



車を手放す時の手続き方法とベストなタイミングを解説!節約できる維持費や後悔するケースについてもご紹介
目次
車を手放す2つの方法
車を手放す際の手段としては、大きく以下の2つの方法があります。
- 車を売却する
- 車を廃車にする
「車を売却できればお得」と考える人が多い一方、車が10年落ち以上だったり、故障して動かなかったりすると売却を諦めて廃車を検討する人も少なくありません。ただし一見売却できなさそうな車でも、お店によっては積極的に下取りや買取を行っています。そのため、まずは愛車の査定を受けてみるのがおすすめです。
ガリバーでも、「廃車しかないのでは?」と思える車であっても買取可能な場合があります。ご希望とお車の状況をお伺いいたしますので、お電話でのご相談からご検討ください。
1) 車を売却する方法
ここでは車を売却する場合の手続きの手順と必要書類を解説します。
売却の手順
売却の大まかな手順は、以下の通りです。
- 事前に買取相場をチェックする
- 売却に必要な書類を準備する
- 査定額に納得したら、売却手続きを行う
- 自動車保険(任意保険)の手続きを行う
- 入金を待つ
車を売却すると決めたら、必要書類を準備するとともに愛車の買取相場を確認しましょう。
相場価格を分かっていれば、査定を受けた時に「提示額が低すぎないか」を判断でき、不当に安く買い取られる事態を防止できます。また「相場を考えるともう少し高く買い取れない?」など、相場価格を交渉材料に使うことも可能です。
ガリバーでは過去の買取実績をホームページで公開している他、WEB査定でも大まかに確認できます。「一括査定の面倒な連絡を避けつつ、適正な買取相場を知りたい」という方はぜひご利用ください。
必要書類とアイテム
普通自動車の場合
普通自動車の場合
※黄色のマーカー部分は、普通自動車と軽自動車の売却に必要な書類です。
車検証や自賠責保険証明書、納税証明書、リサイクル券は車のダッシュボードに保管している可能性が高いです。紛失した場合は再発行する必要がありますので、以下の記事を参考に手続きをしましょう。
税金の還付について
車を廃車にする場合は自動車税、重量税、自賠責保険料の還付を受けられますが、売却では還付制度が適用されません。ただし、ディーラーや買取業者によっては税金や自賠責保険料の未経過分を査定金額に上乗せしてくれることがあります。
なお売却手続きには納税証明書が必要であり、自動車税を滞納している場合は売却できない可能性が高いです。売却できる場合も、査定金額から相当分が差し引かれます。
以下の記事では、車を売却するための詳しい方法や高く売るコツをご紹介しています。
ローン残債がある場合は?
車のローンが残っていて所有権が自分にない場合は、原則としてローンを繰り上げ返済しなければ車を売却できません。
ただし所有権がなく、かつ一括返済するお金を用意できない場合でも、買取業者によっては車を売却できます。この場合、車の買取額をローンの返済に充てることも可能です。
ガリバーでも、ローン残債がある車の売却についてご相談を承っています。名義変更など売却後の手続きもお手伝いしていますので、お気軽にご相談ください。
車のローンが残っていて所有権が自分にない場合は、原則としてローンを繰り上げ返済しなければ車を売却できません。
ただし所有権がなく、かつ一括返済するお金を用意できない場合でも、買取業者によっては車を売却できます。この場合、車の買取額をローンの返済に充てることも可能です。
ガリバーでも、ローン残債がある車の売却についてご相談を承っています。名義変更など売却後の手続きもお手伝いしていますので、お気軽にご相談ください。
2) 車を廃車にする方法
以下のようなケースで車を廃車にすることがあります。
- 税金が上がるタイミング(新車登録から13年後など)
- 走行距離が10万キロ以上など長くなった場合
- 大きな事故を起こして修復歴がついた場合
- 水没車になった場合
- メンテナンス費より買い替えの方が安くなるタイミング
車を廃車にする場合は、解体業者に車を引き取ってもらい、後にナンバープレートや解体通知を受け取ります。その後、必要書類(売却と同じ書類+解体通知にある情報など)とナンバープレートを管轄の運輸支局や軽自動車検査協会に持参し、手続きをします。
解体業者への連絡や車の移送、平日しか開いていない運輸支局などでの手続きの手間を考えると、廃車手続きは業者に委託するのがおすすめです。
