この記事の目次 CONTENTS
新型SUVを相次いで発表する日産
日産で販売中のSUV一覧
販売終了したSUVも多数
日産SUVのオススメ5選
オススメ① 最新EV「アリア」
オススメ② 3列シート「エクストレイル」
オススメ③ コンパクトな「キックス」
オススメ④ リーズナブルな「ジューク」
オススメ⑤ 高いデザイン性「ムラーノ」

ライター紹介

CAR-TOPICS編集長

村田 創 氏

大学卒業後新車ディーラーにて5年勤務。その後、中古車のガリバーへ入社。車一筋20年以上のベテランが新車から中古車まで幅広く解説します。

新型SUVを相次いで発表する日産

運転席からの見晴らしがよく、オンオフを選ばず走れるSUV。将来手放す時も高く買い取ってもらえる可能性が高く、最近では屈指の人気ジャンルです。

日産も2020年にコンパクトSUV「キックス」を発売しました。また7月には電気自動車でもある「アリア」を発表、10月には日産インドから全長4メートルに満たないコンパクトSUV「マグナイト」を発表するなど、SUVラインナップを拡充させています。

日産で販売中のSUV一覧

アリア_外観_正面

現在日産が新車で販売しているSUVは、2021年発売予定の「アリア」を含めて3車種です。競合他社と比べて、飛びぬけてSUVラインナップが充実しているとは言えません。

【新車で販売中・販売予定の車種】
・アリア(2021年販売開始予定)
・エクストレイル
・キックス

販売終了したSUVも多数

ジューク 16GT Four 外観

ただし販売終了したモデルの中にもチェックしたいモデルが数多くあります。
「キックス」と交代する形で販売終了したコンパクトSUV「ジューク」、高いデザイン性で「今だったら売れている」とも言われている「ムラーノ」などはその代表格です。

【中古車で購入可能な主な車種】
・サファリ(最大7人乗り)
・ジューク(最大5人乗り)
・スカイラインクロスオーバー(最大5人乗り)
・ステージア(最大5人乗り)
・テラノ(最大5人乗り)
・テラノレグラス(最大5人乗り)
・デュアリス(最大5人乗り)
・ミストラル(最大7人乗り)
・ムラーノ(最大5人乗り)
・ラシーン(最大5人乗り)

日産SUVのオススメ5選

日産のSUVを検討するなら、乗りたい人数や予算、重視ポイントに合わせて以下の5つのモデルから選ぶのがお勧めです。

・最新EVを楽しみたいなら「アリア」
・3列シートの「エクストレイル」
・コンパクトサイズの「キックス」
・販売終了でリーズナブルになった「ジューク」
・語り継がれるデザイン性の「ムラーノ」

オススメ① 最新EV「アリア」

アリア_外観

・全長4,595mm×全幅1,850mm× 全高1,655mm
・新車価格は約500万円~(見込み)
・電気自動車(EV)のみ

現代彫刻のようなフォルム、クーペを思わせるスタイリッシュなシルエットで抜群の存在感を誇る「アリア」。日産のCMにも早速登場しており、これからの日産の顔となる一台です。

最大の注目ポイントは、EVでありながら4タイプの仕様を用意している点。
最大航続距離は610kmにもなるモデル、0-100km/h加速が5.1秒というスポーツカー並みのモデルなど、EVでありながら「選ぶ楽しさ」があるのは嬉しいポイントです。

また先進技術もふんだんに搭載されています。高速道路上でハンズオフが可能な「プロパイロット2.0」が搭載されているのは当たり前。スマートフォンで事前にエアコンの温度設定やオンオフができたり、音声サービスも利用できたりと、最新技術が詰め込まれています。
「最新EVを楽しみたい」という人にオススメのアリアは2021年発売予定です。

オススメ② 3列シート「エクストレイル」

エクストレイル_外観

・ボディサイズ:全長4,590mm×全幅1,785mm×全高1,685mm
・新車価格は約320万円~
・ガソリンモデル、ハイブリッドモデル
・2列5人乗り、3列7人乗り

