ここでは、最新の人気コンパクトカーおすすめランキングをご紹介しています。
各車種の価格や燃費、サイズ、魅力を解説するとともに、選び方のポイントもまとめています。ハイブリッド/ガソリン車の選び方や外車のおすすめ車種などもご紹介していますので、参考にしてください。
人気コンパクトカーおすすめランキング
今年の人気コンパクトカーおすすめランキングの結果は、上記の通りです。 新車時価格、燃費、ユーザー評価、さらに実用性などを考慮し、順位を決定しました。
ランクイン車種の詳細は、 後の章(こちら)でご紹介しています。
コンパクトカー選びのポイントは?
コンパクトカーを選ぶ時には、以下の4つを比較して選ぶことをお勧めします。
- 車両価格
- 燃費・維持費
- 安全装備
- 車内の広さ
特にしっかり比較したいのが、安全装備です。現在は衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)を搭載している車種ばかりですが、「昼夜とも作動するのか」「交差点でも反応するか」など、実は性能に差があります。
ガソリン/ハイブリッドの選び方
現在は、新車購入の約半数がハイブリッド車です。ハイブリッド車は燃費が良く、静粛性も優れています。ただし、車両価格は同車種のガソリン車より数十万円高いです。
その時のガソリン価格にもよりますが、燃料代でガソリン車との車両価格の差を埋めるには、年間1万km程度の走行が必要な可能性もあります。走行距離が短い場合は、ガソリン車でも良いでしょう。
車内の広さにも注意
コンパクトカーはサイズが小さく運転しやすい反面、全長が短く、全高も低めなので車内があまり広くありません。
特に、全長4,000mm弱、全高1,500mm弱の車両は後部座席が狭めです。大人が後部座席に乗ることが多い場合は、サイズもしっかりチェックしましょう。
人気コンパクトカーおすすめTOP10詳細
ここからは、改めてランキング車種の一覧を掲載するとともに、各車種の基本データや特徴をご紹介します。
順位 | 車種名 | 新車時価格 | WLTC燃費 | ユーザー評価 |
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1位 | トヨタ「ヤリス」 | 150.1万円~269.4万円 | 19.0-36.0km/L | 4.1 |
2位 | トヨタ「アクア」 | 214.6万円~283.7万円 | 29.3-34.6km/L | 4.1 |
3位 | トヨタ「ライズ」 | 180.1万円~244.2万円 | 17.4-28.0km/L | 4.2 |
4位 | 日産「ノート」 | 229.9万円~306.4万円 | 23.2-28.4km/L | 3.8 |
5位 | ホンダ「フィット」 | 172万円~284.7万円 | 16.0-30.2km/L | 3.7 |
6位 | トヨタ「シエンタ」 | 199.5万円~323.5万円 | 18.3-28.8km/L | 3.6 |
7位 | ホンダ「フリード」 | 250.8万円~343.8万円 | 14.4-25.6km/L | 3.8 |
8位 | スズキ「スイフト」 | 172.7万円~233.2万円 | 22.0-25.4km/L | 3.9 |
9位 | マツダ「MAZDA2」 | 154.9万円~262.2万円 | 18.1-21.6km/L | (3.8) |
10位 | スズキ「ソリオ」 | 164.8万円~229.4万円 | 17.8-22.3km/L | 3.9 |
※各車種の価格や燃費、サイズ、ユーザー評価の情報は2024年11月末現在のガリバー「車カタログ」の情報です。なお、サイズに関しては代表モデルの数値を記載しています。
1位 トヨタ「ヤリス」
新車時価格 | 150.1万円~269.4万円 |
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中古車相場 | 75.8万円〜318万円 |
燃費(WLTC) | 19.2-36.0km/L |
サイズ(mm) | 全長3,995×全幅1,695×全高1,495 |
ヤリスは、現在コンパクトカーの中で最も販売台数が多い車です。ハイブリッド車に関しては国産車でトップの燃費性能を誇り、コストパフォーマンスに優れています。衝突被害軽減ブレーキの性能も、クラストップレベルです。
スポーティでキレのある走りをし、MT車の選択肢があるのも魅力です。ただし、コンパクトカーの中でもサイズが小さいので、基本的には1~2人用での利用をお勧めします。
2位 トヨタ「アクア」
新車時価格 | 214.6万円~283.7万円 |
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中古車相場 | 9.8万円〜315.9万円 |
燃費(WLTC) | 29.3-34.6km/L |
サイズ(mm) | 全長4,095×全幅1,695×全高1,485 |
アクアはヤリスと同じプラットフォームを採用していますが、乗り心地が全く異なる一台です。全車ハイブリッド採用で、穏やかな走りと柔らかな乗り心地に仕上がっています。
車両価格を抑えながらも高い燃費性能を備え、安全装備も充実。そのため、運転初心者の方にも向いています。ヤリスより後部座席は広いです。なお、コスト重視であれば中古での流通量が多い初代アクアもおすすめです。
