2021年秋 輸入車のおすすめランキング【新車ベスト5】

自動車ニュース / ガリバー

2021.12.7

2021年秋 輸入車のおすすめランキング【新車ベスト5】

※本記事内に安全装備への言及がありますが、安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。

輸入車ベスト5を徹底比較 いまならコレを狙え! ボディタイプ別 新車オススメランキング 輸入車 RANKING BEST 5 輸入車

自動車専門家の大岡氏が、おすすめの新車の輸入車をランキング形式で発表!
価格や燃費、走行性能などさまざまな角度でも比較しました。
気軽にたくさん運転できる輸入車選びの参考にしてください。

輸入車の最新人気ランキングはこちら

目次

おすすめランキング ベスト5

  • RANKING BEST 1 輸入車 ランキング ベスト1 ボルボ XC40 Recharge

    ボルボ XC40 Recharge

    ボルボXC40は、2018年3月にデビューしたCセグメントのコンパクトSUV。デビュー当時は、ガソリン車のみの設定だったが、後に48Vマイルドハイブリッドシステム付きへ、そして2020年8月に待望のPHEVであるRechargeが登場した。現在では、純ガソリン車の設定はない。

    全方位で高性能!

    今回ピックアップしたのが、PHEVであるRechargeだ。バッテリーが満充電であれば、41㎞(WLTCモード)をEV走行する。とくに、短距離の通勤や送迎、日々の買い物など、毎日のように短距離移動する人に向いている。また、航続距離が不安という人も多いなかPHEVは電力が無くなれば、ガソリンを使うハイブリッド車として走行できる。

    そして、ボルボと言えば、やはり世界トップレベルの安全性能。優れた環境性能と安全性能は、これからのクルマには必要不可欠な要素だ。
    XC40には、歩行者検知式自動ブレーキなど、16種類以上の先進安全・運転支援技術「インテリセーフ」を全車標準装備。どのグレードを買っても安心できる。
    その他、XC40はドイツ車とは明確に違う個性的なデザインや優れた走行性能なども高く評価できる。全方位で満足度の高いSUVだ。

    ボルボ XC40 Rechargeの
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  • RANKING BEST 2 輸入車 ランキング ベスト2 メルセデス・ベンツ GLB

    メルセデス・ベンツ GLB

    メルセデス・ベンツGLBは、2020年に登場した新型車。

    コンパクトSUVながら、唯一の7人乗り

    CセグメントのGLAをベースにホイールベースを伸ばし、7人乗りとした。外観デザインもGLAとは明確に差別化され、よりワイルドなオフローダー的にまとめられている。
    GLBのボディサイズは、全長4,650×全幅1,845×全高1,700mm。やや全幅はワイドだが、日本でも扱いやすいボディサイズだ。このサイズで7人乗りということもあり、日本マーケットでの評価は高く、よく売れている。
    搭載エンジンは、2.0Lディーゼルと2.0Lガソリンターボの2タイプだったが、モデル途中で、ガソリン車は1.3Lターボにダウンサイジングされた。ただ、マイルドハイブリッド機能がないガソリン車なので、低燃費時代ではやや選びにくい。おすすめは、低燃費でパワフルな2.0Lディーゼル。GLBはボディサイズも大きく重いので、ディーゼルエンジンとの相性もよい。

  • RANKING BEST 3 輸入車 ランキング ベスト3 BMW 1シリーズ

    BMW 1シリーズ

    F40と呼ばれる3代目BMW1シリーズは、2019年11月にデビュー。この3代目1シリーズは、歴史的な変革があったモデルとなる。2代目1シリーズは、Cセグメントのコンパクトカー唯一のFR(後輪駆動)だった。しかし、3代目1シリーズからは、FF(前輪駆動)に変更。その最大の理由とされているのは、室内スペースとコストだ。FF化した方が、室内は広くなり、コストも下がる。これで、Cセグメントのコンパクトカーは、すべてFF化されたことになる。

