SUVベスト3を徹底比較
SUVの中でこの秋もっともおすすめの車種トップ3を
自動車評論家の大岡氏が燃費・価格・機能性・乗り心地・安全装備・デザイン・走行性能を
徹底比較!さらには購入するタイミングと値引き術も解説します。
目次
おすすめランキング ベスト3
-
三菱 アウトランダーPHEV
国産SUVの中で、三菱アウトランダーPHEVは唯一のプラグインハイブリッド車だ。PHEVは、通常はEV(電気自動車)で走行する。そして、電力が無くなると、ハイブリッド車として走行する。そのため、航続距離の短いEVとハイブリッド車の間を埋める、重要な役割を果たすシステムとして、注目される近未来車だ。
しかも、アウトランダーPHEVは単なるPHEVではなく、三菱の先進電動化技術を搭載したモデルだ。世界でもトップレベルの性能といってもいい。
一般的なPHVは、フロントまたは、リヤタイヤをモーターで駆動させるシンプルな仕組みだ。しかし、アウトランダーPHEVは、リヤにもモーターを搭載し、ツインモーター4WDという三菱独自の技術が搭載されている。こうした技術を搭載したPHEVは、世界でも数少ない。
三菱は、この優れた技術を搭載したアウトランダーPHEVを、2013年に発売した。その後も進化を続けているクルマだ。外部電力を使って走るPHEVであるため、ランニングコストを大幅に下げられる点もメリットだ。ただし、三菱は燃費不正問題でブランドイメージが良くない。そのため、これほどの先進技術を搭載したモデルなのに、中古車では非常に買い得な価格で売られている。ブランド力の低さが中古車価格を下げているのだ。
アウトランダーPHEVの中古車一覧
ブランドイメージさえ無視できれば、世界トップレベルの技術を結晶させたアウトランダーPHEVが、驚くほどリーズナブルに買える。 -
4代目スバル フォレスター
4代目スバル フォレスターは2012年に登場した。搭載されているエンジンは、水平対向2.0Lと2.0Lターボエンジンの2タイプ。どちらも燃費性能は、少々物足りない。
ただし、安全性能は高いレベルにある。歩行者検知式自動ブレーキを含む、先進予防安全装備である「アイサイト(Ver.2)」が搭載されている。モデル後期では、「アイサイト(Ver.3)」に進化している点にも注目だ。アイサイト(Ver.3)は、一部を除き標準装備化されている。サイド&カーテンエアバッグも標準装備され、クラストップレベルの高い安全性能を得たクルマだ。走行性能面では、悪路での走破性を重視し、最低地上高を220㎜に設定している。悪路での走破性能を高める4WD制御X-MODEが、一部グレードを除き標準装備されている。これによって、オフローダーとしての価値を高めた。
高い走破性と優れた安全性能のおかげで、フォレスターは人気SUVとなっている。中古車価格は高値傾向だ。しかし、5代目フォレスターが2018年6月にデビューしたため、買い得さが出てきた。今後、多くの4代目フォレスターが下取りに入り、中古車マーケットに流通すれば、価格も徐々に下がっていくだろう。
フォレスターの中古車一覧 -
初代マツダ CX-5
初代CX-5は、2012年に登場した。マツダの新世代商品として、魂動デザインが採用された第1弾モデルだ。当時、日本マーケットには存在しなかったディーゼルエンジン投入し、話題となった。
搭載されたエンジンには、2.0Lと2.5Lのガソリン車が用意された。ただし、売れ筋は圧倒的に2.2Lディーゼルだ。420Nmという4.0L自然吸気エンジン並みの大トルクと、18.4㎞/Lという低燃費が高く評価されたためだ。走りにこだわるマツダらしく、スポーティなハンドリングを誇っている。
2017年2月には、2代目となる新型CX-5が登場。旧型となった初代CX-5が下取りに入り、流通量が増えたため価格が徐々に下がってきている。人気モデルで中古車価格も高かったが、旧型になったことで買い得になってきた。
初代CX-5の中古車一覧
おすすめランキング の 3台を比較
SUVランキングベスト3 の 燃費・価格
アウトランダー
PHEV
三菱の燃費不正問題があったため、アウトランダーPHEVの初期モデルの燃費は、参考値となる。ハイブリッド燃費が18.6㎞/、EV走行可能距離は60.2㎞となっている。最新モデルでは、ハイブリッド燃費が19.2㎞/L、EV走行可能距離が60.8㎞/Lへと進化している。
アウトランダーPHEVは、毎日短距離を移動する人に向いている。通勤や送迎といった生活パターンの人で、かつ、移動距離がEV走行可能距離内であることが条件だ。
こういった生活パターンだと、ほとんどガソリンを使わなくて済む。深夜電力で充電すれば安く済むので、経済性は極めて高い。しかも、CO2が排出されないので、環境にも優しい。
