- ファミリーカーとは
- ファミリーカーの選び方のポイント
- ファミリーカーにおすすめのボディタイプ
- おすすめファミリーカー一覧
- 少人数向けでコスパの良い軽自動車3選
- 3~4人家族×長距離移動に便利なコンパクトカー3選
- 外観やアウトドア利用重視のファミリー向けSUV4車
- 大人数×実用性でおすすめのミニバン5選
- Q. ファミリーカーは新車と中古車のどっちを選ぶといい?
- 迷ったら気軽に相談を
ファミリーカーとは
ファミリーカーとは、家族全員が乗ったときに使いやすく、快適に移動できるクルマを指すことが多いです。
ミニバンのように7人乗り、8人乗りといった乗車人数が多く、子どもや高齢者を乗せやすいクルマが連想されやすいですが、厳密な定義はありません。その家族にとって快適に使えるクルマであれば、4人乗りの軽自動車やスポーティなSUVもファミリーカーといえます。
ファミリーカーの選び方のポイント
自分の家族に適したファミリーカーを選ぶときは、以下のポイントを押さえるようにしましょう。
- コスト(車両価格と維持費)
- 大きさ(乗車定員と運転のしやすさ)
- 実用性(乗降性や積載量)
- 安全性(予防安全と運転支援)
なおクルマのサイズ感は、将来まで見据えて選びましょう。定期的に乗り換えるのも一つの選択肢ですが、子どもの数や成長に伴う変化を意識して購入すると長く乗れます。
ファミリーカーにおすすめのボディタイプ
ファミリーカーとして人気なのは軽自動車、コンパクトカー、SUV,ミニバンの4つです。それぞれの特徴を比較し、クルマ選びの参考にしてください。
軽自動車は3人、4人家族での利用なら車内、頭上がゆったりしたハイト系がおすすめです。コンパクトカーは5人家族や、帰省といった長距離ドライブ利用をする人におすすめです。SUVは人気の高さから車種も多いです。また、家族利用を想定としたクロスオーバーモデルも多く、7人、8人乗りといった幅広いニーズに沿う車種もあります。ミニバンは3列シートを選べる車種が多く、7人乗り、8人乗りといった大人数にも対応できる車種が多いです。
軽自動車 | コンパクトカー | SUV | ミニバン | |
---|---|---|---|---|
乗車定員 | ||||
小回り | ||||
燃費 | ||||
積載量 | ||||
乗降性 | ||||
スライドドア |
小さな子どもや高齢者のいる家族に人気なのは、スライドドアが搭載されているクルマです。軽自動車ならスーパーハイトワゴンと一部のハイトワゴン、コンパクトカーなら「プチバン」と呼ばれるクルマにスライドドアが搭載されています。SUVにはスライドドアが搭載されていません。
またSUVやミニバンは燃費が悪いこともありますが、小さめのクルマやハイブリッド車なら低燃費なものも多いです。
おすすめファミリーカー一覧
今回はおすすめのファミリーカーとして、以下の15車種をご紹介します。
紹介順 | 分類 | 車種名 | 新車時価格 | 中古車相場 |
---|---|---|---|---|
① | 軽自動車 | ホンダ「N-BOX」 | 131.5万円~206.8万円 | 9.9万円~213.9万円 |
② | 軽自動車 | 日産「ルークス」 | 141.6万円~216.4万円 | 5万円~265万円 |
③ | 軽自動車 | ダイハツ「タント」 | 122万円~202.4万円 | 5万円~222.4万円 |
④ | コンパクトカー | スズキ「ソリオ」 | 151.6万円~214.8万円 | 7万円~254.8万円 |
⑤ | コンパクトカー | トヨタ「ルーミー」 | 146.3万円~210万円 | 49.8万円~305.6万円 |
⑥ | コンパクトカー | ホンダ「フィット」 | 155.8万円~286.7万円 | 5万円~315万円 |
⑦ | SUV | トヨタ「ライズ」 | 167.9万円~232.8万円 | 129.8万円~331.8万円 |
⑧ | SUV | スバル「フォレスター」 | 280.8万円~363万円 | 12.8万円~439万円 |
⑨ | SUV | 日産「エクストレイル」 | 319.9万円~504.7万円 | 9.8万円~549.9万円 |