    FFになっても走りの楽しさは健在

    FF化による走行性能の質の低下が懸念されていたが、そこはBMWに妥協はない。1シリーズのプラットフォーム(車台)などは、ミニと共通化されている。ミニで得た知見が十分に生かされ、相変わらずキレのいい走りが楽しめる。
    ただし、パワーユニットは未来感にやや欠ける。ガソリン車の電動化は遅れていて、48Vのマイルドハイブリッドシステム搭載車などの設定はない。ハイブリッド車が多い日本国内では、燃費がよくパワフルなディーゼル車がおすすめだ。
    搭載されたパワーユニットは、直3 1.5Lターボと直4 2.0Lターボのガソリン車、直4 2.0Lディーゼルの3タイプある。

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  • RANKING BEST 4 輸入車 ランキング ベスト4 フォルクスワーゲン ゴルフ

    フォルクスワーゲン ゴルフ

    8世代目となるフォルクスワーゲン ゴルフは、2021年8月に日本デビューとなった。先代のゴルフ7から共通のプラットフォーム(車台)MQBを改良して使用している。そのため、サイズやシルエットはゴルフ7と似ている。しかし、デザインや装備などでは、ゴルフ7とは大きく異なり、ゴルフが新世代へと突入したことを感じさせるモデルとなった。

    待望のマイルドハイブリッドが登場

    パワーユニットは、ようやく48Vマイルドハイブリッド車が投入された。この48Vマイルドハイブリッドは、1.5Lターボと1.0Lターボの2タイプが用意されている。
    そして、最もゴルフが変わったと感じさせるのは、ドライバーとのインターフェイス。メーター類がフルデジタル化しただけでなく、エアコンやライト、その他の操作系がタッチパネル系となった。
    また、自動ブレーキは、歩行者と自転車を検知。グレードにもよるが、予防安全装備や運転支援機能もかなり充実している。

    フォルクスワーゲン ゴルフの
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  • RANKING BEST 5 輸入車 ランキング ベスト5 BMW Z4

    BMW Z4

    BMW Z4は、2019年3月約9年振りのフルモデルチェンジをした。世界的にスポーツカーマーケットは縮小傾向。もはや、Z4のようなオープンスポーツカーは、存在することさえ難しいモデルになっていた。
    そこで、BMWが選択したのはトヨタとの共同開発だ。プラットフォーム(車台)やパワーユニットなど、基幹部分を共用することでコストを低減させ生き残ることを選択した。

    存在し続けるためにトヨタと共同開発した2シーターオープンカー

    トヨタではGRスープラとして発売。Z4はオープンモデルだが、GRスープラはクーペとすることで差別化している。
    オープンスポーツであるZ4のルーフは、電動ソフトトップが採用されている。ハードトップは静粛性などに優れるが、車重が重くなり重心高もアップする。オープンカーとはいえ、走行性能を犠牲にしたくないBMWは、ソフトトップを選択。それでも、オープンカーの利便性を重視し、電動ソフトトップとした。この電動ソフトトップは、50㎞/h以下なら走行中でも開閉可能。開閉時間は約10秒と短い。
    Z4に搭載されたパワーユニットは、直4 2.0Lターボと直6 3.0Lターボの2タイプを設定した。
    そして、Z4の特徴はボディサイズ。全長4,335×全幅1,865×1,305mm、ホイールベースは2,470mm。先代Z4のボディより、全幅75mm拡大されホイールベースは25mm短縮されている。
    このボディサイズで驚きなのは、全長がCセグメントのコンパクトカー並み。それでいて、全幅は大型のセダン並みなのだ。ホイールベースの短さは、主に俊敏性を高める。そして、コーナーリングスピードはワイドな全幅が貢献する。まさに、速く走るためのボディサイズだ。さらに、50:50の重量バランスや低重心化も加わり、圧倒的な走行性能を得ている。

    BMW Z4の口コミ・評価を見る

おすすめランキング5台を比較

価格比較

ボルボ
XC40
Recharge

ボルボ XC40 Recharge
まだ少し高価な価格

ボルボXC40 Rechargeのエントリーグレード、T5 Inscription Expressionの価格は5,990,000円。最上級グレードのT5 Inscriptionは、6,490,000円となっている。PHEVのRechargeは、この2グレード構成。Cセグメントの輸入SUVでPHEVモデルはユニークな存在ということもあり、単純比較できないが、マイルドハイブリッド車と比べると、まだまだ高価に感じる。

