この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
中古車価格も燃費も良い!初代トヨタ アクア
世界トップレベルの燃費値2代目ホンダ フィットハイブリッド
ハイブリッドカーの象徴、3代目トヨタ プリウスがお買い得
パワフルな走行性能が魅力のモデル。初代日産ノートe-POWER
優れた燃費、使い勝手を誇る実用車 トヨタ カローラアクシオハイブリッド

ライター紹介

クルマ評論家 CORISM代表

大岡 智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員

ガソリン価格の高騰が続き、燃費をはじめとする車代が家計に響いている人も増えている。そこで今回は街乗りや出勤用、妻用のセカンドカーにおすすめの、100万円以下の中古コンパクトハイブリッド車を厳選した。燃費比較に加え、予算に合わせた年式の選び方までわかりやすく解説する。

中古車価格も燃費も良い!初代トヨタ アクア

トヨタ アクア

2011年に発売された初代トヨタ アクアは、デビュー直後から大ヒットした。新車販売台数ランキングでは、何度もナンバー1を獲得しているクルマだ。

ハイブリッドカーならではの低燃費がアクアの魅力

人気の理由は、当時世界トップレベルだった超低燃費性能だ。
後期モデル量販グレードの燃費は27.2km/L(FF、WLTCモード)だ。2代目アクアの燃費である34.6km/L(FF、WLTCモード)と比べると少し見劣りするものの、10年以上前にデビューしたモデルであることを考えれば、今でも非常に優れた燃費値といえる。
尚、最新のホンダ フィットe:HEVの燃費は29.4km/L(FF、WLTCモード)だ。それほど差がないことからも、いかに初代アクアの燃費値が優れていたか分かる。

トヨタ アクアの中古車価格とおすすめモデル

初代アクアはあまりに売れ過ぎたため、中古車流通量も非常に豊富だ。基本的に中古車価格は、需要と供給の関係で決まる。アクアのような人気車でも、中古車流通量が多いと中古車価格は安価傾向になる。
初代アクアのおすすめは、2014年末の1回目マイナーチェンジ後モデルだ。乗り心地や操縦安定性も向上した。2015年末の改良では、対車両低速域のみの自動ブレーキ「トヨタセーフティセンスC」が設定されている。

100万円以下の中古で買いたいならこの年式がおすすめ

100万円以下で中古の初代アクアを買いたいなら、2015~2016年式がおすすめだ。トヨタセーフティセンスCが用意されていなかった2015年式だと、予算100万円もあれば選択肢も豊富だ。
2015年式初代アクアの中古車相場は、約60~110万円とやや価格幅が広い。60万円台だと、エントリーグレードのSが中心だ。走行距離は7万km前後である。足として使うにはちょうど良い。

車両価格が80万円台に入るとグッと程度がよくなり、最上級グレードのGも選べるようになる。Sでも多くのオプションを装備した車両も増えてくる。走行距離も5万km以下で長く乗れそうな車両が多い。
2016年式の中古車相場は、70~120万円位になる。予算100万円だと選択できる車両が少し限られてくる。80万円台であればまずまずのコンディションの車両が多い。

オプションでは何をつけたらいい?

オプションでは、純正ナビやバックモニター、LEDヘッドライトが装備されている車両がおすすめだ。後から購入すると高価なETCやドライブレコーダーなどが装着されている車両なら、さらにコストパフォーマンスはアップする。

世界トップレベルの燃費値2代目ホンダ フィットハイブリッド

フィット 13G Lパッケージ_外観

2代目ホンダ フィットハイブリッドは、少々複雑である。ハイブリッド車としては2代目だが、ベース車は3代目フィットだ。今回は、2代目フィトハイブリッドとして表記する。

現在でも十分な燃費性能 2代目フィットハイブリッド

2代目フィットハイブリッドは、2013年に登場した。ハイブリッドシステムは、ホンダ独自の1.5L SPORT HYBRID i-DCDを搭載している。このSPORT HYBRID i-DCDは、1つのモーターと、7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)と組み合わせたものだ。1モーター式ながら燃費値は37.2km/L(FF、JC08モード)を誇る。初代アクアと世界トップレベルの低燃費性能を競っていたほどだ。最新4代目フィットe:HEVの燃費が38.6km/L(FF、JC08モード)なので、現在でも十分な燃費値といえる。

スポーティな走りと室内の広さが魅力

走行フィーリングはユニークだ。7速DCTのスパスパと小気味よくシフトするフィーリングやダイレクト感ある走りは、アクアとは全く異なるスポーティさがある。
室内の広さや使い勝手の良さはクラストップレベルだ。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトによって実現した。4代目フィットは3代目フィットのプラットフォームをキャリーオーバーしているため、室内の広さや使い勝手は同等であり、現在でもトップレベルの実力を誇る。

中古車購入の予算で見るおすすめ年式とグレード

中古車予算が100万円程度あるなら、2014年末に装備の充実が図られ、改良された2015年式以降がおすすめだ。2015年式の中古車相場は、60~100万円程度だ。60万円台だと、エントリーグレードのFパッケージが中心になる。Fパッケージでも十分な装備だが、純正ナビなどが付いていると、走行距離が7万km程度と長めになる。中間グレードのLパッケージも選べるが、走行距離が10万km近いものが多い。

80万円台の価格帯になると、魅力的な車両がグッと増える。FパッケージでもナビやLEDヘッドライトなど多くのオプションを付け、走行距離も5万km以下程度のものが増えている。できる限り上級のLパッケージで純正ナビ装着車から選ぶと、満足度は高くなるだろう。

