



車検代が高い…相場っていくら位なの?高額になるケース、安く抑えるポイントも解説
目次
車検費用の相場
車検費用が高いかどうかを判断する上で、参考になるのが費用相場です。
車の種類(重量)や年式、状態などで費用が異なりますが、一般的には、5~10万が一つの目安になります。
目安を大きく超えるような金額であれば、内訳を詳しく聞いたり、他社の見積もりを取り寄せたりして費用を見直しましょう。
参考として、ガリバーで車検を受けた場合の費用を表示します。
※車両の状態、また直営店舗かFC店舗かによっても費用は異なります。
※基本料金には法定点検、検査及び代行費用以外の整備費用は含まれていません。表記金額は、沖縄・離島を除く国産乗用車(初年度登録から13年未満・消費税含む)として計算。
※法定費用内の自賠責保険料は2023年4月1日改正時(保険期間:24か月)。車種や地域での費用など、詳しくは店舗スタッフへお問い合わせ下さい
ディーラー車検が高い理由
一般に、ディーラー車検は他の業者と比べて費用が高くなりがちです。
車検に必要最低限なだけではなく、車の安全性を重視した予防も含めた点検や整備を行うからです。例えば、予備整備や純正品での部品交換なども行うケースがあります。
そのため見積もりを比較する時には、額面だけでなく「何が含まれているか」まで確認すると良いでしょう。
法定費用は業者を問わず同額
法定費用とは、名称通り「法律によって定められている費用」です。同じ車であれば、基本的にどこで車検を受けても金額が変わりません。具体的には以下の3つを指します。
- 自賠責保険料
- 自動車重量税(※車両重量や新車登録後の経過年数で金額が変わる)
- 印紙代(※車種や車検を受ける場所で数百円ほど金額が変わる)
法定費用は、自動車重量税による差が大きいです。例えば軽自動車の場合、自動車重量税は2年分で6,600円ですが、ランドクルーザー”250”のような車重2~2.5トンの車は4万1,000円です。
点検・整備費用は業者間で差が出る
点検・整備費用は「車検基本料」などとも呼ばれ、以下のように車検業者が行う業務に対して支払う費用です。自由に費用を決められるため、業者ごとに差が出やすいです。また車の状態によっても費用が変わります。
- 点検費用(※車検に必要な24ヶ月点検の実施費用)
- 整備、検査料
- 手続き代行手数料
業者によっては「車検基本料」の中に整備費用を含んでいない場合もあります。また整備内容も、車検に通る必要最低限の場合もあれば、部品交換や補充が含まれる場合もあり、一概に費用だけでは比較できません。比較の際には細かな内訳も確認しましょう。
以下の記事では、車検の検査内容や費用について詳しく解説しています。
車検費用が相場より高くなるケースとは?
