高級セダンベスト5を徹底比較 いまならコレを狙え! ボディタイプ別 中古車オススメランキング 高級セダン RANKING BEST 5 高級セダン

自動車専門家の大岡氏がおすすめする、中古車の軽自動車をランキング形式で発表!
価格や燃費、走行性能などさまざまな角度でも比較しました。
日常使いで活用する軽自動車選びの参考にしてください。

目次

おすすめランキング ベスト5

  • RANKING BEST 1 高級セダン ランキング ベスト1 6代目BMW 3シリーズ

    6代目BMW 3シリーズ

    6代目BMW3シリーズは、2012年1月に登場した。このモデルは、F30型3シリーズとも呼ばれる。
    6代目3シリーズは、日本マーケットを意識した仕様だ。ドアハンドルを日本専用として、全幅を1,800mmに抑えている。
    そのため、都市部に多い全幅制限1,800mmの立体駐車場に入庫が可能だ。こうした立体駐車場を車庫に使うユーザーの利便性に配慮したモデルとなっている。

    コスパ急上昇中! 日本でも扱いやすいボディサイズのスポーツセダン

    エンジンのラインアップが豊富なのも魅力の一つだ。
    エンジンは1.5L直3ターボ、出力違いの2.0L直4ターボが2タイプ、3.0L直6ターボ、3.0L直6ターボ+モーターのハイブリッド、2.0L直4ターボ+モーターのPHEV、2.0L直4ディーゼルターボが用意されており、好みのパワーユニットが選びやすい。
    また、前後重量配分50:50にこだわった優れた運動性能が多くのファンを魅了する。
    ドライバー中心の一体感あるFR(後輪駆動)の走りは、まさにスポーツセダンの真骨頂といった印象だ。正確無比のハンドリング性能と相まって、走る楽しさを十分に堪能できる。
    2019年3月にフルモデルチェンジし7代目が登場したこともあり、中古車価格は下落傾向になっている。コストパフォーマンスは一気に向上している。

    BMW 3シリーズの口コミ・評価を見る
  • RANKING BEST 2 高級セダン ランキング ベスト2 日産 スカイラインハイブリッド

    日産 スカイラインハイブリッド

    長い歴史をもつスカイライン。最新モデルである13代目スカイラインは、V37型と呼ばれ2014年2月にデビューした。
    2019年に大幅マイナーチェンジが行われ、従来のインフィニティエンブレムから日産エンブレムに変更した。Vモーショングリルも追加されるなど、日産ブランドであることを主張している。さらに、世界初の技術プロパイロット2.0が搭載された。

    スムーズ&パワフルな日本を代表するスポーツセダン

    中古車としての狙い目は、マイナーチェンジ前のハイブリッド車だ。
    V6 3.5Lエンジン+モーターの組み合わせと、1モーター2クラッチ式を採用した。これらの日産の技術により、スムーズさとダイレクト感ある走りを実現している。
    また、DAS(ダイレクト・アダプティブ・ステアリング)を装備した。DASは、ステアリングと前輪が物理的な接続がないバイワイヤ式だ。ステアリング操作は電気信号で送られ、前輪が動く仕組みだ。この機能により、優れた直進安定性やステアリング操作に対してレスポンスに優れたハンドリング性能を得ている。
    国産セダンは人気がないこともあり、こうした高性能なスカイラインハイブリッドの中古車価格はかなり安価だ。非常にコストパフォーマンスに優れた中古車といえる。

    日産 スカイラインハイブリッドの
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  • RANKING BEST 3 高級セダン ランキング ベスト3 ダホンダ アコードハイブリッド

    ホンダ アコードハイブリッド

    ホンダのハイブリッドシステムである「SPORT HYBRID i-MMD」は、排気量などを車種により最適化しながら、より多くの車種に搭載されていく、ホンダ基幹技術のひとつだ。
    そんなSPORT HYBRID i-MMDをいち早く搭載したのが、2013年6月に登場したホンダ アコードハイブリッドである。

