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サポカーの意味は?サポカーSとの違いは?該当車種も一挙公開!

サポカーとは、どんな車のことでしょうか。平成32年までに国内生産される全メーカーの新型自動車に自動ブレーキが搭載されていくにあたり、その機能を知っておきましょう。さらに高齢者向けのサポカーSについてもご紹介します。

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普及啓発ロゴが発表され、国を挙げて推進されているサポカー(セーフティ・サポートカー)。自動ブレーキといった安全機能が搭載されていることは知っていても、サポカーとサポカーSの違いまで説明できる人は少ないでしょう。

今後ますます普及が加速していくサポカーとサポカーS、その機能と違いについて詳しく解説します。

サポカーとは

サポカーには自動ブレーキが搭載されています。ブレーキの操作ミスによる悲しい事故を防ぐのが大きな目的で、官民連携しての交通事故対策の一環となっています。

平成32年までに国内で生産される全メーカーの新型(新車)には全て装備する方向で、現在は減税措置などの普及啓発活動が行われているところです。

サポカーSとは

とっさの行動でアクセルとブレーキを踏み間違えることは誰にでもあり得ますが、特に高齢ドライバーに推奨されるのがサポカーSです。

サポカーSは、自動ブレーキに加えて、ペダルを踏み間違えたときの加速抑制装置など、安全運転支援装置が搭載された車のことを呼びます。

サポカーとサポカーSは上記のように、搭載されている機能によって名称が変わります。サポカーが新しくなったものがサポカーS、というわけではありません。

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サポカー・サポカーSの機能

サポカーは、搭載される機能によって、サポカー(自動ブレーキ機能搭載)とサポカーSに分けられます。サポカーSはさらに3種類に分かれます。

  自動ブレーキ 対車両 自動ブレーキ 対歩行者 ペダル踏み間違い時加速抑制装置 車線逸脱警報 先進ライト
サポカー × × × ×
サポカーSベーシック
※低速自動ブレーキ
× × ×
サポカーSベーシック+ × × ×
サポカーSワイド

以下では、これらの機能の詳細を見ていきましょう。

自動ブレーキ(対車両・対歩行者)

自動ブレーキは車の前方に障害物を検知したときに警告音を鳴らしてドライバーに知らせます。

それでもドライバーがブレーキ操作を行わないときには、自動でブレーキ制御を行い事故の被害を軽減する

機能です。

ドライバーのブレーキ動作をきっかけにするブレーキアシストとは異なり、ドライバーの動作に関わらずセンサーが障害物を感知すると警告とブレーキ制御を行ってくれます。

市街地や住宅地は道路が入り組んでいて、横から人が飛び出してくるリスクも多くあります。運転手よりも車が早く飛び出しに気が付けば、その分事故は減らせます。

横から人が出てくるリスクに十分気を付けていても起きてしまう、万が一の衝突事故を防ぐために自動ブレーキはとても有効です。

ペダル踏み間違い時加速抑制装置

ペダルの踏み間違いは、停車しようとするときなどの低速時に多く発生しています。

車を停車するときには、かなり強めにブレーキを踏み込むため、誤って同じ力でアクセルを踏み込むと、一瞬で相当な速度が出てしまいます。

ペダル踏み間違い時加速抑制装置は、車載のレーダーなどで前方・後方に壁や車両を検知している状態でアクセルを踏み込んだときに、エンジン出力を抑えることで急に加速することを防ぎます。

これは特に、高齢者や運転に慣れていない人の操作ミスを防げる機能です。

車線逸脱警報

搭載されたカメラで道路上の車線を検知し、はみ出した場合やはみ出しそうな場合に警告音が鳴る機能です。知らない間に対向車線を越えて正面衝突するような事態を防げます。

長時間の運転などで運転手が疲労するとハンドルもぶれやすくなり、速度が上がっていれば手元の少しのブレがタイヤの動きに大きく影響します。

車線逸脱警報があれば、はみ出す可能性のある時点で警告をしてくるので軌道修正をすることができ、車線を逸脱した運転を未然に止められます。

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先進ライト

先進ライトはハイビームとロービームが自動的に切り替わるライトです。先行車または対向車を検知し、照射範囲を調整してくれます。

ロービームでは遠くまで照射できないため、前方の障害物検知が遅くなります。かといって、ハイビームにし続けると、対向車の視界を妨害しかねません。

自分では加減の難しい切り替えを自動で行ってくれるので、運転者はライトを気にすることなく安全な運転に集中できます。

サポカーとサポカーSの違い

自動ブレーキを搭載した車を総称してサポカーと呼びますが、さらに付帯機能があるのがサポカーSです。サポカーSの方が安全性能は高くなっています。

3つの区分があり、区分によって搭載される機能が異なります。どの機能にもペダル踏み間違い時加速抑制装置が付くので、最近増えている高齢者の踏み間違いによる事故を防ぐことができる車です。

サポカーSの3つの区分

サポカーSは搭載されている機能に寄って3種類に分かれます。

ベーシック、ベーシック+、ワイドの3つです。 それぞれの違いについて、以下でご紹介します。

サポカーSワイド

サポカーSワイドは、対歩行者の自動ブレーキに合わせてペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトを搭載しています。

