「軽=狭い」は昔の話
「軽自動車は狭い」というイメージを持っている人もいますが、最近の軽自動車は車内も広い車が増えています。車中泊ができる軽自動車も増えてきており、「軽=狭い」というのは昔の話です。家族がいたり、少し多めの荷物を載せるたりするにも軽自動車を購入の検討選択肢に入れることが増えています。
車内が広い軽自動車トップ5
車内が広い軽自動車をランキング形式で紹介します。車内の広さは、室内高×室内長×室内幅で計算していますが、車の年式やグレードにより若干前後します。購入者の口コミも載せているので参考にしてください。
第1位 ダイハツ ウェイク
・新車時価格（税込）：135万円〜189.5万円
・中古車相場：39.9万円〜178.2万円
・サイズ：全長3395mm×全幅1475mm×全高1835mm
軽自動車の中でも、特に車内の広さに定評があるのがダイハツのウェイク。車内高は約145センチで、ドライバーの視点もミニバンと変わらない高さです。シーンに合わせたシートアレンジも可能で、レジャー、買い物、車中泊などに活躍してくれます。
トヨタのピクシスメガはウェイクをベースにした姉妹車なので、細かなデザインなどを除き基本的に同じ車と考えて良いでしょう。また、ウェイクは全高が高いため、背が高くて運転席が広い軽自動車を探したいという方にもおすすめの軽自動車です。
【利用者口コミ】
ちょっとした釣りやプチアウトドアが趣味なので購入しました。とにかく車内が広いの一言につきる車だと思います。荷物の置き場に困ることがないし、人を乗せても窮屈な感じがしません。送迎用としても便利な車かな？と思います。燃費もまずまずでコスパ的にも優れています。軽自動車の中で、一番車内が広いのでは？と思います。視野角も広いので、雨の日でも運転しやすいので安全です。実際に運転してみると乗り心地が良いので、もう少し人気があっても良い車だと思います。
第2位 スズキ エブリイワゴン
・新車時価格（税込）：142.6万円〜190.7万円
・中古車相場：5万円〜193.9万円
・サイズ：全長3395mm×全幅1475mm×全高1910mm
商用車であまり知名度は高くないものの、軽自動車の中でも屈指の広さを誇るスズキのエブリイワゴン。商用車ベースのため車内のインテリアはあっさりとしていますが、1BOX型で使い勝手が良く、荷物スペースも含めて広々とした車内が魅力です。
【利用者口コミ】
エブリイワゴン最大の魅力はゆとりある車内空間にあります。車体は軽自動車規格をフルに使っているため軽自動車とは思えないほどのボリュームです。車内空間は大型の車体を生かしてゆとりあるスペースが確保されており、定員いっぱい乗っても狭さや窮屈さを感じることはありません。（中略）ちょっとしたアウトドアならテントが無くてもこれ一台で宿泊できますから、気軽に小旅行に出かけたい一台です。
第3位 ホンダ N-BOX
・新車時価格（税込）：131.5万円〜205万円
・中古車相場：5万円〜212.6万円
・サイズ：全長3395mm×全幅1475mm×全高1815mm
何回も新車販売台数ランキングで1位をとる、高い人気を誇るN-BOX。ホンダの高いパッケージング技術で、ボディサイズの割に車内が広いのが特徴です。またホンダ自慢の高い安全装備を搭載しているのも人気の理由です。
【利用者口コミ】
N-BOXはよく見かける車なので、人気の秘密はなんだろうと思っていましたが、ディーラーで試乗して納得しました。とても軽四とは思えない広さで、4人乗っても余裕です。また安全面にもかなり配慮されていて、ホンダセンシングが導入されているので、細やかな部分まで目が行き届いています。また購入してわかったことは、この寒い時期には路面が凍結していると、それを知らせるアラームがついて注意を促してくれます。これは初心者ドライバーなどにはありがたいシステムだと思います。
第4位 スズキ ワゴンR
・新車時価格（税込）：107.9万円〜157.2万円
・中古車相場：5万円〜173万円
・サイズ：全長3395mm×全幅1475mm×全高1650mm
全高1600mm台という数字からも分かる通り、決して背が高い訳ではないワゴンR。室内高や約126センチとランクインしている他の車ほどの高さはありません。しかし前後の長さを示す室内長は軽ワゴンでNo.1の245センチを確保しています。そのため座った時にもゆっくり足を伸ばしたり、足元に荷物を置いたりすることができます。