エクストレイルは「アリア」と並んで日産SUVの中で最も大きなサイズ感。
といっても全長は4,590mm、全幅も1,785mmに抑えられているため、「大きすぎる」と感じることはないでしょう。むしろ3列シートがあるクルマとしてはコンパクトなサイズといえるでしょう。

そのため「大人7人で乗りたい」という人には不向きな一台。
しかし「3列目は子ども用」「いざという時のため」と割り切れば、レジャーと日常利用のバランスが取れた丁度良い一台です。アウトドアやウィンタースポーツの道具を載せるのにも便利でしょう。

ライバルはトヨタの「RAV4」に加えてマツダの「CX-5」、スバルの「フォレスター」など。また3列シート7人乗りという意味でマツダの「CX-8」や三菱「アウトランダー」なども比較されます。

オススメ③ コンパクトな「キックス」

キックス_外観_走行中

・全長4,290mm×全幅1,760mm×全高1,610mm
・新車価格は約280万円~
・2列5人乗り
・ハイブリッドモデル(e-POWER)のみ

2020年に登場したコンパクトSUV「キックス」。
新しい日産の顔ともいえるダブルVモーショングリルを備え、コンパクトなサイズでありながら存在感のある一台です。インテリアも、スッキリはしているけれど上質なプレミアム感を備えています。

今回はガソリン車の展開はなく、ハイブリッドモデルのe-POWERのみ。e-POWERは単に燃費性能が優れているだけでなく、ワンペダルでアクセルもブレーキも操作できる「疲れにくさ」も魅力です。
また全車速で前のクルマを追従できるプロパイロットや歩行者も検知できる自動ブレーキなど、レベルの高い安全装備が標準装備化されています。

ライバルとしてはホンダの「ヴェゼル」やトヨタの「CH-R」、またマツダの「CX-3」「CX-5」などが挙げられます。

オススメ④ リーズナブルな「ジューク」

ジューク_外観

・全長4,135mm×全幅1,765mm×全高1,565mm
・中古車相場は19万円〜256万円(※当社調べ、2020年10月15日時点)
・2列5人乗り
・ガソリンモデルのみ

日本のコンパクトSUVの市場を切り開いてきた「ジューク」。コンパクトで運転しやすいのみならず、個性的なデザイン、豊富なカラーバリエーションも人気の理由です。
また高い走行性能を備えたジュークニスモや速さにこだわったジュークニスモRSなど用意されており、こだわりに応えてくれるラインナップが揃っています。

そんな「ジューク」ですが、同じコンパクトSUVである「キックス」と交代する形で2020年に販売終了。そのため新車で購入することはできませんが、中古車相場が下がってきたことで、より手頃に購入できるようになりました。
また販売終了から時間が経っていないからこそ中古車の流通量も多く、色や装備も好みに合ったものが選べます。年式が浅いクルマ、走行距離が短いクルマが見つけやすいのも、この時期ならではです。

オススメ⑤ 高いデザイン性「ムラーノ」

ムラーノ_外観

・全長4,845 mm×全幅1,885mm×全高1,730mm
・中古車相場は13.2万円〜286.2万円(※当社調べ、2020年10月15日時点)
・2列5人乗り
・ガソリンモデルのみ

2004年に日本で発売され、高いデザイン性を評価されていたにも関わらず、あまり売り上げが振るわず2015年に販売終了してしまった「ムラーノ」。

その原因は、「当時の日本では大きすぎた」ということが指摘されています。
といっても、その全長は4,845 mmと「エクストレイル」よりやや大きい程度。今の日本では珍しくないサイズ感です。
例えばマツダの「CX-8」は全長4,900mm、トヨタの「ランドクルーザー」に至っては4,950mmと更に大きいです。

そのため、これから大型SUVを検討する人ならば「大きすぎる」とは思わないでしょう。都会的で洗練されたスタイルを備えており、そのデザイン性は今でも語り継がれるほど。
最近では流通量も減ってきていますが、大きな中古車販売店ならば在庫も見つかりやすいでしょう。ぜひ探してみてください。