4機能を搭載するため、最も安全性能が高いと言えます。対歩行者の自動ブレーキを搭載しており、万が一の飛び出し時の接触事故の確率を減らせます。

ペダル踏み間違い時加速抑制装置は駐車時などを想定しており、前後に障害物を検知した状態でアクセルを踏み込んでも加速しません。

車線逸脱警報は逸脱しそうな時点で先回りして警告をしてくれます。

先進ライトはハイビームとロービームを状況に合わせて切り替えてくれます。

どれも運転手が気を付けるべきことをサポートし、負担を減らしてくれる機能です。特に高齢者の方は若い頃からの運転経験があるほど、自分の運転を過信してしまいがちです。

年齢を重ねて落ちてしまった認識力をサポートする機能が充実しているサポカーSワイドは、高齢者に特におすすめできます。

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サポカーS ベーシック

サポカーS ベーシックは、対車両の低速自動ブレーキとペダル踏み間違い時加速抑制装置が搭載されています。

低速時の自動ブレーキは街中など混み合うエリアでのうっかりとした追突を防いでくれます。

ペダル踏み間違い時加速抑制装置はワイド同様、前後に障害物を検知している間はアクセルでの加速を止めてくれます。

低速時の追突やペダル踏み間違いは慣れたドライバーであっても起こしてしまう事故です。

ちょっとした油断がそのまま事故につながらないよう、全ての運転手をサポートしてくれるサポカーS ベーシック。車を運転する全ての方におすすめできます。

サポカーS ベーシック+

サポカーSベーシックは、対車両の自動ブレーキとペダル踏み間違い時加速抑制装置を搭載しています。

対車両の自動ブレーキなので車間距離を見誤ったことによる追突など、速度が出た状態での追突も防ぐことができます。

ペダル踏み間違い時加速抑制装置はワイド、ベーシック+同様、障害物を前後に検知した状態での加速を止めてくれます。

高齢者の方はもちろん、運転を始めたばかりで自信のない方や、車間距離の感覚を失いやすい長距離運転を頻繁に行う方の安全も考えられている車です。

サポカーに該当するおすすめの車種をボディタイプごとに紹介!

サポカーは安全で快適な運転をサポートしてくれる便利な機能付きの車です。ただ、現在は全ての車に搭載されているわけではありません。

サポカーを購入したいときはメーカーや車種がある程度限られます。各社、ボディタイプごとに搭載車を紹介します。

軽自動車/スズキ ワゴンR

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ヘッドアップディスプレイを軽自動車で初めて採用したのがワゴンRです。視線を進行方向から大きく移動させなくても警告内容が確認できるので、より安全に運転ができます。

2017年1月に発売開始した6代目のモデルからサポカーとなりました。

サポカータイプ サポカーSワイド
価格帯 140万~160万円
ボディサイズ 全長:3,395、全幅:1,475、全高:1,650 (mm)
JC08モード燃費 2WD 33.4km/L 4WD 30.4km/L
燃料 無鉛レギュラーガソリン

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コンパクトカー/マツダ デミオ

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2017年11月の改良後モデルはアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートが標準装備されるなど、標準装備で安全性を高める機能が搭載されました。

サポカータイプ サポカーSワイド
価格帯 140万円~200万円
ボディサイズ 全長:4,060、全幅:1,695、全高:1,500~1,550 (mm)
JC08モード燃費 14.2~30.0km/L
燃料 無鉛レギュラーガソリン

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セダン/トヨタ クラウン 2.0 RS Advance

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15代目クラウンとして2018年6月に発売したクラウン2.0 RS Advanceはサポカーの機能はもちろん、 低重心化、軽量化、重量配分の最適化が行われ、高速走行時の操縦安定性も抜群。

運転にこだわる人も満足させてくれる仕様になっています。

サポカータイプ サポカーSワイド
価格帯 560万円
ボディサイズ 全長:4,910、全幅:1,800、全高:1,455 (mm)
JC08モード燃費 8.7~15.1km/L
燃料 無鉛レギュラーガソリン

ミニバン/ホンダ ステップワゴン

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全幅が5ナンバーサイズのミニバンの中で、これだけの先進予防安全装備が標準装備されているのはステップワゴンだけです。2017年の発売から人気の高い車種です。

サポカータイプ サポカーSワイド
  250万円~340万円
ボディサイズ 全長:4,760、全幅:1,695、全高:1,840 (mm)
JC08モード燃費 15.4~25.0km/L
燃料 無鉛レギュラーガソリン

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SUV/スバル フォレスター

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運転支援システムを古くから追及しているスバルのフォレスターは、自転車も認識できるアイサイトを標準装備しています。

サポカーの制度が始まる2017年よりも前から、条件を満たすような車種を発売し続けています。

サポカータイプ サポカーSワイド
価格帯 280万円~310万円
ボディサイズ 全長:4,625、全幅:1,815、全高:1,780 (mm)
JC08モード燃費 13.2~18.6km/L
燃料 無鉛レギュラーガソリン

安全な車ランキング2018 SUV編

サポカーのお得な割引もご紹介

サポカーには、補助金や購入時の優遇措置が用意される予定です。スケジュールや割合など詳細は未定ですが、減税が期待できます。

重ねて、自動車保険各社はサポカーの優遇措置として保険料に割引適用を行うことを検討しています。

事故低減に有効なサポカーは普及する

現在発売している車もサポカーが増えているので、メーカーや車種もある程度選ぶことができます。今後普及が進めば、より選択肢は増えるでしょう。

運転手である自分が気を付けて運転することはもちろんですが、車自体に搭載された技術の力も借りて安全に運転しましょう。