「車検費用が相場より高い」「見積額が昨年より高くなった」という場合は、以下でご紹介する要因に当てはまっていないかをチェックしましょう。
なお④の相場より高い業者によるケース以外では、他の業者で見積もりを取ってもあまり安くならない可能性があります。
①走行距離10万㎞または10年が経過
走行距離が10万㎞を超えた車や新車登録から10年が経過した車では、必要な部品交換が増えてきます。
例えばタイミングベルトやファンベルトの交換は、走行距離10万㎞が一つの目安です。タイヤも5年前後で交換する人が多く、10年頃も交換のタイミングと言えます。
このように部品交換が重なるタイミングでは、業者を問わず、車検費用が高くなりがちです。
部品交換が重なった結果、車検費用が20万円を超えてしまう場合もあります。
先述のタイミングベルトの交換だけでも、部品代と工賃の費用相場は5〜15万円です。タイヤの交換も作業代金が5千円~4万円程度かかり、これに法定費用や点検費用が加わると、20万円を超える可能性もあります。
②13年や18年を経過して重量税が重課
新車登録から13年・18年が経過すると自動車重量税が高くなるので、法定費用が上がります。
法定費用はどこで車検を受けても一律なので、別の業者で見積もりを取っても、あまり安くならない可能性があります。
③輸入車などで部品が手に入りにくい
輸入車や生産量が少ない車の場合も、車検費用は高くなりがちです。こうした車の部品は手に入りにくく、手配にどうしても費用がかかるからです。
ただし輸入車を得意とする車検業者もあるので、依頼先によって少しは費用が安くなる可能性もあります。
④業者に高く見積もられている
サービス品質以上の利益を得ようと、車検費用を高く見積もる業者もゼロではありません。例えば不要な部品交換を見積もりに入れられたり、整備費用を高く設定されたりするケースがあります。
こうした業者に引っかからないためにも、他社と相見積もりを取るなどして車検費用の相場価格を見極めましょう。
車検費用を抑える4つのポイント
車検費用を抑えるために、まずは以下でご紹介する4つの対策を検討してみましょう。
①ディーラー以外も検討し、相見積もりを取る
ディーラー車検は整備やサービスが充実している反面、どうしても費用が高くなりがちです。
「同じ内容で安くできないか」「整備の中で削れる項目はないか」を考える上でも、相見積もりを取り、費用とともに点検・整備の内容を確認すると良いでしょう。部品交換費用の有無やその金額、洗車サービスなど「無くても良いサービス」が含まれていないか等もチェックしてください。
以下の記事では、車検業者ごとの特徴やメリット・デメリットをご紹介しています。
②点検項目や部品交換が多すぎないか確認する
継続車検時の法定点検以外の項目数は、車検業者によって様々です。しっかり点検してもらえるのは安心ですが、「他社と比べて点検項目が多すぎないか」「部品交換は本当に必要なのか」を考えるようにしましょう。
点検項目や部品交換について、自分で判断するのが難しい場合はガリバーにご相談ください。プロが適切にアドバイスし、お客様をサポートします。
③オイル交換など自分でできる整備を済ませておく
見積書に、オイル交換やバッテリー交換などが含まれている場合があります。こうした作業を自分でできるのであれば、業者にその旨を伝えて自分で整備しましょう。その分だけ車検費用を節約できる可能性があります。
④ユーザー車検という手も!
費用を大幅に安くしたい場合は、ユーザー車検という選択肢もあります。ユーザー車検とは、自分で車を車検場に持ち込み、点検を行うものです。
支払いが法定費用のみで済むため、業者に依頼するより圧倒的に安いのがメリットです。ただし車に関する知識がないと、自分で車検を通すのは難しいです。また平日にまとまった時間を取れない人にとっても、ハードルが高いでしょう。
車検と買い替え、どっちが得?
車検はまとまった費用が必要になるので、車検前のタイミングで車の買い替えを検討する人は非常に多いです。この時に気になるのが「車検と買い替え、どちらが得?損しないんだろう?」という点。ここでは、それぞれの選択肢がどのような人に合っているのかをご紹介します。
トータル費用を抑えたいなら車検
一般に、車は乗り潰した方がトータル費用を抑えられます。そのため車にかかる費用を抑えたい場合は、買い替えずに車検を受けた方が良いでしょう。
ただし「もう部品が手に入らない」「20年以上前の車で酷い故障がある」といった場合は、修理代の方が高くなるケースもあります。
快適さや性能も欲しいなら買い替え
「今の車に多額のお金を払うのはもったいない」「出費が増えても安全装備の充実した車がいい」という人は、買い替えが良いでしょう。特に車が古い場合は、車検費用も高くなりがちです。部品交換が増える10年目や自動車重量税が高くなる13年目・18年目が近いなら、買い替えを検討するのも一つの選択肢です。
「自分の場合は買い替えと車検のどっちが得?」と迷う場合は、ガリバーにご相談ください。車検と買い替えの双方を取り扱っているガリバーだからこそ、お客様に合う選択肢をご案内します。