- ハイブリッド車とは?
- 中古ハイブリッドのメリットと注意点は
- 中古ハイブリッドおすすめ人気ランキング
- Q. ハイブリッド車とガソリン車はどちらがお得?
- Q. PHEVや電気自動車との違いは?
- Q. 軽自動車にハイブリッドモデルはないの?
- Q. お買い得な中古ハイブリッドの選び方は?
ハイブリッド車とは?
ハイブリッド車とは複数の動力源を用いて走行するクルマのことで、その大半は電力モーターとエンジンを搭載しています。一般に、ハイブリッド車の燃費は同じ車種のガソリンモデルと比べて1.3〜1.5倍程度優れており、燃料代を抑えやすいです。
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中古ハイブリッドのメリットと注意点は
中古ハイブリッド車の最大のメリットは、車両価格を抑えられることです。ハイブリッド車を新車で買おうとすると、ガソリンモデルより数十万円ほど高いのが一般的。中古車であれば、車両価格と燃料代の両方を抑えられます。
一方、中古でハイブリッド車を購入する場合は故障などのリスクに注意しましょう。ハイブリッド車は修理やメンテナンス費用が高くなることもあるので、バッテリーの状態や修復歴の有無など、車両状態をよく確認してください。またメーカー保証や販売店の有償保証の期間・内容も確認しましょう。
中古ハイブリッドおすすめ人気ランキング
中古ハイブリッドランキングの順位は以下の通りです。なお軽自動車はマイルドハイブリッド搭載車です。
順位 | 車種名 | 新車時価格 | 中古車相場 | 燃費 | ボディタイプ |
---|---|---|---|---|---|
1位 | トヨタ「プリウス」 | 275万円〜392万円 | 9万円〜442万円 | 32.6km/L | セダン |
2位 | 日産「セレナ」 | 276.9万円~479.8万円 | 5万円~430万円 | 20.6㎞/L | ミニバン |
3位 | トヨタ「アクア」 | 198万円~259.8万円 | 9.8万円~309.8万円 | 35.8km/L | コンパクトカー |
4位 | 日産「ノート」 | 203万円~288.8万円 | 5万円~320万円 | 29.5km/L | コンパクトカー |
5位 | スズキ「ハスラー」 | 128万円~183.4万円 | 29.5万円~202.4万円 | 25.0km/L | 軽自動車 |
6位 | ホンダ「ヴェゼル」 | 227.9万円~329.9万円 | 74.8万円~429.9万円 | 25.0km/L | SUV |
7位 | ホンダ「フィット」 | 155.8万円~286.7万円 | 5万円~315万円 | 29.4km/L | コンパクトカー |
8位 | トヨタ「C-HR」 | 229万円~315.5万円 | 138万円~389万円 | 25.8km/L | SUV |
9位 | トヨタ「ヴォクシー」 | 309万円~396万円 | 6万円~496万円 | 23.0km/L | ミニバン |
10位 | トヨタ「ヤリスクロス」 | 179.8万円~293.6万円 | 169.8万円~383.7万円 | 30.8km/L | SUV |
11位 | 日産「エクストレイル」 | 319.9万円~504.7万円 | 9.8万円~549.9万円 | 19.7km/L | SUV |
12位 | トヨタ「シエンタ」 | 195万円~310.8万円 | 5万円~379.5万円 | 28.8km/L | ミニバン |
※上記の新車価格、中古車相場はガリバーが集計し自動車カタログページに掲載しているものです。情報は作成時点のものであり、今後変動する可能性があります。
1位 トヨタ「プリウス」
※上記画像はモデルチェンジ前の4代目プリウスです。
1月にフルモデルチェンジして5代目となったプリウス。型落ちした4代目は最高燃費がWLTCモードで30km/Lを超えており、かなり優秀です。静粛性や走行性も高いので、5年落ち以上のモデルを選んでも満足できるでしょう。
さらにお得なのは3代目(~2015年式)です。こちらは100万円台から購入でき、燃費は最終モデルで30.4km/L(FF、JC08モード)です。
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2位 日産「セレナ」
※左図:6代目セレナ(現行)、右図:5代目セレナ
2022年11月末に6代目へとモデルチェンジしたセレナ。現在は4代目〜5代目が中古車市場に出回っています。