⑩ | SUV | マツダ「CX-8」 | 289.4万円~511万円 | 166.8万円~489.9万円 |
⑪ | ミニバン | トヨタ「シエンタ」 | 195万円~310.8万円 | 5万円~379.5万円 |
⑫ | ミニバン | トヨタ「ヴォクシー」 | 309万円~396万円 | 5万円~496万円 |
⑬ | ミニバン | 日産「セレナ」 | 276.9万円~479.8万円 | 5万円~430万円 |
⑭ | ミニバン | 三菱「デリカD:5」 | 221.3万円~460.1万円 | 9万円~547.6万円 |
⑮ | ミニバン | トヨタ「アルファード」 | 319.8万円~1514.1万円 | 39.8万円~1507.3万円 |
※新車価格、中古車相場はガリバーが集計し自動車カタログページに掲載しているものです。情報は作成時点のものであり、今後変動する可能性があります。
少人数向けでコスパの良い軽自動車3選
車両価格も維持費も安いのが軽自動車の強みです。スーパーハイトワゴンなら車内高が140㎝程度あり、ベビーカーを畳まずに載せられることも。ただし乗車定員が4人で荷室のスペースもないので、少人数での利用が前提です。
おすすめ車① ホンダ「N-BOX」
- 新車時価格:131.5万円~206.8万円
- 中古車相場:9.9万円~213.9万円
新車販売台数ランキングの常連であるホンダのN-BOX。子育て世代にも人気で、2020年から3年連続でマザーズセレクション大賞に選ばれています。広い車内空間や多くの収納機能に加え、安全装備「ホンダセンシング」を全車標準装備するなど、高い安全性が自慢です。ハンズフリー電動スライドドアも選択できます。
人気の高さから新車の価格設定はかなり強気です。日産「ルークス」やダイハツ「タント」と相見積もりを取って、検討しましょう。
おすすめ車② 日産「ルークス」
- 新車時価格:141.6万円~216.4万円
- 中古車相場:5万円~265万円
性能面の高さでおすすめなのがルークスです。先進安全装備や質感、操縦安定性など総合力の高さは軽自動車でトップクラス。車線を維持しながら先行車を追従走行するプロパイロットや事故時のSOSコールなど、従来は高級車に装備されていた機能を積極的に搭載しています。
ハンズフリー電動スライドドアや撥水防水加工のシートも選択できるので、子育て世代にも安心です。
おすすめ車③ ダイハツ「タント」
※上図:タントファンクロス。2022年10月新グレード
- 新車時価格:122万円~202.4万円
- 中古車相場:5万円~222.4万円
タント最大の魅力は「ミラクルオープンドア」。助手席のドアとスライドドアの間にある支柱を取り除き、それぞれのドアを開くと大きな開口部が出現します。ベビーカーを載せるとき、子どもや高齢者の乗り降りでも便利です。
2022年秋には大型のマイナーチェンジをしました。デザインが洗練されたタントカスタム、また新規投入されたファンクロスもSUVライクで評判が良いです。衝突回避支援を中心とした予防安全装備も充実しています。
3~4人家族×長距離移動に便利なコンパクトカー3選
コンパクトカーは軽自動車より燃費や走行性に優れているので、ドライブにも使えます。ファミリーカーに選ぶなら、軽自動車とミニバンの長所を併せ持ったプチバンが特におすすめです。
おすすめ車④ スズキ「ソリオ」
- 新車時価格:151.6万円~214.8万円
- 中古車相場:7万円~254.8万円
コンパクトカーでありながら両側スライドドアを採用し、広い車内を確保したプチバンの先駆けがソリオ。天井が高く、ベビーカーを畳まずに載せることができます。また2022年12月15日よりガソリン車とマイルドハイブリッド車に加え、ストロングハイブリッドモデルも復活。燃費を気にする人にもおすすめです。
以前はこうしたクルマがソリオしかありませんでしたが、現在はダイハツ「トール」とそのOEM車が登場し、値引き交渉をしやすくなっています。なお三菱の「デリカD:2」はソリオのOEM車です。
<関連記事>スズキ「ソリオ」とトヨタ「ルーミー」徹底比較!買うならどっち?
