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ホンダ フィット
ホンダ フィットは、2017年6月にマイナーチェンジを行った。このマイナーチェンジで、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備「ホンダ センシング」が用意された。さらに、ボディ各所に補強を追加。操縦安定性や乗り心地を向上し、静粛性も高まりクラストップレベルの総合力をもつ。
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日産 ノートe-POWER
日産ノートは、2016年11月に電気自動車であるリーフの駆動用モーターを使ったシリーズハイブリッド車であるノートe-POWERを投入。エンジンは発電のみとなり電力を供給しモーターだけで走行する。燃費は、クラストップレベルの37.2㎞/Lを達成した。リーフと同じモーターを使ったことで、ノートe-POWERの最大トルクは254Nmとなった。コンパクトなボディに、自然吸気2.5Lガソリンエンジン並みの最大トルクをもつため、かなり力強い走りとなり、モデル末期ながら大ヒットとなった。
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マツダ デミオ
マツダデミオは、2017年4月に改良。この改良で、自動ブレーキを含む先進予防安全装備「i-ACTIVSENSE」(アイアクティブセンス)を全車に標準装備化した。自動ブレーキは、今時、歩行者も見分けられない旧式で褒められたものではない。しかし、車線変更時に後側方からの接近する車両を検知し警報を発するブラインド・スポット・モニタリング、AT誤発進抑制制御など複数の安全装備が標準装備化された。また、クラス唯一の1.5Lクリーンディーゼルエンジンを搭載。力強い走りと低燃費を両立している。
目次
オススメランキングの3台を比較
コンパクトカー国産車ランキングベスト3 の 燃費・価格
フィット
フィットは、マイナーチェンジでさらに燃費性能を向上。ハイブリッド車は、37.2㎞/Lとクラストップレベルの燃費値となった。実際の売れ筋グレードの燃費は34.0㎞/Lとなる。フィットだけでなく、装備を簡素化したり、燃料タンクを小さくするなど、ほとんど誰も買わないようなグレードを設定し、各社燃費を争っている状況。もはや、顧客不在の燃費競争だ。他メーカーも売れ筋グレードの燃費は34.0km/L前後となる。ホンダセンシングが標準装備化されたことで、価格もやや上昇。売れ筋のハイブリッドL ホンダセンシングの価格は2,079,000円となり、200万円の大台を超えている。ガソリン車の燃費もなかなか良好。1.3L車で最も良い燃費のグレードでは24.6㎞/Lとなっている。また、1.5L車は22.2㎞/Lとなる。
ノート
e-POWER
ノートe-POWERのエントリーグレード「S」は、他車と同じように燃費値をアピールするためのおとりグレード。37.2㎞/Lとクラストップレベルとなるが、エアコンレスや自動ブレーキレスといった誰も買わないグレードとなっている。売れ筋グレードは、34.0㎞/Lとなる。ノートe-POWERは、エンジンの出力を駆動力としていない。そのため、高速域などでは効率が低下する傾向にある。そのため、高速道路などでの長距離移動というより、街乗り中心の低・中速域での走行の方が低燃費となり経済的だ。
デミオ
デミオは、このクラス唯一となる1.5Lクリーンディーゼルエンジンが搭載されている。このエンジンは、燃費訴求グレードが30.0㎞/L、売れ筋グレードでは26.4㎞/Lという低燃費を誇る。燃費値だけの比較であれば、ハイブリッド車には敵わない。しかし、クリーンディーゼル車は、燃料に軽油を使う。軽油はレギュラーガソリンより、20円/L前後安い。こうなると、燃料費視点ではハイブリッド車と同等レベルになる。ただ、車両価格が30万円程度高額になる。燃料費で元を取るには、非常に厳しい。しかし、クリーンディーゼル車は、エコカー減税や補助金が高額なので、差はやや縮まる。また、リセールバリューが高いので、走行距離が多く短期間で売却するのであれば、元が取れる可能性も高い。
コンパクトカー国産車ランキングベスト3 の 装備・使い勝手
フィット
荷室の使いやすさや広さは、他のモデルを圧倒する。センタータンクレイアウトのメリットを生かし、後席シートはフロア下に滑り込むように倒れる。通常のラゲッジからつながるフラットな床になり広大なスペースを生み出す。全高も高めなので、サイズにもよるが自転車も積載することが可能。また、リヤシートの座面を跳ね上げると高さ128㎝もの空間ができ、背が高く立てて積載しなくてはならないようなものも収納可能だ。取り回し面では、16インチタイヤ装着車の最小回転半径が5.2mとやや大きい。狭い駐車場などでは、このサイズのモデルとしては、やや扱いにくい面もある。そして、マイナーチェンジでは、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備「ホンダセンシング」を用意。自動ブレーキだけではなく、車線維持支援や誤発進抑制、追従式のクルーズコントロールなど8つの機能がプラスされた。ホンダセンシング装備車は、サイド＆カーテンエアバッグも標準装備となり高い安全性能を誇る。
