低燃費が魅力のハイブリッド
ガソリンと電気を組み合わせて走行するハイブリッド車。それぞれを効率よく使い、通常のガソリン車より低燃費で走行できるのが特徴です。
ハイブリッドのメリットは?
ハイブリッドのメリットは、燃費が良く、ガソリン代を抑えられることです。特にガソリン代が高い時期や、長距離を走る人ほどそのメリットが大きくなります。また特に低燃費なクルマの場合、エコカー減税の対象になるなど税制優遇も受けられます。
ハイブリッドのデメリットは?
最大のデメリットは、ガソリン車と比べて車両代が高いこと。
コンパクトカーなら30〜40万円ほど高くなることが多いです。アルファードのような高価格のクルマの場合、100万円以上の価格差が出ることもあります。
ハイブリッドとガソリン車、どっちの方が得?
ガソリン価格やその人の走行距離によっても変わりますが、1年で8000〜1万km前後が一つの目安になるでしょう。これ以上の距離を走るなら、ハイブリッドも検討してみてください。
以下のページでも「どっちが得か」を具体的に試算しているので、ぜひ参考にしてみてください。
<関連記事>「どっちが得なの?」ガソリン車とハイブリッドの費用を比較
7人乗りハイブリッド全車種
7人乗りハイブリッドの展開がある国産車は、サイズ・ボディタイプごとにそれぞれで以下の通りです。(※商用車を除く)
コンパクトカー/コンパクトミニバン
コンパクトカーサイズで運転をしやすいのがこのタイプ。初めての3列シート車でも違和感なく乗れる反面、3列目は狭いので「非常用」「子ども用」と割り切る必要があります。
具体的には以下のような車種があります。
- トヨタ「シエンタ」
- ホンダ「フリード」
中型・大型ミニバン
「3人乗れる3列目」を求めるのであれば、中型以上のミニバン一択です。選択肢は以下の7台でしょう。
- トヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」(姉妹車)
- トヨタ「ヴォクシー」「ノア」(姉妹車)
- ホンダ「オデッセイ」
- ホンダ「ステップワゴン」
- 日産「セレナ」
- スズキ「ランディ」(セレナのOEM車)
※ホンダ「オデッセイ」は2021年12月に生産終了
車内の広さや荷物の載せやすさが魅力のミニバン。また低床フロアでスライドドアも装備しており、子どもや高齢者でも乗り降りしやすいです。
中型・大型のミニバンの場合、以前は後方の見にくさから「駐車が難しい」といわれていました。しかし最近では駐車支援システムが発達し、その難しさがかなり解消されています。
SUV
最近ではラインナップが増えているSUVですが、3列シート7人乗りに対応している車種はまだ少ないです。
- 日産「エクストレイル」
- レクサス「LX」
- 三菱「アウトランダーPHEV」
※ホンダ「CR-V」は2022年8月に生産終了
SUVはスタイリッシュな見た目に加えて、視点が高く、運転していて楽しいのも嬉しいポイントです。ただしミニバンと比べて3列目が狭く、「子ども用」「非常用」程度しか使えないことがほとんどなので、注意しましょう。
なお三菱「アウトランダーPHEV」は、厳密にはハイブリッドではありません。PHEVなので電気だけでも走ることができ、充電がなくなったらガソリンも使ってハイブリッドとして走行します。外部充電できることも特徴です。
<関連記事>PHEVとは?メリットやデメリット、他の車種との違いも確認
<関連記事>7人乗りSUV全車種一覧&おすすめ人気ランキング
7人乗りハイブリッドのおすすめランキング
2022年はミニバンを中心にモデルチェンジした車種が多く、燃費性能、走行性能、安全装備などが充実しました。7人乗りハイブリッド車の中でも人気と実力を兼ね備えたおすすめ車種のランキングは、以下の通りです。
順位 | 車種名 | 新車時価格 | 中古車相場 | 最高燃費 (WLTCモード) |
---|---|---|---|---|
1位 | トヨタ「ヴォクシー」 | 309万円~396万円 | 6万円~496万円 | 23.0㎞/L |