なお、ガリバーでは「廃車しかないかも?」と思われるような車でも買取りが可能なことがあります。廃車をご検討の際はぜひ一度ご相談ください。
車を手放すベストなタイミング
車は「いつ手放すか」によって売却価格を高くできたり、買い替えでも維持費を抑えられたりする可能性があります。そのため手放す場合は、以下のようなタイミングを狙いましょう。
- 自動車税が課税(毎年4月1日)される前
- 車検の満了日を迎える前
- 走行距離が大台にのる前(5万kmが目安)
- 税金が重課(ガソリン車なら登録から13年)される前
- リセールバリューが大きく動きそうな時(モデルチェンジやライバル車の発売など)
廃車の場合は、一連の手続き後に税金や自賠責保険料の還付を受けられます。ただし還付までの手間を考えると、納税や車検前のタイミングで廃車にした方が良いでしょう。特に軽自動車税では還付制度がないため、軽自動車の廃車は4月1日より前に済ませるのがおすすめです。
売却では、納税などのタイミングに加えて車のリセールバリューを考慮することが重要です。走行距離が大台にのったり、モデルチェンジで型落ちしたりすると、査定額が下がってしまいます。以下の記事も参考に、高値で売れるタイミングを検討しましょう。
車を手放した場合に節約できる維持費を算出
車を手放した場合、それまでにかかっていた維持費はどれくらい浮くのでしょうか?以下は「ボディタイプごとの主要な年間維持費」を試算した表です。
※年間走行距離10,000㎞、レギュラーガソリン171円/L、ハイオク182円/L、軽油151円/Lとして計算。
※計算に使用した燃費消費率は新車時のカタログ燃費であり、グレード・駆動方式・車両重量などにより異なる。
※燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象・渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なる。
※自動車税、軽自動車税は2022年4月1日以降に購入したとして計算。
※自動車保険は35歳以上、14等級、全車車両保険価格以外は同条件にて見積もり。
※車検点検料はガリバーの車検サービスを利用した場合の目安費用。保安基準不適合箇所やその他不具合箇所等交換作業工賃や部品代は含まれておりません。
※駐車場代は月々10,000円として計算。
※洗車を1ヶ月に1回2,000円、オイル交換を6ヶ月に1回5,000円、バッテリー交換を2年に1回20,000円、タイヤ交換を4年に1回50,000円で行ったとして計算。
上記のように、軽自動車やコンパクトカーでも年間の維持費は30万円前後かかります。そのため車を完全に手放して、その後所有しないのであれば、年間35~55万円の出費を抑えられます。
車を手放して後悔するケース
車を手放すと、車を売ったお金が手に入り、維持費も不要になります。しかし以下のような人は、自家用車がないと不便を感じることが多いでしょう。
- 足腰が悪く、徒歩や自転車での移動がしにくい人
- 公共交通機関へのアクセスが悪い人
- 自宅近くにレンタカー店やカーシェアサービスがない人
- 小さな子どもがいて公共交通機関での移動が大変な人
- 買い物や子どもの習い事で大量の荷物を積む機会が多い人
車を売却した後は、車がある時に比べて外出が多少なりとも不自由になります。また公共交通機関やレンタカーの利用頻度によっては、交通費が車の年間維持費を上回る可能性もあります。
売却や廃車の前には、現在の生活状況や車を手放した場合にかかる費用を考慮した上で、「本当に車を手放しても大丈夫なのか」を再確認してみてください。
車を手放すなら高値での売却を目指しましょう!
ここまでご紹介したように、車を手放す場合はまず売却を検討することがおすすめです。また愛車が少しでも高値で売れるよう、タイミングもよく検討しましょう。
売却でタイミングとともに重要なのが、お店選びです。売却先としては、以下のようなお店を選ぶと良いでしょう。
- 「下取り」でなく「買取」をしてくれるお店
- 買取相場を公開していて、買取価格の妥当性が確認できるお店
- 「販路が多い」「在庫を持ちすぎない」など高く買い取れる仕組みがあるお店
ガリバーでは車種や年式別の買取実績を公開しているので、「査定価格が低すぎるのではないか」などの不安を感じることなく、査定を受けていただくことができます。10年以上経った古い車や修復歴のある車も積極的に買い取っていますので、まずはお気軽に無料査定をお試しください。