ノート
e-POWER
いち早く歩行者検知式自動ブレーキである「エマージェンシーブレーキ」を装備したノートだが、安全装備などでは、フィットのホンダセンシングに超えられてしまった。ただ、アクアやヴィッツ、デミオなどは、未だに歩行者を感知できない自動ブレーキを使っているので、まだまだ高い安全性能といえる。ただ、踏み間違い防止アシストや、車両周囲を高い所から見た映像に置き換え、さらに移動物を感知し警告を発するアラウンドビューモニターなどはセットオプションになる。カーテンエアバッグも一部を除きオプション。多くの安全装備がオプションなので、予算は多めにみておいたほうがよい。
デミオ
自動ブレーキを含む先進予防安全装備「i-ACTIVSENSE」(アイアクティブセンス)が全車標準装備化されたことは評価したい。ただ、デミオをベースとしたコンパクトSUVであるCX-3には、歩行者検知式自動ブレーキになっているのに対して、デミオの自動ブレーキは歩行者が検知できない旧型。これでは意味がない。ただ、車線変更時に後側方からの接近する車両を検知し警報を発するブラインド・スポット・モニタリングなどは、日常的に使う機能なので便利。また、AT誤発進抑制制御など複数の安全装備が標準装備化されている点は、ノートを上回る。デミオの場合、走行性能や質感、デザインなどが重要視されているため、荷室の使い勝手などはライバルほどではなく、とくに便利という機能はない。ただ、ダッシュボード上部に設置されたモニターは視線移動が少なく見やすい。また、ナビ操作などはシフトノブ付近にあるコントローラーで操作が可能。視線移動は最小限で済むので安全だ。タッチパネル式は、揺れる車内で小さな部分を押すのは難しく扱いにくい。その上、操作時には指先を凝視するため前方不注意になり危険だ。
コンパクトカー国産車ランキングベスト3 の 走行性能・乗り心地
フィット
フィットは、マイナーチェンジで多くの部分に補強を入れボディを強化。その上で、サスペンション関係を再度チューニングした。ダウンサイザーの受け皿となるべく、乗り心地を重視。マイナーチェンジ前のモデルと比べると、かなり乗り心地は良くなり快適だ。また、静粛性も大幅に高められている。ただ、柔らかめで乗り心地重視のサスペンションながら、操舵に対するクルマの反応はシャープなため、乗り心地とハンドリングがややチグハグな印象を受ける。もう少しコシのあるサスペンションがほしい。しかしこれが、スポーツグレードのRSになるとサスペンションも硬めで、非常に気持ちの良い走りが可能ノーマルグレードでも、これくらいの乗り心地でも十分と思えるほどだ。
ノート
e-POWER
ノートe-POWERには、電気自動車であるリーフと同じ強力な駆動用モーターが使われている。このモーターの最大トルクは、254Nmで、2.5L自然吸気ガソリンエンジン車並み。この最大トルクを誇るモーターがノートの小さなボディに搭載されている。そのため、アクセルを全開にしたときの加速は、今まで体験したことのないような加速力を誇る。それでいて、とてもスムーズ。全開加速時は、エンジンが始動していて、音が聞こえるものの、電気自動車の魅力を感じさせてくれる。こうした加速力は、アクアやフィットといったハイブリッド車とは全く異なる。そして、e-POWERドライブと呼ばれる機能は、アクセルをオフにすると回生ブレーキが効く。この回生ブレーキを使い、アクセルコントロールだけで停止までできる。アクセルとブレーキの踏みかえが無い分、疲労軽減につながる。こうした他のハイブリッドにない操作や感覚が、人気の理由となっている。
デミオ
デミオには、クルマの挙動を最適化するG-ベクタリングコントロールを全車に標準装備している。ドライバーのハンドル操作に応じて、エンジンの駆動トルクを緻密に変化させることで、横方向と前後方向の加速度を統合的にコントロールする機能だ。運転がうまいドライバーは、自らの操作で行っているのだが、これがなかなか難しい。こうした制御により、運転が下手な人でも運転時に起きる揺れを軽減することができるので、同乗者の快適性がアップする。さらに、滑りやすい路面での操縦安定性も向上し、運転が苦手な人にうれしい機能だ。また、デミオにはクラスで唯一の1.5Lクリーンディーゼルエンジンが搭載されている。最大トルクは250Nmで自然吸気の2.5Lガソリン車並みのトルクをもつ。この力強いトルクのおかげで、デミオはとても気持ちよく走る。それでいて、燃費も良いためとても魅力的なパワーユニットだ。
