ボディタイプ別おすすめランキング2017

ボディタイプ別おすすめランキング2017

車種選びにお悩みの方へ。コリズム編集長で車評論家の大岡氏に、
この秋新車でおすすめのSUVを聞きました。

  • SUV ランキング ベスト1 三菱 アウトランダーPHEV

    SUV ランキング ベスト1 三菱 アウトランダーPHEV

    三菱 アウトランダーPHEV

    三菱アウトランダーPHEVは、2017年2月に改良を施し、先進予防安全装備である「e-Assist(イーアシスト)」が進化。今まで歩行者は検知できなかったが、歩行者知式の自動ブレーキが用意されたことで、一段と安全性能が向上した。また、構造用接着剤を使いボディ剛性をアップ。そのボディに、ビルシュタイン製ダンパーを装備した「S Edition(Sエディション)」を新設定。従来のアウトランダーPHEVは、乗り心地重視の柔らかめの足回りだったが、スポーティな走りにも対応。PHEVの気持ち良い走りをより一層楽しめるようになった。

  • SUV ランキング ベスト2 マツダ CX-5

    SUV ランキング ベスト2 マツダ CX-5

    マツダ CX-5

    マツダCX-5は、2017年2月にフルモデルチェンジし2代目となった。プラットフォーム(車台)は、先代モデルのものを継承。しかし、随所に改良が加えられ、先代モデルとはまるで違うクルマのように思えるほど深化している。420Nmを誇る2.2Lクリーンディーゼルエンジンは、数々の制御が加えられ、静粛性が非常に高く振動も少ない。また、安全性能は歩行者検知式の自動ブレーキを含む先進予防安全装備が全車標準装備化され、どのグレードでも高い安全性能を誇る。

  • SUV ランキング ベスト3 日産 エクストレイル ハイブリッド

    SUV ランキング ベスト3 日産 エクストレイル ハイブリッド

    日産 エクストレイル ハイブリッド

    日産エクストレイルハイブリッドは、2017年6月にマイナーチェンジした。外観デザインは、Vモーショングリルが太くなり、より力強い顔になった。注目はやはり「プロパイロット」の搭載だ。プロパイロットは、同一車線内を先行車に追従。車線維持、アクセル&ブレーキ操作は、ほぼ自動で行う。渋滞時のストップ&ゴーの繰り返しによるドライバーの疲労軽減や追突リスクも軽減できる機能だ。従来のモデルは、こうした機能がなかったので、よりロングドライブが楽になる。

目次

オススメランキングの3台を比較

SUVランキングベスト3 の 燃費・価格

アウトランダー
PHEV

アウトランダーPHEVは、外部からの給電を受けて電力を蓄え通常時はEV走行。電力が無くなるとガソリンで発電しEV走行する。バッテリーがフル充電されていれば、カタログ値では60.2㎞の距離をEV走行可能だ。安価な深夜電力を使えば、ガソリン車よりかなりリーズナブルに走行が可能。通勤や送迎などクルマを毎日短距離で使う場合、ほとんどガソリンを使用することがないので、かなり経済性は高い。また、ロングドライブ時で電力が無くなっても、ハイブリッドモードでは19.2㎞/Lという低燃費を誇る。この大きさのSUVの燃費値としては、かなり優秀。EV走行時はCO2の排出はゼロなので、環境にも優しい。こうしたPHEVは、今後の主流となるだろう。

CX-5

CX-5には、2.2Lクリーンディーゼルエンジンが搭載されている。燃費はFF(前輪駆動)車で18.0㎞/Lを誇る。ハイブリッド車などと比べると、若干燃費は落ちる。しかし、使用する燃料が軽油だ。軽油はレギュラーガソリンよりも20円/L前後も安価。そのため、燃料費にすると、ハイブリッド車と同等、乗り方によってはそれ以上という経済性を誇る。また、新車購入時の取得税や重量税などが免税、自動車税の減税、補助金などのメリットも大きい。CX-5には、ガソリン車の設定もある。燃費はFF車の2.0Lが16.0㎞/L、2.5Lが14.8㎞/Lと平均的な数値となっている。