ショッピングモールといった公共施設の無料充電サービスが使えれば、さらにランニングコストを下げられる。ガソリンを使うのはロングドライブ時のみとなり、お得だ。
ブランドイメージが良くないので、中古車価格もかなりリーズナブルだ。3年落ちの2015年式で、200万円程度から売られている。230万円台の予算があれば、良質の中古車が選べるようになる。
中古車価格は、新車価格の60%くらいまで落ちている。先進技術の塊のようなアウトランダーPHEVが、この価格帯なら非常に魅力的だ。
4代目
フォレスター
スバル フォレスターの燃費は、あまり期待できない。2012年デビュー直後の燃費は、2.0L車が15.2㎞/L、2.0Lターボが13.2㎞/Lとなっている。USVの低燃費化が急速に進んでいるため、この性能では少々物足りない印象だ。
しかも、2.0Lターボ車はハイオクガソリン仕様なので、燃料費が高くなる。最新モデルでは、2.0L車が16.0㎞/Lまで燃費を向上させたが、ターボ車の燃費には変化が無い。フォレスターは、燃費ではなく走行性能で選ぶクルマだ。
フォレスターの中古車価格は高めだ。しかし、5代目フォレスターが登場したため、価格は徐々に下がると予想できる。現在のところ、2015年式の価格は190~240万円といったところ。新車価格の60~70%程度であり、買い得感はない。
5年落ちの2013年式でも150~210万円程度がボリュームゾーンとなり、中古車らしい買い得感はない。
初代
CX-5
マツダCX-5の燃費は、ディーゼル車の低燃費性能が際立ってよい。初期モデルの燃費は、2.2LディーゼルでFF(前輪駆動)が18.6㎞/Lだ。対して、2.0Lガソリンは、FFで16.0㎞/L、2.5LはFFで15.2㎞/Lとなっている。
この燃費値は、標準的な燃費値だ。最新モデルでは、2.2Lディーゼルが18.4㎞/L、2.0Lガソリンが16.4㎞/L、2.5Lが15.2㎞/Lとなっている。燃料費という視点で見ると、やはりディーゼル車が極めて高い経済性を誇る。
その上、ディーゼルの燃料は軽油であり、レギュラーガソリンよりも20円/L前後も安くなる。燃費の良さに加え、燃料費も大幅に安いため、ガソリン車と比べ大幅に経済的だ。
マツダCX-5の燃料費は、ハイブリッド車並みだ。ロングドライブが多い人にとっては、給油回数が減少ないことの時間的経済性や、燃料費経済性が大きなメリットとなる。
初代CX-5は、新型が出てからしばらく経ったことも影響して、徐々に価格が下落している。それでも人気のSUVということで、価格は高めだ。
モデル後期の2015年式で、180~240万円がボリュームゾーンとなっている。安くなってきたとは言え、まだまだ高値といえる。5年落ちの2013年式になると、120~200万円とボリュームゾーンが広い。
ディーゼル車は、160万円以上の予算があれば程度のよい車両が選びやすくなる。5年落ちで新車価格の半額程度になってきており、買い得だ。
SUVランキングベスト3 の 装備・使い勝手
アウトランダー
PHEV
アウトランダーPHEVは、全長4,655㎜ある中型のSUVだ。この大きさでありながら、最小回転半径は5.3m、全幅も1,800㎜となっている。日本の狭い道での使い勝手は見た目以上によく、扱いやすい。
装備面では、100V AC電源(1500W)に注目だ。これは、大容量のリチウムイオンバッテリーを使い、家電製品などに給電できる機能だ。一部車種を除き、オプション設定されている装備となる。
この装備があれば、アウトドアでテレビやレンジといった家電が使えたり、スマートフォンやゲーム機器に充電したりできる。その上、災害時には電源車としても使える。気に入った中古車にこの装備が付いていればベストだ。
改良前となる2017年モデルの安全装備は、対車両への追突被害軽減ブレーキのみで、歩行者検知式ではない。そのため、安全性能を重視したいのであれば、改良後のモデルを選ぶのがよい。
エアバッグ類は、改良前のモデルでもサイド&カーテン、ニーエアバッグが標準装備されているため、一定の安全レベルはクリアしている。
初期のアウトランダーPHEVを選ぶ場合、注意すべきなのが急速充電口の有無だ。初期モデルは、急速充電口がオプションだった。オプションでの装着率は非常に高かったが、稀に装着されていないモデルがある。急速充電口があるかどうかもチェックすべき点だ。
4代目
フォレスター
4代目フォレスターは、2012年に登場した。ぶつからないクルマで話題となった歩行者検知式自動ブレーキを含む、先進予防安全装備「アイサイトver.2」が搭載されている。