メルセデス・
ベンツ
GLB

メルセデス・ベンツ GLB
もはやディーゼル一択な価格

メルセデス・ベンツGLBの価格は、1.3LターボのGLB180が5,570,000円。2.0LディーゼルのGLB200d 4MATIC は5,810,000円となっている。価格差は、なんと24万円と非常に小さい。一般的に、ディーゼルエンジンになるだけで30~50万円位は高価になり、4WDである4MATICになるだけでも30万円は価格アップするのが一般的だ。そのため、GLB200d 4MATICの安さが際立つ価格設定になっている。

基本的な装備は、GLB180と同じ。こうなると、もはやガソリン価格が高騰し続けていることもあり、高価なハイオクガソリン仕様のC180より、ハイオクガソリンより約30円/L前後も安価な軽油を使うGLB200d 4MATIC一択ということになる。

BMW
1シリーズ

BMW 1シリーズ
お勧めはコスパ高いディーゼルの118d

BMW1シリーズのエントリーグレード、118iの価格は3,620,000円となっている。このグレードでも特に不満のない装備レベル。歩行者検知式自動ブレーキや先行車追従式クルーズコントロールなども標準装備化されている。
ただBMWの場合、専用エアロやサスペンションなどを装備したMスポーツが人気だ。ガソリン車では、118i M Sport で4,360,000円となる。118iと比べると74万円高だ。

おすすめは、やはりディーゼルの118d系となる。人気グレードは、118d M Sport Edition Joy+で、価格は4,430,000円となる。ガソリン車の118i M Sportに対して、わずか7万円。このくらいの差なら、燃費もよくパワフルな118d M Sport Edition Joy+の方が、コストパフォーマンスは高い。
別格ともいえるスポーツグレードで4WDのM135i xDriveの価格は、6,410,000円と一気に高価になる。ハイパフォーマンスモデルだが、1シリーズのキャラクターを考えると、やや特殊なモデル。マニアックな層向けのグレードだ。

フォルクス
ワーゲン
ゴルフ

フォルクスワーゲン ゴルフ
徐々にリーズナブルな価格になってきた

フォルクスワーゲン ゴルフの価格は、1.0Lターボを搭載したエントリーグレード、eTSIアクティブベーシックが2,959,000円。このグレードでも、装備は充実している。ほぼ300万円という価格。ガソリン車ながら装備が充実しているため随分リーズナブルな価格になってきたといえる。

おすすめは、1.5Lターボを搭載したスポーツグレードe-TSI Rラインで価格は3,811,000円だ。1.5Lターボを搭載した上級グレードe-TSIスタイルになると、価格はグッと高価になり3,760,000円となる。専用サスペンションや専用エクステリアなどが装備される。こうしたプラス装備があり、e-TSIスタイルに対して5万円アップなら、積極的にe-TSI Rラインを選んだ方が満足度は高いだろう。

BMW
Z4

BMW Z4
より安価なスープラだが、その価値は人それぞれ
BMW Z4の2.0Lターボ車でありエントリーグレードZ4 sDrive20i M Sportは、6,910,000円。最上級グレード3.0Lターボ車Z4 M40iの価格は8,660,000円となっている。Z4のグレード構成は、整理され2グレード設定となっている。
クーペモデルのトヨタGRスープラは、2.0LターボのSZが4,995,000円。同じく2.0LターボのSZ-Rの6,013,000円、3.0LターボであるRZの価格は7,313,000円だ。

Z4はオープンモデルなので、その分、高価になる傾向にあるものの、GRスープラの安価さが際立つ。コストパフォーマンスという視点では、やはりGRスープラがおすすめだ。
ただ、こうした個人の嗜好が大きく影響するスポーツモデルだけに、高価か?安価か?という価値判断は大きく異なるだろう。
Z4のようなオープンスポーツカーは、非常に数少ないモデルだ。それだけに、中古車市場も人気が高くリセールバリューも高いのが特徴だ。