エクストレイル
ハイブリッド

エクストレイルハイブリッドの燃費は、FF(前輪駆動)車で20.8㎞/L(FF)とまずまずの燃費値だ。対してガソリン車の燃費は、FF車で16.4㎞/Lと平均的な数値となっている。この数値を比べると、その差は4.4㎞/Lしかない。20Xグレードの単純比較だと、価格差は約34万円。ハイブリッド車のエコカー減税の恩恵がやや多いとはいえ、実質28万円前後の価格差となる。よほど距離を走る人でないと、燃費の良さで価格差分を回収することは難しい。また、ハイブリッド車の方が、リセールバリューが高い傾向になる。このリセールバリュー分を含めても、価格差分を取り戻すことができるかできないか、といったところだろう。ただ、ハイブリッド車の方が、ガソリン車に比べより静粛性や乗り心地面で上質だ。

SUVランキングベスト3 の 装備・使い勝手

アウトランダー
PHEV

アウトランダー PHEV アウトランダー PHEV

アウトランダーPHEVは、大容量のリチウムイオン電池を搭載している。このリチウムイオン電池の電力量は膨大で、満充電で一般家庭の1日分の電力量に相当する。そして、エンジンで発電した電気を使えば、最大10日分相当の電力を供給できるのだ。電力供給は、1500w以下のAC100V電源が使える。このコンセントを使えば災害時だけでなく、キャンプなどのアウトドアで家電製品を屋外で使えるなど、非常に便利な機能だ。ただ、この電源は一部グレードにオプション設定となっているため、積極的に選びたい装備だ。そして、毎日の使い勝手面で評価したいのは、5.3m小さな最小回転半径だ。マツダCX-5でも5.5m。5ナンバーミニバンなども5.5m前後なので、これだけ大きなクルマながら、意外と小回りが効き扱いやすい。

CX-5

CX-5 CX-5

車内でスマートフォンなどの端末を移動中に充電するのは、もはや当り前になっている。ただ、前席に1つが一般的で、気が利いている車種で2つといったところ。その点CX-5には、前席に2つ後席にも2つの充電できるUSB端子が用意されており、乗員4人が同時に充電できる環境が整っており、思ったより便利な機能だ。また、CX-5には電動パーキングブレーキが採用されていて、オートホールド機能がある。この機能は、信号などで一時的に停車しなくてはならない状況下でも、ブレーキペダルから足を離しても停車を維持してくれる。

エクストレイル
ハイブリッド

エクストレイル ハイブリッド エクストレイル ハイブリッド

エクストレイルハイブリッドは、荷室にハイブリッド用のバッテリーを設置するため、荷室はやや狭い。ガソリン車は550Lとクラストップレベル。また、マイナーチェンジではガソリンの2列シート車は、リヤシートを4:2:4分割とした。長尺物などの積載性を向上させている。また、ガソリン車には3列目シートがあり7人乗車が可能だ。さらに、防水シートや防水加工フロアが採用されていて、濡れたものを車内に持ち込んでも清掃が容易。荷室には防水ラゲッジボードがあり、これも汚れを気にせず使える。20X系のグレードには、リモコンオートバックドアが標準装備。両手がふさがっている状態でも、リヤバンパー下の指定場所に足を出し入れすると、自動でバックドアが開く機能が用意されている。荷物の多いレジャーを楽しむ人には、便利な機能だ。