ただし、アイサイトについては、購入時に注意すべき点がある。現在のように、ほぼ全車標準装備ではなく、当時はオプション設定がだったためだ。燃費性能が物足りないフォレスターなので、アイサイトが装備されていないのなら、買う理由がなくなってしまう。中古車を探す際は、必ずアイサイトが装備されているかを確認するとよい。
フォレスターの特徴である悪路での走破性を高める、「4WD制御X-MODE(ヒルディセントコントロール付)」も重要な装備となる。この機能も、フォレスターには欠かせない。とくに、降雪地域やウインタースポーツなど、悪路を走ることが多い人には必須となる装備だ。一部グレードには装備されていないため、中古車の購入時には、装備されているかをしっかりと確認すべきだ。
初代
CX-5
デビュー直後の初代CX-5には、約30㎞/h以下の低速域で反応する、対車両のみの簡易型自動ブレーキしか装備されていない。しかも、初代に関しては、全車に標準装備されているわけではなく、2013年9月の改良で全車標準装備となった。初代CX-5の自動ブレーキクオリティに関しては、やや物足りない。しかし、デビュー時からサイド&カーテンエアバッグが全車標準装備されているため、一定レベルの安全性は担保されている。
2015年1月の改良では、実用性の高い安全装備である、後側方から接近するクルマを検知し警報を発する「ブラインド・スポット・モニタリング」や、先行車追従式のクルーズコントロールである「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」が装備された。改良後であっても歩行者検知式自動ブレーキは無いが、大幅に安全装備が進化している。こうした装備が装着されているLパッケージや、プロアクティブといったグレードを選択するといい。
初期モデルのナビは、後付けナビのように見え、画面も小さく拡張性に欠けている。2015年1月以降の改良モデルからは、マツダコネクトが装備され、利便性が向上している。安全装備も含め、2015年1月以降に販売されたモデルの方が、装備は充実している。
使い勝手では、初代CX-5の全幅は1,840㎜もあり、最小回転半径は5.5mとなる。フォレスターやアウトランダーPHEVと比べると、狭い道や駐車場ではやや扱いにくい。
SUVランキングベスト3 の 走行性能・乗り心地
アウトランダー
PHEV
アウトランダーPHEVは、外部から得た電力でバッテリーを充電できる。この電力を使い、通常時はモーターだけで走行できるEV(電気自動車)だ。バッテリーの電力が無くなると、搭載しているガソリンで発電しEV走行する。ただし、大きなパワーが必要だとコンピュータが判断すると、モーターにエンジンのパワーがプラスされ、より力強い加速をする。
高速道路での巡行時に、EV走行では効率が悪いと判断されると、エンジンだけでの走行に切り替わる。常にコンピュータが、最も効率がよい方法を選択し走行する。
モーターは、瞬時に最大トルクを発生させるという特性をもつため、アクセル操作に対してレスポンスが非常に良く、気持ちの良い加速が魅力だ。アウトランダーPHEVは背の高いSUVなので、カーブが苦手な印象があるが、安定感が高く、安心して走ることができる。これは、大きく重いリチウムイオンバッテリーが床下に搭載されているためだ。重量物の搭載位置が低いため、背の高いSUVなのに低重心化されている。これは、ガソリン車にはできない安定感の確保だ。
こういったカーブでの安心感を筆頭に、アウトランダーPHEVが重視しているのは乗り心地だ。サスペンションも柔らかい。
そして、驚きなのがツインモーターAWDだ。ツインモーターAWDとは、前輪と後輪を別々に、ふたつのモーターで駆動させる機能を指す。前後のモーターのトルクは自在に、緻密にコントロールされているので、悪路での走破性も高い。雪道などでは、後輪を振り出してドリフトするような走りも可能だ。
4代目
フォレスター
4代目フォレスターの最低地上高は、220㎜となっている。最低地上高は地面から車体の最も低い部分までの長さのことで、悪路の走破性を判断する重要な指標のひとつだ。フォレスターの数値220㎜は、クラストップレベルとなる。
この最低地上高を生かし、過酷な悪路でも走行できるようになる制御技術が、X-MODEだ。この機能があれば、エンジンや4WDの制御をきめ細かく行い、悪路でもスタックすることなく走れる。
X-MODEには、急で滑りやすい下り坂を一定の速度を保って下ることができる、「ヒルディセントコントロール機能」も搭載されている。不用意にブレーキを踏むと滑り落ちてしまうような坂道でも、X-MODEがフォローしてくれる。ドライバーは、ハンドル操作だけに専念できるのだ。