    ホンダの環境車を支えるSPORT HYBRID i-MMDをいち早く搭載

    アコードハイブリッドは、2.0LエンジンをベースとしたSPORT HYBRID i-MMDを搭載。優れた低燃費性能を誇る。
    また、電動サーボブレーキシステムを採用するなど、先進技術を凝縮したセダンだ。
    ハイブリッドだけでなくPHEVモデルも販売されていた時期もあった。
    ベースとなるアコードが、北米色が強すぎるため、全幅は1,850mmとかなり大きい。日本ではやや扱いにくいサイズであることや、国産セダン不人気、高額車を売るのが苦手なホンダの国内営業など、いくつかの要因が重なり、販売台数はそれほど伸びなかった。中古車も同様だ。
    しかし、クルマの先進性や完成度は非常に高い。
    ホンダの先進技術の塊のようなモデルが、中古車なら安価に手に入れられるようになった。
    また、新型アコードハイブリッドも、秋に発売予定ということもあり、新型が出ればさらに安価傾向になると予想できる。非常にお買い得感のある高級セダンといえるだろう。

    ホンダ アコードハイブリッドの
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  • RANKING BEST 4 高級セダン ランキング ベスト4 フォルクスワーゲン パサート

    フォルクスワーゲン パサート

    日本でフォルクスワーゲン車といえば、ゴルフがあまりにも有名だ。
    しかし、パサートはゴルフを上回る歴史をもち、すでに8代目となっている。
    日本でのパサートは、ボディサイズ的なライバルが、メルセデス・ベンツCクラスやBMW3シリーズという超人気モデルとなるため、販売面ではこれまで不振続きだった。
    歴代パサートはやや地味なデザインだったが、8代目パサートは水平基調のグリルなどでワイド感をアピール。なかなかスタイリッシュに仕上がった。

    新車販売は低迷しているが、隠れた名車

    歴代パサート同様に実用性や燃費、居住性、走行性能など非常に優れていて完成度の高いセダンでもある。
    しかし、8代目パサートの販売が好調となることはなく従来通り新車販売は低迷中だ。
    新車販売の不振の影響もあり、中古車価格は非常に安価。クルマそのものは高性能なので、とてもコストパフォーマンスに優れたセダンとなっている。

    また、PHEVのパサートGTEも登場した。中古車の流通量は非常に少ないが、価格は非常に安価なのでクルマが見つかれば積極的に選びたい1台になっている。

    フォルクスワーゲン パサートの
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  • RANKING BEST 5 高級セダン ランキング ベスト5 初代レクサス LS 600h

    初代レクサス LS 600h

    国内では初代LSとなるが、グローバルでは4代目となる。
    初代LSが登場からやや遅れて、LS600hは2007年5月に登場した。
    このレクサスLSには、V8 5.0Lハイブリッドシステムを搭載。LSの最上級グレードとして登場している。
    LS600hのシステム出力は、なんと445馬力にもなった。速さはもちろんのこと、スムーズさや静粛性にも優れ、車内は快適さを維持しながら、超高速走行を可能としている。

    センチュリーと同じ貴重なV8 5.0Lハイブリッドを搭載

    おすすめ中古車の高級セダンとして、LS600hを選んだ大きな理由のひとつがV8 5.0Lハイブリッドシステムを搭載したモデルであるということだ。 2代目レクサスLSでは、V6 3.5Lへとダウンサイジングされている。
    排気量が多ければよいという単純なものではないが、このV8 5.0Lのハイブリッドというのは、ハイブリッドシステムに違いはあるものの、トヨタの最高峰セダンである「センチュリー」にしか搭載されていない。中古のLS600hでしか堪能することができないパワーユニットだ。
    当時、LS600hの新車価格は1,000~1500万円という超高級車だった。
    この超高級車が初期モデルになると、条件付きになるものの手に入れられる価格になってきている。貴重なV8 5.0Lハイブリッドシステムを堪能できるチャンスだ。

    レクサス LS 600hの口コミ・評価を見る

おすすめランキング5台を比較

価格比較

3シリーズ

3シリーズ
新型が登場したことで、お買い得感が急上昇中!