燃費比較

ボルボ
XC40
Recharge

ボルボ XC40 Recharge
航続距離とハイブリッド燃費向上が重要

ボルボXC40 Rechargeの航続距離は、41㎞(WLTCモード以下同)。ハイブリッド燃費は14.0㎞/Lに止まっている。搭載されたエンジンは、1.5Lターボだ。
ボルボだけではないが、欧州PHEVはハイブリッド燃費が全般的に悪い傾向がある。ハイブリッドシステムの効率化が大きなテーマだ。
ひとクラス上のSUVである三菱アウトランダーPHEVは、2.4Lエンジンを搭載。EV航続距離は83㎞、ハイブリッド燃費は16.2㎞となっている。
航続距離は、搭載バッテリーの容量に依るが、車重2トン越えのアウトランダーPHEVのハイブリッド燃費と比べるとXC40 Rechargeは少々微妙な印象を受ける。

メルセデス・
ベンツ
GLB

メルセデス・ベンツ GLB
ガソリン車にはマイルドハイブリッドが欲しい

メルセデス・ベンツGLBの1.3Lガソリンエンジンの燃費は、13.4㎞/L(FF、WLTCモード)。2.0LディーゼルエンジンのGLB200d 4MATICは15.9㎞/L(4WD、WLTCモード)となっている。両エンジン共に良好な燃費値だ。ただ、電動化時代なので、ガソリン車にはせめて48Vマイルドハイブリッド機能くらいは欲しいところだ。

BMW
1シリーズ

BMW 1シリーズ
やや物足りない燃費値

直3 1.5Lターボを搭載する1シリーズ118i系の燃費は、13.7㎞/L(FF、WLTCモード以下同)となっている。熱効率の高いといわれている3気筒エンジンを使用しているがやや物足りない数値となっている。
2.0Lディーゼルを搭載する118d系の燃費は、16.7㎞/L。ライバル車であるメルセデス・ベンツAクラスの2.0Lディーゼルが19.2㎞/Lなので、かなり差が付いている。118d系の燃費値は、もう少し燃費性能をアップしたいところだ。

フォルクス
ワーゲン
ゴルフ

フォルクスワーゲン ゴルフ
マイルドハイブリッドで、少し燃費向上

フォルクスワーゲン ゴルフ8は48Vマイルドハイブリッド機能が効いており、先代モデルと比べやや燃費がアップしている。
ゴルフ8の燃費は、1.0Lターボが20.4㎞/L(FF、JC08モード以下同)。1.5Lターボが18.7㎞/Lとなっている。先代ゴルフ7の燃費は1.4Lターボが18.1㎞/Lだ。

しかし、マイルドハイブリッドなのでストロングハイブリッドのような劇的な燃費アップとはいかず、なんとも微妙な数値になっている。
また、コンパクトカーながら、使用燃料はハイオクガソリン。そのため、ガソリン代という視点では、ややコスト高になる。

BMW
Z4

BMW Z4
今後の燃費向上に期待

BMW Z4の燃費は、2.0Lターボを搭載する20i系が12.6㎞/L(FR、WLTCモード)。3.0LターボのM40iの燃費は11.6㎞/L(FR、WLTCモード)になっている。

スポーツカーであるZ4にも、今後の電動化技術が追加されることを期待したい。
また、Z4はフロントノーズが長いクルマながら、ホイールベースが短い。使い勝手面では、これがメリットでもあり、最小回転半径は5.2mと小さい。全長も短いので、駐車場などでの取り回しは楽。ただ、全幅が1,865mmもあるので、狭い道では少々扱いにくい。

