4人家族におすすめファミリーカー10選!軽・コンパクトカー・ミニバン・SUV

4人家族におすすめファミリーカー10選!軽・コンパクトカー・ミニバン・SUV

ファミリーカーを選ぶ時のポイント

子育て世代や介護を要する家庭がファミリーカーを選ぶ際には、主に以下のポイントを押さえましょう。

  • 乗り降りのしやすさ
  • 乗車定員
  • 荷室などの積載量

子どもや高齢者では、ドアを開いた時に壁や隣のクルマにぶつけたり、転倒したりするリスクが高いです。そのためスライドドアや低床フロアを備えた乗り降りしやすいクルマがおすすめです。

また家族とともに他の人を乗せる機会があるのか、ベビーカーなどの荷物は充分に入るのかも考慮してクルマを選ぶようにしましょう。

4人家族におすすめのボディタイプ

同じ4人家族でも、おすすめのボディタイプは子どもの年齢や住んでいる地域、利用目的によって異なります。以下の表でボディタイプごとの特徴を比較し、現在のライフスタイルや将来設計にどれが合うかを検討してみましょう。

  軽自動車 コンパクトカー SUV ミニバン
乗車定員
4人
主に5人
5~8人
5~8人
小回り
△~〇
△~〇
燃費
△~○
△~〇
積載量
×
乗降性
スライドドア
×

軽自動車

4人家族で荷物が少なく、長距離移動の機会が少ない場合におすすめなのが軽自動車です。軽自動車の魅力はコストの安さです。普通自動車と比べて、車両価格だけでなく税金などの維持費も安く済みます。道幅の狭い都市部でも走りやすいこと、ハイト/スーパーハイトワゴンに装備されるスライドドアも人気の要因です。

ただし乗車人数が4人(子どもの人数次第では例外あり)で余裕がなく、荷室の積載量も乏しいことがデメリットです。ライフスタイルの変化で荷物が多くなったりした場合は他のボディタイプへの買い替えを検討した方がよいかもしれません。

コンパクトカー

軽自動車では手狭、かといってミニバン大きなクルマは運転しにくいと感じる場合におすすめなのがコンパクトカーです。車両価格は軽自動車と大きく変わりません。最近は軽のハイトワゴンミニバンの長所を併せ持った「プチバン」が子育て世代に人気です。

SUV

「家族でアウトドアを楽しみたい」という場合はSUVが良いでしょう。他のボディタイプと比べて最低地上高が高く、小さい子どもが自分で乗り降りするには向きません。しかし「高さがあるおかげでチャイルドシートを利用しやすい」といった評価もあります。近年は街乗りを意識したクロスオーバーSUVも多く、嗜好性や家族構成によって様々なタイプから選択がしやすくなっています。

ミニバン

ミニバンは、今でもファミリー層に根強い人気がある選択肢です。電動スライドドアと低床フロアで乗り降りしやすく、積載量も多いです。ただし維持費が高くなりがちで、サイズが大きいものでは小回りや狭い道での走行に苦労しやすいでしょう。

4人家族の場合、荷物量や他の人を乗せる機会によりますがSクラス、Mクラスサイズのミニバンから検討をするとよいでしょう。

ボディタイプ別のおすすめ車種10選

ここからは、ボディタイプ別のおすすめ車種を紹介します。

※新車時価格は公式サイト、中古車相場はガリバーの車カタログより引用(2022年10月4日時点。1,000円未満四捨五入)

軽自動車】ホンダ「N-BOX

ホンダ「N-BOX」

  • 新車時価格:144.9万円~
  • 中古車相場:12.9万円~213.9万円

今や子育て世代の定番車種となっているN-BOX。車内の広さはもちろんのこと、ホンダの優れた安全装備「ホンダセンシング」も人気の秘密です。またシンプルで年齢や性別を問わないデザインにも定評があります。 軽自動車なので荷室の積載量は多くないものの、小学生くらいの子どもまでなら快適に使えるでしょう。

【利用者口コミ】

ホンダのNBOX初期型に乗っています。以前は三菱のekスポーツに乗っていたのですが、子供が大きくなって手狭になったので、室内が広いNBOXに乗り換えました。普通車なみ、もしくはそれ以上の室内の広さで非常に気に入っています。(後略)(40代男性)

ホンダ「N-BOX」の口コミをもっと読む|中古車のガリバー

なお同タイプのクルマなら、ダイハツのタントやスズキのスペーシアもおすすめ。「車両価格を安くしたい」「より燃費の良いクルマが良い」といったこだわりがあれば、この2車種と比べると良いでしょう。