2019年3月に7代目となる新型3シリーズが登場した。6台目3シリーズは、旧型となったことで、中古車価格はかなり下がってきている。
今後、時間が経過するほど、新型3シリーズの下取りとなった6代目3シリーズが多く中古車マーケットに流通する。すると、6代目3シリーズの中古車価格はさらに下落すると考えられるので、コストパフォーマンスは急上昇するだろう。
6代目3シリーズは、2015年8月にマイナーチェンジを受けている。マイナーチェンジ前のモデルは、さらに価格が下がっている状況だ。
2014年式と比較的新しい年式で、相場は180~240万円といったところ。すでに、新車価格の50%以下になっているモデルが多い。
180万円の予算ですでに、新車価格500万円オーバーの320dが手に入るようになっている。
人気の320d Mスポーツも選択可能だが、やや走行距離が多めのモデルが中心となる。エアロパーツ類や専用サスペンションを装備したスポーティ仕様の320d Mスポーツで程度のよいモデルとなると210万円くらいの予算が必要だ。
また、流通量は少ないが、この価格帯だとハイブリッド車のアクティブハイブリッド3が手に入る。3.0L直6ターボ+モーターという組み合わせで、低燃費でとにかく速く安いので、ディーゼル車同様におすすめだ。

スカイライン
ハイブリッド

スカイラインハイブリッド
中古車価格は幅が広いが、高性能車が激安

スカイラインハイブリッドの2014年式中古車価格相場は、おおよそ160~260万円だ。
やや中古車価格の幅が広いのは、流通量が少ないためと、人気グレードがやや高めの価格になっているからである。
160万円台からだと、走行距離が多めの車両が中心だ。180万円台に入ると程度のよい車両で、本革シートを装備したタイプPなどが選べるようになる。
スポーティな装備と本革シートなどを装備した最上級グレードのタイプSPは流通量が少ないが、こちらも180万円台くらいから選べるようになってきているので、狙ってみるのもいいだろう。タイプSPのデビュー時価格は550万円以上なので、すでに新車価格に対して40%以下になっておりお買い得感は高い。

アコード
ハイブリッド

アコードハイブリッド
マイナーチェンジ前のモデルがおお買い得!

一般的に、新車で人気が無い場合、中古車価格も安価になる。
アコードハイブリッドも同様で、中古車価格は安価傾向だ。ただ、流通量の少ない高年式車は、かなり強気の価格が付いていて、新車価格とそれほど変わらない。新車で値引きしてもらって勝手方が満足感は高くなるので、高年式のアコードハイブリッドの購入は見送るべきだろう。
しかし、マイナーチェンジ前のモデルは、かなり安価傾向になってきている。デビュー直後の2014年式になると、相場は130~180万円程度といったところ。新車価格の40%程度まで落ちている。
130~140万円台だと、エントリーグレードのLXが中心で走行距離は多めだ。170万円台になると、上級グレードのEXで程度のよい車両が多くなっている。おすすめは追突被害軽減ブレーキなどが装備されているEXだ。

パサート

パサート
コスパ最強! 3年落ちで新車価格の半額も?

パサートは、新車販売が低迷しているので中古車流通量が少なく、探すのが少々困難なクルマでもある。
流通量が少ないので、中古車価格は幅が広く、同じような車両を高値で売る店と安価に売る店とが混在する。
そのため、明確な相場が形成されておらず、2016年式でおおよそ160万円台から手に入り、200万円前後の車両が多い状況だ。
160~200万円くらいの予算があれば、中間グレードのコンフォートラインや上級グレードのハイラインがターゲットとなる。
この中古車価格は、3年落ちで新車価格の50%程度と激安だ。ただ、スポーティ仕様でRラインは人気が高いようで220万円以上の予算が必要になる。

LS 600h

LS 600h
あの超高級車が200万円前後で狙える?