燃費性能としておすすめなのは、2018年以降に登場した5代目のe-POWER搭載モデル。それまであったハイブリッドモデルより圧倒的に低燃費です。ただし年式が新しいため、あまりお買い得感はありません。
現在は5代目の登録済み未使用車も多く出回っています。2019年式のe-POWER搭載モデルを選んでも価格がほとんど変わらないので、「すぐ買いたい」という人は未使用車を選んでも良いでしょう。
3位 トヨタ「アクア」
※左図:2代目アクア(現行)、右図:初代アクア
アクアは2021年夏にフルモデルチェンジをしており、型落ちした初代アクアが中古車市場に多く出回っています。初代であっても後期モデルの最高燃費は27.2km/L(FF、WLTCモード)と優秀。コンパクトカー全体で見ればトップ10に食い込む燃費の良さです。また走行のスムーズさにも定評があります。
2017年式なら100万円以下で購入でき、2018年モデルでも120万円程度で購入できる車が多いです。
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4位 日産「ノート」
※左図:3代目ノート(現行)、右図:2代目ノートe-POWER
2020年冬にフルモデルチェンジしたノート。日産独自のハイブリッド技術e-POWERを搭載しており、燃費性能が優秀なだけでなく、加速もスムーズです。
現行モデルの3代目はやや高値で売られていますが、2代目の相場価格は順調に下がっており、5年落ちなら120万円~130万円程度で購入できるものもあります。コストパフォーマンスで考えれば、充分に優秀です。
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5位 スズキ「ハスラー」
軽自動車は車体が小さく、また低価格を売りにしているので本格的なハイブリッド技術を投入するのが困難です。
そんな中、今回軽自動車で唯一ランキング入りしたのがスズキのハスラー。スズキは自社の軽自動車にマイルドハイブリッドを多く搭載しており、ハスラーもマイルドハイブリッドを搭載しているモデル。燃費も良く、デザイン性も高いことから長年高い人気を誇っています。
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6位 ホンダ「ヴェゼル」
※左図:2代目ヴェゼル(現行)、右図:初代ヴェゼル
2021年にフルモデルチェンジをしているヴェゼル。ヤリスクロスより一回り広く、後部座席と荷室にゆとりがある点が大きな魅力です。ハイブリッドモデルの燃費性能も優れており、バランスの取れた一台です。
高年式の車両は価格が高めですが、2017年式で新車価格の7割程度(180~190万円程度)の価格であれば、お買い得といえるでしょう。
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7位 ホンダ「フィット」
2020年に現行の4代目となったフィット。燃費性能はトップクラスの良さです。現在ハイブリッドモデルの流通数はやや少ないですが、新車で240~250万円程度するクロスターやリュクスといったモデルが、2~3年落ちで200万円前後です。ホンダセンシング搭載で安全性が高く、乗り心地も快適です。
コスト重視で3代目や2代目のハイブリッドモデルを選んでも燃費性能が良く、おすすめです。
8位以下も魅力的なクルマがいっぱい
8位以下も、人気のあるコンパクトカーやSUV、ミニバンなどがランクインしています。
8位 トヨタ「C-HR」
C-HRは2016年末にデビューしており、2023年夏~秋にかけてフルモデルチェンジの噂があります。C-HRのハイブリッドモデルは燃費が良いだけでなく、安全性能にも優れています。全てのグレードに「トヨタセーフティセンスP」が標準装備され、歩行者検知式の自動ブレーキが備わっています。
2017年式のC-HRであれば160万円~220万円ほどで手に入り、新車時価格の6~7割程度の価格です。
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9位 トヨタ「ヴォクシー」
※左図:4代目ヴォクシー(現行)、右図3代目ヴォクシー
2022年1月にフルモデルチェンジしたヴォクシー。型落ちした3代目の燃費は19.0km/L(WLTCモード)であり、ミドルサイズミニバンのハイブリッド車として決して低い数値ではありません。