3位 トヨタ「ライズ」
新車時価格 | 180.1万円~244.2万円 |
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中古車相場 | 115.8万円〜313万円 |
燃費(WLTC) | 17.4-28.0km/L |
サイズ(mm) | 全長3,995×全幅1,695×全高1,620 |
逞しい外観を備えながら、その見た目からは想像できないほどコンパクトなサイズ感のライズ。SUVの中では珍しい5ナンバー車です。
こちらも新車時価格が抑えられており、且つハイブリッド車の燃費性能は優秀。トヨタ車らしいコストパフォーマンスの良さが魅力の一台です。中古車市場でも、登録だけ済ませた「登録済み未使用車」が多く出回っています。
4位 日産「ノート」
新車時価格 | 229.9万円~306.4万円 |
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中古車相場 | 5万円〜345.4万円 |
燃費(WLTC) | 23.2-28.4km/L |
サイズ(mm) | 全長4,045×全幅1,695×全高1,520 |
流麗かつ先進的なデザインと電気自動車のような滑らかな走り。現行モデルのノートは完成度の高い一台に仕上がっています。
先進安全支援機能「プロパイロット」を装備でき、高速道路などの運転は非常に楽です。他方で燃費の良さはアクアやヤリスの方が上なので、何を重視するかで選ぶと良いでしょう。中古車も数多く出回っています。
【関連記事】トヨタ アクア VS 日産 ノート!話題のHVを徹底比較
5位 ホンダ「フィット」
新車時価格 | 172万円~284.7万円 |
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中古車相場 | 5万円〜592.4万円 |
燃費(WLTC) | 16.0-30.2km/L |
サイズ(mm) | 全長3,995×全幅1,695×全高1,540 |
現行のフィットは2020年にモデルチェンジした4代目。心地よさにこだわったモデルで、乗り心地も使い勝手も良好です。車内はアクアなどより広く、工夫すれば車中泊にも使えます。
4代目は愛嬌あるユニークなデザインで、さらにアウトドア志向のクロスターや上質感あるリュクスなど4つのモデルが存在します。
【関連記事】トヨタ アクア VS ホンダ フィットe;HEV!コンパクトHV対決
6位 トヨタ「シエンタ」
新車時価格 | 199.5万円~323.5万円 |
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中古車相場 | 5万円〜423.5万円 |
燃費(WLTC) | 18.3-28.8km/L |
サイズ(mm) | 全長4,260×全幅1,695×全高1,695 |
シエンタは通常ミニバンとして扱われますが、サイズとしては小型乗用車に含まれます。一般的なコンパクトカーより全長が長い分だけ居住性が高く、積載性にも優れた一台です。最大7人まで乗車できます。
見た目の愛らしさと実用性、さらに優れた燃費性能や安全性能を備え、運転もしやすいので総合力は抜群。子育てや介護がある人、車内の広さにこだわる人にお勧めします。
【関連記事】シエンタ新旧比較!フルモデルチェンジでミニバン市場を席巻
7位 ホンダ「フリード」
新車時価格 | 250.8万円~343.8万円 |
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中古車相場 | 7万円〜389.9万円 |
燃費(WLTC) | 14.4-25.6km/L |
サイズ(mm) | 全長4,310×全幅1,695×全高1,755 |
フリードは、シエンタと同じく小型乗用車サイズのミニバンです。2024年6月にフルモデルチェンジし、2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。
車両価格や燃費性能を考えると、低コストなのはシエンタです。一方で、フリードは居住性の高さが魅力です。シートに厚みがあり、乗り心地は快適。車内もシエンタ以上に広く、3列目もある程度のスペースがあります。
8位 スズキ「スイフト」
新車時価格 | 172.7万円~233.2万円 |
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中古車相場 | 5万円〜211.9万円 |
燃費(WLTC) | 22.0-25.4km/L |
サイズ(mm) | 全長3,860×全幅1,695×全高1,500 |
スイフトは2023年12月にモデルチェンジ。カッコ可愛い印象の外観とコスパの良さが大きな魅力です。全車マイルドハイブリッドを搭載しています。
メインターゲットはZ世代で、先代モデルに比べて外観はわずかに丸みを帯びました。また、全長を長くして居住性を高め、さらにダウンサイズしたエンジンで軽やかな走りと燃費の良さを両立しています。
9位 マツダ「MAZDA2」
新車時価格 | 154.9万円~262.2万円 |
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中古車相場 | 71万円〜259.1万円 |
燃費(WLTC) | 18.1-21.6km/L |