フォレスターは、悪路だけでなく、アスファルトの上でも優れた走行性能を披露してくれる。背の高いSUVだが、重心の高さをあまり感じさせない。サスペンション設定はやや硬めで、乗り心地はしっかりとしている。カーブでは意外とキビキビ走る。
2.0L車は、高速道路で若干非力さを感じることもあるものの、必要十分といった印象だ。2.0Lターボはとにかく俊足で、SUVとしては一線を越えているほどだ。
4代目フォレスターは、モデル途中で何度も改良されてきた。そのため、年式の新しいモデルの方が、静粛性や乗り心地、操縦安定性などが優れており、完成度が高い。多くの部分で、新しい年式の方が優れている。
初代
CX-5
CX-5は、大きく重いSUVだ。このクルマにはピッタリなエンジンが搭載されており、2.2Lディーゼル車の最大トルクは420Nmとなる。これは、4.0Lの自然吸気ガソリンエンジンに匹敵する数値だ。
とにかく、全域で力強く、大きなCX-5を豪快に加速させてくれる。これだけ余裕があると、ロングドライブの疲労も少ない。この420Nmの大トルクを味わうと、もはやガソリン車には戻れなくなるほどだ。
一般的に、ディーゼル車はエンジンの騒音が大きい傾向にある。しかし、CX-5は遮音や吸音を高めたことで、走行中の騒音がほとんど気にならない。むしろ、エンジン回転数が高くなるため、ガソリン車の方がうるさく感じるほどだ。
2.0Lのガソリン車の走りは、街中では十分な印象だ。ただし、高速道路では、やや非力な印象を受ける。2.5Lガソリン車も、バランスが取れている。しかし、一度CX-5のディーゼル車に乗ってしまうと、物足りなく感じるかもしれない。
CX-5の乗り心地は、全体的にやや硬めだ。走りにこだわるマツダだけあって、スポーティな走りを披露してくれる。カーブでそれなりにクルマは傾くが、傾き方が自然なので不安感はない。
前期モデルには、リヤサスペンションの突き上げ感があった。しかし。モデル後期になると、改良されたことで全体に突き上げ感がマイルドになっており、乗り心地は向上している。
ほかにも、4WDはロック機能のないオートのみの設定となっている。マツダによると、ロック機能さえも全自動で行うため、必要ないとのことだ。性能面では、優れた走破性を誇る。
SUVランキングベスト3 の デザイン
アウトランダー
PHEV
アウトランダーPHEVのデザインは、マイナーチェンジ前後で大きく異なる。マイナーチェンジ前は、全体的に丸みのある、ユニークなデザインが採用されていた。独特のデザインで、PHEVという先進イメージを感じさせる。
マイナーチェンジ後のデザインは、世界中でトレンドになっている押し出し迫力系デザインとなる。三菱デザインのコンセプトとなっている、「ダイナミックシールド」と呼ばれる手法が採用されている。睨みの効いた、迫力のあるデザインだ。
このデザインに変更したことで、「ガソリン車の販売台数も伸びた」というほど高く評価されている。マイナーチェンジ後のモデルは、インテリアの質感も高められている。
4代目
フォレスター
フォレスターのデザインは、迫力系でないこともあり、良くも悪くも地味なイメージだった。しかし、モデル途中で変更が加えられ、グリルが力強くなり押し出し感がアップした。
バンパーデザインは下部に行くほど広がり感があり、どっしりと安定感のあるフォルムになっている。LEDヘッドライトも個性的で、夜間の存在感を増している。
全体的に過度な装飾が施されていないため、スッキリとしたフォルムに見える。2012年に登場したモデルながら、あまり古臭く見えない完成度の高いデザインといえるだろう。
初代
CX-5
初代CX-5は、マツダのデザインコンセプト「魂動(こどう)デザイン」が初採用され、躍動感のあるスタイルとなっている。現在主流の迫力&押し出し感重視のデザインとは異なり、スタイリッシュにまとめられている。ほかのクルマに迫力&押し出し系デザインが多いためか、CX-5には存在感がある。
全幅が1,840㎜と、このクラスではかなりワイドだ。そのため、やや大きく見え、迫力もある。
2015年1月以降に発売されたモデルのデザインは、さらに洗練されている。グリルには、グレーメタリックで塗装した水平基調のフィンが採用されている。これによって、精悍で引き締まったフロントフェイスになった。
ヘッドライトに内にはシグネチャーLEDランプが採用され、夜間でもCX-5らしさをアピールできる。
知って
得する
SUV ランキングベスト3 の 中古車値引き交渉術
中古SUVは、高い人気を誇るカテゴリーだ。そのため、多くの車種が高いリセールバリューを誇り、中古車価格は総じて高い。中古車価格が高くてもすぐに売れてしまうため、値引きを引き出すのは難しい。
