待望のミニバン「オデッセイハイブリッド」登場!
![ホンダオデッセイハイブリッド](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/drivinghigh/20220921/20220921022642.jpg)
現行のホンダ オデッセイは、2013年11月に発売された。従来のロールーフ型から背高の一般的なミニバンとなった。ロールーフミニバンは、もはやニーズが無く発売しても売れない。しかし、オデッセイという名前は浸透していて認知されている。対して、エリシオンの認知度は無い。そこで、ホンダはオデッセイというロールーフミニバンは廃止し、エリシオンをオデッセイとしてフルモデルチェンジした。
<関連記事>
「スライドドアをもつ本格派ミニバンに大変身!」ホンダ オデッセイ購入ガイド
リコール対策により、先送りされたハイブリッド車
こうして新型オデッセイはデビューしたのだが、当初から期待されていたのはハイブリッド車だった。ホンダも当初から、オデッセイハイブリッドの存在を否定せず、やや遅れて1年後には発売するとしていたほどだ。しかし、1年以上経過してもオデッセイハイブリッドは発売されなかった。その大きな理由は、フィットハイブリッド系の度重なるリコールとみられている。ホンダは、このリコール対策により、多くの新型車の発売時期が先送りされた。さらに、同じハイブリッド車であるオデッセイハイブリッドが、発売直後にリコールとなってしまっては、ホンダのブランドイメージがさらに悪くなる。それだけ避けなくてはならない。慎重になったこともあり、発売時期はドンドンと遅くなる。そして、デビューから2年以上が経過してからようやく登場となった。一般的に、これだけ遅れたのであれば、もはや3年目のマイナーチェンジ時の投入でもよかったくらいだ。
消費税アップで、販売台数激減していく
![ホンダオデッセイハイブリッド](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/drivinghigh/20220921/20220921022645.jpg)
<関連記事>
「ギラギラ&迫力感をアップした特別仕様車」トヨタ アルファード/ヴェルファイア購入ガイド
とはいえ、ホンダとしては新型オデッセイをもっと売りたいのだ。それは、新型ステップワゴンの販売が低迷中だからだ。本来なら、もっと売れてもいいはずの新型ステップワゴンだが、日産セレナの大安売りやノア/ヴォクシー/エスクァイア三姉妹の販売力の影響を受けている。ミニバンが売れないと、売れるのはコンパクトカーと軽自動車ばかりとなる。国内ホンダにおいて、収益率の高いモデルが無くなってしまうのだ。さすがに、これではマズイ。そんなこともあり、2~3月の繁忙期ギリギリに新型オデッセイハイブリッドを投入してきた。
<関連記事>
「ついにハイブリッド車を投入!」ホンダ ステップワゴン購入ガイド
進化したハイブリッドシステムを採用
新型オデッセイハイブリッドのハイブリッドシステムは、基本的にアコードハイブリッドのものをベースとしている。ただし、随分遅れて登場したこともあり、オデッセイハイブリッド用ハイブリッドシステムは、大きく進化したものが採用されている。
<関連記事>
「トヨタを超えたホンダ渾身のスポーツ ハイブリッドi-MMD」ホンダ アコードハイブリッド新車購入ガイド
エンジン出力アップでライバル車に負けない力強さをアピール
![ホンダオデッセイハイブリッド](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/drivinghigh/20220921/20220921022648.jpg)
クラストップレベルの低燃費性能を誇る
こうした進化版ハイブリッドシステムを搭載した新型オデッセイハイブリッドの燃費は26.0㎞/Lを達成。2.0Lのハイブリッドシステムということもあり、クラストップレベルの低燃費性能を誇る。アルファード&ヴェルファイアが19.4㎞/Lなので、大きく差を付けた。アコードハイブリッドでは、リチウムイオン電池をトランクに設置したこともあり、トランク容量が減っている。電池の設置場所により、ミニバンのメリットである室内スペースが小さくなってしまっては意味がない。だが、新型オデッセイハイブリッドは、バッテリーを1列目シート下に収納。室内スペースを犠牲にすることなく、ハイブリッド化している。
2タイプのハイブリッド車を用意
![ホンダオデッセイハイブリッド](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/drivinghigh/20220921/20220921022651.jpg)
『ホンダセンシング』一部グレードを除き、全車標準装備化