ヴォクシーは人気の高い車種であり、中古車相場はあまり安くありません。マイナーチェンジ前の2016年式になると、価格が200万円~250万円まで抑えられます。
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10位 トヨタ「ヤリスクロス」
新車販売台数で長い間上位にランクインしているヤリスクロスが10位。SUVの中では圧倒的に燃費性能が良く、また2020年に発売された新しい車種のため、安全性能も高です。
人気車種のため中古車でのお買い得感は少ないですが、新車の納期が長期化している中、「少しでも早く買いたい」という人にとって中古での購入は一つの選択肢でしょう。
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11位 日産「エクストレイル」
※左図:2代目エクストレイル(現行)、右図:初代エクストレイル(2016年式)
2022年にフルモデルチェンジをしたエクストレイル。日産独自の低燃費技術e-POWERが搭載されたのは今回の4代目からですが、実はこれまでもハイブリッドモデルを販売していました。オフロード性の高い、アウトドア好きに人気のSUVです。
おすすめは2017年のマイナーチェンジ前のモデルで、2016年式であれば130万円~200万円程度の価格で手に入ります。燃費は20.6km/L(FF、JC08モード)です。
12位 トヨタ「シエンタ」
※左図:3代目シエンタ(現行)、2代目シエンタ(2017年式)
シエンタは2022年夏にフルモデルチェンジしたばかり。現在は型落ちした2代目が中古車市場に多く出回っています。2代目ハイブリッドモデルでも最高燃費は22.8km/L(WLTCモード)で、ミニバンとしては良い数値です。
ファミリーカーとしての人気も高く、中古車でもやや高値を維持しているシエンタ。2017年式でも中古車相場は約150万円〜200万円します。できれば160万円程度で、かつ最上級グレード「G」を狙えると良いでしょう。
Q. ハイブリッド車とガソリン車はどちらがお得?
どちらが得なのかは、その人の走行距離によって変わるので一概には言えません。長距離を走る人ほど、ガソリン代を抑えられるハイブリッドカーの方がお得になる可能性が高いです。
「どのくらい走るとハイブリッドカーが得になるのか」も車種やガソリン代によって変わりますが、初期費用と維持費だけを考えるなら8~10万kmを目安にし、これ以上の距離を走る人はハイブリッドを積極的に検討すると良いでしょう。
Q. PHEVや電気自動車との違いは?
PHEVはハイブリッド車の一種です。通常のハイブリッドと異なり、自宅のコンセントプラグでも充電し走行することができるのが特徴です。また電気自動車(EV)は、ガソリンやディーゼルといった燃料は不使用で、電気だけで走行します。プラグを繋いで充電するタイプが主流です。
ハイブリッド車の場合、使える電力は走行中にクルマ本体が蓄えた電力のみ。外部からの充電はできません。
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Q. 軽自動車にハイブリッドモデルはないの?
軽自動車は車体が小さく、また安さを売りにしているため、普通車のように大きな電力モーターを載せることができません。しかしモーター出力の低い「簡易型」を搭載したマイルドハイブリッドは存在します。特にスズキの軽自動車では、多くの車種にマイルドハイブリッドが搭載されています。
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Q. お買い得な中古ハイブリッドの選び方は?
中古車はあえて「好みの分かれいやすい車」を選ぶと、性能に対して大きく値下がりしやすいです。また購入のタイミングとしては、モデルチェンジをして旧モデルとなったクルマがおすすめ。こうしたクルマは値下がりしやすく、登録済み未使用車※が出回ることもあります。
今回のランキングでは、「シエンタ」「ステップワゴン」「エクストレイル」「ヴォクシー」が2022年にフルモデルチェンジしています。また「プリウス」「アルファード」は2023年のフルモデルチェンジ車です。
※登録済み未使用車…陸運局に車両登録されたものの、実際には使われていない車。
ガリバーでも多くのハイブリッド中古車を扱っています。「型落ちしたモデルでおすすめなのはどれ?」「SUVで燃費25.0km/L以上のモデルってある?」など、お気軽にご相談ください。