走行性能比較

ボルボ
XC40
Recharge

ボルボ XC40 Recharge
しなやかなフットワークとモーター駆動による圧倒的な爽快感

ボルボXC40 Rechargeに搭載されたエンジンは、直3 1.5Lターボ。出力は180ps&265Nm。これに、やや小さめな82psのモーターが組み合わされている。通常は、モーターのみの走行だ。それほどパワフルなモーターではないので、EVのような力強さはないものの市街地走行では十分といった印象。
驚きなのは、このモーターに組み合わされているのは7速DCTだ。モーターは偶数段側とつながっている。そのため、EV走行では2速発進となる面白い設定。街中では、ほぼ2速固定で走行する。しかし、これだけユニークな仕組みながら、ハイブリッド燃費14.0㎞/L(WLTCモード)と微妙なのが少し残念だ。
アクセルをグッと踏み込むとエンジンが始動し、モーターとエンジンの出力が合算され262psとなる。これだけの出力があれば、とにかく速い。7速DCTもスムースだ。
元々XC40は、優れたハンドリングと乗り心地を誇っていた。PHEV化されても、それは健在。と言うより、より進化しているというべきなのか。よく曲がり乗り心地も良くなっている印象を受けた。大きく重い駆動用バッテリーをフロア中心にあるセンタートンネルに設置していることが効いているのだろう。重量バランスや低重心化にも貢献している。

メルセデス・
ベンツ
GLB

メルセデス・ベンツ GLB
もう少しパワー&トルクが欲しい

メルセデス・ベンツGLB180の1.3L直4ターボエンジンは、136ps&200Nm。2.0LディーゼルターボエンジンのGLB200d 4MATIC は150ps&320Nmとなっている。
約1620kgもの車重があるGLB180は、さすがに136ps&200Nmのエンジンでは、ややアンダーパワー感がある。余裕ある走りという訳にはいかないだろう。
一方、GLB200d 4MATICは約1810㎏という車重になり、GLB180より約200㎏も重くなっている。これだけ重いと、さすがに150ps&320Nmでも余裕タップリとは言いにくい。しかも、大人7人が乗車すれば、もう少しパワー&トルクが欲しいところだ。

フットワークは、とても穏やかだ。キビキビ感はないものの、重厚感あるゆったりとした大人の走りをみせる。最近では、ステアリング操作に対して、機敏に動くSUVが多い。大きく重いSUVにスポーティなハンドリングが必要かどうかは評価が分かれるところ。好みによるが、GLBはゆったりとした動きの方が、むしろSUV的でロングドライブでも疲れにくいと感じる。

BMW
1シリーズ

BMW 1シリーズ
FFでもキレキレのハンドリングは健在

BMW1シリーズのガソリン1.5Lターボの出力は、140ps&220Nm。とくに、パワフルという印象はないが、BMW製エンジンらしくダウンサイジングターボエンジンながら高回転まで気持ちよく回る。3気筒エンジンだが、振動もほとんどなくスムースだ。Aクラスよりも、若干パワフルだ。
2.0Lディーゼルの出力は、150ps&350Nm。最高出力は、クラス平均値だが最大トルクはV6 3.5L自然吸気ガソリンエンジン並み。低回転域から、グイグイと力強く加速する。高速道路などでは、余裕あるクルージングが楽しめる。
1シリーズは、このモデルからFF化された。走りの質が下がるのでは?と、心配されたが、FFでもBMWらしいキレがあるハンドリングは健在。MINIでのノウハウが生きていて、軽快感は抜群だ。ARB(タイヤスリップ・コントロール・システム)がフロントの駆動状況を瞬時に判断し、アンダーステアを消す方向い制御しているのが効いている。

フォルクス
ワーゲン
ゴルフ

フォルクスワーゲン ゴルフ
ややアクセルレスポンスが鈍い1.0Lターボ

フォルクスワーゲン ゴルフ1.0Lターボの出力は、110ps&200Nm。1.5Lターボは、グッとパワフルになり150ps&250Nmとなっている。この2つのエンジンには、13ps&62Nmという小さなモーターがプラスされる。
1.0Lターボは、直3エンジンだが振動は上手く抑えられている。ただ、1.0Lと絶対的な排気量が小さいこともあり、ストップ&ゴーが多い市街地や登り坂などでは力不足を感じる。これは、ターボラグによるもので、一旦、エンジンの回転が上がってしまえば、それほど気にならなくなる。
一方、1.5Lターボは排気量が大きいため1.0Lターボで感じた力不足は感じなかった。むしろ、全域で力強く高回転までパンチがある加速が続く。予算に余裕があるのであれば、1.5Lターボの方がお勧めだ。
新型ゴルフ8のハンドリングは、とても軽快。先代ゴルフ7と同じく、FF車であることをほとんど感じさせない。グリグリと良く曲がり、操縦安定性は極めて高い。スティング操作に対する反応もクイックでもダルでもなく、よい塩梅。自然なフィールが魅力だ。しかし、先代ゴルフ7からの進化度合いは、意外と小さく感じた。