評価したいのは安全装備面。歩行者検知式自動ブレーキを含む先進安全装備であるホンダセンシングが、最も安価なオトリグレードを除き全車に標準装備された。サイドエアバッグやカーテンエアバッグも標準装備化されており、一定水準以上のレベルとなっているのは高く評価できる。対して、ライバルのアルファード&ヴェルファイアには、歩行者検知式自動ブレーキは用意されていない。これだけ大きく重いミニバンが、歩行者と衝突すれば大きな事故になる。こうしたクルマこそ、歩行者検知式自動ブレーキが絶対に必要な装備となる。ホンダ オデッセイ ハイブリッドの選び方
そして、新型オデッセイハイブリッドの選び方。やはり、リセールバリューを考えると、やはりアブソルートを選んだ方が無難。7人乗りか8人乗りかという選択は、使い方次第。最近では2列目がキャプテンシートとなり豪華さが際立つことから7人乗りが人気だ。安全装備面では、ホンダセンシングも標準装備されているので、どのグレードでも大きな差はないので安心だ。
これからの時代は、歩行者検知式自動ブレーキが付いていることや、ハイブリッド車で燃費に優れていることが強く求められる。当然、中古車においても同様。そうなると、ガソリン車よりも55万円も高価となるハイブリッド車が、リセールバリューまで考えれば、それほどガソリン車との差がなくなってくる。
オデッセイ ハイブリッドに乗り換える前に今の愛車の買取相場を調べる
オデッセイ ハイブリッド価格
ホンダ オデッセイ ハイブリッドの価格は以下の通り。
オデッセイ ハイブリッド価格
・HYBRID 7人乗り 3,646,400円/8人乗り 3,560,000円・HYBRID Advancedパッケージ 7人乗り 4,026,400円/8人乗り 3,940,000円
・HYBRID EXパッケージ 7人乗り 3,990,000円
オデッセイ ハイブリッド アブソルート価格
・HYBRID ABSOLUTE Honda SENSING 7人乗り 3,866,400円/8人乗り 3,780,000円・HYBRID ABSOLUTE Honda SENSING Advancedパッケージ 7人乗り 4,056,400円/8人乗り 3,970,000円
・HYBRID ABSOLUTE Honda SENSING EXパッケージ 7人乗り 4,000,000円
オデッセイ ハイブリッドに乗り換えを検討しているなら!在庫を見てみる
-
◇執筆者プロフィール◇
クルマ評論家 CORISM代表 大岡 智彦 氏CORISM(http://www.corism.com/)編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員。
こちらの記事もよく読まれています
-
オデッセイ 新旧比較レビュー
新型vs旧型、どっちを選ぶ?新旧オデッセイの燃費などの実力差は...
-
新型オデッセイハイブリッド試乗レポート
クラストップレベルの低燃費26.0㎞/Lを達成したオデッセイハイ...
-
人気ミニバン10種類をシートアレンジで比較!「本当に使いやすい車」はこれだ!
ファミリーカーなら?レジャーで活躍するのは?安さ、ママに便利、燃費…
-
新車と中古車どっち?!メリットとデメリットを徹底比較
「新車と中古車、どっちにすればいいの?!」好みに合わせるなら?エコカー減税は?選択肢の豊富さは?それぞれのメリット・デメリット…
-
新車と中古車どっち?!その2〜メリットとデメリットを徹底比較
今回のテーマは「業界の悪いクセ」「リセールバリューとは?」どっちがどう良いのか、悩んで夜も眠れない初心者女子Nと車のプロが奇…
-
新車と中古車どっち?!その3〜メリットとデメリットを徹底比較
今回のテーマは「保証&修理代」「価格」です。万一の時も安心なのは?コスパがいいのはどっち?悩んで夜も眠れない初心者女子Nと車の…
-
アルファードとヴェルファイアの新型と旧型の違いを評価!
新型VS旧型、どっちを選ぶ?新旧アルファード/ヴェルファイアの燃費などの実力差は?アルファードとヴェルファイアの新型と旧型を徹底…
-
関東おすすめ日帰りドライブスポットまとめ
「家族で楽しめる近場のおでかけスポットを知りたい」そんな方々に、日帰りで楽しめる関東のおすすめドライブスポットをまとめてご紹介…
-
今買うならこれ!【最新】リセールバリューランキング
値下がりしにくい車(リセールバリューが高い車)を毎月ランキング形式で発表。リセールバリューとは新車の3年後の価値を予想し指標化…
-
買取店をその気にさせる3つのポイント
少しの準備や交渉で、査定額を上げるには!?買取価格をさらにアップさせるためにやっておいた方が良いことや交渉術をまとめました。…
-
クルマの買取価格が高いお店を見分けるポイント
「何件も見積もりをもらうのは面倒」「しつこい電話が鬱陶しい」という人もいることでしょう。どんなお店だとクルマを高く買い取って…
オデッセイハイブリッドのカタログ情報
- 現行モデル
- 平成28年2月(2016年2月)〜現在
- 新車時価格
- 356.0万円〜516.5万円
オデッセイハイブリッドの在庫が現在93件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。