SUVランキングベスト3 の 走行性能・乗り心地

アウトランダー
PHEV

アウトランダー PHEV アウトランダー PHEV

アウトランダーPHEVは、大きくて重いリチウムイオン電池をフロアに設置。そのため、背の高いSUVながら、かなり低重心化されている。基本的に乗り心地重視の柔らかな足回りなのだが、重心が低いこともありカーブなどでは意外なほど安定して走れる。ボディ剛性をアップし、ビルシュタイン製サスペンションを装着したSエディションは、硬めのセッティングになっていることから、かなりスポーティな走りを披露。従来の乗り心地重視系に不満があるのなら、Sエディションなら十分に満足できるだろう。また、基本的にEVで走るため、アクセル操作に対してトルクが素早く立ち上がりレスポンスが良い。このレスポンスの良さとトルク感のある走りはEVならではのものだ。

CX-5

CX-5 CX-5

CX-5に搭載された2.2Lクリーンディーゼルエンジンは、フルモデルチェンジで一気に進化した。アクセル操作に対するレスポンスを向上させる「DE精密過給制御」、ノック音を低減する「ナチュラル・サウンド・スムーザー」、ノック音の発生そのものを極限まで抑制する「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」という新技術が採用され完成度は高まった。走行中の車内にいると、ガソリン車以上の静粛性と感じるほどだ。そして、乗り心地と快適性も大幅に向上。ラグジュアリー感ある内装も含め、1クラス上のSUVに乗っている感覚になる。また、420Nmという大トルクは、余裕ある走りを見せつける。それでいて、低燃費で軽油を使うことから燃料費も安くなるのだから、経済性も高い。4WD車機能も随分と進化していて、タイヤが滑りだす前にセンサー類で察知し早めに後輪のトルクを増やすなど、非常に安定した走破性を誇る。4WDであってもあまり燃費が落ちないというのも魅力だ。

エクストレイル
ハイブリッド

エクストレイル ハイブリッド エクストレイル ハイブリッド

エクストレイルのハイブリッドシステムは、1モーター2クラッチ式と呼ばれるものだ。ダイレクト感のあるハイブリッドシステムといえる。エクストレイルハイブリッドのモーターは、それほど大出力を誇るものではないが、走行フィーリングは良好。発進加速での力強さはもちろんのこと、一旦アクセルを抜いてからの再加速。アクセルを踏むと、瞬時にモーターのトルクが立ち上がりクルマを前に押し出し。わずかに遅れてエンジンのトルクが加わる。アクセル操作に対しての反応が良いので、気持ちの良い走りになる。速いというよりは、2.5Lクラスのガソリン車の余裕を感じるといったところだ。また、ハイブリッド化にともない、ボディ剛性もアップしていることから、乗り心地もガソリン車に対して向上している。静粛性も高められていて、上質さを感じる。ただ、ゴムを踏んだような協調回生ブレーキのフィーリングには慣れが必要だ。

SUVランキングベスト3 の デザイン

アウトランダー
PHEV

アウトランダー PHEV アウトランダー PHEV

アウトランダーPHEVは、2015年にマイナーチェンジした。このマイナーチェンジで、三菱車の新しいフロントフェイスの考え方である「ダイナミックシールド」が採用された。ワイド感と押し出し感、そして威圧感を前面に押し出し、従来のモデルとはまったく異なるデザインとなった。マイナーチェンジ前の顔は、個性的だが優しい顔だった。しかし、全世界的に押し出し感の強い威圧系の顔が好まれる傾向にあり、アウトランダーPHEVもそうした方向性に舵を切り、結果、大成功となった。この顔になってから、ガソリン車も売れ出したという。

CX-5

CX-5 CX-5

CX-5は、先代のプラットフォーム(車台)を使っている。プラットフォームが同じだと、デザインも同じ傾向になるパターンが多いものであるが、。リヤまわりのデザインこそ先代モデルのイメージを色濃く残しているものの、フロントフェイスは随分違った印象になった。立体感を強めたシグネチャーウイングなど、やや彫りの深い顔になっている。また、グリルはとにかく大きくなった。グリルのフレームも見る角度により、細く見えたり太く見えたりと、色々な表情を見せてくれる。インテリアは、水平基調で広さと力強さをアピールする。質感もかなり向上していて、ラグジュアリーSUV感たっぷりのインテリアに仕上がっている。