2012年10月に行ったビッグマイナーチェンジで、スピンドルグリルの採用や内外装デザイン一新、スポーティグレードのFスポーツの追加が行われた。
このビッグマイナーチェンジ後のモデルから、中古車価格は高値となっている。
狙い目は、スピンドルグリルが装備されていない前期型だ。年式も古くなっていることもあり、ようやく手が届きやすい価格帯になっている。
2010年式では、120万円台前後から手に入るが、ほぼ走行距離10万㎞オーバーの車両ばかり。それなりに良い車両となると、200万円以上の価格帯になる。
10年落ち近いモデルとは言え、当時1,000~1500万円したLS600hなので、随分安くなったという印象だ。
200万円以上するが、当時は先進技術の塊のようなクルマだった。さらに、フラッグシップなので贅沢な仕様だ。そのパフォーマンスや質感は、今でも十分納得できるレベルだろう。
これだけ古くなると、整備記録簿がありしっかりと整備されてきた車両であることが重要になってくる。また、カスタマイズされた車両も多く、こうしたモデルはどんな悪癖があるか不明なので手を出さないほうが無難だ。

燃費比較

3シリーズ

3シリーズ
圧倒的に燃費の良いモデルないが、平均以上の実力

6代目3シリーズの燃費は、年式やエンジンで燃費はかなり異なる。
最終モデルで318i系1.5L直3ターボは、17.0㎞/L(JC08モード)、320i系2.0L直4ターボは15.4㎞/L、ハイパワー仕様の330i系も15.4㎞/Lだ。
2.0L直4ディーゼルターボは21.4㎞/L、340i系3.0L直6ターボは13.5㎞/L、2.0L直4ターボ+モーターのPHEV、330e系が17.7㎞/Lとなっている。
3.0L直6ターボ+モーターのアクディブハイブリッド3系は16.5㎞/Lだ。
圧倒的に、燃費に優れたモデルはないが、どのエンジンも当時の平均点以上燃費値となっている。

スカイライン
ハイブリッド

スカイラインハイブリッド
燃費はよいが、ハイオク仕様なのが残念

スカイラインハイブリッドは、306ps&350Nmを誇るV6 3.5Lエンジンに、68ps&290Nmという出力をもつモーターが組み合わされている。
これにより、スカイラインハイブリッドの燃費性能はデビュー当時17.8㎞/L(JC08モード)という低燃費性能を誇った。
このクラスのセダンとしては、EV走行も可能なので、上手く運転するとかなり実燃費も優秀になる。
残念なのが燃料だ。燃料がハイオクガソリンなので、燃料費はレギュラーガソリンなので10円/L程度高くなる。

アコード
ハイブリッド

アコードハイブリッド
大柄なボディながら、燃費は驚愕の30.0㎞/L!

最新のアコードハイブリッドは、改良が施されて31.6㎞/L(JC08モード)という驚愕の低燃費性能となっている。
アコードハイブリッドのボディサイズは、全長4,945×全幅1,850×全高1,465mmと大きい。この大きなボディで31.6㎞/Lという燃費は、このクラスで今でもトップレベルの燃費値だ。
デビュー直後のモデルは全グレード30.0㎞/Lだ。北米色の強いモデルだが、レギュラーガソリン仕様となっている点も好感度を高めている。

パサート

パサート
燃費は良好。1.4Lターボなので自動車税も安い

初期のパサートには、1.4Lターボのガソリンエンジンが用意された。
全長4,785mmという大きなボディながら、燃費は20.4㎞/L(JC08モード)と良好な燃費値となっている。その後投入された2.0Lターボは15.6㎞/L、2.0Lディーゼルは20.6㎞/Lとなった。
1.4Lターボだと燃費がよいだけでなく、2.0L車と比べると自動車税も安くなるメリットがある。
燃費性能で買うのなら、2.0Lディーゼルを搭載するグレードが良いが、まだ新しいため中古車価格は高めだ。こうしたモデルを狙うならあと2~3年待つと安くなってくるだろう。