コンパクトカー国産車ランキングベスト3 の デザイン
フィット
フィットは、マイナーチェンジでとくにフロントフェイスまわりを変更した。全高が高めのフィットなので、よりワイド＆ローなデザインが施されたバンパーなどを採用している。また、インラインタイプのLEDヘッドライトを採用。スポーティさと夜間での存在感をアピールしている。また、インテリアの質感向上も図っている。フィットは、マイナーチェンジ前、非常に販売面で苦戦を強いられた。デビュー直後に起こったリコールが大きな理由の一つとされていたが、デザインがあまりマーケットに受け入れられないものだった。マイナーチェンジでは、あまり大きなデザイン変更はされていないので少々微妙。シャープなキャラクターラインが多く、あまり女性ウケしないデザインともいえる。
ノート
e-POWER
日産はこのところ、日産車のデザインアイデンティティであるVモーショングリルをやたらアピールする傾向にある。ノートも改良する度に、Vモーショングリルが力強くなり、だんだんアクが強い顔になってきている。ただ、同時に高級感も増しているので、コンパクトカーに高級感を求めるユーザーにはウケがいい。また、ノートの魅力は、ボディデザインの選択肢が豊富なことだ。標準車の他にモードプレミアやニスモがあり、より自分好みのスタイルが選べ、個性もアピールできる。
デミオ
デミオは、マツダのデザインコンセプトである「魂動デザイン」が採用されている。面の張りや、シャープなキャラクターラインにより、躍動感のあるスタイルを生み出している。デミオは極端なことを言えば、実用性などはそれほど意識しておらず、カッコいいコンパクトカーを目指しているようで、このクラスのコンパクトカーの中でもひと際目立つ存在だ。インテリアも同様に、質感の高さを重視している。デミオは、質感や装備を重視したため、やや価格が高くいことも販売不調の理由にあげられている。「小さな高級車」にこだわったのがデミオなのだ。
知って
得する
コンパクトカー国産車 ランキングベスト3 の 新車値引き交渉術
同じクラスのコンパクトカー同士で競合！
日本でコンパクトカーといえば、主にBセグメントの車種を指す。アクアやフィット、ノートなどがそのクラスになる。ただ、細かく言うとBセグメントよりやや大きいCセグメントもグローバルではコンパクトカーといわれるが、Cセグメントになるとプリウスやアクセラ、インプレッサなどが対象となる。
ライバルはフィット、ノート、デミオ、アクア、ヴィッツ
まず、大幅値引きを引き出すためには、同じセグメント同士を競合させたい。Bセグメントのモデルなら、フィット、ノート、デミオ、アクア、ヴィッツなど。どのモデルを買うにせよ、少なくとも2車種とは競合させたいが、デミオは値引きゼロ戦略をとっているため、外しておくといい。最近では、ノートe-POWERの販売が好調なので、積極的にノートe-POWERを競合相手にするといいだろう。デミオは、値引きゼロが基本だが、商談期間を長めに取り単に現金値引きだけではなく、オプションや用品サービスなどを引き出したい。
下取り車の処理は、まずは買取店で査定を！
そして、重要なのは下取り車の処理。各社、自社ブランドの下取りなら、自社の中古車店で販売できるため、それなりに頑張ってくることもあるが、他社ブランドの下取りとなると再販能力に欠けるため、控えめな下取り価格になるケースが多い。頑張って値引きを引き出したのに、下取り車で損をしては意味がない。まずは、下取り車の正しい価格を知るために買取り店で査定しておきたい。ここでの金額がひとつの目安となり、ディーラーでの下取り価格が高いのか安いのか見当がつく。最終的に、最も高値を付けたところで売却すればいい。
オススメランキングの3台を調べる
ホンダ フィット
中古車情報
カタログ情報
- ■新車時価格（税込）：
- 126.5万円〜205.1万円
- ■中古車相場：
- 1,000円〜99.9万円
- ■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代：
- 約5,115円
他の車種と比較
日産 ノートe-POWER
中古車情報
カタログ情報
- ■新車時価格（税込）：
- 125万円〜245.8万円
- ■中古車相場：
- 99.9万円〜100万円
- ■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代：
- 約3,575円
他の車種と比較
マツダ デミオ
中古車情報
カタログ情報
- ■新車時価格（税込）：
- 135万円〜224.6万円
- ■中古車相場：
- 10万円〜99.9万円
- ■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代：
- 約3,733円
他の車種と比較
※ ガソリン価格は一律120円で算出しています。
