この記事の目次 CONTENTS
非日常の代名詞であるオープンカー
メリットとデメリット
レクサスのオープンカー全車種
新車で買える「レクサスLCコンバーティブル」
見つけやすく買いやすい「レクサスIS C」
中古車在庫も希少な「レクサスSC」
他メーカーにも魅力的なオープンカー

ライター紹介

CAR-TOPICS編集長

村田 創 氏

大学卒業後新車ディーラーにて5年勤務。その後、中古車のガリバーへ入社。車一筋20年以上のベテランが新車から中古車まで幅広く解説します。

非日常の代名詞であるオープンカー

屋根がない、または屋根が開閉できるために、風を感じながらのドライブが楽しめるオープンカー。「コンバーティブル」「カブリオレ」「ロードスター」とも呼ばれます。

昔は全く屋根がないオープンカーも多かったのですが、最近はほとんどの車種に収納や折りたたみができる屋根が付いています。その屋根も、ソフトトップと呼ばれる布製のものだけでなく、アルミなどの硬い素材で作られたハードトップも増えてきています。

そのため、以前は「高温多湿の日本では使いにくい」と言われていたオープンカーですが、今や「日常使いもできて、かつ季節が良いときにはオープンにして楽しめる」クルマになっていると言っていいでしょう。

メリットとデメリット

そんなオープンカーには以下のようなメリットとデメリットがあります。

【メリット】
・開放感がある
・注目を集めることができる
・持っているだけで満足感が味わえる
・他の人とクルマがかぶることが少ない

【デメリット】
・人や荷物をあまり載せられない
・ほこりやゴミが車内に入る
・トンネルでは騒音や排気ガスが気になる
・価格が高いことが多い

レクサスのオープンカー全車種

レクサスIS_外観_後ろ

レクサスでは、これまでに以下の3種類のオープンカーを販売しています。

【現在販売中】
・2020年~ レクサスLCコンバーティブル

【販売終了モデル】
・2009年~2014年 レクサスIS C
・2005年~2010年 レクサスSC

高級輸入車メーカーに比べるとラインナップは少ないものの、それぞれに特徴があり、予算や使い方に合わせて選ぶことができます。

新車で買える「レクサスLCコンバーティブル」

レクサスLCコンバーティブル_外観

・全長4,770mm×全幅1,920mm×全高1,350mm
・新車価格:1500万円~

2020年7月に日本国内でも販売が開始されたレクサスLCコンバーティブル。現在新車で販売されているラインナップとしては唯一のオープンカーです。

そのシルエットはかなりの「ワイド&ロー」で、いかにも高級スポーツカーといった雰囲気。使われている素材も高級感たっぷりで、エクステリアの色は11色から、内装の色は3色で選ぶことができます。

最近はハードトップを採用しているクルマも多い中、レクサスLCコンバーティブルはソフトトップ(幌)を採用。その分だけ車体が軽く、また美しいシルエットを実現しています。ソフトトップだと心配な騒音についても、吸音材を組み合わせて静粛性を高めています。

当面の購入はディーラーへ

まだ発売されたばかりのレクサスLCコンバーティブル。そのため中古車として流通するまでにはあと数年かかるでしょう。「すぐにでも欲しい」という場合にはディーラーで新車を選ぶのがオススメです。

「1500万円は手が届かないが、いつか買いたい」という人は、入荷したらいち早く連絡が貰えるように、優先連絡サービスなどに登録しておくのがオススメです。ガリバーでも希望条件の登録を承っておりますので、お気軽にご利用ください。

見つけやすく買いやすい「レクサスIS C」

レクサスIS C_外観

・全長4,635mm×全幅1,795mm×全高1,415mm

レクサスのミドルセダンであり、セダンの中でも屈指の人気モデルであるレクサスIS。その2代目が販売されていた時に、オープンカーモデルであるレクサスIS Cも販売されていました。

セダンのレクサスISは5人乗りですが、オープンカーであるレクサスIS Cは4人乗り。格納式のハードトップを備えており、屋根の開閉が静かで早い点が海外でも高く評価されています。

また日本人に嬉しいのは、1800㎜を越えない全幅。1800㎜を超えると停車できない駐車場がある日本の交通事情を考えると、非常に重要なポイントです。これは、現在もレクサスISのセダンが人気である理由の一つでもあります。

中古車の在庫も見つけやすい

2014年に新車での販売が終了しているレクサスIS C。そのため、購入するとなると中古車一択になります。ただし販売終了をしたのが比較的新しいこともあり、走行距離も短く、状態が良い車両も多いのが特徴です。

年式により価格は大きく異なるものの、平均すると200万円台前半。状態が非常に良い車両だと、300万円台前半が相場です。実際の車両を見ると「思っていた以上にキレイ」ということも多いので、まずはお店でクルマを見てみることをお勧めします。

中古車在庫も希少な「レクサスSC」

レクサスSC_外観

・全長4,535mm×全幅1,825mm×全高1,355mm

セダンが多いレクサスラインナップにおいて、クーペ/オープンカーのためだけの車種だったレクサスSC。日本では未発売だった初代はクーペでしたが、2代目は自動開閉式のハードトップを備えたオープンカーに変わりました。

流れるような外見とスポーティーな走りを実現するために、車高が非常に低いのが特徴。先にご紹介したレクサスIS Cと比べても、全幅や全長はレクサスSCの方が大きいにも関わらず、全高はコチラの方が低いのです。

10年前のクルマのため、価格も200万円未満の車両が多く非常にリーズナブルなのは、これから購入を考える人には嬉しいポイントです。

状態が良い車両は徐々に減っている

このレクサスSCも既に販売終了しているため、購入するとなると中古車以外の選択肢はありません。

古いクルマではありますが、レクサスというブランドやオープンカーという性質上、年式の割には走行距離が短く、非常に丁寧に手入れされていることが多いです。そのため、中古車だからといって過剰な心配は不要でしょう。

他方で、販売終了から時間が経っているため流通量が少ないのもまた事実。それでも「希望の色で」「年式はこれくらいまで」など条件を加えていくと、なかなか思い通りの一台が見つかりにくくなってきています。

そのためレクサスSCのオープンカーが欲しい場合は、あらかじめ希望条件をご登録いただくことをお勧めします。お客様の条件に合うクルマを探すのはもちろんのこと、入荷したら優先的にご連絡をしています。

他メーカーにも魅力的なオープンカー

現在、レクサスのオープンカーは中古車でしか手に入りませんが、オープンカーについては、海外の自動車ブランドからも良いクルマが数多く発表されています。日本メーカーよりもオープンカーのモデルが多く、サイズや乗車人数に選択肢があるのが魅力です。

MINIのコンバーティブル、メルセデス・ベンツのCクラス、BMWの2シリーズなど、レクサスのオープンカーと近い価格帯のモデルも数多くありますので、海外ブランドも併せて検討してみることをお勧めします。

ガリバーには、通常の「ガリバー」ブランドのお店の他に、輸入車専門店である「リベラーラ」というお店もあります。また「レクサスとBMWどっちがいい?」といったご相談にも、メーカー横断でアドバイスすることができますので、まずはお気軽にご利用ください。