BMW
Z4

BMW Z4
爽快で刺激的な走る楽しさを凝縮

BMW Z4の2.0L直4ターボエンジンの出力は、197ps&320Nm。スポーツカーとしては、ややスペック的には控えめな数値だ。十分に使いきれるパワーとトルクなので、扱いやすい。もちろん、エンジンの回転もスムースで、レヴリミットまで軽く吹き上がる。
また、直6 3.0Lターボエンジン搭載モデルより、フロントが軽いのも特徴。軽快感という点では、2.0Lターボが上回る。とくに、タイトなカーブでは、よりその差を感じる。
そして、直6 3.0Lターボエンジンの出力は、387ps&500Nm。もはや、2.0Lターボとは比べものにならないレベルの大出力を誇る。
エンジンの回転フィールも極上。アッという間にレヴリミットに達し、8速ATはスパスパとシフトチェンジを繰り返すし、超高速域へ達する。高回転域でもパワーの伸びが衰えることのないエンジンは、とても気持ちよい。
山道では、キレキレの走りでドライバーのテンションはMAXになる。正確無比なハンドリングで、自分の思い描くラインを見事にトレース。低重心化にこだわった設計もあり、超ハイスピードでもまるで路面に張り付いたような安定している。
また、50:50の重量配分もあり、ドライバーはクルマの中心にいるような感覚があり、クルマとの一体感も抜群だ。

乗り心地比較

ボルボ
XC40
Recharge

ボルボ XC40 Recharge
PHEV化され乗り心地も向上

ボルボXC40 Recharge T5 Inscriptionのタイヤサイズは、235/50R19となっている。CセグメントのSUVに19インチタイヤという選択するメーカーは数少ない。ボルボは、大径タイヤが好きなメーカーなのだが、少し前までは、その大径タイヤを生かしきれず、やや乗り心地が悪化していた。ところが、XC40ではCMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャ)と呼ばれる新プラットフォーム(車台)が採用された。これにより、ボディはより高剛性化され、サスペンションがよりよい仕事をするようになった。その結果、大径19インチタイヤでさえ、十分に履きこなしている。また、PHEV化による車重増も乗り心地によい影響を与えているようだ。
そして、リヤのマルチリンク式サスペンションは、小さな路面の凹凸をキッチリと吸収。マイルドハイブリッド車と同様に、突き上げ感の少ない乗り心地になっている。乗り心地的にもクラストップレベルの実力だ。

メルセデス・
ベンツ
GLB

メルセデス・ベンツ GLB
3列目以外は、まずまずの乗り心地

メルセデス・ベンツGLB180、GLB200d 4MATIC共に、乗り心地はまずまずで特に不満はない。ホイールベースが短いGLAは、ややドタバタしたリヤサスの動きを感じたが、GLBではあまり感じなかった。全般的の乗り心地はやや硬めでしっかり感がある。高速道路ではしっかりとボディの揺れを抑え込んでいて、さすがドイツ車といった印象だ。ただ、乗り心地が快適かという微妙で、クラス平均レベルといったところだ。
そして、3列目シートの乗り心地は、少し物足りない。しっかりとリヤサスの突き上げを感じる。3列目シートの足元や頭上スペースもかなりタイトなので、あくまで短距離移動用と考えることがよさそうだ。

BMW
1シリーズ

BMW 1シリーズ
Mスポーツ以外なら快適さが増す

BMW1シリーズは、全車ランフラットタイヤを履く。ランフラットタイヤは、パンクしても規定速度内なら一定の距離を走れるタイヤ。そうしたタイヤの特性上、硬いタイヤ特有のゴツゴツ感が伝わりやすい。
全般に硬めのサスペンションセッティングながら、Mスポーツ以外なら、それほどゴツゴツした感じはない。むしろ、乗り心地は良好だ。