サイズ(mm) | 全長4,080×全幅1,695×全高1,525 |
モデルチェンジを機にデミオから名称変更したMAZDA2。マツダならではの高いデザイン性を備えており「コンパクトカーでも、おしゃれさやカッコよさに妥協したくない」という人にも人気の一台です。
2019年の発売から毎年のように改良されているため、走行性能はコンパクトカーの中でもトップクラス。ディーゼル車があるのもMAZDA2ならではの魅力です。
【関連記事】ヤリス vs MAZDA2徹底比較!走行性能が魅力のコンパクトカー
10位 スズキ「ソリオ」
新車時価格 | 164.8万円~229.4万円 |
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中古車相場 | 6.8万円〜270.1万円 |
燃費(WLTC) | 17.8-22.3km/L |
サイズ(mm) | 全長3,790×全幅1,645×全高1,745 |
ソリオはコンパクトカーの中でもトールワゴンに分類され、軽スーパーハイトワゴン(N-BOXなど)とミニバンの中間にあたる存在です。低価格でスライドドアを搭載し、高い居住性を誇ります。シエンタなどより全長が400mmほど短いので、運転が苦手な人も安心です。
ストロングハイブリッド車も用意されており、バランスの良い仕上がりになっています。
【番外】おすすめの外車コンパクトカー
外車のコンパクトカーは、国産車にはないオシャレさがあります。ただし、国産車と比べてサイズが大きかったり、3ドアや4人乗りだったりすることも多いので、選ぶ際には注意しましょう。おすすめは以下の4車種です。
- MINI「ミニ」
- フィアット「500」
- ルノー「トゥインゴ」(2023年生産終了)
- フォルクスワーゲン「UP」(2020年生産終了)
ミニは日本で屈指の人気を誇る輸入車です。ただしボディサイズは大きめなので、運転には注意しましょう。他の3車種はボディサイズが小さく、それぞれユニークで愛らしい見た目をしています。
コンパクトカーに関するQ&A
Q. そもそもコンパクトカーとは?
コンパクトカーに厳密な定義はありませんが、一般には以下のような条件の車を指します。
- 小型自動車のサイズ(5ナンバー車)
- 総排気量660cc超1,500cc以下
車種によって全長や全高は異なりますが、全幅は1,695mm前後であることが多いです。また、乗車定員はシエンタのようなコンパクトミニバンを除いて一般的に5人です。
Q. 女性向けのコンパクトカーの選び方は?
女性でも乗りやすいコンパクトカーの特徴としては「見た目が上品・愛らしい」「小柄でも運転しやすい」といった点が挙げられます。
以下の記事で女性向けのおすすめコンパクトカーをご紹介していますので、参考にしてください。
Q. かっこいいコンパクトカーといえば?
ユニークなデザインやスポーティーな雰囲気のある車としては、ヤリスやスイフト、MAZDA2などが挙げられます。これらの車は走行性能も高いので、ドライブ好きな人でも楽しく走れるでしょう。
その他の車種については、以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】かっこいいコンパクトカー15選!国産&外車おすすめ車種
Q. コンパクトカーはなぜ人気?
コンパクトカーは日本で人気の高いボディタイプの一つですが、それには以下のような理由があります。
- 大人が5人まで乗れる
- 車両価格が安い
- 低燃費な車が多い
- 税金が比較的安い
- 狭い道路や駐車場でも運転しやすい
こうした特徴から、コンパクトカーは子どもが小さいファミリー、毎日通勤で使う人、普段は夫婦だけのシニアなど幅広い層に人気です。
Q. コンパクトカーで車中泊はできる?
コンパクトカーでも、車種によっては荷室から後部座席がフラットになるものがあります。特に、ホンダのフィットやフリードの5人乗りは車中泊におすすめです。
Q. 軽自動車との違いは?
ボディタイプ | コンパクトカー | 軽自動車 |
---|---|---|
新車価格の目安 | 約150-300万円 | 約100-240万円 |
乗車定員 | 5人 | 4人 |
サイズ | 全長4.7m以下 全幅1.7m以下 全高2.0m以下 |
全長3.4m以下 全幅1.48m以下 全高2.0m以下 |
総排気量 | 2,000㏄以下 ※1,500cc以下が一般的 |
660cc以下 |
最大出力 | 規定なし | 64馬力以下 |
燃費の目安 | 約17-35 km/L | 約18-25 km/L |
荷室 | 確保されている | ほぼない |
同じ「小さめの車」でも、コンパクトカーと軽自動車では様々な違いがあります。 現在は、軽自動車より車両価格が安かったり、燃費が良かったりするコンパクトカーもあります。一方で、税金は普通車であるコンパクトカーの方が高いです。その他に、乗車定員や荷室の広さなどの違いもあるのでしっかり比較しましょう。
車両価格を抑えれば更なる節約に
コンパクトカーは低燃費で、通勤などに向く車が多いです。ただし、車のコストで最も割合が大きいのは購入時の車両価格。車のトータルコストを抑えたい場合は、中古車も検討してみると良いでしょう。
現在は中古でも、登録のみ済ませてある「登録済み未使用車」や高年式の車両が多く存在します。まずは予算に収まる車両がないか、探してみてください。