おすすめ車⑤ トヨタ「ルーミー」
- 新車時価格:146.3万円~210万円
- 中古車相場:49.8万円~305.6万円
ソリオが独占していたコンパクトミニバンの市場に後から参入したのがトヨタのルーミー。ダイハツ「トール」のOEM車ですが、ルーミーの方が販売台数を上回っています。
燃費の良さでは、ハイブリッド車を販売しているソリオに一歩及びません。しかし現在のルーミーはモデル末期。2023年秋にはフルモデルチェンジの予定です。モデルチェンジ前にかけて値引きも引き出しやすいでしょう。なおスバル「ジャスティ」も、ルーミーと同じくトールのOEM車です。
<関連記事>子育て世代にも人気のプチバンまとめ!全5車種の紹介
おすすめ車⑥ ホンダ「フィット」
- 新車時価格:155.8万円~286.7万円
- 中古車相場:5万円~315万円
プチバンのような四角いボディが好きでない人には、ホンダのフィットがおすすめ。コンパクトカーの中でも車内空間が広く、乗り心地の良さに定評があります。後部座席は分割可倒式のシートなので荷物も載せやすいです。
裏コンセプトが「柴犬」だという現行モデルはどこか愛らしく、スタイリングのバリエーションも豊富。スポーティさや高級感を重視したデザインを選べます。BASICモデルのハイブリッドなら30.2km/L(FF、WLTCモード)と燃費も良いです。全車ホンダの予防安全装備「ホンダセンシング」を標準装備しています。
外観やアウトドア利用重視のファミリー向けSUV4車
SUVは他のボディタイプより見た目がオシャレです。また座面が高く、実はチャイルドシートを使いやすいというメリットがあります。「実用性より外観やアウトドアでの活用重視」という人におすすめです。
おすすめ車⑦ トヨタ「ライズ」
- 新車時価格:167.9万円~232.8万円
- 中古車相場:129.8万円~331.8万円
トヨタのSUVラインナップで最も小型のライズ。コンパクトなサイズ感で視界も広く、運転が苦手な人でも乗りやすいです。また小さなボディに反して車内空間は広め。チャイルドシートを2台置いてもスペースに余裕があります。
エントリーモデルは100万円台から購入できるので、予算に余裕のない人にもおすすめです。またハイブリッドモデルなら燃費は28.0km/L(FF、WLTCモード)と非常に優秀な数値です。
<関連記事>小型SUV対決!トヨタ「ライズ」VSスズキ「クロスビー」徹底比較
おすすめ車⑧ スバル「フォレスター」
- 新車時価格:280.8万円~363万円
- 中古車相場:12.8万円~439万円
フォレスターはドアの開口部が大きく、SUVの中では比較的乗り降りのしやすいクルマといえます。また適度に車高があり、チャイルドシートも使いやすいです。
スバルは四輪駆動方式にこだわりを持つメーカーで、フォレスターも全車AWDを採用しています。そのためオフロード性が高く、アウトドア好きや降雪量の多い地域に住む人におすすめです。スバルの先進安全装備「アイサイト」も搭載されており、安全面も信頼できます。
<関連記事>フォレスターは2位!「2022年安全な車ランキング」SUV編
おすすめ車⑨ 日産「エクストレイル」
- 新車時価格:319.9万円~504.7万円
- 中古車相場:9.8万円~549.9万円
エクストレイルは7人乗りも選択できるミドルサイズSUVです。2022年夏のフルモデルチェンジで全車に日産独自の低燃費技術「e-POWER」を搭載。燃費はWLTCモードで20km/L近い数値で軽自動車と大差ありません。またオプションで撥水加工シートを付けることもでき、アウトドアでの汚れや子どもの食べこぼしが気になる人にも向いています。オフロード性の高さにも定評があり、バランスの取れた一台です。
新車はやや強気価格なので、予算オーバーなら中古車やライバルのマツダ「CX-5」を検討しても良いでしょう。
<関連記事>走行性能・乗り心地が進化!日産「エクストレイル」新旧モデル比較
おすすめ車⑩ マツダ「CX-8」
- 新車時価格:289.4万円~511万円
- 中古車相場:166.8万円~489.9万円
「常に6人以上乗る」「7人乗りで車両価格も抑えたい」という人におすすめなのが、CX-8。新車の場合、エクストレイルは7人乗りのモデルが1種類に限られ、価格も約400万円と高価です。これに対してCX-8は全車7人乗りで300万年弱から手に入ります。内装・外装は品性漂うデザインで、コストパフォーマンスも良いです。
モデル末期ながら、2022年11月に大幅な改良をしたばかり。燃費が気になる人も、マツダならではの選択肢クリーンディーゼル車を選ぶことができます。
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大人数×実用性でおすすめのミニバン5選
ミニバンは低床フロアで子どもも高齢者も乗り降りしやすく、3列シートを装備したクルマがほとんど。大きいサイズが不安な人にも、コンパクトカーとほぼ同じサイズのコンパクトミニバンという選択肢があります。