ただ、BMW車で人気の高いMスポーツを買うと、乗り心地はさらに硬めになる。Mスポーツは、専用エアロや大径ホイールの他、専用スポーツサスペンションが装備されるからだ。専用スポーツサスペンションにより、BMWらしいよりシャープなハンドリングと高い速度での操縦安定性を高めている。操縦安定性よりも、乗り心地重視というのであれば、Mスポーツは選択肢から外した方が無難だろう。
また、頭にMの文字が入ったM135i xDriveは、さらに硬い。サーキット走行も可能なレベルにまで引き締められたサスペンションにより、タイヤのゴツゴツ感はアップ。ドライバーは不快なレベルではないものの、同乗者からはあまりよい評価はでないだろう。

フォルクス
ワーゲン
ゴルフ

フォルクスワーゲン ゴルフ
ビックリするくらいソフトな乗り心地に

フォルクスワーゲン ゴルフの乗り心地は、ビックリするくらいソフトになっていた。先代ゴルフ7は、やや硬めのゴルフらしい乗り味でキビキビ走る印象が強い。しかし、新型ゴルフ8では、とにかく当りがソフトになっている。路面の凹凸に優しい。フワッと路面の凹凸を吸収する印象を受ける。少しフワッとした快適な乗り心地が好みの人にとっては、とてもピッタリくるはずだ。もし、従来のようにカチッとした乗り心地が好みなら、Rラインを選ぶとよい。

BMW
Z4

BMW Z4
硬いがしなやか。デートカーにも使える快適な乗り心地

BMW車の多くは、ランフラットタイヤを装着している。ランフラットタイヤは、パンクしても規定速度内であれば一定距離を走行できるため、やや硬くゴツゴツ感ある乗り味になる。ところが、Z4は走行性能を優先したため、通常のラジアルタイヤを履いている。
そのため、Z4の乗り心地は意外と良好だ。もちろん、スポーツカーなので硬質な乗り心地ではあるが、路面の凹凸をガンガンとドライバーや車体に伝えることはない。サスペンションがしなやかに動き、路面の凹凸はしっかり吸収している。

また、Z4にはアダプティブMサスペンションが用意されている。3.0Lターボには標準。2.0Lターボはオプションだ。この機能は、サスペンションの減衰力をドライバーが決められる。コンフォートを選択すれば、さらに乗り心地が向上する。コンフォートでの乗り心地であれば、デートカーとしても使える。

内外装・デザイン比較

ボルボ
XC40
Recharge

ボルボ XC40 Recharge
ややカジュアルなスカンジナビアンデザイン

ボルボXC40の大きな魅力は、やはりデザイン。ドイツや日本のSUVは、迫力重視のイカツイ系デザインが多い。売れるデザインなので仕方がないが、画一的ともいえる。
ところが、他とまったく異なるデザインなのがXC40。スカンジナビアンデザインにより、ユニークさが際立っている。XC40はカジュアル感があるクリーンで上品な印象が強い。ドイツ&日本のイカツイ系デザインに慣れた日本人には、とても新鮮に見える。その上品さから、女性の評価が高いようだ。ファッショナブルな都会の景観のピッタリとマッチする都会派SUVといえる。

ただ、CセグメントのコンパクトSUVながら、ボディサイズは、全長 4,425×全幅1,875×全高1,660mmと、かなりワイドな全幅をもつ。狭い道では、気を使うサイズだ。しかも、最小回転半径は5.7mと大きい。トヨタの大型ミニバンであるアルファードと同等程度の最小回転半径なので、全長は短いのに狭い駐車場などでは、取り回しに少々苦労する。

メルセデス・
ベンツ
GLB

メルセデス・ベンツ GLB
古典的なSUVデザインを現代流にアレンジ

メルセデス・ベンツGLAとGLBは骨格やエンジンなど共通部分の多いが、デザインはまったく異なる。GLAのデザインは、今時のような塊感の強いスタイリッシュ系SUVデザインとなった。
GLBのデザインは、少し古典的なオフローダーの香りがするデザインだ。長いホイールベースを生かし、伸びやかなルーフでより大きく見せている。さらに、全体的にボリューム感があるデザインで、重厚感ある昔のSUV的なシルエットを生み出した。ただし、全体的に丸みを帯びていた、今時のデザインにアレンジされている。メルセデス・ベンツのクルマとしては、少し優しい顔にもなっている。