【コンパクトカー】スズキ「ソリオ

スズキ「ソリオ」

  • 新車時価格:151.6万円~
  • 中古車相場:9万円~254.8万円

ソリオは子育て世代に人気の「プチバン」の一つです。ハイト系の軽ワゴンミニバンの中間層にあたり、小回りの利くサイズ感ながら軽自動車より幅が広く、積載量にも余裕があります。そのため子どもが大きくなってからも乗りやすいです。ソリオはハイブリッドモデルもあるので、維持費を踏まえたモデルの検討もしやすいです。

【利用者口コミ】

週2回、子供の習い事の送迎があるので燃費の良い車に乗り換えたいと思いソリオを購入しました。初めてのハイブリットカーなのですが、思っていた以上に燃費が良いです。(中略)荷物を載せていない時には、後部座席を一番後ろまで下げると足元がゆったりして足を投げ出して座れます。後部座席を倒すと自転車が積めるのには驚きました。すっごく便利で買って良かったです。(40代女性)

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なお2022年現在はプチバンの種類がとても少なく、ソリオの他には兄弟車である三菱のデリカD:2、競合車であるダイハツのトール、その兄弟車であるトヨタのルーミーとスバルのジャスティしかありません。これらを比較して車種を選んでも良いでしょう。

SUV】ホンダ「ヴェゼル

ホンダ「ヴェゼル」

  • 新車時価格:227.9万円~
  • 中古車相場:74.8万円~429.9万円

「コンパクトSUVで、家族で使いやすいもの」と考えるならホンダのヴェゼルがおすすめ。ライバルであるトヨタのC-HRなどに比べると後部座席が広く、荷室の積載量も多いです。重厚感のあるデザインで年齢を重ねても乗りやすく、ハイブリッドモデルは燃費がかなり良いので「長く乗れるクルマ」としても魅力的です。

【利用者口コミ】

こどもが二人おり、家族4人で利用してます。主に通勤、子供の幼稚園の送迎、休みの日はレジャーと活用できています。燃費にも満足しています。チャイルドシートを2台乗せているので、4人で乗るのがギリギリといった感じですが、とくに人を乗せる機会もないので満足しています。(後略)(30代女性)

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SUV】スバル「フォレスター

スバル「フォレスター」

  • 新車時価格:299.2万円~
  • 中古車相場:15.8万円~429.9万円

快適な走りやアウトドアでの活用を重視したい場合は、スバルのフォレスターがおすすめ。フォレスターは全輪駆動(AWD)が採用されており、オフロード性が高いです。また後部座席のドアがしっかりと開くので、車の乗り降りがしやすいというメリットもあります。スバルの安全機能「アイサイト」への評価も高いです。

【利用者口コミ】

ずっと憧れていたフォレスター。2018年にフルモデルチェンジをし外装がさらにかっこよくなり、念願叶って購入しました。スバルのアイサイトもこちらのフォレスターで初めて体験しましたが、追従機能を使うと本当にアクセルを踏まないでも前の車についていきブレーキも自動で行ってくれるので驚きました。砂利道や雪道でも安定した走りをしてくれます。(後略)(30代女性)

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SUV】マツダ「CX-5

マツダ「CX-5」

  • 新車時価格:267.9万円~
  • 中古車相場:53.8万円~435.9万円

ミッドサイズSUVが欲しいなら、マツダのCX-5がおすすめ。コンパクトSUVより大きいので子どもが大きくなっても乗りやすく、ディーゼルエンジンを含めてモデルの選択肢が豊富です。マツダの魂動デザインは年齢・性別問わず人気が高く、長く乗る上でも選びやすいクルマといえます。

【利用者口コミ】

幼児・乳児を含む4人家族です。お出かけにベビーカーは必須の時期でも、荷物がしっかり積み込めるのが嬉しいです。車内も広く、ゆったりしているのでチャイルドシート、ジュニアシートを置いても圧迫感がありません。(中略)ファミリカーとSUV車で悩んでいたのですが、我が家はCX-5を選んで大正解だなと夫婦共々喜んで運転をしています。(30代女性)

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SUV】日産「エクストレイル

日産「エクストレイル」

※画像は現行モデルでなく、モデルチェンジ前の旧モデルです。

  • 新車時価格:319.9万円~
  • 中古車相場:9.8万円~499.9万円

エクストレイルは車両価格がやや高いものの、オフロード性が高く、日産が誇る技術e-powerを搭載しているので燃費が良いです(WLTCモード18.3-19.7km/L)。3列シートにすることもでき、「7人乗りが欲しい」「子どもの部活動で大量の荷物を積む」といった家族におすすめです。