LS 600h

LS 600h
2トン超の車重で5.0Lなのに低燃費

LS 600hのエントリーグレードでも車重は2.2トン超と非常に重い。
さらに、エンジンはV8 5.0Lでフルタイム4WD。低燃費が期待できない要素は多くあるものの、さすがハイブリッド車だ。
前期のモデルで12.2㎞/L(JC08モード)、後期で11.6㎞/Lとなかなか優秀である。
V8 4.6Lで4WDのLS460は7.9㎞/Lなのだから、排気量が多いのにLS600hは1.5倍以上の燃費性能となっている。

走行性能比較

3シリーズ

3シリーズ
低燃費でパワフルなディーゼルとアクティブハイブリッド3

輸入車とはいえ、燃費性能は無視できない時代だ。
パワフルさと低燃費差の両立という点では、ディーゼルの320dとハイブリッドのアクディブハイブリッド3がおすすめである。
最終モデルの320dは190ps&400Nmという出力を誇る。400Nmもあるので、非常に余裕ある走りが可能。そのため、ロングツーリングでも疲労が少ない。
それでいて、燃費は21.4㎞/L(JC08モード)と良好である。燃料は軽油で30円/L程度ハイオクガソリンより価格が安く経済的だ。
そして、アクティブハイブリッド3は、直6ターボで306ps&400Nmを発揮する。
燃費は16.5㎞/Lとまずまずの数値だ。
ハイブリッド用のモーターは、ターボの過給遅れを補う効果もあり、アクセルレスポンスに優れた走りが秀逸。スムーズで豪快な加速力は、病みつきになりそうなくらいおもしろい。

スカイライン
ハイブリッド

スカイラインハイブリッド
レスポンスの良さとスムーズさが武器

スカイラインハイブリッドは、アクセルとステアリング操作によりレスポンスの良さが、非常に優れている。
まず、アクセルをグッと踏み込むと、モーターのトルクが一気にクルマを前方に押し出す。その後、エンジンの回転が上がると、306psのパワーが加わり、怒涛の加速を開始する。
エンジンレスポンスが悪い部分をモーターがカバーしているので、アクセル操作に対してクルマが瞬時に反応して、非常に気持ちの良い走りを堪能できる。
また、DASもステアリング操作に対してのレスポンスが良好で、機敏なハンドリング性能だ。
機敏なハンドリング性能をもつクルマは、少々直進安定性が悪かったりするものだが、DASの機能により非常に優れた直進安定性を誇り、ステアリング操作の量も減りロングツーリングでは疲労も少ない。

アコード
ハイブリッド

アコードハイブリッド
ほぼ電気自動車的な走行フィール

アコードハイブリッドに搭載されるSPORT HYBRID i-MMDは、基本的にEV(電気自動車)に近い走りをする。
電力が十分なときは基本的にEV走行をし、電力が足りなくなると、エンジンが始動し発電いた電力を使ってEVで走る。
高速道路などで、モーター走行をすると効率が悪いためエンジン走行の方が効率良いとコンピュータが判断した場合、エンジンで走行することもある。このような走行モードは、自動で切り替わる。
走行用モーターは、184ps&315Nm。モータードライならではの、なかなか力強い走りが楽しめる。