インテリアデザインもオフローダー的なデザイン要素をちりばめた。助手席のダッシュボードには、アシストグリップ風のデザインとなり、シフトノブ回りは太くタフネスがあるデザインとなっている。
おもしろいのは、こうしたオフローダー的テイストに、メルセデス・ベンツお馴染みのジェットエンジンのタービンを想わせるスポーティなエアアウトレットなどが加わる。こうすることで、メルセデス・ベンツらしい共通性やモダンな印象を与えている。

BMW
1シリーズ

BMW 1シリーズ
BMWらしいスピード感あるデザイン

BMW1シリーズは新型で大きくデザインの変化がみられた。先代BMW1シリーズは、コンパクトカーということもあり、女性を意識したような少し優しい顔つきでデビュー。
新型1シリーズでは、伝統のキドニー・グリルがより大型化された。中央部の上下がつながった新世代デザインで立体的な造形として、睨みの効いた4灯ヘキサゴナルLEDヘッドライトを装備した。先代1シリーズ以上に、迫力のある顔となった。顔だけ見ていると、Cセグメントのコンパクトカーとは思えないほどの存在感だ。

インパネデザインは、ほぼすべての操作系はドライバーに向けて傾斜が付けられ、まるでコックピット感あるデザインとなっている。まさに、運転するための空間デザインといった印象で、気分も盛り上がる。また、1シリーズにもフル液晶メーターが用意され、先進性や高級感がアップした。

フォルクス
ワーゲン
ゴルフ

フォルクスワーゲン ゴルフ
合理的なデザインが魅力

どんなに世代を重ねても、ひと目でゴルフと分からせるゴルフのデザイン。8代目となったフォルクスワーゲン ゴルフも伝統的な太いCピラーも受け継がれている。
フロントフェイスは、水平基調のグリルでワイド感をアピール。ゴルフ8では、ヘッドライトも薄型となり、顔全体が薄くなっている。合理的なデザインのため、空気抵抗数は先代のCd=0.30からCd=0.275へと大きく向上している。デザインも合理的なのは、いかにもゴルフらしい部分でもある。

インテリは、大きな変革が加えられた。水平基調のダッシュボートに、デジタルコックピットが採用されている。メーターは10.25インチの液晶パネル、その左側には10インチのタッチ式ディプレイがセットされた。ヘッドライトなど、多くのスイッチがタッチ系に移行している。今後はダイヤル式のコントローラーや優れた音声入力などもほしい。

BMW
Z4

BMW Z4
シャープなスピード感を表現したワイド&ロースタイリング

BMW Z4は、スポーツカーデザインのセオリーともいえるロングノーズ&ショートデッキなシルエットで、しかもワイド&ローなフォルムでもある。そのシルエットの中に、メッシュ・デザインを新採用した横長のキドニー・グリルや、切れ長で奥行きがあるLEDヘッドライトを装備。BMWらしい低く構え、睨みの効いたフェイスを生み出している。また、バンパー下部両サイドに大きく開いたエアダクトもボリュームがあり、視覚的な低重心フォルムを創り出している。
また、フロントフェンダー後方には、タイヤハウス内などのエアを整流し空気抵抗を軽減するエア・ブリーザーを装着。レーシングカー的な要素を加えた。デザイン的なギミックではなく、しっかりと機能に裏付けられたデザインだ。まさに、前進でスポーティさ表現している。
インパネデザインは、他のBMWより、ドライバー側に傾斜しているように見えるセンターコンソールをもつ。まさにコックピットといったデザインで操作性もよい。操作性にこだわり、あまりタッチパネル系を使わないところも高く評価できる。メーターもフルデジタルだ。ただ、通常とは逆の右に回るタコメーターには、慣れるまでかなり長い時間が必要かもしれない。

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ライター紹介

クルマ評論家 CORISM代表

大岡 智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員