おすすめ車⑪ トヨタ「シエンタ」
- 新車時価格:195万円~310.8万円
- 中古車相場:5万円~379.5万円
ミニバンの中で最も小型のSSクラスに属するシエンタ。2022年夏にフルモデルチェンジし、デザインから装備まであらゆる面が改良されました。小型ミニバンとしての魅力を維持するため、全高を除くサイズは先代と変えず、室内空間を広くしています。3列7人乗りも選択できるので、「時々3列シートを使いたい」という人におすすめです。
なお新車で購入するならライバルのホンダ「フリード」もチェックしましょう。中古車での購入を検討するなら型落ちした先代モデルもおすすめです。
<関連記事>小型ミニバン対決!トヨタ「シエンタ」VSホンダ「フリード」徹底比較
おすすめ車⑫ トヨタ「ヴォクシー」
- 新車時価格:309万円~396万円
- 中古車相場:5万円~496万円
ヴォクシーも2022年早々にフルモデルチェンジしたクルマです。デザインは以前より迫力が増し、フロント部分はレクサスのスピンドルグリルに似た「八」の字テイストになりました。外観の変化に加えて大きく進化したのが安全性能です。昼間であれば道路上を移動するほぼ全てのものを検知する自動ブレーキ、歩行者や自転車を検知して運転操作をサポートする機能など、国内トップクラスの装備を誇ります。
ライバルのホンダ「ステップワゴン」や日産「セレナ」も2022年にモデルチェンジしています。購入前にはこれらと比較して検討すると良いでしょう。
<関連記事>どう進化した?トヨタ「ヴォクシー」「ノア」新旧モデル比較
おすすめ車⑬ 日産「セレナ」
- 新車時価格:276.9万円~479.8万円
- 中古車相場:5万円~430万円
2022年11月末にフルモデルチェンジしたセレナ。ヴォクシーと同じ人気のミドルサイズミニバンで、洗練された雰囲気が印象的です。シフト機能でも横並びのスイッチシフトを採用するなど、工夫が凝らされています。
今回のモデルチェンジでは居住性が大幅に改善されました。車内の広さだけでなく、スマートマルチセンターシートを標準装備する(一部除く)ことでシートアレンジも豊富になっています。また車中泊に使いたいという声が多かったことから、フルフラット機能にもこだわっています。
現在は型落ちしたモデルの登録済み未使用車も出回っているので、中古車の在庫もチェックしてみてください。
おすすめ車⑭ 三菱「デリカD:5」
- 新車時価格:221.3万円~460.1万円
- 中古車相場:9万円~547.6万円
「スライドドア付きのSUVが欲しい」という声はとても多いです。こうした人におすすめなのが、SUVライクなミニバンのデリカD:5。ミニバンの良さであるスライドドアや車内空間の広さと、SUVの良さである逞しい外観やオフロード性を掛け合わせた唯一無二の存在です。
最低地上高が185㎜あり、乗降性を心配する人もいるでしょうが心配無用。オートステップを装備することが可能です。家族と快適な冒険に出かけたいという人は、ぜひ検討してみてください。
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おすすめ車⑮ トヨタ「アルファード」
- 新車時価格:319.8万円~1514.1万円
- 中古車相場:39.8万円~1507.3万円
威厳ある大型ミニバンのアルファード。迫力と漂う高級感でライバルを寄せ付けず、ミニバン全体で見ても圧倒的な人気を誇る一台です。2023年5月頃にフルモデルチェンジが予想され、現在は末期モデルですがここ数年で安全性能も充実してきました。モデルチェンジ後の新型車はさらに装備が充実するでしょう。
モデルチェンジ後は現行型以上の車両価格になると予想されるため、予算が気になる人は中古車をお勧めします。
<関連記事>トヨタ「ヴォクシー」と「アルファード」、中古で買うならどっち?
Q. ファミリーカーは新車と中古車のどっちを選ぶといい?
家計に余裕があるなら新車、少しでも節約したいなら「年式の浅い中古車」がおすすめです。新車であれば先進安全装備が充実しており、満足感や安心感も高いです。一方、中古車なら車両価格を抑えることができ、汚れがついても新車に比べて気になりにくいです。
また、あえて新しくないクルマを選び、子どもの成長に合わせて買い替えるのも一つの選択肢です。
迷ったら気軽に相談を
いざクルマを購入するとなると、「N-BOXとタントは結局どっちの方がいい?」など、性能や価格のよく似た車種で迷うことも多いです。
クルマ選びに迷ったら、愛車の査定を受けつつ情報収集をしてみましょう。ガリバーは客観的な立場からメーカー横断で各車種の比較をし、クルマ選びのお手伝いをします。無料査定の「ついで」に、お気軽にご相談ください。
フリードのカタログ情報
- 現行モデル
- 平成28年9月(2016年9月)〜現在
- 新車時価格
- 188.0万円〜297.2万円