パサート

パサート
弱点を探すのが難しいほどの完成度

パサートに搭載される1.4Lターボの出力は150ps&250Nmだ。
スペックだけ見ると、必要十分な出力で力強いというほどのものではない。ところが、250Nmという最大トルクはわずか1,500回転で発生する。そのため、アクセルをグッと踏み込み、わずかなターボラグのあとには、クルマがグンと前の力強く押し出される感覚がある。
走り出すとほぼ250Nmという最大トルクが発生しているので、スペック以上にパワフルに感じる。また、ハンドリング性能などは秀逸で、クイックでもダルでもない絶妙な味付けだ。
誰もが違和感なく運転でき、運転しやすいと感じるはずである。
さらに、前輪の動きかしっかりと感じ取れ、大型なFF(前輪駆動)車とは思えないほど軽快。弱点はほぼ無いといえるくらいの実力車だ。

ムーヴ

LS 600h
スピード感覚が狂うほどのスムーズさ

LS600hのシステム出力は445psだ。これだけのパワーがあれば、2トン超の重量級ボディをものともしない加速力が得られる。
さらに、ハイブリッドなので静粛性が高くスムーズだ。そのため、とくに意識せずに高速道路を走っていると、気が付くとかなりのハイスピードで走行していることに驚く。それくらいスムーズで静粛性が高いのでスピード感覚が狂ってしまうほどだ。
ただ、初期モデルはとくにハイスピードでの操縦安定性などは、今ひとつといった印象である。
改良が加えられる度に進化しており、モデル途中で投入されたスポーティグレードFスポーツなどは、少しキビキビとしたハンドリングと高い操縦安定性を手に入れている。

乗り心地比較

3シリーズ

3シリーズ
気持ちよく走りたいのなら、少々硬いが絶対Mスポーツ

6代目3シリーズは、どのモデルでも走る楽しさが凝縮されている。
一定の走る楽しさを維持しながら、グレード別に顧客の好みに対応しており、乗り心地面でザックリと分けると、Mスポーツとそれ以外ということになる。
Mスポーツは、専用サスペンションを装備し走りを重視したグレードで、乗り心地は硬めになる。
市街地ではちょっと硬いなぁと感じるが、絶妙なハンドリング性能を誇り、気持ちよくカーブを抜けていくことができる。このフィーリングは、6代目3シリーズ中、一番キャラが立っている。
その他のグレードは、走りと乗り心地のバランスを重視。しなやかで快適な乗り心地になっている。

スカイライン
ハイブリッド

スカイラインハイブリッド
乗り心地は17インチのタイプPがよい

スカイラインハイブリッドのグレードは、高級仕様でスポーティな装備を装着したタイプSPと高級仕様のタイプP、エントリーグレードの3グレード構成だ。
タイプSPは19インチタイヤを履くことから、ややゴツゴツした乗り心地となる。ただし、走りはスポーティだ。
タイプPとエントリーグレードは、17インチタイヤとなる。乗り心地面では、17インチを履くタイプPが勝る。タイプSPと比べれば乗り心地はよいが、セダンとしてはやや引き締まった乗り心地だ。

アコード
ハイブリッド

アコードハイブリッド
良路では快適な乗り心地

アコードハイブリッドのサスペンションは、大きな動きのときには強い減衰力を発生し、車両姿勢を安定化する。
小さな動きのときには、弱い減衰力で振動を吸収する振幅感応型ダンパーが採用されている。そのため、小さな凹凸程度の路面状況がよい道では、なかなか快適な乗り心地だ。
ただ、凹凸の大きく、さらにうねるような道になると、ややバタバタした乗り心地になる。こうした道は、それほど大きくないので、総じて乗り心地はよいといえる。

パサート

パサート
高剛性ボディが生かす、上質な乗り心地

パサートは、とにかく堅牢なボディをもつ。このボディがよい仕事をしていて、サスペンションをしっかりと機能させ、不快な振動を抑え込んでいる。
そのため、パサートの乗り心地は上質だ。大きなショックや細かな凸凹さえも見事に吸収する。
スポーティ仕様のRライン系は、やや硬めの乗り心地になるが、基本的には他のグレードで同じしなやかで快適な乗り心地になっている。どのシートに座っていても、いいクルマに乗っている、そんな感覚になる乗り心地だ。