また軽自動車はハイブリッド搭載車が少ないですが、ワゴンRにはスズキ自慢のマイルドハイブリッド搭載モデルも用意されています。
【利用者口コミ】
免許をとってからずっとワゴンＲに乗っていますが、何と言っても運転しやすいです。車高が高いので辺りを見渡しやすく、フロントもバックも短いので軽自動車の中でも小回りが効くと思います。結構前の型ですが燃費も良く、短距離の街乗りでもリッター15km前後、高速を使っての長距離移動だと20km前後走ります。新しい型はもっと走れるんでしょうね。車高もそれなりに高く、震災で数日車中泊をしましたが、座席を倒すと大人二人が余裕を持って横になれるスペースを確保出来たのはとても重宝しました。ターボ搭載車では無かったのでスタートは速いとは言えませんが、私は運転しやすくとても快適でお気に入りです。
第5位 日産 デイズルークス
・新車時価格（税込）：124万円〜209.8万円
・中古車相場：9.5万円〜178万円
・サイズ：全長3395mm×全幅1475mm×全高1775mm
プロパイロットを搭載するなど、安全装備も充実している日産のデイズルークス。室内高は約139センチで、後部座席も大きく動くので車内を広く使うことができます。
三菱自動車が発表しているeKシリーズとは姉妹車にあたるので、デザイン以外に大きな違いはありません。見た目の好みや、見積もりの値段で選んで良いでしょう。
【利用者口コミ】
デイズルークスを新車で購入して７年になります。あまり甘くないデザインが良かったのでスタイリッシュなデザインのデイズルークスに決めました。デイズの一番のオススメ点は、軽なのに車内がとても広く感じるということです。車内は高さがあり、運転席からフロントガラスまで奥行きもあり実際よりもとても広く感じます。この点は、初めてデイズに乗せた人からは必ず「軽なのにすごく広い！」と褒められます。軽なので遠乗りには向きませんが、バックカメラが搭載されているので、バックでの駐車が苦手な女性にもとてもオススメできます。女性の方には是非乗っていただきたいオススメの車です。
車内が広いと色々と便利
車内が広いと、以下のようなメリットがあります。
・視点が高いので運転しやすい
・子どもの世話がしやすい
・背が高い荷物も載せられる
・軽自動車のメリットである運転しやすさや維持費の安さはそのまま
ランクインした中で最も背が低いワゴンRでも室内高は約126センチ。子どもであれば車内で立つことができる広さです。だからこそ子どもの世話がしやすいのはもちろん、自転車のような大きな荷物も載せられるのが最大のメリットでしょう。ファミリーはもちろん、アウトドアやマリンスポーツが好きな大人にも便利です。
以下のページでも車内が広い軽自動車の価格や画像を確認できますので、チェックしてみてください。
用途別、車内が広い軽自動車の選び方
車内が広い軽自動車を検討しているのであれば、荷物スペースの広い軽、後部座席が広いコンパクトカーなども併せてチェックしてみてください。
荷物がたくさん載せられる軽自動車
週末のレジャーで荷物を多く使いたいという方はこちらの記事も参考にしてください。
荷物が多く載せるには、全高が高いハイト系やシートアレンジのしやすさが重視されます。おすすめの車種はタントやスペーシアです。
車中泊が出来る軽自動車
長距離移動やちょっとしたアウトドアで車中泊をする場合を視野に入れている方はこちらの記事も参考にしてください。軽自動車でもシートアレンジをすることで車内を広く使うことが出来ます。おすすめの車種はN-BOXやハスラーです。
【補足】後部座席が広いコンパクトカー
小回りが利いて運転がしやすい軽自動車と比較して選ばれやすいコンパクトカー。後部座席の広さを重視するとコンパクトカーを見てみるのもおすすめです。
後部座席が広いおすすめのコンパクトカーについてはこちらの記事を参考にしてください。
- Supervised by norico編集長 村田創
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中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい！」を感じてほしいと思っています！
