察や消防への連絡をサポートする「SOSコール」も標準装備。長距離運転をする人におすすめです。
ただし前回のモデルチェンジから年数が経っており、衝突被害軽減ブレーキの対象は車両と歩行者に限られています。こうした点で、街乗りでの安全性能は他の上位車種に劣るため、5位としました。
6位 スズキ「ハスラー」
- 新車時価格:151万円~
- 中古車相場:13万円~217万円
- 最高燃費:25.0km/L
カッコかわいいデザインで長年高い人気を誇るハスラー。年代問わず人気で、カラーバリエーションが豊富な点もポイントです。
ハスラーは安全性能も充実しています。車線を逸脱しそうなときに戻す「車線逸脱抑制機能」や後退時の衝突防止を支援する「後退時ブレーキサポート」、高速走行時などの追従走行を支援するACCなどを全車で標準装備。ただし衝突被害軽減ブレーキの対象は車両と歩行者に限られます。
7位 ホンダ「N-WGN」
- 新車時価格:134万円~
- 中古車相場:7万円~174万円
- 最高燃費:23.2km/L
シンプルなデザインのN-WGN。カラーバリエーションは少なめで、デザインも好みが分かれますが、N-BOXと同様すべてのグレードでホンダセンシングを標準装備し、高い安全性能を有しています。
同じハイトワゴン系のハスラーに比べると車両価格も抑えられており、それでいてハスラーと同様に車線逸脱抑制機能やACCを標準装備。コスパ優良車といえます。
8位 ダイハツ「タント」
- 新車時価格:135万円~
- 中古車相場:5万円~222万円
- 最高燃費:20.1km/L
スーパーハイトワゴンの中では廉価グレードが安価なタント。車線逸脱抑制機能は標準装備しているものの、ACCなど高速走行時に使える運転支援機能はオプション設定となっています。ただし駐車のサポート機能をオプションで搭載できます。
タントの魅力は、何といってもミラクルオープンドア。助手席とその後ろのドアを同時に開ければ、大開放空間が生まれます。高齢の親の乗り降りを手伝いたいときなど便利です。
9位 ダイハツ「ムーヴキャンバス」
- 新車時価格146万円~
- 中古車相場:37万円~212万円
- 最高燃費:22.9km/L
「スーパーハイトワゴンほどの高さがいらない」という場合におすすめなのがスライドドア付きのハイトワゴン。ムーヴキャンバスは落ち着きのあるモノトーンデザインも多く、デザイン性の高さと快適性を両立した一台です。
上位の車種ほど安全性能は整っていませんが、高速走行時に使えるACCなどは最上位グレードで標準装備。また、駐車支援機能は全車でオプション設定となっており、ハンドル操作を車両が自動制御してくれます。
10位 スズキ「ワゴンRスマイル」
- 新車時価格:135万円~
- 中古車相場:77万円~197万円
- 最高燃費:25.1km/L
ワゴンRをベースにスライドドアを搭載し、愛らしい見た目にしたワゴンRスマイル。安全装備としては他車と比べて特別優れている訳ではありませんが、ハイトワゴンにスライドドアを搭載している点、デザイン性の高さ、燃費の良さとコスパに優れています。
安全装備が優れていないといっても、2021年デビューの車種なので「中古車を含めてどのモデルを買っても安心」という良さがあります。
軽自動車に関するQ&A
Q. 軽自動車の大きさってどれくらい?
軽自動車の規格は長さ3.4m以下、幅1.48m以下、高さ2.0m以下、かつ排気量が660cc以下と決まっています。
なお、今日の軽自動車は全長3,395mm×全幅1,470mmでほぼ統一されており、高さのみが違います。スーパーハイトワゴンは一般に全高1,700mm以上、ハイトワゴンは1,600mm前後です。
Q. 軽自動車で一番売れているのは?
長年軽自動車で一番売れているのは、ホンダのN-BOXです。ただし、最近ではスズキのスペーシアやダイハツのタントがN-BOXを猛追しています。
Q. 軽自動車で一番燃費が良いのは?
2024年8月22日現在、最も燃費の良い軽自動車はスズキのアルトで、最高燃費は27.7km/L(WLTCモード)です。ただし普通車も含めると、トヨタのヤリス(36.0km/L)が最も良いです。
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Q. 軽自動車と普通車の維持費の違いは?
軽自動車と普通車では、自動車税や自動車重量税の税額が異なるほか、自賠責保険料も異なります。これらは軽自動車のほうが安いです。また、軽自動車は任意保険料も安い傾向があります。 ただし任意保険料は車両の安全性能や運転者の年齢によっても変わるため、「必ず軽自動車のほうが安い」とは言えません。
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Q. 中古車の安全性はどう確認する?
中古車の場合、販売店のスタッフに安全装備を確認するのはもちろんのこと、「サポカーかどうか」も確かめると良いでしょう。サポカーであれば、少なくとも衝突被害軽減ブレーキを搭載していますし、ペダル踏み間違い時加速抑制装置も搭載されていることが多いです。
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- Supervised by norico編集長 村田創
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中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!