トヨタ「ノア」 | 267万円~389万円 | 5.8万円~489万円 | 23.4㎞/L | |
2位 | 三菱「アウトランダーPHEV」 | 462.1万円~548.6万円 | 99.7万円~648.6万円 | 16.6㎞/L |
3位 | トヨタ「アルファード」 | 319.8万円~1514.1万円 | 39.8万円~1507.3万円 | 14.8㎞/L |
4位 | 日産「セレナ」 | 276.9万円~479.8万円 | 5万円~430万円 | 20.6㎞/L |
5位 | ホンダ「ステップワゴン」 | 299.9万円~384.7万円 | 5万円~484.7万円 | 20.0㎞/L |
6位 | トヨタ「シエンタ」 | 195万円~310.8万円 | 5万円~379.5万円 | 28.8㎞/L |
7位 | 日産「エクストレイル」 | 319.9万円~504.7万円 | 9.8万円~549.9万円 | 19.7㎞/L |
(※上記の新車価格、中古車相場はガリバーが集計し自動車カタログページに掲載しているものです。情報は作成時点のものであり、今後変動する可能性があります。)
1位 トヨタ「ヴォクシー」「ノア」
※上記画像はヴォクシーです
- 新車時価格:309万円~396万円(ヴォクシーの場合)
- 中古車相場:5万円~496万円(ヴォクシーの場合)
- 全長4,695mm×全幅1,735mm×全高1,895-1,925mm(ヴォクシーの場合)
1位にランクインしたのは2022年1月にフルモデルチェンジしたヴォクシーとノア。人気のミドルサイズミニバンであり、国内トップクラスの安全性能を誇ります。ハイブリッド車は燃費性能を向上させつつ走りの力強さも増しており、特におすすめです。
ヴォクシーとノアは姉妹車で性能等はほとんど変わりませんが、実はノアの方がわずかに低燃費です。またこれまではヴォクシーの方が圧倒的に人気ですが、現行モデルでは両者の人気ぶりが拮抗しています。デザインと燃費からどちらにするかを決めるのも良いでしょう。
<関連記事>どう変わった?トヨタ「ヴォクシー」「ノア」新旧モデル比較
2位 三菱「アウトランダーPHEV」
- 新車時価格:462.1万円~548.6万円
- 中古車相場:99.7蔓延~648.6万円
- 全長4,710㎜×全幅1,860㎜×全高1,740-1,745㎜
2位は三菱のアウトランダーPHEV。人気面ではヴォクシーに一歩及びませんが、その性能は折り紙付きです。スポーツカーのような走りと、快適な乗り心地を兼ね備えています。また電気だけでも83km(4WD、WLTCモード)走行できるので、普段使いならガソリンもほとんど必要ないでしょう。補助金を上手く活用すれば購入価格もそれなりに抑えられます。
クルマとしては中古で初代を買うのもおすすめですが、7人乗りが追加されたのは2021年10月のモデルチェンジでのこと。そのため中古車で購入を検討する場合は年式や定員をしっかり確認しましょう。
<関連記事>専門家が選ぶ予算200万円でおすすめの中古SUV5選
3位 トヨタ「アルファード」
- 新車時価格:319.8万円~1514.1万円
- 中古車相場:39.8万円~1507.3万円
- 全長4,945-4,950mm×全幅1,850mm×全高1,935-1,950mm
モデル末期でありながら、押しもされぬ人気車のアルファード。高級感漂う内外装と、8人が乗っても広々としている快適空間が魅力です。
ボディサイズが大きいので「燃費抜群」とはいえませんが、最高で14.8㎞/L(WLTCモード)という数値はサイズを考えれば決して悪くありません。2018年のマイナーチェンジ以降は安全性能も向上しました。
価格の高さがデメリットのアルファードですが、その分だけリセールバリューも高いです。また2023年にはモデルチェンジをしてさらに車両価格が高くなる可能性もあるので、中古も含めて検討してみてください。
<関連記事>「ヴォクシー」と「のアルファード」、中古で買うならどっち?