エクストレイル
ハイブリッド

エクストレイル ハイブリッド エクストレイル ハイブリッド

エクストレイルは、2017年6月にマイナーチェンジし、全体的により洗練されたデザインとなった。ひと目でわかるのがフロントフェイスだ。日産デザインの象徴であるVモーショングリルが、かなり太くなり力強さが増している。SUVらしいたくましさを感じるデザインだ。そして、ヘッドライトも変更されている。リヤのコンビネーションランプは、バルブからLEDへ変更。カバーそのものも欧州車っぽいスモーク系のカラーへ変更された。リヤビュー全体が、ギュッと引き締まった感じが出て洗練された印象になっている。また、ボディカラーには鮮やかなプレミアムコロナオレンジを採用。SUVらしからぬボディカラーのように感じるが、なかなかよく似合っている。そして、従来のモデルと同様に、ラグジュアリー感をアップしたモードプレミアと、オフローダー的にまとめたエクストリーマーX、スポーティなニスモ、と異なるキャラ違いのデザインが選べるのもエクストレイルの魅力の一つだ。

知って
得する

SUV ランキングベスト3 の 新車値引き交渉術

エクストレイルとCX-5、そしてスバル フォレスターは、クラスも同じで直接のライバル関係にある。どの車種を購入する場合でも、必ず他2台のモデルと競合させることが基本中の基本となる。見積りを取る場合、本命車種は最後にすることが重要。本命と悟られないように、条件に合うのなら購入を考える程度で商談を始めるといい。本命だとわかると、値引きがシブくなるからだ。ただ、CX-5は値引きゼロ戦略を行っている。そのため、CX-5から大幅値引きを引き出すのはなかなか難しい。

値引きするなら6~7月ボーナス商戦、9月の半期末などの繁忙期を狙え!

ライバル車と競合させることはもちろんだが、年度末の2~3月、6~7月のボーナス商戦、9月の半期末などの繁忙期を狙うことも重要だ。エクストレイルもマイナーチェンジ直後だが、他2車と競合となるのであれば、値引き対応するしかない状況。フォレスターもモデル末期なので、勝負に出てくる可能性が高い。

アウトランダーPHEVライバルはハリアー、CX-8など

アウトランダーPHEVは、やや価格帯が高いので直接のライバルはトヨタ ハリアーや、2017年秋に登場する予定のマツダCX-8、フォルクスワーゲン ティグアンなどと競合させるといいだろう。国内の三菱販売は、もはやアウトランダーPHEVの1本足打法状態なので、大幅値引きで勝負に出てくる可能性が高い。このモデルも、あくまで他のモデルのついでに見に来た、程度で商談するといい。

損をしないために買取店での査定を!

マツダや日産、三菱の商談では、下取り車の処理は非常に重要だ。日産はともかく、マツダと三菱は、下取り車の再販能力に欠ける。そのため、下取り価格は高値が提示しにくい環境にある。そのまま下取り車に出すと、かなり損する可能性も高い。損をしないためには、中古車マーケットの状況をリアルタイムに反映させて買取価格を決める買取り店へ必ず行って査定したい。今の車の価値を知ることでディーラーの下取り価格と比較するといい。最終的に、最も高額を付けたところに売ればいいだけだ。

オススメランキングの3台を調べる

三菱 アウトランダーPHEV

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
332.4万円〜478.9万円
■中古車相場:
210万円〜318万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
-
他の車種と比較

マツダ CX-5

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
246.2万円〜352.6万円
■中古車相場:
171.8万円〜320.1万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
約6,222円
他の車種と比較

日産 エクストレイル ハイブリッド

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
219.8万円〜366.6万円
■中古車相場:
99.8万円〜108万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
約6,394円
他の車種と比較
※ 燃費は国土交通省発表平成26年3月発表自動車燃費一覧よりJC08モードの数値から掲載しています。
※ ガソリン価格は一律120円で算出しています。
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