価格が高いので、中古車としてのメリットは少ない。高いリセールバリューを生かし、短期の乗り換えならお得だ。しかし、8年落ち程度まで乗り続けるのであれば、お得感はない。SUV人気がいつまで続くか分からないが、なるべく安く買って2~3年程度で乗り換えるような買い方が向いている車種だ。
三菱アウトランダーPHEVは、三菱のブランド力が低いため、比較的買い得だ。ただし、流通量が少ないのが難点といえる。そのため、指名買いで中古車店を訪れても、値引きはあまり期待できない。
CX-5のディーゼルや、エクストレイルハイブリッドといった価格が近い中古車同士を競合させることが重要だ。まず、ライバル車の見積りを取ってから、アウトランダーPHEVの商談に向かうといい。「CX-5やエクストレイルを買おうと思っていたが、PHEVってどんなクルマなのか気になったので、ついでに見に来た」程度で商談するのがベスト。
アウトランダーPHEVは、そう簡単に売れるクルマではない。ライバル車と競合させれば、値引き勝負に出てくる可能性が高くなる。とくに、ディーラー系はその傾向が強い。「アウトランダーPHEVは魅力的なのだが、家族が三菱車に対して良いイメージをもっていない。価格がリーズナブルといったメリットがあれば説得できるかも」などと言い、値引き前提であることを強調するのもいいだろう。
フォレスターやCX-5は、エクストレイルを含む同価格の中古車を競合させることがポイントだ。アウトランダーPHEVと同様に、本命車種の見積りを最初に取るのはNG。ライバル車の見積りを先に取り、本命車種の商談時に「うーん、ちょっと他のモデルと比べると、予算オーバーだなぁ」などと言うとよい。
営業マンは他車の見積りを持っていると理解し、色々と探りを入れてくるだろう。そこで、他車の見積りを見せてはダメだ。開示はせず、「ちょっと高いんだよなぁ」くらいでOK。営業マンは必ず予算を聞いてくるはずなので、予算は言わず「安ければ安い方がいいんだけど」程度にして、こちらの手の内を見せないようにしよう。
営業マンから「〇〇万円くらいで、どうでしょうか?」となれば、こちらのペースだ。あとは、時間をかけてじっくりと値引き額を引き上げていこう。途中で営業マンは「これ以上の値引きは…」と言うだろうが、そこで諦めてはいけない。
「では、他車の新しい見積りも来たので、ちょっと検討させてください」と、時間をかけてみよう。そこで「いや、他の人も商談しているので早く決めたほうがいい」「すぐに売れてしまいますよ」などと即決を求めたら「じゃぁ、〇〇万円値引きしてくれれば今決める。そっちも即決してよ」と逆に即決を迫ってみるのもいいだろう。
下取り車がある場合、必ず買取り店で事前に査定するようにしよう。中古車店では、値引きした分の利益を取り返すために、下取り価格を安くするという技を使うことがある。これでは、せっかくの値引き交渉も無意味となってしまう。
そのためには、買取り店で査定し、クルマの本当の価格を知ることが重要。最後は、一番高値で買取ってくれるところに売ればいい。
おすすめランキング の 3台を調べる
三菱 アウトランダーPHEV
中古車情報
カタログ情報
- ■新車時価格(税込):
- 332.4万円〜509万円
- ■中古車相場:
- 138万円〜410万円
- ■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
- 約7,031円
他の車種と比較
4代目スバル フォレスター
中古車情報
カタログ情報
- ■新車時価格(税込):
- 280.8万円〜310万円
- ■中古車相場:
- 154.9万円〜369万円
- ■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
- 約7,258円
他の車種と比較
初代マツダ CX-5
中古車情報
カタログ情報
- ■新車時価格(税込):
- 246.2万円〜352.6万円
- ■中古車相場:
- 80万円〜410万円
- ■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
- 約6,158円
他の車種と比較
※ ガソリン価格は一律120円で算出しています。
アウトランダーPHEVのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和3年12月(2021年12月)〜現在
- 新車時価格
- 462.1万円〜630.4万円
アウトランダーPHEVの在庫が現在37件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。