4位 日産「セレナ」
- 新車時価格:276.9万円~479.8万円
- 中古車相場:5万円~430万円
- 全長4,690-4,765mm×全幅1,695-1,715mm×全高1,870mm
2022年11月末にモデルチェンジしたばかりのセレナ。車内空間が広くなり、シートアレンジもしやすくなりました。特に今回のモデルチェンジでは、ユーザーからの要望が多かったフルフラットの快適さにこだわっています。2列目と3列目を倒せばマットレス無しでも寝られる快適空間が登場。車中泊をする人にとってありがたい機能です。
日産独自のハイブリッド技術e-POWER搭載車では、最高燃費20.6㎞/Lとヴォクシー、ノア以上の数値です。しかもヴォクシーやノアのハイブリッド車より低価格なので、両者を併せて検討すると良いでしょう。また中古の場合、型落ちしたモデルの登録済み未使用車が多く出回っています。こちらもぜひチェックしてみてください。
<関連記事>日産セレナも!専門家が選ぶ100万円以下のおすすめ中古ミニバン5選
5位 ホンダ「ステップワゴン」
- 新車時価格:299.9万円~384.7万円
- 中古車相場:5万円~484.7万円
- 全長4,800-4,830mm×全幅1,750mm×全高1,840-1,855mm
ステップワゴンも2022年5月にフルモデルチェンジをしたばかり。ヴォクシーの迫力系のデザインに比べて、プレーンで馴染みやすい印象です。サイズは先代よりも大幅に大きくなり、ライバルのヴォクシーやセレナより一回り大きくなっています。
ステップワゴンの良いところは、ファミリーユースをしっかり意識して造られている点です。子どもが手を置きやすい部分に撥水・撥油性の素材を用いたり、シートアレンジがしやすいよう2列目の可動域を大きくしたりしています。以前は観音開きだったバックドアもスイッチ一つで調整できる大型バックドアに変わっています。
<関連記事>モデルチェンジで何が変わった?ホンダ「ステップワゴンスパーダ」新旧比較
シエンタやエクストレイルも魅力的
6位にランクインしたシエンタは、コンパクトカーサイズのミニバンです。ミニバンとしては3列目が狭いので、「普段は5人以下で乗る」「子ども用」といった目的で3列にするのがおすすめ。2022年夏にモデルチェンジし、燃費性能や快適性が向上しています。ファミリーカーとしては、型落ちした先代モデルも人気です。
<関連記事>先代シエンタもランクイン!ファミリーカーおすすめ5選
7位にランクインしたエクストレイルも2022年夏にモデルチェンジをしています。オフロード性の高さ、撥水加工シートを装備したモデルを用意するなど、アウトドアでの使い勝手をしっかり考慮しています。また7人乗りモデルには高速走行時の自動追従機能プロパイロットも標準装備されています。
<関連記事>走行性・乗り心地が進化!日産「エクストレイル」新旧モデル比較
生産を終了した中古車でも低燃費なクルマを買える
今回のランキングでは新車で購入できるクルマを紹介しましたが、既に生産を終了しているクルマでも、低燃費なハイブリッド車は多くあります。
- トヨタ「エスクァイア」(最高燃費19.8㎞/L)
- トヨタ「プリウスα」(最高燃費20.7㎞/L)
- ホンダ「オデッセイ」(最高燃費20.8㎞/L)
クルマにかかるお金で最も大きな割合を占めるのは車両価格。特にハイブリッド車は新車で買うと高価格になりやすいので、こうした生産終了の車種も含めて、気に入ったクルマを中古で購入するのも一つの手段です。
ガリバーでは生産終了のクルマや型落ちしたモデルも含めて中古車のご案内をしています。「7人乗りでコスパの良いオススメ中古車はある?」など、お気軽にご相談ください。
アルファードハイブリッドのカタログ情報
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- 現行モデル
- 令和5年6月(2023年6月)〜現在
- 新車時価格
- 620.0万円〜872.0万円
アルファードハイブリッドの在庫が現在93件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。