【利用者口コミ】

家族が増えた為コンパクトカーからの乗り替えで購入しました。外装デザインはここ最近のSUVらしくシャープな印象でとても気に入っています。おすすめの防水シートは子供が汚してもサッと掃除が出来るところが嬉しいポイントです。何度か山道も運転しましたが、やはりコンパクトカーとは比べ物にならない走行性です。(後略)(30代女性)

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ミニバン】トヨタ「シエンタ

トヨタ「シエンタ」

※画像は現行モデルでなく、モデルチェンジ前の旧モデルです。

  • 新車時価格:195万円~
  • 中古車相場:5万円~390万円

小型ミニバンで小回りが利きやすく、3列シートにもできる便利さが魅力のシエンタ。スライドドアの装備はもちろん、低床のフラットフロアで子どもの乗り降りも楽にできます。デザインが愛らしくなった新型モデルも好評ですが、敢えて1つ前のモデルを中古で安く買うのも選択肢でしょう。

【利用者口コミ】

独身時代から使用しており、5年目になりますが、現在は子供がいます。独身時代も沢山の荷物がつめて友人や家族でも使用でき大変便利でした。子供が出来てからは、スライドドアも大変助かり、ベビーカーも乗せても広々使えて最高です。乗り心地も大変安定感があり、軽自動車に変えようかと悩んだ時もありましたが、もうかえられないなと感じました。(20代女性)

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ミニバン】トヨタ「ヴォクシー

トヨタ「ヴォクシー」

※画像は現行モデルでなく、モデルチェンジ前の旧モデルです。

  • 新車時価格:309万円~
  • 中古車相場:6万円~496万円

ミニバンでも格好良いデザインのものを選びたければ、トヨタのヴォクシーがおすすめ。シエンタに比べるとサイズも大きくなりますが、逞しい外観と広い空間で高級感も味わえます。走りの安定性も高く、後部座席の快適性も充分なので長く使いやすいです。

【利用者口コミ】

内装は非常にシンプルで無駄なものがありません。加えて収納スペースは十分にあり、子連れの私でも荷物がかさばらずにすっきりとした状態で車を運転できています。(中略)運転中の振動・騒音も非常に少なく、眠っている子供たちが運転中に起きて騒いだりすることもありません。(20代男性)

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ミニバン】ホンダ「ステップワゴン

ホンダ「ステップワゴン」

  • 新車時価格:299.9万円~
  • 中古車相場:5万円~452.3万円

今ではN-BOXの印象が強いホンダですが、かつてはミニバンが得意領域といわれていました。広さや使い勝手の良さはもちろんのこと、汚れが目立ちにくい素材やシートの撥水加工など、子どもがいてもクルマをキレイに保ちやすい工夫が多く取り入れられており、ファミリーに好評の一台です。

【利用者口コミ】

自分の二人目の子供が産まれたとき、ステップワゴンに乗り換えました。それまではファミリーカーに興味がなかったのですが、アウトドアに出かけることが増えたtので、自転車やキャンプ用品などが積み込みやすい車種にしました。(中略)また車内が広いため、足を伸ばせるし遠出も疲れが出にくいと感じました。(30代女性)

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ミニバン】日産「セレナ

日産「セレナ」

  • 新車時価格:322.6万円~
  • 中古車相場:5万円~429.8万円

セレナエクストレイルと同様にe-powerを搭載したモデルがあり、燃費が良いです。室内長と室内幅は数あるミニバンの中でもトップクラス。3列シートで8人乗っても快適です。そのため大人数での利用機会が多くなりそうな家族におすすめします。

【利用者口コミ】

独身時代、実家の車がセレナだったので元々馴染みもあり、結婚して2人目が生まれてから迷わずセレナを買いました。昔のセレナでも、当時は広くて快適、と思ってましたが、今のセレナの室内は本当に半端なく広々、窓も大きく、視界も広いので更に解放感がプラスされてます。大きめの車が苦手な方でも絶対運転しやすいです。(後略)(30代女性)

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クルマ選びでは安全装備も重要

大切な家族を乗せるクルマだからこそ、選ぶ時は安全装備も気にしたいところ。少なくとも、自動ブレーキ(2021年秋以降に発売の新型車は搭載義務あり)が搭載されているクルマを選ぶようにしましょう。

ガリバーではメーカー横断でクルマの安全性を評価した「安全な車ランキング」を紹介しています。こちらも参考にしてください。

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Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!