LS 600h

LS 600h
フワッとした上質な乗り心地

LS600hには、エアサスペンションが採用されている。この乗り心地は、なかなか上質だ。
欧州車のカチっとしていて、路面の状況が分かるような乗り味と違い、フワッとした快適な乗り味になっている。
静粛性に優れ、振動なども見事にパッセンジャーに伝えない。路面の上を滑っているのかのような感覚だ。フワッとした感覚だが、上下動が収まらないようなサスペンションではなく、フラットな姿勢を維持する。
自分で運転すると物足りなさを感じるかもしれないが、後席であればすぐに眠くなるような快適性を備えている。

内外装・デザイン比較

3シリーズ

3シリーズ
7代目3シリーズとそれほど変わらないデザイン?

6代目3シリーズのデザインは、低く睨みのきいた4灯ヘッドライトにワイドなキドニーグリルが組み合わされていて、なかなかスポーティなフェイスが印象的だ。
このデザインが、世界的に好評のようで2015年8月のマイナーチェンジの際も大きな変更は行われていない。マイナーチェンジ前後のデザインに大きな変更がないので、マイナーチェンジ前のモデルでも古臭さを感じない。
また、すでに7代目新型3シリーズが登場しているが、基本的なデザインテイストは6代目3シリーズとほぼ同じだ。似た雰囲気があるせいか、6代目3シリーズのデザインも新鮮さを失っていない。

スカイライン
ハイブリッド

スカイラインハイブリッド
やや古さを感じさせるデザイン

猛禽類の目を連想させる精悍なヘッドライトなど、個性的なフェイスをもつ。エッジの効いたエアロパーツ類を装備したタイプSPだと、なかなかスポーティな印象だ。
エアロパーツ類を装着していないタイプPなどは、ややポッテリとしたフェイスになり、インフィニティエンブレムが入ったグリルがやや浮いて見える。
そのため、最近ではやや古さを感じさせるデザインになってきた。
また、メーターが高級車らしくなく、内装は少々チープな雰囲気がある。

アコード
ハイブリッド

アコードハイブリッド
マイナーチェンジ後は、先進性が一気にアップしたデザイン

アコードハイブリッドは、2016年5月にマイナーチェンジしている。
このモデルから、フロントフェイスのデザインが変更されていて、インラインタイプフルLEDヘッドライトなどが装備された。
これがなかなか先鋭的なデザインで非常に個性的である。ハイブリッド車らしい先進感も出ている。
マイナーチェンジ前のモデルは、普通のセダンのようで新しさは感じない。
インテリアでは、シフト操作がボタン式となっている。慣れが必要だが、先進感があり新しさを感じる部分だ。

パサート

パサート
ワイド&ローなスタイリッシュさを得た8代目

従来のパサートは、良くも悪くも派手さを抑えたデザインだった。
悪く言えば、少々地味に見える。飽きのこないデザインなのだが、輸入車に迫力や存在感を求める日本マーケットでは、あえて選びたくなるようなデザインではなかった。
しかし、8代目パサートは、水平基調のグリルでワイド感を強調。薄型の睨みが効いたヘッドライトで、日本マーケットが好む威圧感さえも手に入れた。なかなか高級感があり、スタイリッシュになっている。

LS 600h

LS 600h
前期モデルはさすがに古さが隠しきれない

前期のLS600hには、レクサスのデザインアイコンであるスピンドルグリルが採用されていない。グリルも小さく、近年のグリルをアピールして迫力を出すデザイントレンドとは異なることも、古さを感じさせる要因だ。
ただ、この時代のクルマとしてはLEDヘッドライトが装備されている。インテリアも同様で、最新のレクサスとは異なる味気ないデザインで古さを感じさせる。ただ、さすがに質感は高い。
今時のデザインを好むのであれば、2012年10月に行われたビッグマイナーチェンジ以降のモデルがよい。しかし、中古車価格は高値になってしまう。

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