ハイブリッドカーの象徴、3代目トヨタ プリウスがお買い得

3代目トヨタプリウス

3代目トヨタ プリウスは、Cセグメントのコンパクトカーだ。Bセグメントのコンパクトカーであるアクアと比べると、3代目プリウスはひと回りボディサイズが大きくなる。

3代目プリウスがおすすめな理由

プリウスは、ハイブリッド車の始祖ともいえるモデルだ。初代プリウスは、世界初の量産ハイブリッド車として1997年にデビューした。
4代目である最新プリウスは、2015年に登場している。現行モデルなので中古車価格はやや高く、予算100万円ではまだ手が届かない。

おすすめは、2009年に登場した3代目プリウスだ。このモデルも爆発的なヒットモデルであり、何度も新車販売台数ランキングでナンバー1の座に輝いた経歴をもつ。搭載されたのは、1.8Lハイブリッドシステムだ。燃費性能は、最終モデルで30.4km/L(FF、JC08モード)と、今でも十分な燃費値となっている。

3代目プリウスのおすすめ中古車モデル

3代目プリウスの中古車選びは、2011年のマイナーチェンジ後のモデルがおすすめだ。予算100万円以下で選びやすい年式は、2013年以前のモデルになる。2013年式の中古車相場は、約50~110万円だ。50万円台だと年式も古く、走行距離も10万kmオーバーなどのモデルが多い。短期間で乗り潰すのならありかもしれないが、あまりおすすめできない。80万円台に入ると中間グレードのSが中心だが、走行距離は5万km前後で程度のよい車両も出てくる。

中古車なら上級グレードを選ぶのもいい

中古車を選ぶなら、上級グレードが満足度も高くなりおすすめだ。年式を2011年式まで古くすると、上級グレードのGや売れ筋グレードのSツーリングセレクションなども選べる。走行距離も5万km前後と、程度の良さそうな車両も多い。

パワフルな走行性能が魅力のモデル。初代日産ノートe-POWER

日産ノート

2代目日産ノートは、2012年にデビューした。その後、初のe-POWERが搭載されたのは、2016年11月のことだ。ここでは、2代目ノートに搭載されたノートe-POWERを初代ノートe-POWERと表現する。

初代ノートe-POWERの燃費性能

初代ノートe-POWERシステムは、1.2Lエンジンにシリーズハイブリッドを組み合わせている。シリーズハイブリッドのエンジンで発電した電力を使い、モーター走行するのが特徴だ。こうしたe-POWERを搭載したことで、燃費は量販グレードのXで34.0km/L(FF、WLTCモード)を達成している。当時の初代アクアやフィットハイブリッドと比べるとやや劣るものの、優れた燃費値といえる。

ノートe-POWERの走行性能

ノートe-POWERのパワフルさは、当時のフィットハイブリッドやアクアといったライバル車を圧倒した。電気自動車であるリーフと同じ高価なモーターを使い、最大トルクは254Nmも発揮する。アクセルを踏んだ瞬間から、スムースで強烈な加速を誇った。また、回生ブレーキを使った1ペダルドライブも用意した。慣れるとアクセル操作だけで発進から停止が可能だ。アクセルとブレーキを踏みかえる回数が大幅に減り、疲労軽減に役立つ。

中古車でノートe-POWERを100万円以下で買うには?

2016年11月に登場した初代ノートe-POWERを中古車で買うなら、予算100万円だと2017年式が対象になる。まだ年式が新しいため、予算100万円だと選択肢が豊富とはいいにくい。
2017年式の中古車相場は、80~160万円程度と少し幅が広い。80万円台だと、売れ筋グレードのXが多く、走行距離は5万km以上のものが中心になる。装着オプションも少ない車両が多い。

今後の中古車相場を予想

初代ノートe-POWERは、予算100万円だとまだ少し厳しい価格帯だ。だが、3代目ノートが登場したことで、下取り車となった初代ノートe-POWERが中古車マーケットに多く流れてくることが予想できる。そうなると、中古車相場は徐々に下落してくると見込まれるので、しばらく様子を見るのもありだ。

優れた燃費、使い勝手を誇る実用車 トヨタ カローラアクシオハイブリッド

カローラアクシオ

トヨタ カローラアクシオハイブリッドは、2013年に登場した。当時のヴィッツと同じプラットフォームを使った、5ナンバーサイズのコンパクトセダンだ。使い勝手や室内の広さ、運転のしやすさを徹底的に追求している。最小回転半径が4.9mと小さいのも特徴だ。

優れた燃費性能が魅力

搭載されたエンジンは、初代アクアと同じ1.5Lハイブリッドだ。燃費は33.0km/L(FF、JC08モード)と非常に優れている。
基本的にセダンは、人気が低い傾向にある。しかしアクシオハイブリッドは、クルマとしての基本性能が非常にしっかりとしているので、とても優れた実用車といえる。

アクシオハイブリッドの中古車相場と車の選び方

アクシオハイブリッドの中古車相場は、2015年式で80~100万円程度だ。予算100万円ならギリギリだ。エントリーグレードのハイブリッド車が中心となる。この年式だと、少々走行距離が多い車両が多い。
2014年式になると少し安価になり、買いやすくなる。中古車相場は50~100万円程度と、少し価格幅が広い。50万円台でも上級グレードのハイブリッドGで程度のよい車両を見つけることができる。
アクシオハイブリッドは中古車流通量が少ないため、販売店によって価格が大きく異なる。80万円台になると上級グレードのハイブリッドGが選択でき、走行距離が少なく装備も充実した車両が多くなる。このくらいの車両だと満足度も高い。
純正ナビやバックカメラなどのオプションを装着している車両を中心に選びたい。